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FP754のオススメ本書評ブログ

新タイトルで心機一転、2008年以来5年半ぶりに復活させることにしたFP754初のブログです。
FP754が実際読んでみて自信を持ってオススメしたいと思えた本のみ取り上げる書評ブログです。

皆さん、おはようございます 
P754です。

以前に読んだ本です。


【オススメ本】


奥様はCEO/鎌田和彦(牧野出版)


(ひとこと解説


著者の鎌田和彦氏は、人材派遣大手テンプ・スタッフを傘下に持つテンプホールディングスに買収され、子会社となったインテリジェンスの元社長で、その社長当時に寄稿された本です。

このインテリジェンスですが、当アメブロを運営し、当ブログのオススメ本ランキングに過去掲載していた「渋谷ではたらく社長の告白」のサイバーエージェント藤田社長が新卒で入った会社としても有名でした。


やはり、前回紹介した神田昌典さんの「成功者の告白と同様、成功者への道のりを物語風に読みやすくした本なのですが、神田さんの本が経営者目線だったのに対し、鎌田さんの本では社員目線となっています。


物語の構成は、まさに神田さんの本と似たようなものとなっているのですが、こちらでは更に色恋沙汰も盛り込まれており、最後はハッピーエンドという結末です。

アマゾンのカスタマーレビューにもあるとおり、話の展開が非常に面白いので、スイスイ進み進むことができ、あっという間に読み終えると思います。



【最後にひとこと】 

これまで紹介した金森さんの本や神田さんの本と同様、この鎌田さんの本のように、会社の起業、経営についての過程における成功、挫折などの体験を物語調にして読みやすくしてくれた本は、普段、本を読まない方でも興味を持ってもらえると思いますのでオススメです。

皆さん、おはようございます 
P754です。

大分昔に読んだ本です。


【オススメ本】



成功者の告白/神田昌典(講談社+α文庫)


(ひとこと解説

著者の神田昌典氏といえば、前回までに登場した金森重樹氏と同時期に、マーケティング本で名を馳せた方です。
その神田さんが歩んだ成功者への道のりを物語風にした自伝的な位置づけの本です。

特に経営者として成功する過程において、必ずしも「成功=幸せ」という図式が成り立つものではなく、ステージが上がる度に、社員の裏切りや家族との苦悩など、次から次へと新たな問題が起こり、その痛みに耐えながら、それを乗り越えていかなかければならないことを学べる本です。



【最後にひとこと】 

金森さんの本もそうですが、この本のアマゾンのカスタマーレビュー数から分かるとおり、本来なら、文句なく画像3つのオススメ本なのですが、読みやすくするためか物語風にしたものは、基本的に2つにすることにしました。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

昨年のベストセラー本です。


【オススメ本】


伝え方が9割/佐々木圭一(ダイヤモンド社)

(ひとこと解説)


アマゾンのベストセラー1位表示やカスタマーレビュー数が示す通り、昨年、最も多く読まれた本の1つです。

著者である佐々木圭一氏は、元々伝えることが得意でなかったのに、それを仕事とするコピーライターとしての配属に苦しみますが、ある時、伝え方には技術があることを発見し、そこからは人生が変わる快進撃を続けます。
その伝える技術をまとめた本です。
伝え方には技術があるという点では、当ブログでオススメ本ランキング1位に据えている「天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある」の論理と共通しています。

この本の中で、伝える技術として、「強いコトバを作る5つの技術」と紹介されているうち、最も身近に感じられ、効果を実感するのが「リピート法」です。
例えば、すぐ思い出せるものとして歌詞があります。
特に、名曲は印象に残るフレーズが何度も繰り返されていることが多いのではないでしょうか。
更に、突拍子な例ですが、リピート法を知らず知らずに駆使している人物といえば、モデルでタレントの鈴木奈々さん。
いつも同じ言葉を何度も繰り返すので、妙に記憶に残ります。

この本に載っている伝える技術は、どれも説明をきくと納得のいくものばかりですが、それを仕事や実生活で使えるようになるには、何よりも実践してみることが必要であり、自分でも効果を実感できるようになるには、ある程度時間がかかりそうだ・・・と率直に思いました。


【最後にひとこと】

当ブログで紹介する本のリンクをアマゾンにしているには、その本を読んだ人の感想が掲載されているカスタマーレュー数が多いからです。
基本的に利害関係のない方が投稿した本の感想は、その本を選ぶ基準の1つとして参考になります。

