皆さん、おはようございます。
FP754です。
現在、航空業界の雄となったANAの本です。
【オススメ本】
どんな問題も「チーム」で解決する ANAの口ぐせ /ANAビジネスソリューション(KADOKAWA・中経出版)
(ひとこと解説)
著者のANAビジネスソリューションは、主に「研修事業」「人材派遣事業」を行うANAこと全日本空輸の100%子会社です。
この本を知ったきっかけは、確か日経新聞の広告だったと思いますが、アマゾンのランキングでも結構上位に入っています。
この本を読むと、パイロットやCAの醸し出す雰囲気から一見華やかに見える航空業界において、それに反して、一見地味に思えますが、アットホームの雰囲気の中で、お客様第一主義のきめ細かいサービスを提供するのに不可欠な当たり前のことを大切に思い、チームで問題を解決するのが「ANAの文化」だと理解できるようになります。
個人はもちろん、ある程度の規模の会社が、本来、当たり前だと思っていることを、この本で改めて振り返り、目次でも確認できるPHRASE1~35で取り上げられていることを1つ1つ実践していくチェックシートのような本だという印象を受けました。
内容も中学生レベルまで落とし込んであるように感じるほど平易に書かれており、文字数が少なく、文字間もかなり広めにとってあるので、あっという間に読めます。
一方、一見派手に見える航空業界におけるイメージと実践していることの実情とのギャップを感じるため、期待していた内容と相反する印象を持つ方も多いと思います。
【最後にひとこと】
最近、国内3位のスカイマークが、LCC(格安航空会社)との競争激化による業績悪化、エアバスとの違約金に伴う損害賠償により、資金繰りが難航し、民事再生法を申請し、ニュースになっていますが、国内2位のJALこと日本航空も2010年の同法律の適用を受けて、国に支援を受けました。
航空業界は、国内外の情勢不安、原油価格による燃料代高騰や着陸料などの税金などに業績が左右されやすく、なかなか儲けの出にくい体質の業界ですが、そのような厳しい環境の中、業界トップのANAが生き残りをかけて、どのような文化を育んできたのかを知るのに良い本だと思います。
私、実はANAの人といっしょに仕事をしていた経験がありますが、たまたまその方々がそうだったのか、この本から受ける印象よりもっと質実剛健な感じでした。