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FP754のオススメ本書評ブログ

新タイトルで心機一転、2008年以来5年半ぶりに復活させることにしたFP754初のブログです。
FP754が実際読んでみて自信を持ってオススメしたいと思えた本のみ取り上げる書評ブログです。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

皆さんご存知、ホリエモンこと元ライブドア社長の堀江貴文氏が初めて半生も綴った自叙伝的な本です。


【オススメ本】


ゼロ/堀江貴文(ダイヤモンド社)

(ひとこと解説


著者はあのライブドア社長のホリエモンこと堀江貴文氏
堀江さんは、近鉄バッファローズやニッポン放送買収、衆議院選挙出馬などにより名を馳せた上、2006年ライブドア事件で逮捕されたことで、マスコミのおかげ?もあり、世間では金の権化のような悪名がつきまとうようになってしまいましたが、そのイメージとは裏腹に非常にまじめな本です。


この本のテーマは「働く」ということ。
堀江さんにとって、「働く」とはどのようなことなのか。
一言で言うと、
「没頭」もっと砕けた表現では「ハマる」ということに集約されると思いますが、その背景となる生い立ちからライブドア事件で逮捕、収監、服役し、刑期終了後に、次々と事業を立ち上げ、当時と変わらず突き進む現在までのありのままの姿、考えで語られています。
特に、サブサイトルの内容にも触れた・・・第3章カネのために働くのか?「もらう」から「稼ぐ」へ・・・は、その
タイトルとは裏腹に、「働く」ことの意義について深く考えさせられる納得の金言がいっぱい散りばめられています。

そして、この本からは、世間のイメージとは裏腹に、自身のことを客観的かつ冷静に分析した上で、堀江さんはただただ純粋な人なんだということがよく伝わってきます。

特に、「働く」ということを真剣に考える上で、ぜひ、これから就職活動もしくは会社に就職しようとしている学生さんに読んでもらいたい本として、オススメします。



【最後にひとこと】 

私は昔から、堀江さんのイメージを悪者にしてしまった代表作である
あの「稼ぐが勝ち」も含めて堀江さんの著書はいくつか読んでいますが、堀江さんに悪い印象を持っていません。

その堀江さんのことで、非常に解せないと思ったのが、確か昨年だったと思いますが、テレ朝報道ステーションの古館アナの敵意剥き出しのインタビューです。
実は、2006年の
ライブドア事件直前にも同じような場面があり、やはり古館さんの堀江さんに対する敵意剥き出しのやりとりが非常に印象に残っていたので、「こんなに時間が過ぎているのに、まだその態度なの?」と感じましたが、古館さん本人もやっぱり相容れないと明言されていましたので、それは仕方がないのかもしれません。
しかし、いい年齢なのだから、さすがに古館さんにはもう少し大人の対応をしてほしかったし、そういうことが分かった上で、報道ステーションへの出演を受けた堀江さんは大人だなと感じました。

皆さん、おはようございます 
P754です。

現在、航空業界の雄となったANAの本です。


【オススメ本】


どんな問題も「チーム」で解決する ANAの口ぐせ /ANAビジネスソリューション(KADOKAWA・中経出版)


(ひとこと解説


著者のANAビジネスソリューションは、主に「研修事業」「人材派遣事業」を行うANAこと全日本空輸の100%子会社です
この本を知ったきっかけは、確か日経新聞の広告だったと思いますが、アマゾンのランキングでも結構上位に入っています。

この本を読むと、パイロットやCAの醸し出す雰囲気から一見華やかに見える航空業界において、それに反して、一見地味に思えますが、アットホームの雰囲気の中で、お客様第一主義のきめ細かいサービスを提供するのに不可欠な当たり前のことを大切に思い、チームで問題を解決するのが「ANAの文化」だと理解できるようになります。
個人はもちろん、ある程度の規模の会社が、本来、当たり前だと思っていることを、この本で改めて振り返り、目次でも確認できるPHRASE1~35で取り上げられていることを1つ1つ実践していくチェックシートのような本だという印象を受けました。

