西洋医学では病気になると
体を闘いの場と考えて
治療することで病との闘いに
勝つとか負けるとか考える。
病気が治ると勝ちで治らなければ
負けと考える。
ぼくはこの考え方があまり好きではない。
(と言いながら西洋医学の治療をしてるけどね。笑)
病気って治らないこともあるし
不治の病になることもある。
西洋医学ではこれは負けになる。
闘いには負けたけど
負けても生きていく。
負けた中でもどうやって生きて
いくのか考える。
闘いに負けたってすべてが
終わりじゃない。
東洋医学では病気は体のバランスが
崩れた状態と考えるので
病気を治すのは体のバランスを整えて
元の状態に戻すと考える。
ぼくはこっちの考えの方が好き。
病気を闘いではなく体の不均衡と
考えて不均衡を生じたものを戻すと
考えて治療していく。
この時に全く元の状態に戻していく
のではなくてその子に合わせた
状態に整えていくのがいいと思う。
5歳の子と15歳の子では体は違う。
15歳の子は元の体には戻りにくい
状態なので
バランスを元に戻すんじゃなくて整えていく方がぼくはいいんじゃないかと思ってるのさ。
慢性腎臓病の末期になってしまった
腎臓はもう元には絶対に戻らない。
元に戻すことはできないけど
体の状態を整えることはできる。
15歳の子を5歳の体に戻すことは
できないし10歳の体に戻すこともできない。
15歳の体でバランスを整えて
いくしかない。
15歳の体は15歳のなりの状態なので
その状態に合わせて体を整えていく
ことがいいんじゃねーって
ぼくは思うのさ。
体が老いていくこと
病気になること
死んでいくことは
敗北と考えると
どうしてもそこに闘いを挑んで闘いに
勝たなくてはいけなくなるし
1分でも1秒でも長生きすることが
勝ちになるから
生命の質が悪くなろうが
生きる価値がなくなろうが
意地でも負けたくないから治療を
続けて死なないようにする。
闘いを挑むための治療として
薬物と言う武器を使って
ムリに闘いに挑んでいく。
体が闘えるキャパがあれば
いいけど
ハイシニアで体にキャパもないのに
薬物と言う武器を持っても
その武器が体の負担になり
武器によって生命力が奪われて
闘いに負けることもある。
老いることも
病気になることも
死んでいくことも
決して闘いに負けて敗北する
ことではなく
動物もぼくら飼主も自然の1部
であり自然の掟だと思う。
それをどんだけ悪あがきするかだね。笑
人間だけが悪あがきする術を持ってる。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
獣医師シワ男
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