以下、mixiの猫王さんの日記より転記。
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『猫でも分かる社会科学の基礎原理シリーズ』
今回は猫わかシリーズの、番外編です
直接的な原理の解説じゃなくて
この間、続けて同じ質問を頂いたのですが
その回答が、社会科学の原理と、深く繋がっているので
質問の回答を通じて、原理的なものを
普段とは違った角度から、触れていただこうという試みです
◆私への質問
なぜ、そんなに書き続けられるのか？
そのモチベーションはどこから来るのか？
この答えの問いは、密接に社会科学の基礎と関わってくるのです
◆私の回答
単純に、当該の問題を理解しているからです
なんで理解してれば書けるのか？
そこがポイントだよね
◆例えば...お給料！
「賃金」ってのもがあるよね
賃金理論というのもあって、それだけで独立して
経済学という科学の対象となっている
賃金という概念の中には
働く人と雇い主との間で
「お給料を上げろ、いや下げる」という争いが
既に含まれているんだよね
理論として明確にね！
まあ、ここは難しいと思うんだけどねー
これをちゃんと理解しようとすると
凄くお勉強をしないといけないんだけど
ごく簡単に、雰囲気だけでも掴めるよう説明しようね
◆右肩上がりの経済の中で、人件費が削られる
私が、よく書いてるでしょ
今の経済の構造は、なんでも右肩上がりでなければいけない
常に成長を続けないといけない
そのためには、商品を売りまくらないといけない
常に、以前よりたくさん売れるという傾向がないと、成長できない
だけど！
市場のキャパには限界があるので
売るだけでは成長が止まる
そこで、人件費を削ることによって
無理やりでも、利益を出して、株価も上げる
だけど、これって見せかけだけの成長だよね
人権費を削られた働く人は、買う側でもあるよね
買う人の収入が減れば、買わなくなるのは必然
構造的に、ますます売れなくなる
こういう経済学の命題のまんま
賃金理論の構造上、必然として賃金をめぐる争いが起こるわけだ
春闘をイメージしてもらったら分かりやすいかな？
これは、絶対に避けられないわけ
雇い主の側（経済全体）は、どんどんお給料を下げようとする
働く者の側は、下げられれば生きていけないので
下げちゃいや～ん、もしくは上げてくれと主張しなければ、生きていけなくなる
経済学を学べば、賃金理論を学べば
こういうことが、分かるんだよね
自分も、お給料をもらう側だから
必然的に、賃金を守る行動をせざるを得ないんだよね
これは、りんごを手放すと万有引力によって
下に落ちるよね
こういう自然現象と同じと云ってよい程の、必然なのだ
◆人権も同じなんだよね
企業が、成長のために人件費を削ろうとする
そうすると、人権侵害するような状況が生まれる訳だ
【転記】自殺や貧困は政財界による人災
人権という概念には
必然的に、制限しようという働きが内包されていて
これまた反作用として、守ろうとする働きも、内包されている
拡大していこうという動きも、当然内包されている
◆まとめっていうか...