内容も中学生レベルまで落とし込んであるように感じるほど平易に書かれており、文字数が少なく、文字間もかなり広めにとってあるので、あっという間に読めます。
一方、一見派手に見える航空業界におけるイメージと実践していることの実情とのギャップを感じるため、期待していた内容と相反する印象を持つ方も多いと思います。



【最後にひとこと】 

最近、国内3位のスカイマークが、LCC(格安航空会社)との競争激化による業績悪化、エアバスとの違約金に伴う損害賠償により、資金繰りが難航し、民事再生法を申請し、ニュースになっていますが、国内2位のJALこと日本航空も2010年の同法律の適用を受けて、国に支援を受けました。
航空業界は、国内外の情勢不安、原油価格による燃料代高騰や着陸料などの税金などに業績が左右されやすく、なかなか儲けの出にくい体質の業界ですが、そのような厳しい環境の中、業界トップのANAが生き残りをかけて、どのような文化を育んできたのかを知るのに良い本だと思います。
私、実はANAの人といっしょに仕事をしていた経験がありますが、たまたまその方々がそうだったのか、この本から受ける印象よりもっと質実剛健な感じでした。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

世界一プロ・ゲーマーの本です。


【オススメ本】


勝ち続ける意志力/梅原 大吾(小学館101新書)

(ひとこと解説


著者は世界一プロ・ゲーマーの梅原大悟氏
1981年生まれということで、今年で34歳ということになります。
この本を知ったきっかけは、正直、忘れてしまいましたが、おそらく、アマゾンで
他の本をチェックしていた時、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」で紹介されていたような気がします。


まず、この本に惹きつけられたのが、梅原さんが世界一のプロ・ゲーマーであること、そして、タイトルが「勝つ」ではなく「勝ち続ける」意志力だったことです。
私は常々、投資で「勝ち続ける」ことは難しいと思っていたので、分野は違えども、多少なりとも似ているところのあるゲームという世界で、頂点を極めた梅原さんが「勝ち続ける」ことをどのように実現しているのか?ということをぜひ知りたいと思い、更にゲーマーに似つかわしくないあまりの高評価のアマゾンのカスタマーレビューを読んで、購入するに至りました。

この本は、梅原さんの生い立ち、梅原さんが考える「勝ち続ける」ことの意味、一旦、ゲームの世界を離れ、麻雀、介護の世界に向かうも、またゲームの世界に戻ってきたこと、ゲームをする目的は自身の成長にあること、プロ契約への道のりという5部構成となっていますが、この本を読んで、2つのことが印象に残りました。

1つは、やはり1つの分野で世界一という頂点を極めた人の発言には経験に裏打ちされた重みがあること、また投資の世界でも十分活かすことができそうな発言がふんだんに盛り込まれていたことです。

そしてもう1つは
、梅原さんのゲーマーらしからぬ素晴らしい文章力、表現力で、本当にビックリしたのですが、最初、プロ・ゲーマーというからには、ゲームばかりやっている人だろうから、そういう人の書いた本ってどうなんだろう・・・とちょっと疑心暗鬼な心持ちで、読み始めましたが、アマゾンのカスタマーレビューが示す通り、本当に素晴らしい内容でした。

特に、自分の思いを表現する力にとても秀でている方だなと感じましたが、その点では、サイバーエージェントの藤田晋社長と同じ印象を持ちました。

正直、スラスラ読み進め、あっという間に読み終えたというわけではありませんが、とにかく、世界一のプロ・ゲーマーが考える「勝ち続ける」ということ、そして、その実力に相反しない素晴らしい文章力を堪能できる本としてオススメします。



【最後にひとこと】 

最近、以前の毎週日曜日更新が守られておらず、更新を楽しみにお待ちいただいている方、本当に申し訳ありません。
趣味ブログという位置付けで考えているので、仕事等が忙しい時はどうしても後回しにしてしまいがちなのと、ペースは落ちているものの本自体は読んでいるのですが、ここで紹介したい本ではないな・・・という理由もあります。
ということで、とりあえずこのような不規則な更新ペースが続きそうですが、今後も宜しくお願いします。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

