犬猫の乳酸菌

腸活ブームということもあって

ありとあらゆるメーカーが乳酸菌を出してし、

乳酸菌が入ってるものがたくさん売ってる。

乳酸菌入れりゃ売れるとばかりに。笑。

何でもかんでも乳酸菌を入れてる。

生きてる乳酸菌も死んでる乳酸菌も

いっぱい種類がある。

質問でも

「死んでる乳酸菌と生きてる乳酸菌の

どちらがいいですか？」とか

「プレバイオティックスとプロバイオティクスの

どちらがいいですか？」とか

「乳酸菌サプリを飲ませているんですけど

効果ありますか？」とか

が増えてる。

生きてる乳酸菌がいいとか

どうせ死ぬんだから死んでる乳酸菌がいいとか

生きてる乳酸菌は、腸内の乳酸菌と

ケンカして勝てないから意味がないとか

死んでる乳酸菌は、腸内の乳酸菌の

エサになるからいいとか

いろいろあって何がいいのか

正しいのかわからない。

生きたままの乳酸菌は体の中に入ると

乳酸菌同士がくっつく癖があって

くっつくとサイズが大きくなって

乳酸菌が腸のパイエル板にある

小さな穴を通過できなくて効果がないとか

加熱して死んでる乳酸菌は乳酸菌同士が

くっついて穴を通過できないとか

いろいろ言われていて

結局どっちやねんって感じ。笑。

わかってることは。

乳酸菌が作る代謝産物とか

乳酸菌の成分が

免疫機能にいい影響を与えている

ということは明確みたい。

プロバイオティクスがいいとか

プレバイオティックスがいいとか

生きてる乳酸菌がいいとか

死んでる乳酸菌がいいとか

あーでもないこーでもないとメーカーは

うちの商品があたかもいいかのように言うけど

どっちでもいいんじゃねー。笑。

「よりいいのを使いたい」「よりいいものを」

って言うのはわかるけど

あたかもうちの製品がいいような

メーカーのうたい文句に踊らされない

ようにした方がいい。

メーカーは売れるように自分の会社の製品の

いいこと言うからね

乳酸菌は続けないと意味がないし

1週間、1か月ぐらいでよくなるような

もんじゃないから

継続してできるものがいいんじゃないかと思う。

こればっかりは続けてなんぼのもの。

犬猫が飲んでくれない乳酸菌なんて

いくら良くても何の得にもならない。

いくらいい乳酸菌でも飲まなきゃ

どうにもならない。

生きてる乳酸菌でも死んでる乳酸菌でも

いろいろ試してみて

その子に合う乳酸菌を使うといいよね。

うちでは、うんちを検査センターに送って

腸内フローラを測定して

乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌がどのくらいの

割合でいるか調べて

その結果によって何を使うかをみてる

ちなみにぼくは生きてる乳酸菌も

死んでる乳酸菌も両方飲んでる。

どっちもそれぞれいいところもあれば

悪いところもあるから

それなら両方飲めばいいじゃん。笑。

と思って両方飲んでる。

犬猫は、乳酸菌の評価はうんちの匂いだね。

いいうんちは匂いが臭くない。

診察の時にうんちを検査することがあるけど

臭い子が多いね。

うちの猫のうんちは、他の子と比べると臭くない。

うんちの匂いが臭くなくなったら

使ってる乳酸菌が効いてると

思ってもらえるといい。

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

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