The Wonderful World of Disney
東京ディズニーシーの水上ショーや海外ディズニーパークの滞在レポートを個人の記録としてまとめたブログです。コロナ禍を踏まえて、東京ディズニーシーのエンタメが大幅に縮小化してしまったため、日中の水上ショーが戻ってくれるまでのパークの動きを時たま記事にまとめている程度です。情報発信を目的としたブログではないため、情報元の引用がない記述に関しては、正確な情報でないことをご理解ください。PCでの閲覧を前提に記事を作成しているため、スマホやタブレットからの閲覧の場合、意図する表示・構成と異なる場合があります。

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2024年6月6日にグランドオープンした「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」(ファンタジーシャトー)に宿泊してきましたので、館内の様子などをまとめていきます。トイ・ストーリーホテルの特集でも触れたのですが、人のいない光景を撮影できましたので記事化しました。館内の光景を載せていますので、ネタバレを避けたり楽しみにされている方は、閲覧されないことをお勧めします。

 

ファンタジースプリングスホテルは、東京ディズニーシーにオープンした新エリア「ファンタジースプリングス」内に位置するパーク一体型のディズニーホテルであり、魔法の泉のほとりに立ちます。ファンタジースプリングスのコンセプトのもと、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」を感じながら滞在できるのが大きな魅力となっています。

 

東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルは、2種類のホテルタイプで構成されており、東京ディズニーリゾートでは初となるラグジュアリータイプの「グランドシャトー」とデラックスタイプの「ファンタジーシャトー」があります。デラックスタイプは、ホテルミラコスタと同程度の位置づけとなっており、ディズニーホテルとしては高価格帯に位置します。グランドシャトーについては別格のため、本記事ではファンタジーシャトーに関してを取り上げます。

 

(参考)

ラグジュアリータイプ:

 ・東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル「グランドシャトー」

デラックスタイプ:

 ・ディズニーアンバサダーホテル

 ・東京ディズニーランドホテル

 ・東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ

 ・東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル「ファンタジーシャトー」

モデレートタイプ:

 ・東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル

バリュータイプ:

 ・東京ディズニーセレブレーションホテル

 

 

東京ディズニーシーにあるディズニーホテルではありますが、最寄りはディズニーリゾートラインのベイサイドステーションになります。ベイサイドステーションの裏手には、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスへの専用エントランスが設けられていますが、ホテルの入口は左手にある階段または専用のエレベーターを使って向かうことになります。これはホテルタイプに関わらず、ファンタジーシャトーとグランドシャトーのホテルエントランスは共通になっています。

 

 

現在はオープン直後ということもあって、ホテル館内へは宿泊確認またはバケーションパッケージ等のレストラン利用の確認が取れないと中に入ることはできません。時間帯によっても変わりますが、この専用エントランスの敷地内に入るときに宿泊確認を求められる場合もあれば、階段・エレベーターを上がった先で確認されるかのどちらかでした。また、各ディズニーホテルと同様に、宿泊当日であっても朝6:00にならないと館内には入れません。

 

 

 

エレベーターは2基あり、ホテルロビーと同じ3階までを結びます。このエレベーター区画には化粧室も用意されています。

 

 

 

階段またはエレベーターを使い、1階から3階まで上がると、ホテルのメインエントランスが見えてきます。11時頃に到着したときはこの場所で、予約確認をするキャストが立っており、宿泊確認を受けました。そのため、時間帯によってはロビー階までのエレベーターまでは乗ることができます。また、駐車場の入口からもホテルに入ることはできますが、守衛キャストによる宿泊確認を受けないと中には入れませんでした。

 

 

 

こちらがメインエントランスになりますが、その先に進むと見えてくるものがあります。

 

 

「ジャックと豆の木」をテーマにしたミッキーとミニーのロックアートです。

 

 

今のところ、宿泊者だけが見ることができますが、そのうち宿泊確認なく入れるようになれば、誰でも見れるようになりそうです。リゾートラインの車窓からは死角となっていて見ることができません。

 

 

【東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル】

 

ホテル館内に入ると、トンボの装飾が出迎えてくれます。このホテルは、旅と冒険を愛する「ダッチェス」という女性がトンボに導かれて魔法の泉にたどり着き、その近くに別荘(ホテル)を建てたのが始まりという背景があります。「ダッチェス」の家紋にもトンボがあり、館内の絵画や装飾にもトンボが描かれています。

 

右手に進むとラグジュアリータイプの「グランドシャトー」への専用通路が、正面に進んで左手方向の階段に進むと「グランパラディーラウンジ」と「ファンタジースプリングス・レストラン」、左手に進むと「ベルデスク」、「ファンタジーシャトー」、「ローズコート」、「ジョイフルスプリングス」(コンビニエンスストア)があります。

 

 

まずは、今回の宿泊では利用しないエリアに関して。館内に入って右手に進んだ先に窓のない白い扉が見えてきます。

 

 

こちらがこのホテルご自慢のラグジュアリータイプの客室「グランドシャトー」の宿泊利用者のみが立ち入ることができる区画となっています。この先に、専用ラウンジがあります。原則、カードキーがないと扉が開かないのですが、稀に近づいただけで扉が開いてしまうことがあり、その際はお偉いさんが立ち番をしていることがありました。(普通に共連れできそうでしたが...)

 

最低でも1泊30万円以上するわけですが、都内の高級ホテルと比較すると、専用ラウンジでカクテルを飲むこともできなければ、チェックインの対応で30分以上待たされたりと、SNS上ではディズニーファンを中心とした利用者から厳しい声が多数上がっています。運営側が想定しているラグジュアリー体験と利用者側が期待している体験との乖離があるせいか、未だに安定していない状況が伺えます。できれば、価格改定する前に一度味わっておきたいところですが、個人的にはまだ抵抗が強くあり、予約を躊躇っています。結局は対応するキャストさん次第で大きく変わるらしいんですけど、30万以上払ってそういった対応されるのはいかがなものかと思い、しばらくは様子見です。

 

 

 

さて、館内に入って正面に見えるのが、「グランパラディ・ラウンジ」というレストランになります。

 

 

朝6:00~11時頃までは、グランドシャトー宿泊者向けに、ウェルカムドリンクを提供、お昼12:00~22:00でレストラン営業となります。前者は右手の階段を降りた先で、後者は左手の階段を降りた先から入る形になります。

 

 

レストランの入口前には、空きスペースがあり、ここにはウォルト・ディズニー氏が描かれた絵画が飾られています。このレストランは、ホテル宿泊者であっても予約を取るのが難しいレストランであり、当日枠を求めて整列ができるときはこの場所に列ができることもあるんだとか。今回は運良く予約が取れたので、当日枠の取り方については割愛します。

 

 

 

【グランパラディ・ラウンジ】

 

 

厳選された紅茶が美味しいと評判のレストランで、デザートセットやケーキセットに関しては予定在庫が売り切れになるくらい人気があります。なお、紅茶に関してはロンネフェルトを使用しているとのことでした。

https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh/fcu/restaurant/grand_menu.html

 

 

紅茶がメインだったのですが、おやつ程度に「マルゲリータ カルツォーネ」を頼んでみました。

 

 