日経新聞の読み方を勉強する本です。


【オススメ本】


小宮一慶の 1分で読む! 「日経新聞」最大活用術/小宮一慶(日本経済新聞出版社)


小宮一慶の 1分で読む! 「日経新聞」最大活用術2015年版/小宮一慶(日本経済新聞出版社)

(ひとこと解説


2014年12月現在、国内景気がくすぶる中、安倍総理は衆議院を解散し、消費増税先送りを国民に問うアベノミクス選挙を控える一方、株式市場では、日経平均が年初来高値、外国為替市場では、ドル円が節目の120円台を突破し、円安が進行するなど、金融市場は活況を呈しています。

このような経済、金融、
政治などの動向は、私たちが生活を送る上で密接に関係してくることから、その状況を把握しておくことはとても大事なことです。
特に経済について、真っ先に思い浮かぶ情報媒体といえば、やはり日本経済新聞(以下日経新聞)ではないでしょうか。
ところが、日経新聞は一般人には敷居が高いとの思い込みがあるのか、なかなか手が出ないという方もいらっしゃると思います。
そこで、日経新聞の読み方がわかるようになれば、国内ならびに海外経済に関する様々な情報を入手できるようになり、現在、話題となっている経済状況を把握、理解できるようになります。
そこで、書店などに行くと、日経新聞の読み方を解説する本が多数並んでいます。
私は、これまでそのような日経新聞の読み方の解説本をいくつか読んできたことや、自分がこれまで日経新聞を長年読んできて、自分なりの読み方を模索、確立してきた経験から、今回紹介する本は、日経新聞の読み方を会得する上で、最もオススメできる本ではないかなという感想を持ちました。
この本は、これまでも数多くの日経新聞に関する著作を書かれている経営コンサルタントの小宮一慶氏が、日経新聞を読みこなす上でのポイントをわかりやすく解説しており、これから日経新聞を読もうという初級者、更に日経新聞の良い読み方を取り入れたい中級者向けに書かれた内容になっています。

具体的な内容を目次からご紹介すると、以下のとおりです。

・読み方のコツ
→1面は必須、見出し、リードは必要に応じて、紙の媒体と日経電子版のそれぞれの良さを活かすなど

・経済知識で日経新聞を深読み
→月曜日に景気指標面、GDPをはじめとする7つの基本テーマ、世界の動きなど

・会社の数字を理解し日経新聞を深読み
→損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、固定費・変動費・損益分岐点

・日経新聞の曜日ごとの攻略
→日曜日スタート、月曜日に1週間の動きを把握、火~金曜日に日々のニュース、土曜日に市場動向を復習

出版日も2013年10月と比較的新しく、取り上げられている具体例の資料等も、現在話題になっている経済状況と十分リンクしています。
(私はまだ読んでいませんが、上記に掲載しているとおり、2015年版が2014年10月に発売済みであり、更に直近の経済状況とリンクさせていると思われます)

私もかなり似通った読み方をしている部分がありますが、この本をヒントに自分に合いそうな方法を積極的に取り入れて、後は自分独自の日経新聞の読み方を確立するための手助けとして活用すればよいと思います。

ちなみに、日経新聞をマスターする上で、私のオススメの手順としては、現在、日経新聞は紙媒体と電子版の2つがあり、それぞれの良さがありますので、まず本書を読んで、日経新聞の読み方を理解し、次に紙媒体を購読、読み続けることで、本書の読み方を実践し、更に補足として電子版を活用するというやり方です。

ただし、まず最初は、お金のかからない電子版をちょっとだけ覗いてみるというところからコツコツ始めてみてはいかがでしょうか。


【最後にひとこと】 

実は、私もFPになる前は、恥ずかしながら新聞はほとんど読んでおらず、会社の社長に「FPたるもの最低でも日経新聞は読んでおけ」と言われて読み始めて、はや10年が経ちますが、もう完全に日経新聞は生活の一部になっています。