こうやってね
賃金とか、人権とか
それらの理論を理解していれば
行動せざるをえない訳ですよ
行動に移さない人は
ハッキリって、純粋に学問的な理解が足りてないということです
死刑問題だってよ、昭和二十三年の最高裁判決の中で
井上裁判官の補充意見を、法に携わる者は知っているだろ
学説や論争も含めて
死刑存続の唯一の根拠が
「国民感情」だということは、知っているだろ
（それ以外に根拠があると思っている法学徒は落第）
廃止の条件が、国民感情の変化であることは、分かっているだろ？
だったらなぜ？
法に携わっていて、死刑に反対だというのに
何もしないの？
国民に語りかける
もっとも効果的な場が、ミクシイだったりする
そういう場所で、語ることに、なんで腰が引けるの？
よくあるいい訳が
「法の論理なんて一般人には理解できない」
「言っても感情的になられるだけで、無駄」
理解できないかどうかは
無駄かどうかは、まずはやってみろよ
うちには、死刑に賛成だったけど
反対するようになりましたと
読者から、コメントやメッセを、何度も寄せられてるぞ
アンタがどっかの偉い法学者だったり、ベテランの法曹だったとしても
「国民に語りかける」という部分で、私に大きく遅れを取っているのであれば
人権や死刑問題を理解しているとは、言わせないし
専門家だし、猫王より理解しているなんて言えば
全否定させていただく
誰かの人権をね
特例でもって侵害して良いとなれば
それは、「特例の論理」を用いて
為政者に都合よく利用されるんだよ
周りまわって、自分の人権すら否定されることにも繋がる
貧困は、誰もが紙一重だけど
現に「自己責任論」というまやかしで
まるで貧困な者が悪いかのように言われ
問題解決に、手がつけられないに等しい状況だろ
人権問題は、今現在、直接自分と関わっていなくても
自分の問題であるんだよ
それが理解できていない者に
その立場がなんであろうが
法学者や法曹であろうが
私の講義では、単位はやれない
◆これまた余談
私がよく云ってるよね
「生まれながらに万人が人権を有する」
とは云うけれど
それは単なる社会的合意ではなくて
社会の構造から、必然的に人権が生まれること
これが分かってなければ
本当の意味で人権は理解できていないと
これがね、理論を学んでいて
理解できれば
猫陰流道場の、正式な門弟として認めるけど
なぜ行動までが、賃金や人権の理論に
必然的に含まれているのか
それが分かれば、そして行動に移していれば
免許皆伝だ
独立して道場を開いて、門弟を取ることを認めよう
社会科学の原理の理解は
私と同等、もしくはそれ以上かも知れない
そういう者が増えることでしか
社会が良くなることは、決してないんだよ
人間はね、学んだことしか理解できないの！
頭でしか、理解できないの！
だーかーら！
分かるように説明したり
もちろん、全てが説明できないから
自ら学んでもらうように、水先案内しなきゃ
「本当のこと」は、理解されない、広まらないの！
そうしなきゃ、社会は良くならないの！
自分一人で幸せになろうたって
どうしてった、社会が個人の人生に影響してくるの！
TPPなんか分かりやすいよね
無理やり、社会によって貧しくさせられるんだからね
だから、社会変革の取り組みは
自分の幸せと、密接に結びついてるの！
これを、純学問的、理論的に
一定の理解に達していれば
自然と、行動するの！
行動してない人は、理解が浅いの！足りないの！
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【転記】+社会科学の学び方 社会とは何か+
【転記】社会福祉の目的 賃金理論
【転記】+経済学入門 景気回復策～戦争と市場の獲得+
【転記】財界が格差政策を進める理由～今の政治経済の流れ
【転記】+法原理の解説～天賦人権論の必然性、理論的根拠+
【転記】+死刑では何も解決しない+
【転記】TPPに賛成している人は算数できないの？
多国籍企業
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『科学の徒としての、義務と責任』
宇宙の謎について、誰かが解いたときに
世間様は、疑問や反論をしない
なぜなら、宇宙物理学はそれを理解するために
高度な基礎がなければ、理解できないので
意見を言おうにも、出来ないからだ
社会問題では、死刑問題とかいじめ問題とか
あまりにも身近な話題なので
世間様は、主観で無責任に、安易に意見をいう
しかしこれも自然科学と同じ科学なので