トマトベースのスープと野菜つきです。野菜は少し苦味があったのですが、カルツォーネはトマトとチーズの相性が合うサクサク食感でした。リクエストすれば、写真のようにカットしてくれるので、複数人でシェアすることも可能です。

 

中央の窓からは、ファンタジースプリングス内のソーサラーミッキーのロックアート...の裏側が見えます。

 

 

 

 

ここまでの光景から最新のディズニーホテルらしからぬ、ディズニー要素が少ない印象がありますが、ところどころに隠れミッキーがあったりで、そこはちゃんとディズニーマジックが込められていました。(上の写真、下側の雲に横向きのシルエットが見えますね)

 

 

 

このレストランの予約は、バケーションパッケージが枠を抑えているらしく、もともとの予約枠が少なく設定されています。また、次にグランドシャトー宿泊者向けに枠が回されるため、ファンタジーシャトー宿泊者が入れられる予約の枠は微々たるものです。時間制限があるわけでもなく、座席配置に余裕があるため、もう少し詰めてでも回転率を上げた方が良いのでは?とも思いました。

 

 

 

【ファンタジースプリングス・レストラン】

 

ファンタジースプリングスホテル内にある2つ目のレストランが「ファンタジースプリングス・レストラン」です。メインエントランスから入って正面にある左手の階段を1階まで降りると入口があります。逆側の階段を降りても、1階部分を通って到達することができます。

 

グランパラディーラウンジと違って、比較的予約は取れやすい傾向にありますが、それでも予約枠に限りがあります。朝食・昼食・夕食と、それぞれの時間帯で提供されるメニューが異なります。

 

 

このレストランの入口を入った先に会計レジがあるのですが、その区画に東京ディズニーシーへと繋がる専用エントランスがあります。

 

 

現在は、宿泊者しか予約できないのですが、ゆくゆくはファンタジースプリングス内のレストランとしても気軽に利用できる日がくるのかもしれません。なお、このエントランスはレストラン予約がないと使えません。ファンタジースプリングス・エントランスから出るとぐるっと迂回しないと客室区画に到達できないので、ここから入退園ができると凄い便利なんですけどね。

 

 

両脇には、アレンデール王国(アナ雪)とコロナ王国(ラプンツェル)の絵画が飾られていました。ブレックファーストの時間はこのエントランスが開放されていないので、ランチまたはディナーの予約がないとこの絵は撮れません。

 

 

 

気軽に予約が取れるわけではないため、開店一番乗りができず、客席や食事の写真を撮ることができなかったため、いずれリベンジします。ランチとディナーでは、シュリンプタワーが目を引きます。

 

 

 

アナ雪の世界観にちなんでか、北欧系の料理が多いのですが、一部和食のメニューも揃っていました。飲み物もフリードリンクでお代わり自由で、ウーロン茶などのソフトドリンクからコーヒー各種まであります。唯一欠点を挙げるなら、日本茶(緑茶・ほうじ茶)のレパートリーがないくらいです。

 

 

また、お皿などの食器類が重いことを考慮して、お子様向けにトレーカートが置いてありました。

 

 

食事台と同じ高さなので小さいお子様は手が届かないところもありますが、大人の方と一緒に料理を選んで運べるのは非常にポイントが高い部分だと感じました。

 

 

宿泊なくレストランだけの利用ができるようになれば是非ともリピートしたい、そんなレストランでした。個人的にもリピありです。

 

 

 

【ベルデスク】

 

ベルデスクは、館内入って左手に進むとあります。ここでは、スーツケース等の荷物預かりや、「1デーパスポート:ファンタジースプリングス・マジック」の販売はここで行われています。後ろに飾られている絵には、夜空に上がる光を夢見る髪の長いプリンセスが描かれています。

 

 

 

【ローズコート】

 

 

「ローズコート」は、ファンタジーシャトーのフロントにある一番奥にある扉から出られる中庭です。扉を出て左手に進むと、中庭にたどり着けます。ホテル館内に入れれば誰でも入れます。

 

 

 

扉を出た先にあるバルコニーからは、ファンタジースプリングスの一画が見下ろせます。木々が邪魔してしまうので、そこまで景色は良くないです。とはいえ、ここがパーク一体型ホテルということは確かということが分かります。

 

 

 

 

ディズニーアニメーション映画で「バラ」が登場する作品「美女と野獣」のロックアートがこの中庭にあります。

 

 

季節が違うので、そこまで咲いていませんでしたが、この庭園にはバラの花が多く植えられているとのことです。アリなどの虫が多かったのは仕方ない部分ですかね...。

 

 

 

【ファンタジーシャトー】

 

前述した通り、デラックスタイプの位置づけになる「ファンタジーシャトー」を紹介します。フロントは、メインエントランスから入って左手に進んだ先にあります。

 

 

 

フロントでは、チェックインやチェックアウト等の各種手続きの対応をしてくれます。カウンターの左側に見える通路が客室へと繋がっています。

 

 

 

待合いスペースとしてソファー席があるほか、小さいお子様向けにディズニー映画を鑑賞できるスペースもあります。

 

 

客室エリアへは、フロント左側にある通路を進みます。

 

 

 

 

通路の途中には、「ジョイフルスプリングス」というコンビニエンスストアがあります。東京ディズニーリゾートのグッズの取り扱いはなく、パーク内の「ファンタジースプリングス・ギフト」に行く必要があります。他のディズニーホテルと同様に、ディズニー税として1~2割程プラスされた料金設定ですが、買い足ししたいものが多く揃っています。アイスクリームもありました。

 

 

 

 

 

通路を抜けた先に、3階から9階までの吹き抜け空間が現れます。

 

 

 

ファンタジーシャトー宿泊者を出迎えるのは「藤の木」と「孔雀」です。この通路を抜けると4階から9階および1階の駐車場へアクセスできるエレベーターに出れます。ただし、エレベーターは4基しかないので、ピーク時間帯と重なると1回では乗れないこともありました。特にチェックイン・チェックアウト、パーク開園前は混雑が集中していました。

 

 

 

エレベーター内は花の絵が描かれていました。ディズニーホテルらしからぬ、音声はキャラクターボイスではありませんでした。

 

 

階層によっては、かなり迫力がある建築美を拝むことができます。そして、客室へと続く通路には、4種類の絵が描かれており、隠れミッキーならぬ隠れトンボが潜んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

【客室】

 

今回は、「ローズコートサイド スーペリア・アルコーヴルーム」に宿泊しました。定員4名で、レギュラーベッド2台と引き出し式のトランドルベッド1台、そして壁のくぼみにあるアルコーヴベッド1台があります。アルコーヴベッドには、ラプンツェルの落書きが描かれており、これまでのディズニーホテルと違ってこのアルコーヴベッド区画に自分で光量を調節できるライトスイッチが設けられています。カーテンがあったら秘密基地みたいになりますね...。

 

 

客室のレイアウトは他のデラックスタイプのディズニーホテルと基本的には同じ作りになっています。強いて言えば、ミラコスタよりも浴槽が狭く浅いのが気になりました。また、シャワーに関しても水量調節のレバーが固くてタオルを挟んで掴まないと回せないくらいでした。(最初のうちだけだと思いますが)

 

 

 

 

 