皆さん、おはようございます 
P754です。

以前読んだ、前回紹介した金森さんの本です。


【オススメ本】


借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記/金森重樹(大和書房)

(ひとこと解説

著者の金森重樹氏は前回紹介したふるさと納税の本をはじめ、数多くの本を出版していますが、その中で最も印象に残っている本、つまり金森さんの代表作と言える本を1つ挙げるとすれば、この本になります

ひと言でいえば、金森さんの自伝ともいえるノンフィクション本です。
フリーター時代に背負った5,400万円の借金が5年間で1億2,700万円まで膨れ上がるも、自己破産できない類の借金だったため、窮地に追い込まれてしまうも、そこから10年かかって借金の完済に至ります。
特に最後は裁判沙汰まで発展していますが、この巨額の借金を背負うように仕向けた黒幕が意外にもこの人物だったとは・・・というオチのおまけつきです。

当ブログのオススメ本ランキングに掲載していて、このアメーバーブログを運営しているサイバーエージェント藤田晋社長の代表作「渋谷ではたらく社長の告白」もそうでしたが、現在大きな成功を収められている方は、その成功に至るまでに、想像以上の大きな苦労を経験されていることが多いものです。

現在、金森さんが年収3億円を達成する上で、どのようなお金の苦労、人生の苦汁を味わってきたのか、疑似体験できます。


【最後にひとこと】 

個人的に私がこのような苦労話が好きだからなのかもしれませんが、以前読んだ時には、あっという間に読み終えてしまいました。


皆さん、おはようございます 
P754です。

最近、読んだまあまあ新刊です。


【オススメ本】


完全ガイド 100%得をする「ふるさと納税」生活/金森重樹(扶養社)

(ひとこと解説

最近、流行っていて、注目度も高いふるさと納税。
会社員など一般の方は、納税は会社の年末調整で済ませるので、給与明細を見ると、所得税、住民税が給与から引かれているくらいの知識で、正直、税金についてはあまり詳しくないのが実情だと思います。

ふるさと納税とは、実は寄付の一種で、
自営の方などと同様に、その寄付金を確定申告で申請することで、寄付した分がほぼそのまま控除(収入に対する必要経費として計上)され、減税を受けられる制度のことです。
更に、
ふるさと納税を実施している地方自治体(都道府県市町村)に寄付することで、そのお礼として、ほとんどの地方自治体から、その地域の特産物などを送ってくれるという特典がついてきます。


似たような制度で思いつくもので、株主優待があります。
株主優待は株式を購入することが必要で、株式には元本割れリスクがあるので、株式を保有したお礼として、企業の製品などをもらっても、株式の価値そのものが下落して、損失を被ることがある、いわばリスクのある制度です。
一方、ふるさと納税は、寄付をした見返りに、その金額を納税の際の必要経費として認めて、収入から差し引いてあげますよ、更に、寄付してくれたお礼をお返ししますよ、という本来、節税につながり、かつ特産物までもらえるリスクゼロの制度なのです。

で、このふるさと納税ですが、最近、注目度が上がっているため、ちまたにはふるさと納税に関する本は沢山出ていると思いますが、私がこの本を迷いなく選んだのは著者が金森重樹氏だったからです。
金森さんと言えば、私がFPとして駆け出しの2000年代半ば当時、まだツイッターやフェイスブックなどのSNSは登場しておらず、メルマガやブログによるマーケティングが浸透し始めた頃、行政書士のとして頭角を現し、数々のマーケティング本や成功本を出版、その後、不動産投資の会社を経営するなど、当時の成功本マニアなら、誰でも知っている存在です。
最近、年収を公表する番組に出演されていたのをたまたま見て、久しぶりに、頭(髪の毛)が寂しくなっている・・・その姿を拝見しましたが、年収は確か3億円?だったでしょうか、あいかわらず凄いことになっていました。


さて、本題の本の内容ですが、大きく分けると、以下の4部構成になっています。

①ふるさと納税の仕組み、メリット
②ふるさと納税の手続きの流れ
③収入別のふるさと納税プラン
④ふるさと納税おすすめガイド


通常、すぐに想像できる内容としては、ふるさと納税の仕組みや各地方自治体から届けられるお取り寄せグルメのガイドなどが思い浮かぶと思います。

当然、この本でもその当たりの内容は①や④で網羅されているのですが、金森さんもおっしゃられているとおり、この本の特筆すべきところは、②で「ふるさと納税をいくらまでできるのかについての計算方法」と「寄付金額の上限の目安」を掲載しているところです。