高度な基礎があって、はじめて謎の答えにたどり着ける
だけど世間様は、自分で謎を解かずに誰かに訊こうとする際
身近な問題で、直面するか、しかねないかという切実さから
基礎も学ばず、義務教育の水準もみたしていないのに
せっかちにも、答えを知りたがる
（この世の大半は水準を満たしていません。「高得点＝満たす」ではありません。暗記するのと理解するのは違うから）
でも本当に理解してもらうには
巨大な理論体系を理解してもらわないと、無理だ
それを、ブログなんかで簡単に解説し
理解してもらう事は不可能だ
そこに、世間様に向けて
誰にでも分かるように社会問題を解説することの難しさがある
だから学者は、様々な社会問題の解説を
社会の危機という点で、必要であっても
面倒くさがってそれをやらない
一部の弁護士が、特定の問題でやるが
その行為には頭が下がるが
まともなものは、案外少ない
とても優秀な、さすが「餅は餅屋」ってのも
たま～にあるが
で！
ある時、社会科学の手ほどきをしている若手研究者（俺も若手だがｗ）から質問を受けて
その子が、あまりにも科学のいろはが出来ていなさすぎて
説明してあげたくても、出来ないんだよね
勉強不足だから、まずは勉強しなさい
そうじゃないと教えられないというと
でもアナタみたいな人は、未熟な私たちに
勉強しろというだけでなく、説明する義務があるのではないですか？
なんて、己の非を棚に上げてクソ生意気なことを言うのだ
さすが学歴エリート、論理的思考は苦手でも屁理屈だけは得意だ（笑）
だけど、その言葉に頷けるものがある
四則計算もままならない人間に、微分積分を教えることはまず不可能で
社会問題でもそれは同じだが
だからといって、何もしなければ社会はどんどん悪くなる一方で
それゆえに、私自身が不幸になる（他人の事など知ったこっちゃないが）
先達というには、おこおがましいが
先に進んでいる身としては、後輩（年齢は関係なく）たちに
そして世間様に向けて
無理を承知で、社会問題の解決、社会をよくする事に向けて
解説していくことをしなければならないと思った
だから、これだけ高度かつ大変な労力を伴うことを
無料で！ 無料で！ 無料で！
大事なことなので三回言ったｗ
俺に直接的な利益もないのに
（上述したように、何もしなければ不利益を被るからであるが）
なるべく誰にでも分かるようにと努めて解説していこうと
政治ブログをやっている訳だ
だけど、「社会を良くする」という目的のためには
広く世間様に語りかけて
その中で、最大公約数的に、理解してくれる人を増やしていかないといけない
社会福祉の原理を、とある人に口頭で五分くらいで説明したときに
「これで分からない人間がいるのが不思議！」
と言われた
いつもの様に手前味噌だが、私の説明で分からなければ
「神様に説明されても分からないよ」と、思うが
コミュニケーションは、送り手と受け手の双方の問題であるので
受け手のせいにはしたくない
私が未熟ゆえに、分からない人も出てくるというのは
肝に据えてやっている
過去にこういう日記を書いた
できれば、読んでください
社会がよくならない理由
すまし顔のやつらが俺をイラつかせる
【転記】社会を変えるには？陣取りゲーム
【転記】+デモでは社会は変わらない～理解と共感を得ることでしか社会は変わらない+
【転記】社会運動をするなら確かなことしか言ってはいけない
ほとんどの人は、自分が物事を良く分かっているつもりでも
実は、全くといって良いほどわかっていない
問題にアプローチする方法も知らず、学ぶ意思すらなく
無責任に、主観で述べているだけだ
そこの所は、強く批判しておきたい
自分の信じたいものを、信じたいように信じるだけだから
いつまで立っても社会は良くならないのだ
言葉遊びとか、「ボクは賢いんだ」アピール（コンプレックスの裏返し）
そういう人も少なくないが
そういうのは、ダメよん
最後に
俺は一人で、全世界を敵にまわす覚悟でやってるし
度々、それは公言しているし
主要な論旨で俺が間違っていれば、腹切ってやるとも度々公言してきた
とある物理学者が、公開授業で
人の頭を砕くくらいの大きな鉄球の振り子を
顎の下から離すという実験をしていた
物理法則が絶対に正しいと理解していないと
できない実験だ
科学の徒はそうでなけりゃいけないと思ったので
腹切ってやる！
と、言うようになったのですにゃー
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