同じ客室タイプでも、位置によって大きく景色が変わるのですが、今回のお部屋からはギリギリパーク内が見えました。

 

 

前述したローズコートを囲むように配置された客室の1つです。窓を開ければほんの少しだけパークのBGMが聞こえる距離感です。これがグランドシャトーになればパークのすぐ近くになるのも、写真からお分かりいただけるかと思います。

 

 

9階の客室になると景色が良い一方で、現実の国「浦安市」の市街地も見えてしまうのが欠点です。逆に低層階だと客室によってはそういった光景が遮られるのがメリットかもしれませんが、逆に言えば他は何も見えないってことですね。

 

 

宿泊した感想としては、初の滞在ということもあって新鮮さは大いにありました。今回はレストランの予約が取れたこともあって、そこまで大きな不満は残らず、体験できたという点ではプラスでした。デラックスタイプのディズニーホテル、そういう視点だと正直アンバサダーホテルと同等かなという感想です。ホテルのエントランスから客室までの動線が長いので、どうしても不便さを感じてしまいます。寝泊りするだけならそこまで影響はないかもしれません。

 

また、ホテル館内に東京ディズニーリゾートのグッズを取り扱うショップが併設されていないため、ホテルを体験してからグッズを買いたい!ってなった場合、パークに入らないと関連グッズを買うことができないのもマイナスポイントかなと思います。近隣のオフィシャルホテルにはディズニーグッズを取り扱うショップがあるんですけどね...。運営的にはパークとセットで楽しんでもらいたいってところかもしれませんが、他のデラックスタイプのディズニーホテルでもそういったショップは併設されていますし、何ならそれよりも上のラグジュアリータイプなグランドシャトーも同じようにグッズを買いたい場合はパークへ行かないといけないというのはどうなんでしょうか。

 

SNS上でも度々話題に挙がるのですが、ファンタジーシャトーに関しては通される客室とキャストの対応、レストランの予約が取れるかどうかで評価が大きく変わってきます。特にキャストに関しては当たり外れが大きく、ディズニースピリッツを理解しているのかと疑いたくなるような対応をされる方がそれなりに多かったのが実態でした。それはスーツを着たお偉いさんも同じです。噂通りだなって感じでした。丁寧に対応される方もいれば、マニュアル通りにしか動かない方もいましたので。

 

居ないはずだと期待していたのですが、ファンタジースプリングス・レストランでは神奈川県の某高校の制服を着られたJKさんを見かけ、ホテルの没入感(魔法)を綺麗に吹き飛ばして現実に戻してくれましたし、なんちゃってコスプレのようなバウンドコーデを意識された自称ラプンツェル風な方も目撃しました。いずれも禁止されている格好ではないですし、そういう格好をするのが楽しみという方もいらっしゃるのでしょうけども、ファンタジースプリングスの雰囲気を感じられるコンセプトを期待しているわけですから、現実戻しイメージ崩しな格好はどうしてもマイナスにしか感じられません。これはあくまでも個人的な感想に過ぎません。これがハロウィーンのコスプレ期間になれば、相当カオスな光景が広がることでしょう。グランドシャトーではないので、ドレスコードをお願いする程ではないにせよ、もう少しお客さんの雰囲気もあって良いのでは?と思うところではあります。このホテルに限った話ではないんですけどね。

 

とはいえ、良かった部分もありますし、また行きたいと思える要素はあったので、ホテル運営の改善には期待しつつ、その頃を見計らってリピートしようかなと思います。良いアップデートがあれば、記事化する予定です。

 

 

※ホテル館内の写真は、5:40~6:10頃の30分間で撮影しています。車で到着された宿泊者が6:00前にメインエントランス前に滞留していたため、この部分の写真だけは6:00過ぎに人が捌けてからのタイミングを狙っています。現在は宿泊者しか入れないため、日中でもタイミングによっては人がいない光景を撮ることは容易でした。また、5:50のタイミングでは、ファンタジースプリングス・エントランスに待っている人はゼロでした。参考までに。

 

ディズニーリゾートラインにおいて、2025年夏以降、二次元コードを使用した乗車券を導入することが発表されました。これにより、すべての磁気乗車券が2026年度末までに、順次二次元コードを使用した乗車券に置き換わることになります。

 

下記、プレスリリースより画像をコピーして引用

 

プレスリリース:

https://www.olc.co.jp/ja/news/news_tdr/mrc20240711/main/0/link/mrc_two-dimensionalcode_tiket.pdf

 

 

二次元コードの対象となるきっぷは、下記4種類の乗車券となります。現在、駅の券売機や窓口で購入できる全ての乗車券が対象となります。なお、2024年のダイヤ改正時期に合わせて、普通回数乗車券の販売は終了しています。

・普通乗車券

・定期乗車券

・団体乗車券

・フリーきっぷ

 

 

二次元コードを使用した乗車券導入にあたり、乗車券の材質を磁気乗車券から磁気を含まない用紙に変更されます。現時点で発表されていませんが、フリーきっぷの需要を考慮すると記念カードのような位置づけになることが予想されます。全国相互利用が可能な交通系ICカード(SuicaやPASMOなど)は引き続き利用できます。

 

 

自動改札機のリニューアルに先立ち、ベイサイドステーションを除く3駅において、自動改札機の通路幅を広げる改修工事が実施されます。上の画像は、2020年に撮影したベイサイドステーションの改札ですが、現在は通路幅を広げる工事が完了しているためこちらの画像は少し古い光景となります。

 

下の画像を撮影した場所には現在改札機が増設されており、シェラトン グランデ 東京ベイ側のエスカレーター・階段を利用しても駅構内に入場しやすくなりました。

 

 

通路幅が広がることで、車いすやベビーカーを利用する方はもちろんのこと、スーツケースやお土産の荷物が多い方にも快適に利用できるのは嬉しい限りです。東京ディズニーランドステーションのみ、構造上の理由から通路幅を広げることで台数が減ってしまう可能性がありますが、それ以外の駅ではもともと多客対応(団体利用客)向けの通路が確保されているため、こちらのスペースを利用して改札機自体の通路幅を広げるものと思われます。

 

 

首都圏の鉄道会社においても、磁気乗車券を投入できないICカード専用の改札機が普及しています。これは、磁気乗車券を読み取れる改札機とICカード専用の改札機では、メンテナンスの省略化が可能となっています。ICカードリーダーだけで済むICカード専用改札機に対し、磁気乗車券対応の改札機では、乗車券を投入してから機械で読み取り、乗車券の種類を識別し、その種類に応じた処理を物理的に行うわけですから、複雑な構成で維持・管理に手間がかかってしまうことを踏まえれば、極力ペーパーレスとしてICカード専用としたい意向が読み取れます。

 

 

東京ディズニーシーが開業する1年前(2000年)から走り始めたディズニーリゾートラインでは、当時首都圏の私鉄各社で取り扱いがあった「パスネット」というプリペイドカード式の磁気カードが採用されていました。乗り降り自由のフリーきっぷに関しても、デザインこそ変わっているものの、当時と同じ材質のものが現在も使用されています。

 