普段から年末調整を通して会社に納税手続きを代行してもらい、自分で確定申告をすることがない会社員の方が、自分がどれくらいまでふるさと納税(寄付)をできるのかを把握するのは正直難しく、正確に知ろうとすれば、やはり税理士などの専門家に頼るしかないと思います。
しかし、この本を読めば、少なくとも、会社から年末年始に配られる源泉徴収票で、自分の年収を確認することで、ふるさと納税(寄付)できる大体の目安がわかるので、それだけでも十分読むに値する本だと思います。

ふるさと納税は、リスクゼロで節税ができ、更においしいものまでタダでいただけるという特典までついてくる大変お得な制度であることから、ぜひとも利用したいところですが、そのガイドして、この本をオススメします。


【最後にひとこと】 

最初、この本を手に取った時に、まずそのサイズに好感を覚えました。
初めて見るまでは、A4サイズのムック本だと思っていましたが、実際は、B5のジャストサイズでした。
しかも、行間も十分取ってあり、126ページしかないので、あっという間に読めます。

皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近、話題の本です。


【オススメ本】


おかげさまで生きる/矢作直樹(幻冬舎)


(ひとこと解説)

この本の存在を知ったのは、いつもの新聞広告でしたが、以前から死後の世界の存在に興味を持っていたことから、この本に目が留まりました
書店のランキングでも上位に入っているようです。

一言でいうと、この本は、あの世の存在を肯定しつつ、現世では感謝を持って生きようという人生指南の本です。
医師という立場から医療の現場で常に生死と向き合う著者の矢作直樹氏は、肉体は滅びても魂は生き続け、死後の世界(あの世)はいつも私たちの世界(この世)のすぐそばにあると確信していると述べています。
私もどちらかというとあの世の存在を信じている方でしたが、この本を読んで、更にその考えが深まりました。

本の構成として、1話ごとにまとめが付してありますので、そのまとめをざっと読むだけで、著者の考えが伝わってきます。
特に、私が印象に残った言葉は以下のとおりです。

死は怖いものではない。ただ知らないから怖いだけ。
人生は寿命があるからこそ素晴らしい。限られた時間をいかに過ごすかが大事。
急いてはことを仕損じる。待ってみる。任せてみる。
決断に迷いは持たない。理不尽な状況でも、覚悟を決めなければ前には進めない。
自分が思っているほど、周囲は自分のことを気にしていない。
きちんと解決しない限り、人生の課題はいつまでも本人を追い回す。
人生はギブ・アンド・ギブ。惜しみなく与え続けると、全く別のところからギフトが届く。

もう一度読み返すと、もっと出てきそうです。


【最後にひとこと】

普段は、経済とか投資に関連する本を好んで読むので、この種の本を読むのは、本当に久しぶりでした。
やはり、この本にある深い言葉の数々を理解するには、一度ではなく何度も読み返すことが必要だと思いました。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近読んだ17年前の本です。


【オススメ本】


告白/井口俊英(文春文庫)


(ひとこと解説)

1995年に明らかとなった大和銀行NY支店巨額損失事件で、1,100億円もの巨額損失を出した事件の当事者である井口俊英氏の告白本です。
実は、この本が出版された1997年当時に買って、一度読んでいるのですが、最近、突如思い出して、改めて読み返してみました。

本人なりに反省はしているようですが、一方で、大和銀行の監督責任の欠如にも問題があった、きちんとした管理体制があれば、自分はこれほど苦しむこともなかったのに・・・と責任転嫁とも思える発言も見られました。

事件の当事者である本人によるノンフィクション本であり、20年近く経った今読んでも、当時のリアル感満載で、読み物として非常に面白く、一気に読んでしまいました。

ちなみに、現在、井口さんはどうしているのだろうとネットで検索してみると、長年の米国での収監から解放された後、国内の地元神戸に戻って、ソフト会社を立ち上げ、更に2014年香港にてブルームバーグのインタビューに答えている現在の姿が出てきて、年の割に若々しく、元気そうな感じでした。


【最後にひとこと】

大和銀行は、その後、合併を繰り返し、現在、りそな銀行になっています。
実はこの本、私が社会人になって初めて自分で買って読んだ本です。
どうしてこの本を選んだのか、あまりよく覚えていませんが、多分、東京での学生生活で、たまたま通学途中の近所にあり、都合の良かった大和銀行をメインに利用していたこと、そして、表紙のビートルズ風のマッシュルームカットの本人の写真に妙に惹きつけられたのだと思います。
偶然にも、現在の仕事関係で、当時、大和銀行に勤められていた方がいて、当時の状況を聞いてみたら、本にも出てくるとおり、当時の国内派は「なんてことしてくれたんだ!」と怒っていた、とおっしゃられていました。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近、読んだ本です。