しかし、経済が苦手で、どうしても日経新聞に手が出ないという方もいると思いますので、まずは経済に興味をもつことが先決です。

では、経済に興味を持つにはどうすればよいかというと、自分の経験上では、自身の家計管理、見直しをすること、そして株式投資などの資産運用を実践することでした。

特に資産運用を実践する際は、どうしても影響を及んでくる日本ならびに海外経済の動向を把握しておきたくなりますし、更にアベノミクスに代表されるように、政治が経済に大きな影響を及ぼすことがあるとわかると、政治にも興味を持つようになり、選挙にも必ず行くようになりました。

更に、2012年末のアベノミクス以来、株式市場はすこぶる好環境となっていますし、今年から始まったNISA(少額投資非課税制度)もその後押しとなっています。

私は他紙は読んでいませんが、日経新聞で充分満足していますし、きっと良いパートナーになってくれると思いますので、まずは第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

日経新聞に保険コラムを連載している著者の本です。


【オススメ本】


保険会社が知られたくない生保の話/後田亨(日経プレミアシリーズ)


(ひとこと解説

著者は、現在、日経新聞Web刊で、「保険会社が言わないホントの保険の話」というコラムを連載中の保険コンサルタントの後田亨氏。
元々保険会社に所属し、保険を売る立場だったのが、その後、独立され、現在、保険を一切売らない中立的な立場で、有料相談をメインに活動されています。
別ブログで、日経新聞に深く関わっていることもあり、以前から、その他の保険本の著者とは違った保険への鋭い切り口に、興味深くコラムを拝見していました。
その著者の本をたまたま書店で見かけたのがきっかけで1冊読んでみることにしました。

一言で言うと、タイトル通り、保険会社の方が聞いたら否定したくなるような、生命保険に対する否定的なツッコミ満載の本です。
具体的には、生命保険についての否定的な話8割、肯定的な話2割といった構成でしょうか。

一方、これから保険の加入を検討している方、あるいはすでに保険に加入している方は、保険のメリットはうんざりするほど聞いていると思うので、デメリットを積極的に話すこういう方の意見も聞いてみたいのではないでしょうか。
というのも、保険は専門用語で説明され、仕組みや特徴をなかなか理解しづらい無形物であることから、その内容をしっかり理解していないにもかかわらず、特に疑問に思うことなく保険に加入している方が大勢いて、しかも勧められるがままに加入した本来、必要もない保険の支払いに、家計が苦しいと毎月ヒイヒイ言っている方も大勢いると思われるからです。

公的医療保険の高額療養費制度や会社員の団体保険といった制度を知識として持っていることで、保険は必要以上に加入する必要はなく、本当に必要な保険とは、通常の貯蓄で対応しきれないような大きな支払いを要する、あるいは長期にわたり、生活を補填してくれる保険に限定すべきと力説されています。
ちなみに、保険を取り扱うFPについても本当に中立的な立場なのか?と苦言を呈してします。

この本を読むことで、生命保険に加入する上で、1つの軸となる考え方が身につくのではないかと思います。
特に、家計を節約すべく、保険の見直しをしたいと思っている方にオススメです。


【最後にひとこと】

読者が知りたいと思っているはずの、生命保険に否定的な著者があえて勧める保険についても、しっかり取り上げられています。
私も興味深々でしたが、自分の保険は、たまたまその中にしっかり入っていました。
消費増税、電気などインフラ料金高騰など、様々な家計の負担が増えていこうとしている現在、やはり固定費となる生命保険の保険料支出を抑えるためにも、改めて生命保険の加入の動機をしっかり認識し、その考えに沿った本当に自分に必要な保険選び、加入をしておきたいものです。


皆さん、おはようございます 
P754です。

2週続けて番外編です。
お手頃価格の電気フライヤーです。


【お手頃価格の電気フライヤー】


TWINBIRD コンパクトフライヤー パールホワイト EP-4694PW


(ひとこと解説


皆さんに質問です。
子どもの頃、一度でいいから好きなだけ思いっきり食べてみたいと思ったものありませんか?
例えばケーキ1ホールを丸ごとガブリ!なんてと想像しませんでしたか?