JR東日本でお馴染みのICカード「Suica」は、東京ディズニーシー開園年のミッキーマウスの誕生日である2001年11月18日からスタートしていますが、このときはJR東日本単独の事業だったため、首都圏の私鉄各社はパスネットが継続されます。やがて、TDLクラブ・モンスターズ・インクが開催された2009年のダイヤ改正時期から「PASMO」がスタートし、現在に至ります。

 

このブログでは以前、ディズニーリゾートライン開業初期から稼働していたホームドアの更新工事が行われている様子と取り上げましたが、改札機に関しても寿命というものがあり、10年程のサイクルで交換や更新がされているのが一般的のようです。上述のように、改札機を大きく変える必要があったのは、2009年のタイミングであり、その後一度更新を挟んでいる可能性は否定できませんが、一部の鉄道ファンからの視点では未だに古いタイプの改札機が使用されているとの意見も伺えるため、恐らくこの更新以降は置き換えられていない可能性が高いと思われます。いずれにせよ、改札機自体の更新のタイミングで新しい機能を追加したタイプの改札機が導入されるということです。

 

いずれ、東京ディズニーリゾート公式アプリで、1つの二次元コードで、パーク入園、ホテル利用、ディズニーリゾートラインの乗車などができるようになったら便利になりそうです。(厳密には、会社が異なるので、一元化は難しいと思いますが...)

 

 

JR東日本と一部の首都圏私鉄各社においても、QRコードに対応した改札機への更新が進んでいます。こちらのブログでも度々お世話になっている東急電鉄においても、一部の企画乗車券を対象にQRコードでの自動改札機の通過が可能となっています。

Q SKIP(キュースキップ) | 東急線のデジタルチケットサービス (tokyu.co.jp)

 

 

 

QRコードの利用に加えて、VISAなどのタッチ決済でも改札機を通過することができます。2024年7月現在は、東急線内全駅に必ず1機以上はQRコードとタッチ決済に対応した白い改札機が設定されています。直通先の鉄道会社では採用されていないため、東急線内に利用が限定されます。もし、次にディズニーとのコラボイベントがあれば、活用される日がくるのかもしれません。

 

本日(2024年7月9日)、株式会社オリエンタルランドは、日本を拠点とするクルーズ事業に関するディズニー社とのライセンス契約を締結し、新たにディズニークルーズ事業を開始し、クルーズ船の就航を2028年度に予定していると発表しました。

 

※記事冒頭の画像は、東京ディズニーリゾート公式X(Twitter)の画像をコピーして引用

 

プレスリリース:

https://www.olc.co.jp/ja/news/news_olc/20240709/main/0/link/20240709.pdf

 

 

 

ディズニークルーズライン(Disney Cruise Line)、頭文字をとってDCLと呼ばれることがあります。アメリカ・フロリダ州を中心に運行されるディズニークルーズラインは、1998年にアメリカでDisney Magic号が就航したことを皮切りに、2024年7月現在では5隻のクルーズ船が運行されています。2024年12月、2025年、2026年に3隻が加わる予定となっており、ディズニー社のディズニーパーク事業に次ぐ人気コンテンツとなっています。

①Disney Magic(1998~、乗船可能人数:2,713人)

②Disney Wonder(1999~、乗船可能人数:2,400人)

③Disney Dream(2011~、乗船可能人数:4,000人)

④Disney Fantasy(2012~、乗船可能人数:4,000人)

⑤Disney Wish(2022~、乗船可能人数:4,000人)

⑥Disney Treasure (2024~、乗船可能人数:4,000人予定)

⑦Disney Adventure(2025~、乗船可能人数:4,000人予定)

⑧Disney Destiny(2026~、乗船可能人数:6,000人予定)

 

航路によりけりな部分はありますが、ディズニークルーズラインは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートとは別の場所に位置するフロリダ州にある港から出発し、このクルーズ船専用の寄港地として設計されたバハマの私有島、キャスタウェイ・ケイを経由します。ディズニーは豪華客船を創っただけではなく、ディズニー専用の島を保有しています。

 

造船された時期が違うだけに、それぞれの船に特徴があり、レストランやショップが併設されているほか、専用のシアターでのショーや船上プールなどのアクティビティを楽しむことができ、まさにディズニーという世界の中での船旅を味わうことができます。また、客層の棲み分けもされており、ドレスコードが設定されている大人向けの専用レストラン(バーカウンター)を備えている一方で、小さいお子様が遊べる空間も用意されており、ディズニーが大切にしているファミリーエンターテイメントのごとく、幅広い世代が楽しめるような工夫がされています。まさに船上のディズニーリゾートとも言えます。

 

参考:

https://jp.mickeynet.com/archives/category/dcl/dcl_ships

 

 

そんなディズニークルーズラインが、日本で体験できるというのが今回のニュースです。乗客定員は4000人で、既に就航しているDream、Fantasy、Wish号と同規模とのことです。船籍がアメリカではなく日本に、行路も首都圏の港を発着する短期航路が中心となり、まさにディズニークルーズラインが日本にやってくるのですから驚きです。2~4泊の短期航路のため、日本1周というのは難しいかもしれませんが、地方から東京に向けての運行はそれなりに需要が高そうです。また、将来的には近隣の韓国や中国・上海といった場所も寄港地として挙がるのではないでしょうか。

 

そんな日本版クルーズライン、東京ディズニーシーから見える場所から出発・到着できるのが望ましいところですが、クルーズ船が停船できるほどの水深がないため、最も近くでお台場の「東京国際クルーズターミナル」(旧:船の科学館)もしくは横浜の「大黒ふ頭」のどちらかになる可能性が高そうです。いずれも国内のクルーズ船発着拠点としてはよく耳にするターミナルです。また、フロリダのディズニークルーズラインは、最寄りとなるウォルトディズニーワールドリゾートおよびオーランド国際空港から専用のシャトルバスが出ており、同じように東京ディズニーリゾートとディズニークルーズへのアクセスを考えた際、この2か所の港以外は移動にも時間を要してしまうため、可能性は低いと思われます。もしかしたらセレブレーションホテルみたいにクルーズ船寄港地の近くにディズニーホテルを建てるのも視野に入れているのではないでしょうか。

 

個人的にもディズニークルーズラインを体験したことがないため、今回の発表には期待が高まります。(新型コロナウイルスがクルーズ船から始まったということはあまり考えたくないのと、クルーズ事業に特化するあまり東京ディズニーリゾートのエンタメが縮小傾向になってしまう懸念は避けられません...)

