犬猫の小腸と大腸は同じ腸でも違う

腸は、小腸と大腸があるよね。

胃の次が小腸で、肛門に近い方が大腸ね。

腸の話とか腸活とか善玉菌や悪玉菌の話って

腸全体のことだと思うじゃん。

ほとんどが大腸のことなんだよね。

小腸と大腸では同じ腸なんだけど

ちょっと違うんだよね。

腸って全部おなじと思うじゃん

実は小腸と大腸は、腸の役目やpHも違うし、

腸内の細菌も違うんだ。

小腸は、胃に近くて胃酸は強酸性でその胃酸が

小腸に流れ込むから小腸は弱酸性になってるんだ。

酸が強いと細菌は死んじゃうから胃に近い小腸には

腸内細菌はあまりいないんだよね。

大腸の近くになると腸内細菌がいっぱい出てくるのさ。

小腸は弱酸性だからそこに住めるような

乳酸菌とか1部の細菌しかいないんだ。

乳酸菌って乳酸って言う酸を作り出す菌だから

弱酸性でも生きていけるんだよ。

余談だけど、乳酸菌は乳酸しか作らないけど

ビフィズス菌は乳酸と酪酸と2種類の酸を

作りだしてくれるんだ。

ちょっと雑学

大腸は中性で大腸菌とかが主にいるような

環境で善玉菌も悪玉菌もいっぱいいる。

大腸菌とかは弱酸性では死んじゃうから

小腸が弱酸性になってると

大腸菌とかが小腸に入りこんでも死ぬから

小腸は大腸の細菌からの感染を防ぐことがでるんだ。

小腸で乳酸菌が死んじゃったり数が減ると

乳酸が少なくなって酸が減ると小腸内が中性になって、

大腸からの細菌が小腸に入ってきやすくなって

小腸内の環境が悪くなるんだ。

大腸の細菌が小腸内にが入ってくると

小腸の粘膜に穴をあけてその中に

入り込んで感染したりするのさ。

自分の腸内細菌が感染するって怖くなーい。

小腸も大腸もバランスが大事で、

腸内細菌といっても小腸と大腸では違うし、

腸内環境も小腸と大腸で違うので、

いいバランスを保つことが大事になるね。

大腸の悪玉菌が増えすぎてたくさん

小腸に入りこんだりすると

下痢になったり、病気になったりするのさ。

悪玉菌は、名前が悪玉菌って言う名前を

つけられたからいかにも悪いヤツみたいな扱いに

なってるけど

悪玉菌が全くいない腸内環境というのはあり得ないし

、悪玉菌は食べ物と一緒に入ってきた

病原体を殺してくれてるから、

悪玉菌と言っても悪玉じゃないんだよね。

いなきゃ困る存在だし、

いいこともしてくれてるんだ。

名前のイメージが悪すぎ。

善玉菌も悪玉菌も体には必要で

善玉菌だけってことはないし、

悪玉菌が多過ぎると問題になるというだけで

なんでもバランスが大事

なんだよね。

小腸は弱酸性で、大腸は中性の環境によって

それぞれそこに住んでる腸内細菌がいて

うまくバランスが保たれている。

同じ腸でも小腸と大腸ではちょっと違うし、

腸内細菌とか、腸活とか、腸内環境とか

言ってるのは主に大腸の話だと思って。

今日もありがとう
人間より動物好き獣医

シワ神シワ男

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腸関係の話

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