私はマクドナルドのマックポテトです。
きっと皆さんも大好きだと思います。

そのマックポテトですが、マクドナルドでたらふく食べてみようとすると、
シェアポテトというメニューがあります。
これ、以前はメガポテトという名前だったような気がしますが、量的にはLサイズの2倍くらいです。
これくらいの量を食べると、十分な満足感に浸れますが、やはり店で買おうとすると、少々お値段が気になったりします。

丁度、そのような時、テレビで家電芸能人が、油を全く使わずに電気だけで揚げ物を作れるフィリップス製のノンフライヤーなるものを宣伝していたので、「あっ、これがあれば、料理をしない自分でも好きなだけポテトを調理して食べられるなぁ~」と思ったのですが、値段が30,000円もして、あまりにも高すぎました。

そこで、もっと安いものはないのかとネットで検索してみると、ノンフライヤーと違って油は多少使うけれど、同じく電気で揚げ物が作れる電気フライヤーなるものがあり、丁度、このツインバーター製のものが3,000円ほどとお手頃価格で、アマゾンのカスタマーレビューの評価も高かったので、思い切って買ってみることにしました。


さて、早速、ポテトを作ってみましたが、
作り方は超簡単。

油を規定の線まで入れて、3段階の調整ツマミをポテトの真ん中に設定して、電気コードを指し、油が沸騰し出したら、後はひたすらスーパーで買ってきた冷凍ポテトを入れるだけ。
10~15分くらい揚げると、カラッと仕上がります。
味はマックポテトそのものといった感じ。
まさにマックポテトを好きなだけ食べられる状態になりました。

後片付けも、電気フライヤーの中に残っている油に固めるテンプルを入れて数時間放置し、固まったらキッチンペーパーにくるんでゴミ箱へ、後は電気フライヤーの窯に残った油をキッチンペーパーで拭き取ったら終わりです。


一度でいいから食べたいものを好きなだけ食べてみることは、大人になって自分で収入を得るようになったらなったで、案外、いつでもできるやと思ってやらないものですね。
だから、1つだけやってみることにしたのです。
私の場合、それがマクドナルドのマックポテトだったわけです。


【最後にひとこと】 

現在、2ヵ月に1回くらいペースで、急に食べたくなったら揚げてます。

揚げ物なので、当然一気食いすると体重も激増するかと思いきや、これも電気のおかげなのか、ほとんど体重が増えないのも嬉しい誤算です。


今週は少々余裕がなく、2週続けて、番外編になってしまいました。
来週から、また元のオススメ本に戻します。

皆さん、おはようございます 
P754です。

本日は番外編です。
いつものオススメ本から、ちょっと趣向を変えて、イオンPBカップ麺の味比べです。


【イオンPBカップ麺】

【企画の趣旨】


先日、テレ東のWBSを見ていたら、日清のカップヌードルミュージアムなるものが紹介されていました。
以前からその存在は知っていたものの、未だに行ったことがありません。
それに、久しくカップヌードルを食べていないこと気づきました。
こうなると、もうカップヌードルが食べたくて仕方なくなってしまいました。
しかし、日清のカップヌードルはその容量の割に少々値段が高いイメージがありました。
そこで、普段から愛用しているイオン(マックスバリュー)に置いてあるPB商品のカップ麺(トップバリューヌードル)を全種類食べてみて味比べをしてみて、どれが一番おいしいのか検証してみることにしました。

【トップバリューヌードル ランキング】

(第1位)

シーフード ならびに ちゃんぽん

同率で1位。
どちらも海鮮風味で、味付けが良く似ている。
特にスープがとってもおいしい。

しいて挙げれば現在、売切中が物語るシーフードか。

(第3位)

しょうゆ

万人に受ける王道の味。

まずハズレなしのおいしさ。
もっともっと食べていけそうな感じ。

(第4位)

カレー ならびに 担担麺

同率4位。
どちらも元々濃い味付けの料理なので、よほどのことがない限り普通はおいしいはず。
しかし、どちらも期待するほどじゃなかった。
ここはやはり日清のものが良さそう。

(ランク外)

旨辛(うまから)