 

2024年6月6日(木)に、東京ディズニーシー8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が開業しました。早1か月と言いたいところですが、少し気になる情報もあるので、まとめてみました。赤線から上がプレビュー期間、赤線から下が開業以降の日付です。

 

 

【運営時間】

東京ディズニーシーの運営時間は、「9:00~21:00」の12時間と公式ホームページ上に記載があります。ただし、ファンタジースプリングスが開業した6/6以降は、「8:15」が通常開園時刻となっており、実際には45分早く開園しています。

 

また、ホテルミラコスタおよびファンタジースプリングスホテル(ファンタジーシャトー)宿泊者が利用できるハッピーエントリーが「8:00」、ファンタジースプリングスホテル(グランドシャトー)は「7:45」から入園できます。ファンタジースプリングスホテル宿泊者は専用ゲートがあるため、開園時からエリア内への入場が可能であり、入園と同時に各種パスの取得が可能となります。逆に、ホテルミラコスタ宿泊者は「8:00」に開園できるものの、スタンバイパスを取得して最速でエリアに入れるのは9:30~です。それまでの間は、ファンタジースプリングスホテル宿泊者だけがエリア内を楽しむことができます。

 

ファンタジースプリングス内の主な運営時間は以下の通りです。

7:45~:グランドシャトー・ゲートウェイ オープン

8:00~:ファンタジースプリングス・エントランス オープン

8:15~:ファンタジースプリングス・エントリーウェイ開放(他テーマポートへの入園可)

8:30~:FSマジック利用者を対象としたアトラク運営開始(ティンカーベルを除く)

9:00~:レストラン運営開始(FSマジックかつモバイルオーダー取得orバケパ特典券保有者)

9:30~:スタンバイパスによるアトラクション運営開始(パス保有者のFSエリア入場開始)

13:00~:ディズニープレミアアクセス購入者のアトラク利用開始(ティンカーベルを除く)

~20:00:レストラン営業終了(追加での料理注文の受付終了)

~21:00:ファンタジースプリングス・エントランス、グランドシャトー・ゲートウェイ クローズ

 

 

【チケット価格】

ファンタジースプリングスが開業して以降、東京ディズニーシーは平日でも「8900円」が最安値、最高値は土曜日の「10900円」となっています。本記事投稿時点では、9月に「8400円」の設定がありますが、「7900円」の設定はTDL・TDSともに設定がないため、今のところ500円の値上げ状態となっています。10月はハロウィーン、11月・12月はクリスマスと人気のイベント期間と重なりますので、恐らく年内は「7900円」の設定はないと思われます。もしかすると、このまま値上げされた状態で価格改定に踏み切る可能性も否定できません。

 

 

【1デーパスポート:ファンタジースプリングスマジック】

ファンタジースプリングスホテル宿泊者が購入できる「1デーパスポート:ファンタジースプリングスマジック」は、1デーパスポート代に15000円を足した金額となっています。ディズニー・プレミアアクセスが1回2000円ですので、単純計算で8回アトラクションに乗れれば元が取れます。逆に言うと、この回数を乗らないのであれば、通常の1デーパスポートとディズニー・プレミアアクセスを併用した方が安く済みます。特に、ファンタジースプリングホテル宿泊であれば、スタンバイパスとディズニー・プレミアアクセスをそれぞれ1つずつは確実に取得でき、スタンバイパス2枚目も高い確率で取ることができるので、一度楽しめれば良いという方には、このマジックは不要なのかなと個人的に思います。土日以外はあまり売れていないという噂ですが...。アトラクションを肉眼で楽しむ、写真を撮る、ビデオを撮る、列を変えて乗る、キューラインをじっくり見る等のように楽しみ方を変えて乗車したいかどうか、楽しめるかどうかで購入を判断された方が良さそうです。

 

こちらのパスポートを使って最初のアトラクション施設を利用した際に、腕に布製のリストバンドが巻かれます。色は全部で4種類あり、紺(ファンタジースプリングス)金(ピーターパン/ティンカーベル)紫(ラプンツェル)青(アナとエルサ)のイメージカラーとなっています。パスポートの不正利用防止のため、このリストバンドの提示とパスポート認証を施設利用の都度受ける必要があります。こちらのパスポートは、バケーションパッケージより11月末分までは発売されているため、11月末まではファンタジースプリングス内の入場制限が継続されます。噂では年内には、エリア制限を解除するとかしないとか。

 

 

【スタンバイパス】

対象は、下記施設が9:30~の枠で発行されています。

・ピーターパンのネバーランドアドベンチャー

・アナとエルサのフローズンジャーニー

・ラプンツェルのランタンフェスティバル

例外として、「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」は12:00~の枠の発行となっています。6月後半は比較的安定してきており、平日土日問わず少なくとも8時台に入園できれば何かしらのパスを取得することができるようです。その日の混雑状況によって多少前後しますが、8時台に入園というのは、東京ディズニーシーの開園待ちの列に6時台に並べば、その時間までに入ることができます。

 

 

【ディズニー・プレミアアクセス】

対象は、下記施設が「13:00~17:45」の枠で発行されています。

・ピーターパンのネバーランドアドベンチャー

・アナとエルサのフローズンジャーニー

・ラプンツェルのランタンフェスティバル

こちらも例外として「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」は施設の構造上スタンバイパスのみの運用となっています。時間帯の枠が狭く、発行枚数もスタンバイパスより少ないです。その日の混雑状況等によって大きく左右されるため、一概には言えない部分はありますが、発行時間帯と枚数が少ない以上は入手できるハードルが低いのが現状です。

 

 

【アトラクションのシステム調整】

Twitter(X)でも話題やトレンドになることもありましたが、「アナとエルサのフローズンジャーニー」については、ほぼ毎日止まっていました。6月後半はシステム調整が発生していない日も確認されていますが、アトラクション内の一部演出が変更された状態で無理矢理運営されているような目撃情報もあり、未だに安定していない印象です。スポンサープレビュー時はそこまでシステム調整の情報はありませんでした。次にシステム調整になりやすいのは「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」で、こちらも安定していないことが読み取れます。新アトラクションは安定するまで時間がかかりますので、もうしばらくは不安定な状況が続きそうです。

 

 

【スカイ・フル・オブ・カラーズ(花火)】

全体としては3割ほどの開催率でした。2024年7月1日から2024年9月18日までは、休止となります。(例年、東京ディズニーリゾートでは夏季に南風が多く吹くため、花火の打ち上げ自体が取り止めとなります)

 

 

 

「ファンタジースプリングス」は東京ディズニーシーのエントランスから10分以上かけて歩かないと到達しない距離であるがゆえに、園内の楽しみ方や周り方に変化が出ています。東京ディズニーシーの開園時間は、公式ホームページ上では「9:00」となっており、大半のアトラクションはこの時間から稼働し始めます。ただし、ホテルミラコスタ宿泊者向けにトイストーリーマニアやソアリンは早い時間帯から動き始めています。また、ファンタジースプリングス内のスタンバイパスは早くても9:30以降の枠になるため、朝一はエントランスに近いアトラクション施設からスタートされる方が多い傾向にありました。

 

次に、夕方から夜にかけては、ファンタジースプリングスのパス利用がピークに達します。このとき、東京ディズニーシーのトイストーリーマニアやタワーオブテラー周辺は、ファンタジースプリングスとは対称的な位置関係にあるため、夕方(特に夜の水上ショー)以降は待ち時間が短くなる傾向にあります。エリアへの入場制限をかけているとはいえ、一度に4つのアトラクションが開業していますので、それなりの人数が吸収できた結果、既存アトラクションの待ち時間が減少しています。ファンタジースプリングスに対してはパスがないと楽しめない一方で、既存のアトラクションは時間帯によっては少ない待ち時間で楽しめるようになったので、アトラクションを楽しめる方には穴場となりました。引き続き、エンターテインメントプログラムは縮小傾向ですので、ファンタジースプリングス以外で楽しめる要素がないという方には行き場がなくなります。

 

 

そして、最後に1つ気になる点を。ファンタジースプリングスは魔法の泉というコンセプトの通り、東京ディズニーシー7つの海が見つかる前の時代背景となっています。ここで気になるのは、ファンタジースプリングスとパーク内の季節イベントがリンクするかどうかです。ファンタジースプリングス内にあるファンタジースプリングス・ギフトでは、ダッフィー関連の商品が置かれていないのも、そうした関係があるのかなとも思いました。(陳列スペース上の問題かもしれませんが...)