【オススメ本】


破綻──バイオ企業・林原の真実/林原靖(ワック)

林原家 同族経営への警鐘/林原健(日経BP社)

(ひとこと解説)

岡山の世界的優良バイオ企業で、非上場同族企業の林原は、粉飾決算が元で、2011年会社更生法を申請し、経営破綻しました。
「破綻」は営業、資金繰りなど経営実務を担っていた専務取締役の弟林原靖氏の本で、「林原家」は本業のバイオ研究を担っていた代表取締役社長の兄林原健氏の本です。

兄弟二人三脚で経営を担っていたはずが、長年の粉飾決算がメインバンクの知るところとなり、後に債権回収率93%が示す通り、十分な資産があったにもかかわらず、取引先銀行など金融機関、弁護士法人により、会社清算に追い込まれてしまいます。
「破綻」では、お金の管理を担っていた弟が、十分な資産があり、取引先にも迷惑をかけていないのだから、多少の粉飾決算は大目に見てくれてもよかったのではないかと、金融機関への恨み節全開の主観に基づいた暴露本になっているのに対し、「林原家」では、研究に没頭し、経営の実務を弟に任せていた兄の管理責任を反省し、絶対的主従関係であった林原兄弟のいびつな関係に触れつつ、落ち着いた口調で、素直に同族経営の反省を綴った本です。

破綻した企業の経営を担っていた立場の二人が書いた本として、こうまで印象が違ってくるのも珍しいですが、結果的に「破綻」の弟が会社を食い物にし、「林原家」の兄がまともだったが、それに気づかず・・・という印象を受けると思います。
どちらを先に読んでもかまいませんが、やはり先に出版された弟の「破綻」を読んで、兄が「林原家」を出そうと決意したとも想像できるので、素直に「破綻」→「林原家」の出版順で、併読することをオススメします。


【最後にひとこと】

最近では、林原健氏が日経新聞の私の履歴者に登場していたことが記憶に新しかったので、まさかの経営破綻で、本当に驚きました。
実は、林原のことは、中学時代からの友人が勤めていましたのが、ずっと昔から知っていました。
やはり、この会社を選んだ理由も、隠れた優良企業だったから・・・と言っていました。
1990年代後半頃、こちらに出張でやってきた時、沢山の飴をもらいました。
現在も、林原の名で事業を継続していることから、引き続き勤めていると思われますが、直には聞けてません。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

最近、読んだ本です。


【オススメ本】


資格を取ると貧乏になります/佐藤留美(新潮新書)


(ひとこと解説)

この本を知ったきっかけは新聞広告で、資格取得支援を業務の一環としている私としては、タイトルに興味をそそられました。

現場取材に基づく弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、TOEIC取得前後の悲惨な状況が、これでもか・・・というくらい綴られています。
ちょっと極端な気もしますが、資格業を目指す方にとっては、もはや資格だけでは食べていけない厳しい現実を知るいい機会だと思います。
(ましてや独占業務のないFPなんてどうなるの・・・という感じです)

なかなか内容的にも面白く、また薄い(200ページほど)ので、あっという間に読めます。


【最後にひとこと】

【オススメ本】というほどではないけれど、【読んだ本】については、(ひとこと解説)という形で、このように紹介していこうと思います。
皆さん、おはようございます。
FP754です。

本日は、オススメ本ランキングについてです。


【オススメ本ランキング】

当ブログをご覧いただければ、すぐわかるとおり、左サイドバーに ◆オススメ本ランキングベスト3◆ なるものを新たに設置してみました。
ランキングは、独断と偏見で、新刊、休刊問わず、上位ベスト3を取り上げ、入れ替えも頻繁にやりたいと思っています。
ちなみに、入れ替えた時のために、 -以前ランキング入り- も設置し、過去にランキング入りした本も確認できるようにしました。

ランキング入りさせたい本のストックは結構あると思います。

古くて本当に為になる良書は、その内容は時を超えて不変であり、何度でも読み返したくなるものです。


【最後にひとこと】


今度、取り上げる本ですが、当初は読んだ本の中でも、自信を持ってオススメできる本のみ取り上げようと思っていましたが、とりあえず、読んだ本について、オススメ本については詳しい解説、その他の本についてはひとこと解説をつけて紹介するという方針に変更します。