一口食べてビックリ!
これは「旨辛」じゃなくて「超激辛」の間違いのはず・・・
ネーミングからチョビッとだけ辛いのかと思いきや完全に騙された。
元来、残すのが嫌いなので気合で食べたけれど、水が無いととてもムリ。
きっと世の中に同じ被害に遭っている人がいっぱいいるはず。


【最後にひとこと】 

とにかく、旨辛のありえない超激辛ぶりにビックリした企画でした。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近、売れている本です。


【オススメ本】



30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由/杉本宏之(ダイヤモンド社)


(ひとこと解説)


著者の杉本宏之氏は、元々ワンルーム(1R)のデザイナーズマンションを主力とする不動産会社「エスグラントコーポレーション」を創業し、名古屋証券取引所に当時、最年少で上場させるまで、会社を大きくしましたが、その後、突然襲ってきた2008年のリーマン・ショックによる世界的な金融危機により、不動産市況が暴落してしまい、400億という巨額の負債を抱えて、会社は民事再生、本人は自己破綻というまさに不動産バブルの煽りを受けた時代の厳しい洗礼を受けました。
そこから、2年間の潜伏期間(勉強期間)を経て、再び会社を起業し、会社経営も軌道に乗せ、復活を遂げた今、改めて会社破綻当時から現在までの回顧録を記した本です。

実は、杉本さんは、
2006年、最初の会社が絶好調の頃に「1R男~28歳の社長、上場物語」という著書を出しています。
ちなみに、当ブログでも、
2006年5月27日の記事で、1R男の書評を綴っています。
その内容を読み返してみたのですが、今回の本と同じように仲間の大切さをしみじみと感じたという感想で、今後、困難が訪れたとしてもきっと乗り越えていくのだろうと締めていますが、まさかその想像をはるかに上回る災難が杉本さんの身に降りかかってこようとは・・・当時の自分には知る由もありませんでした。
そして、その後、数年経って、1R男のことはすっかり忘れてしまっていたのですが、確か2013年にサイバーエージェント藤田社長の「起業家」が出版された時、1R男の杉本さんのことをふと思い出して、ネットで検索してみると、リーマン・ショックの煽りを受けて、会社は民事再生を申請して倒産、本人のブログの更新も、2008年4月を最後にストップしているのを見つけました。
現在はどうしているのかなぁ~とは思っていましたが、同じく藤田社長のブログで、本作が出版されることを知って、すぐに本を読んでみて、これまでの経緯を知ることになったのでした。

この本は、杉本さんの歩んだ栄光と挫折、そして復活の道を綴った自叙伝ではありますが、私は人と人とのつながりの大切さを教えてくれる本という印象を持ちました。
特に、杉本さんが民事再生を申請後、どん底を味わう中、最後までエスグラントの株を売却しなかったサイバーエージェント藤田社長の話、新会社を設立し、再起をかける中、楽天イーグルス立花社長の知り合いの経営者が会う前から融資を決めていた話、ゾゾタウンを運営するスタートトゥディの前澤社長に上場時の朝礼の挨拶を頼まれた話、そして最後までいっしょに会社整理にあたった部下がいっしょに再起を図ってくれることになった時のやりとりの話などは感涙ものでした。

そして、もう一つ、起業する場合は、自分の選んだ業種が景気とどのように関わっているのか敏感でなければならないということを改めて認識しました。
特に、株式投資の世界では、不動産といえば景気敏感株の代表例であり、株価が景気動向に大きく左右されることで有名です。
そういう観点から、本にも登場する同じ不動産業種のゴールドクレスト安川社長のように2007年の明らかな不動産市況の過熱感を肌で感じ、今後の投資を控えるという決断をされたような先見の明が必要だと思いますし、逆に、2008年のリーマン・ショック後の底値こそ絶好の好機という視点も持っていなければならなかったと思います。

最後に、少々疑問を呈するとすれば、仮に自分が民事再生の際の債権者の立場だったとしたら、とてもじゃないですが、この復活劇は受け入れられないだろうなということ、そして、現在の会社名などはあえて伏せているように見えるところで、やはり色々なしがらみが垣間見える気がしましたが、それでも、最近読んだ経営者本の中でも、その会社経営の面だけでなく、特にピンチの時など最後にものを言うのは人と人のつながりということを改めて教えてくれる本としてオススメします。