 

直近で夏は特別なイベント等の予定はなく、次に向かえるのはハロウィーンです。こちらは本記事投稿時点では、今秋のイベント詳細は明かされていません。例年通りであれば、全身仮装という名のコスプレ入園が可能となります。エリア内を装飾しなくても、訪れるお客さんがイベントに参加しているような格好をするのが、他の季節イベントとは大きく異なります。特に、ファンタジースプリングス内の3つの映画作品は、どれも人気度が高く、ほぼコスプレに近い格好のバウンドコーデをされている方を(Twitter・X上で)見ない日はないくらいです。さらに、現在の運用ではエリアへの入場にパスの取得が必要であることと、一度退場してしまうと再入場ができないという縛りがあります。これがある以上、全身仮装した人たちは一定数エリア内に留まってしまい、承認欲求を満たすだけの撮影大会が始まり、今以上に人で溢れてしまうことが想像できます。パスが取れないとなれば、夕暮れや夜景になるまで居座る人も出てきてしまうでしょう。

 

既にバウンドコーデを許容している以上、仮装した人はエリア内に入場できないルールを設ける可能性は非常に低いと思われます。ぱっと見で判別できないわけですから。楽しみたい人だけが来て盛り上がればというスタンスであれば、例年通り仮装を受け入れると思われますが、その反面、一般のお客さんが不快に感じたり、せっかくのファンタジースプリングスの雰囲気が台無しになりかねない事態になります。不快に感じるという点では、私自身もファンタジースプリングスの世界観に浸れたかと思いきや、神奈川県の有名高校の制服を見て一瞬で魔法が冷めましたので。仮に仮装OKになった場合は、そうしたトラブルは避けて通れないのかなと感じた次第です。エリアの景観を守るついでに、バウンドコーデや制服入園も規制してくれたら嬉しいんですけどね。バウンドコーデ含め仮装はハロウィーンだけ、制服での入園は春休みだけとかにしてくれたら、より世界観を味わえる東京ディズニーシーになるのにな...と思って10年以上、特に変わりませんね。仮に対策してくれたら年パスなくても年パス持っていたときと同じくらいの勢いで通いますよ。目当てや目的は特にないですけど。ひとまず、今年のハロウィーンイベントでは、ファンタジースプリングス内の雰囲気が保たれるのか崩されるのかに注目したいところです。恐らく崩されるでしょうね。


2024年6月6日(木)、東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が正式開業しました。合わせて、エリアに隣接するパーク一体型ホテル「ファンタジースプリングスホテル」も本日より本稼働を始めました。

 

 

 

開業前夜となる6/5(水)にはドローン1000機を使用したライブイベントが生配信され、事前収録された映像がYouTubeのアーカイブとして公開されています。一部レストラン内の映像が流れますが、大きなネタバレは含まれていません。マニアックな目線だと、過去イベントに登場したティンカーベルが登場したのはびっくりでした。もちろんドローンの演出も映像から伝わる迫力でした。

 

 

東京ディズニーシーは、開園当初のコンセプトで大人向けの第2のディズニーパークとしてオープンしており、ディズニーアニメーション作品のようなファンタジーさは前面には出ていませんでした。キャラクター要素もなかったため、それが東京ディズニーシーの最大の良さだったわけですが、新たにオープンしたファンタジースプリングスは、ファミリーエンターテイメントを要素を鑑み、ファンタジーで小さいお子様でも楽しめる空間となっています。座った状態で乗れるお子様から乗れるアトラクションが含まれているのもそれが理由だそうです。

 

総投資額 約3200億円、かつて東京ディズニーランドの平面駐車場だったスペースを利用して大規模開発されたファンタジースプリングスは約14万㎡、東京ドーム(約4万㎡)3つ分の広さです。これまで、東京ディズニーランドの敷地面積が約51万㎡、東京ディズニーシー約49万㎡でしたので、ファンタジースプリングスがオープンしたことで東京ディズニーランドの敷地面積よりも広くなり、東京ディズニーランドと同水準のキャパシティを受け入れることができるようになりました。ファンタジースプリングスへは東京ディズニーリゾート公式アプリで取得できる指定パスの取得が必要で、当面の間はエリア内の入場制限が実施されます。

 

 

開業当日となる6/6(木)は9:00開園予定でしたが、一般8:15、ハッピーエントリー8:00に開園しました。そして、一般開園時間の3分後には、ディズニープレミアアクセス(有料)の発行を終了し、スタンバイパスに関しても8:42頃に発行を終了しました。
 

 

Twitter(X)の情報によると、ディズニープレミアアクセス(有料)については、午後に2回(12:00頃と14:30頃)に再発売されたようですが、それでもパスを確実に取得できたのは、ハッピーエントリーを利用した方とルールを無視して徹夜で並ばれた方に限られました。それもそのはず、発行していたのは13:00~18:45の枠に限定されていたためです。開業初日の動きだけでみれば、京葉線の始発で舞浜駅に到着しても、パスが取れずに終わるということです。もちろん、途中放出分や随時キャンセルされる枠を拾えればエリアを楽しむことができますが、年に一度行くか行かないかの方にとっては至難の業です。ハードリピーターでもキャンセル拾いを容易にできるのは限られた方のみです。

 

本日はハッピーエントリーを利用できたのがホテルミラコスタに宿泊していた方々のみでしたが、明日からは本格的にファンタジースプリングスホテルの宿泊者がハッピーエントリーを使用してきますので、一般開園前に発行を終了してしまう事態も起きかねません。特に土日、これから夏休みシーズンへと突入しますので、パス取得は過激化しそうです。

 

 

改めて振り返りますが、「ファンタジースプリングス」という新エリアに入場するには、パークチケットとは別に「スタンバイパス(無料)」もしくは「ディズニー・プレミアアクセス(有料)」のどちらかのパス取得が必須となります。ホテル宿泊などの特典を除いて、普通に東京ディズニーシーに行かれる場合、パークチケットだけではエリアに入場できません。開業当日に関して言えば、エリアに入るためのパスは一般開園から30分以内にはなくなっており、京葉線の始発で到着した人が入園する頃にはパスが無くなっていたのが現状です。普通に行って取れるとは思わない方が良いです。

 

下図にスタンバイパスの取得からエリアに入るまでの流れをまとめましたが、普通に東京ディズニーシーに行っても、最初のステップでもある「スタンバイパス」がまともに取れないってことです。それはディズニー・プレミアアクセス(有料)でも同じです。東京ディズニーシーに入園した人の大半がこのパスめがけて取りにいくことを忘れてはいけません。

 

