猫の痒みの季節がやってきた | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

  春になってきて

  猫は発情の時期になるから

  それに伴って皮膚炎や痒みが

  出る子が多くなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  去勢や避妊手術をしてると

  発情って来ないと思うじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  それが・・・

  猫って去勢、避妊手術しても

  発情が起こるのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  発情することによって

  肥満細胞って言う細胞が悪さしたり

  好酸球って言う白血球の1種が悪さ

  したりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  まず、肥満細胞ね。

  猫って肥満細胞って言う細胞を多く

  持ってて特に頭に多くある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この肥満細胞が頭に多くあることで

  猫の頭や首の皮膚炎が起こりやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肥満細胞って肥満とは全く関係なくて(笑)

  花粉症の人はヒスタミンが悪さをして

  目が痒くなったり、鼻が出たりするのを

  よく知ってると思うけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  肥満細胞はこのヒスタミン顆粒を

  持っててヒスタミンが出ちゃうことで

  皮膚炎や痒みがおこる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  後足の爪で掻いたりすると更に刺激に

  なってヒスタミンが出て痒みが悪化するのさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  花粉症の人が目が痒くて掻くと

  更に痒くなっちゃうのと同じ。

  掻くことで症状がもっと悪化する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  次に好酸球。

  好酸球って言うのは血液の中にいる

  白血球の1つで対寄生虫特殊部隊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  寄生虫が体の中に入ってくると

  好酸球が取り囲んで顆粒蛋白を出して

  周りの組織を固くして動けなくする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  今の生活であまり寄生虫に感染しない

  からやることがなくなった好酸球は

  アレルギー反応を起こすようになったとも

  言われてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ホンマかどうか知らんけどぼくは大学の時

  寄生虫学研究室だったので信じてる。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  好酸球は体のどの場所で悪さを

  するかによって症状が違っていろんな

  症状が出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  肥満細胞や好酸球はアレルギーと

  関係してて猫はアレルギーを起こし

  やすい体質だったり、好酸球が悪さ

  するのは先天的な問題もある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  猫は、西洋医学的には犬よりも

  積極的に抗炎症治療が必要で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ステロイドの量も犬よりも多いし

  免疫抑制剤も使うことも多いね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そのために猫の治療は薬物に頼ることが

  多くなってしまうけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  なるべく薬物に頼り過ぎないように

  ぼくは食事療法を一緒にすることが多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  うちの猫は食物アレルギーをもって

  いるんだけどそれと同時に季節的にも

  春はアレルギーが起こしやすくて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  この時期になると頭や首

  体に皮膚炎や痒みが出ちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  乳酸菌や酪酸菌、ビフィズス菌

  漢方薬、ホモトキシコロジーで

  体質ケアしてるけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  それでもこの時期は皮膚炎や

  痒みが出ちゃう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  アレルギー体質の子は食事だけじゃ

  解決できなくて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  他の対応も一緒にする必要があるのさ。

  ステロイドや免疫抑制剤でのコントロール

  も必要になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  猫は犬のように副作用の少ない

  アポキルやサイトポイントのような薬が

  まだなくてステロイドによる治療に

  頼っているけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  猫も副作用の少ない薬が早く出て

  くれるといいな。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 今日もありがとう

 人間より動物好きの獣医

 獣医師シワ男

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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