ところで、この本の出版と同時進行の企画なのか、ダイヤモンド社の書籍オンラインというサイトで、起業家対談シリーズという特集記事を組んでいます。
これまで杉本さんと対談された方は、本にも登場するホリエモンこと堀江貴文さん、サイバーエージェント社長の藤田晋さん、楽天イーグルス球団社長の立花陽三さんです。
この本を読むか検討している場合は、先にこの対談を覗いてみてはいかがでしょうか。


【最後にひとこと】

アマゾンのカスタマーレビューを見ると、結構、手厳しい意見が多いですね。
私は素直にとっても良い本だと思いましたが・・・。
その一番の理由は、感動があったこと、何度も読み返したい気になったこと、
そして実際に何度も読み返したこと・・・です。

皆さん、おはようございます 
P754です。

発売当時にすぐ読んで、最近、もう一度読み返した本です。


【オススメ本】

不格好経営-チームDeNAの挑戦/南場智子(日本経済新聞出版社)


(ひとこと解説


著者の南場智子氏は、コンサルタント大手マッキンゼーに新卒で入社後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得、パートナーまで上り詰めた後、DeNA(ディー・エヌ・エー)を創業、社長に就任し、癌になった夫の看病で一旦社長を退任するも、その後も取締役として経営に携わる華麗な経歴の持ち主です。

DeNAといえば、世間的には、一時期、一世を風靡した携帯ゲームサイト「モバゲー」の運営や、プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」の親会社として有名ですが、南場さんは、この9月にプロ野球史上初の女性球団オーナーに就任しています。


その創業者である南場さんがDeNAについて語ったのが今回初めて寄稿した「不格好経営」ですが、とにかく南場さんが「アホ」を多用しているように、上場会社の経営者が使うとは思えない一見コミカルな砕けた口調で進む軽快な文章にまず引き込まれます


そして、
コンサルタントとしての立場と経営者としての立場に大きな戸惑いを感じながらも、ありとあらゆる失敗を経験しながら、DeNAという会社を大きくしていった様子や夫の看病による退任時の状況、そして、DeNAの人、組織について綴られています。


この本を読んで一番衝撃的だったのは、南場さん
ご本人も語っているように、DeNAという会社に対する我々一般人との印象の相違です。


南場さんが、
DeNAで一番誇れるのは「人材の質」と言い切っており、横浜DeNAベイスターズ誕生の際に、よくテレビで見かけた現社長の守安氏や会長の春田氏をはじめとする優秀な社員のエピソードが至る所に出てきます。


それに対し、私たちの印象としては、一時期「モバゲー」で飛ぶ鳥を落とす勢いだったけれど、「コンプガチャ」問題で、同じく携帯ゲームサイトを運営するグリーとともに成長に陰りが見え、更にスマホの普及によるガンホーのパズドラやミクシィの
モンストの登場により、完全に下火になってしまった会社・・・という感じでしょうか。

それでも、ベイスターズは今年はCS(クライマックスシリーズ)進出の可能性も見えるほど奮闘していましたし、最近では、遺伝子検査サービスの提供についてもニュースになっていましたので、今後の復活に期待したいところです。

なお、内容的にも学ぶところが多く、
オススメ度は商品画像3つ評価でも良かったのですが、私たち第三者の立場のものが読んでも泣けるなど、「感動」という面がもう少しだけ欲しかったという気持ちが拭い切れず、あえて2つ評価とさせていただきました。


【最後にひとこと】 

この本を読んで、
DeNAという会社は社員が楽しく働いていて、人間関係が凄く良さそうな会社だなという印象を持ちました
出戻りの社員が沢山いるということがそれを証明していると思います。
私自身も何度か転職経験がありますが、円満退社だったとしても、辞めた会社にまた戻ろうという気にはなかなかなれないものです。
今後も
DeNAの動向に注目していきたいと思います。