また、ファンタジースプリングス内のレストランを利用するには、「スタンバイパス(無料)」もしくは「ディズニー・プレミアアクセス(有料)」を取得した上で、さらに「ディズニー・モバイルオーダー」での注文(予約)が必要です。このモバイルオーダーは、スタンバイパスなどのパスに表記されている入場時間(3時間)の枠でしか取得することができません。モバイルオーダーも比較的キャンセルが拾いやすい傾向にありますが、必ず取得できるとは限りません。

 

 

 

いつ頃まで続くかは分かりませんが、少なくとも年内までは舞浜駅に到着する始発よりも前に行ってもまともにパスが取れないことが予想されます。6月はオープン後の需要、7~9月は夏休みシーズン、10月はコスプレ満載ハロウィーン、11~12月はクリスマス...とエリアとは別の季節イベントが続きます。パーク側からは禁止されている徹夜行為をせずに、京葉線の始発時間帯から待ってパスが取れない以上は、課金を視野に入れないと手軽に利用することは難しいと思われます。取れて1つってところですかね。

 

また、ディズニー・プレミアアクセスについては、独自の調査によると「13:00~18:45」の枠でしか発行しておらず、この運用が変わらない限り一般開園時間よりも前のハッピーエントリーの時間帯で売り切れになることが予想されます。開業当日の6/6は、ハッピーエントリーの対象がホテルミラコスタに限定されていたため、ハッピーエントリーの時間帯にディズニー・プレミアアクセスの発行が終了する事態にはなりませんでしたが、一般開園後数分で無くなっています。6/7以降はファンタジースプリングスホテルがハッピーエントリーの対象になるため、相対的にハッピーエントリーの時間帯に入園する人数が増えます。これ以上は言わなくても分かりますね...。

 

そのため、スタンバイパスを取ろうが、ディズニー・プレミアアクセスを取ろうが、ホテルミラコスタもしくはファンタジースプリングスホテルを宿泊してハッピーエントリーで入らないとまともにパスは取れません。一般開園以降はパスの争奪戦が繰り広げられますので、ハッピーエントリーの時間帯に入園できることが最低条件です。

 

ハッピーエントリーの運用は明日6/7からのため、現時点ではあくまでも予想される内容になりますが、ファンタジースプリングスホテルのハッピーエントリーを使用した場合、パークの開園時間によってはこのホテルを利用するメリットがあります。

 

 

これは9:00開園と謳いつつ、実際は8:15に一般開園となっている場合に想定される例です。アトラクション施設は9:00にならないと稼働しないため、スタンバイパスで発行される枠は開園時間の9:00~になっています。ファンタジースプリングスホテル宿泊者は、専用エントランスから一般開園よりも15分早くエリアに直接入れます。6/6のように仮に8:00に入れたとすると、8:00~8:15の間でパスの取得が可能となります。入る場所は違えど、ホテルミラコスタのハッピーエントリーも同じように8:00~8:15でパスは取れるものの、ファンタジースプリングス入場にはスタンバイパスが必要なので、エリアに入ることができません。また、8:15からは一般開園が入園してきますが、こちらの方々もパスが取得できた時間になるまではエリアには入れません。

 

そのため、8:00~8:55までの間は、ファンタジースプリングスのエリア内にはファンタジースプリングスホテル宿泊者しかいないことになります。ここで8:55としているのは、エリア入場のQRコードが入場時間の5分前に表示されるため、9:00~のスタンバイパスを持っているホテルミラコスタの宿泊者が最短で入れる時間でこれくらいだろうという見立てです。実際には9:00ちょうどに入れると思いますが、これは明日以降の運用を待たないと分かりません。

 

ファンタジースプリングスホテルは、時期によるものの最低6万円台からの値段のため、このハッピーエントリーでエリア内のアトラクション・レストラン施設以外を堪能するにはおつりが出るレベルの体験価値なのでは?と個人的に思います。比較的人の少ないエリアを自由に散策できるわけですから、ホテルの宿泊特典としては最適な運用に見えます。

 

 

実際にファンタジースプリングスへの入場方法などの運用が変わらない限りは、一般入園枠でスタンバイパスが取れて1施設でしょうし、レストランについても限られた枠でモバイルオーダーが取れるとは限りません。オープン後の人気殺到は避けられませんので、全体的に落ち着くまでは、ファンタジースプリングスホテルへの宿泊を視野に考えられた方が賢明なのかなと思います。徹夜で並んで1施設もパスが取れない覚悟で並ぶか、6万円+α出して1施設でも多く体験できる可能性があるならどちらを選びますか?って話です。ホテルの場合はそもそも予約が取れないという別の問題がありますが...。要するにそこまでしないとエリア内を十分に楽しむことは難しいでしょう。レストランのメニューは変わる可能性がありますが、アトラクションは逃げませんので、待てる方は混雑が落ち着くまで時期をずらしたり、複雑な入場ルールが見直されるまでは待つのも1つの選択肢かと思います。いつか入場制限なく気軽に入れる時が来ますから。

 

東京ディズニーランドで2024年9月20日よりスタートする新しい夜のキャッスルプロジェクションのショータイトルが「Reach for the Stars」に決定したことが発表されました。

 

※公式Twitter(X)より画像をコピーして引用

 

 

プレスリリース:

https://www.olc.co.jp/ja/news/news_tdr/20240603_01/main/0/link/20240603_1.pdf

 

プレスリリースより引用
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東京ディズニーランドで2024年9月20日(金)よりスタートする新しいナイトタイムエンターテイメントのショータイトルが、「Reach for the Stars」に決定しましたのでお知らせします。 新しいナイトタイムエンターテイメント「Reach for the Stars」は、シンデレラ城を舞台に、星に手を伸ばして、さまざまなキャラクターたちが未来を切り開いていく姿を通じて夢を追い求める限り、無限の可能性が広がることを描くキャッスルプロジェクションです。 


魔法で光り輝くシンデレラ城に、不思議で色あざやかな雲が現れ、荘厳な雲の上の城をつくりあげます。そこへティンカーベルが登場すると、自由に飛び回りながら、ゲストの皆さまを物語が息づく夢のような場所へと導いていきます。 

 

ゲストの皆さまは、『トイ・ストーリー』、『ベイマックス』、『カールじいさんの空飛ぶ家』、『ダンボ』、『ヘラクレス』、『メリー・ポピンズ』、など、ディズニー映画やピクサー映画の作品に登場するキャラクターたちと一緒に空を舞うなかで、情熱を追い求め、恐怖に立ち向かい、困難を乗り越えていきます。さらに、東京ディズニーリゾート®のエンターテイメントプログラムでは初めてとなるマーベル映画のキャラクターたちも登場し、わくわくするような冒険が繰り広げられていきます。 


ディズニーの名曲とともに、シンデレラ城に映し出されるあざやかな映像、夜空いっぱいに広がる光の演出やパイロの効果などにより、キャラクターたちとゲストの皆さまが一緒に空を翔けているかのような臨場感と躍動感を味わうことができる東京ディズニーランドの新しいナイトタイムエンターテイメントに、どうぞご期待ください。

 

【公演概要】 
ショータイトル:Reach for the Stars 
公演場所:シンデレラ城(キャッスル・フォアコート)  
公演時間:約 20 分  
公演回数:1 日 1~2 回 
映像に登場するキャラクター:ティンカーベル、 ヘラクレス、ダンボ、メリー・ポピンズ、 カール・フレドリクセン、アラジン、ウォーリー、 アイアンマン、キャプテン・マーベル、ベイマックスほか 

