皆さん、おはようございます。
FP754です。
発売当時にすぐ読んで、最近、もう一度読み返した本です。
【オススメ本】
不格好経営-チームDeNAの挑戦/南場智子(日本経済新聞出版社)
(ひとこと解説)
著者の南場智子氏は、コンサルタント大手マッキンゼーに新卒で入社後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得、パートナーまで上り詰めた後、DeNA(ディー・エヌ・エー)を創業、社長に就任し、癌になった夫の看病で一旦社長を退任するも、その後も取締役として経営に携わる華麗な経歴の持ち主です。
DeNAといえば、世間的には、一時期、一世を風靡した携帯ゲームサイト「モバゲー」の運営や、プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」の親会社として有名ですが、南場さんは、この9月にプロ野球史上初の女性球団オーナーに就任しています。
その創業者である南場さんがDeNAについて語ったのが今回初めて寄稿した「不格好経営」ですが、とにかく南場さんが「アホ」を多用しているように、上場会社の経営者が使うとは思えない一見コミカルな砕けた口調で進む軽快な文章にまず引き込まれます。
そして、コンサルタントとしての立場と経営者としての立場に大きな戸惑いを感じながらも、ありとあらゆる失敗を経験しながら、DeNAという会社を大きくしていった様子や夫の看病による退任時の状況、そして、DeNAの人、組織について綴られています。
この本を読んで一番衝撃的だったのは、南場さんご本人も語っているように、DeNAという会社に対する我々一般人との印象の相違です。
南場さんが、DeNAで一番誇れるのは「人材の質」と言い切っており、横浜DeNAベイスターズ誕生の際に、よくテレビで見かけた現社長の守安氏や会長の春田氏をはじめとする優秀な社員のエピソードが至る所に出てきます。
それに対し、私たちの印象としては、一時期「モバゲー」で飛ぶ鳥を落とす勢いだったけれど、「コンプガチャ」問題で、同じく携帯ゲームサイトを運営するグリーとともに成長に陰りが見え、更にスマホの普及によるガンホーのパズドラやミクシィのモンストの登場により、完全に下火になってしまった会社・・・という感じでしょうか。
それでも、ベイスターズは今年はCS(クライマックスシリーズ)進出の可能性も見えるほど奮闘していましたし、最近では、遺伝子検査サービスの提供についてもニュースになっていましたので、今後の復活に期待したいところです。
なお、内容的にも学ぶところが多く、オススメ度は商品画像3つ評価でも良かったのですが、私たち第三者の立場のものが読んでも泣けるなど、「感動」という面がもう少しだけ欲しかったという気持ちが拭い切れず、あえて2つ評価とさせていただきました。
【最後にひとこと】
この本を読んで、DeNAという会社は社員が楽しく働いていて、人間関係が凄く良さそうな会社だなという印象を持ちました。
出戻りの社員が沢山いるということがそれを証明していると思います。
私自身も何度か転職経験がありますが、円満退社だったとしても、辞めた会社にまた戻ろうという気にはなかなかなれないものです。
今後もDeNAの動向に注目していきたいと思います。