皆さん、おはようございます 
P754です。

以前に読んだ本です。


【オススメ本】


起業家/藤田晋(幻冬舎)


(ひとこと解説


当アメブロを運営するサイバーエージェント藤田晋社長の自叙伝は3部作あり2作目にあたる前回の渋谷ではたらく社長の告白」は、主に大学在学中に勉強そっちのけで営業アルバイトに精を出して働き始め、新卒で入社したインテリジェンスを1年で辞めてサイバーエージェントを立ち上げ、たった2年でネットバブル時のさなか、マザーズに当時史上最年少上場を果たすも、その後のネットバブル崩壊による株価低迷、買収危機などの苦難の日々を過ごし、そして、ようやくそこから抜け出すまでの日々の葛藤について書かれた本でした。


今回の3作目は、その後から現在までの企業経営について、とりわけ、それまで主力だった広告代理事業からアメブロを基盤とするメディア事業に経営の軸を移すという事業転換と生みの苦しみの日々の葛藤に主眼を置いて書かれた本です。


その他にも、最近、仮釈放された元ライブドア社長の堀江さんが、野球球団買収から有名になってライブドア事件で逮捕されるまで、ライバル経営者として、どのように思っていたのかということにも触れられています。


私も2005年からアメブロを使い始めて、2006年から始めたCFP試験対策ブログは、もう7年近くほぼ毎日更新していますが、やはりユーザー目線からすると、色々不便な面も目立つアメブロでしたが、徐々にそういった不具合は改善されてきたように思います。

それは、藤田社長自らが、長年先行投資として赤字を垂れ流し続けたアメーバ事業を今後の事業の軸にすると定め、それまで結果を出せずに苦しんでいた責任者たちを更迭してまで、自らがトップに立って陣頭指揮を取ってきた結果なのだということが、この本からわかりました。


丁度、藤田社長が陣頭指揮を取り出した頃と、私がアメブロを利用してきた時期が重なりますが、このように苦悩しながらアメーバ事業を発展させてきたとは思いも寄りませんでした。


前作同様、やはり経営者たるもの、責任とプレッシャーに押し潰されそうになりながら、葛藤の日々を送っているのだなということを、改めて感じさせられましたが、一方で、経営者というものが、どのようにして成長していくのかということを、細かい部分で身近に感じさせてくれる本です。


アメブロユーザーであれば、アメブロを運営する会社の社長が、どのような考えでアメーバ事業を運営しているのか知るには良い機会だと思います。


特に、アメーバ事業を会社のコア事業とすべく藤田社長が先頭に立って奮闘し、ついにアメーバ事業を黒字化し、サイバーエージェントを思い描いていたメディア事業の会社にするという長年の目標を達成するまでの軌跡を綴った、おそらく藤田社長が最も伝えたかった内容であると思える第6章、第7章が必読です。

最後に、正直言ってしまうと、最初に読んだ感想としては、前回の「
渋谷ではたらく社長の告白」の方がインパクトがあり、実際アマゾンのカスタマーレビューの評価を見ても、こちらを評価する声の方が多く、私自身もそう思いましたので、あえてオススメ度は商品画像2つ評価としました。


しかしながら、この本は何度も読み返すことで、徐々に味が出てくる本だと思います。



【最後にひとこと】

実は、2005年8月に、
当ブログで前回の「渋谷ではたらく社長の告白」の書評記事を書いた時、最後のコメントで、「次は40歳くらいになったらまた続編がでてくるのだろうか楽しみ」と自分で書いていました。

そして、それから約8年後の2013年4月に、この本が発売されることを知ってから、ずっと読むのを楽しみにしていて、その後発売されるとすぐに購入して一気に読んでしまいました。
それにしても、藤田社長は自分の想いをきちんと文字にしてわかりやすく伝えるのが本当に上手いですね。
だから、読み手もサクサク読めてしまうのだと思います。
これも経営同様、努力と才能でしょうか。
次回作では、現在、取り組まれているスマホサービスについての新たな告白が聞けるのではないかと思います。
数年後の新作も楽しみです。