ぼくら飼主は動物のことは
我が子のように心配する
下手すると我が子以上に心配する
「実の子よりかわいい」と言う人は多い。笑。
動物に元気でいてほしい
いつまでも一緒にいてほしい
健康でいてほしいと願う。
それが飼主心情だと思う。
動物に対する心配は子供に対する
親の心配とよく似てる。
野菜嫌いな子供に体にいいからと
言って「食べなきゃダメでしょ」
「食べなさい」と強制する。
子供が野菜を食べないと病気に
なるんじゃないかと心配になる
病気になるかどうかもわからないし
勝手に親が心配してるだけなのに
親が自分の考えていることに
子供が従ってくれないから
従ってくれないと不安になり
「なんで言うことをきかないんだ」
「野菜を食べなきゃだめだろう」と
強制して食べさせることで安心したい。
それでも子供が従わないと
さらに不安になり怒鳴りつけてでも
強制させて安心したくなる。
それって安心できないのは子供のせい
にして、子供に怒って子供を犠牲にして
安心したいだけ。
親が安心したいだけのために
子供を犠牲にするな！
子供にとってはクソ迷惑。笑。
子供のことを信頼してれば
子供はそれでも大丈夫
大きくなったら食べられるように
なるかもしれない。
食べられなくても死ぬわけじゃない
野菜食べなくて病気になっても
それは子供が選んだこと
って考えることだってできるはず。
自分を信じることができないから
子供も信じられなくて
信じられないから不安になって
不安になるのがイヤで安心したいから
子供に自分の考えを強制して
従わせて安心したくなる
それと同じようなことが動物にも起こる。
動物に体にいいことをすれば
健康でいられる。元気でいられると
思っているから
動物にあれやこれやと体にいいと言われる
サプリメントや酵素、ビタミンなどを
クソいっぱい飲ませたりする。笑。
体にいいものだってやり過ぎたら毒になる。
それでも自分が不安で安心したいから
動物にあれやこれやと飲ませる。
こんなにやってるんだから
こんなこともやってるんだから
この子は大丈夫と安心したい。
こっちでこれがいいと言われたらやって
あっちでこれがいいと言われたらやって
とあれもこれもとてんこ盛りになってる
体に入れたものは処理しなくちゃいけない
体にいいものだってたくさん体に入れたら
処理するためには
エネルギーも使うし、酵素も使うし
必要以上に消耗しなくちゃいけなくなって
病気になる子もいる。
体をよくしようと思って体を壊して
なんのためにやってるのか
わからなくなってる子もいる。
飼主の安心を得るために動物が
犠牲になってる。
動物も体と共に懸命に生きてる
動物のことを信頼して
「私を選んできてくれた子なら大丈夫」
「うちの子はすごいんだ」と思えば
自分の不安を動物に押し付けて
安心するために動物を犠牲に
しなくても済む
動物のことを信じて
自分のことも信じよう。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
不安との付き合い方の話
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