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特設サイト

https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/newnightshow/

 

 

東京ディズニーランドでシンデレラ城を舞台にしたプロジェクションマッピングを使用したショーは、2018年の東京ディズニーランド35周年を記念して約1年間公演された「Celebrate! Tokyo Disneyland」が最後でした。コロナ過渡期を経て、実に5年ぶりに東京ディズニーランドにプロジェクションマッピングを駆使したショーが開催されることになります。

 

特設サイトには、バケーションパッケージ鑑賞席とディズニープレミアアクセス向けの鑑賞エリアが設けられることが記載されていますが、具体的な案内は追ってお知らせがあるとのことです。これまでの傾向からすれば、エントリー受付という名の抽選が行われるはずですので、それなりに狭き門になるかなと思われます。年間パスポートがあったコロナ前では、外れたらまた次回!ってできましたが、ワンデーパスポートだけの今となっては1回あたりの体験が重要になってくるので当落は年パス時代に比べると当たり外れの落差は大きく感じることになるでしょう。投影される映像や流れる音楽についてまだ明らかになっていないので、続報を期待したいところです。

2024/6/5(水)に実施される配信イベント「THE FANTASY BEGINS」の配信方法が、東京ディズニーリゾート公式YouTubeチャンネルのみでの実施に変更になったとのことです。InstagramやTiktokなどのSNSアカウントでの配信が取り止めとなっています。

 

 

 

 

6/3 17:00時点では、天気予報ならびに風予報ともに良好のため、天候を理由とした変更ではなさそうです。ファンタジースプリングス正式オープンまで、あと「3日」です。

 

 

※本記事は、個人の推測に基づく内容を記載しています。記事内容は公式から発表された事実ではないことを留意の上で、お読みください。一個人が独り言としてまとめている記事であることをご理解頂けない方は、ブラウザを閉じることを推奨します。

 

 

2024年6月6日、東京ディズニーシーに8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」が誕生します。2001年に開業した東京ディズニーシーにはアトラクション施設が順次追加されてきましたが、テーマポートとしてエリア自体の追加が行われるのはこれが初めてとなります。これまで、東京ディズニーシーは「7つの海」と称し、7つのテーマポートで構成されてきましたが、ファンタジースプリングスでは「泉」(スプリングス)がテーマとなっています。ファンタジースプリングスというテーマポートの中でも、さらに3つのエリアに分かれており、『ピーターパン』、『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』の3作品がモチーフになっています。

 

 

東京ディズニーリゾートに限らず、世界のディズニーパークでは新施設・新エンターテイメントプログラムが公開される際、開業予定日よりも前にテスト運営・テスト公開をする方針をとっています。これは、キャストや出演者だけではテストできない実際の運用を想定した最終トレーニングという位置づけで行われます。

 

東京ディズニーリゾートのスペシャルイベントを振り返ると、イベント自体は〇日~となっているのに対し、大半はその前日のショースケジュールが空白となっています。一般利用客からすればその日はショーやパレードをやらないと読み取れますが、このイベント前日にあたる日をテスト運営日・報道公開日に充てています。予定にはなくこっそりお試しで行うことから「スニーク」と呼ばれ、ショーやパレードは実質お披露目の公演と報道公開を同時に行うのが慣例となっています。おかげでハロウィーンシーズンは、仮装許容日がイベント期間+1日になっているのが残念なところです。

 

新アトラクション施設においても、最初はキャスト間でオペレーションなどの確認を行う「キャストプレビュー」を実施します。役者が揃ったところで、報道公開「プレスプレビュー」を実施し、その施設を世に広めてもらう広報活動を行います。プレスプレビューから実際のオープンまではある程度期間が設けられるので、スポンサー企業と提携して対象者を選定して招待する「スポンサープレビュー」を実施したり、一般利用客を利用したより実運用に近い状態で最終確認を行う「スニークプレビュー」を行います。ここ最近ではプレビューつきのパッケージプランを発売する傾向にあり、先行体験を確約したバケーションパッケージ等のプランが登場しています。このように、新施設をオープンするには段階を踏んだテスト運営を行い、正式オープンに備えることで、オープン後のトラブルや混乱を最小限にする準備がされます。

 

ファンタジースプリングスという新エリアオープンにあたっても、下記のような段階が踏まれたのですが、「スニークプレビュー」において、ディズニーファンを中心に一悶着する出来事が起きました。

 

 キャストプレビュー(従業員およびそのご家族を招待)

  ↓

 プレスプレビュー(報道公開)

  ↓

 スポンサープレビュー(TDRスポンサー企業を通した招待)

  ↓

 スニークプレビュー(特別なチケット等なく一般客が利用可)

  ↓

 スニーク・先行販売枠プレビュー(実運用を想定したテスト運営)

 

 

ファンタジースプリングスでは、各種プレビューが組まれたのですが、そちらをまとめられている方がいらっしゃいましたので、ツイート(ポスト)を引用します。

 

 

これをみると、空いている平日の枠で以下5日の空白が存在します。(一旦、土日は省きます)

 5/13(月)

 5/16(木)

 5/20(月)

 5/23(木)

 5/27(月)

 

スニークプレビューの存在を知っている常連客に関しては、この表を見て真っ先にスニークプレビューを察したことでしょう。ちなみに5/13(月)がスニークプレビューの初回となる予定でしたが、終日に渡って大雨となったため、スニークプレビューは実施されませんでした。しかし、一部の常連客(有名どころのアカウント)は東京ディズニーシーに足を運んで偵察されていました。何かあればネットで注目を集められますからね。そして、5/16(木)に、テスト運営という名目のもと、スニークプレビューが実施されました。

 

そして、ここで1つ騒ぎとなる事態が発生しました。

 

 

オープン後は指定のパスを所持していないとエリアに出入りができない制限が設けられるのですが、このスニークプレビューではエリアへの制限が設けられなかったのです。これには、先行体験の確約つきのパスポート(ファンダフルディズニー)やバケーションパッケージを購入した人から多くの批判が飛びました。お金を出して、エリアへの入場確約の権利を得ているわけですから、チケット代以外に一銭も払わない一般客が自由に出入りできている状況に怒るのも無理はありません。そして、今はネット社会です。先行体験枠よりも前に、一般客が次々に施設を体験し、その様子がネタバレとしてSNS上で広がりましたので、課金者からはさらに怒りを買う展開となりました。当然ながら、SNS上では批判の声が上がり、運営会社へクレームを入れた人もいれば、先行体験が確約された高額なバケーションパッケージをお金を出してまでキャンセルする人が出る事態となりました。

 

 

先行体験を確約しているとはいえ、正式開業日よりも前に体験できるというのであって、一般客よりも前に体験できるとは一言も書いていませんでしたし、先行体験枠以外で別にお客さんを入れることが明記されていました。なので、お金を払っているから先に体験させろというのは少し無理があるのかなと思います。

 

そしてお金を取っている以上、失敗は許されません。アトラクション施設が利用できなければ、それに応じた返金が発生してしまいます。つまり、より完璧な運営を行うためにも、先行体験枠よりも前に一般客を利用したスニークプレビュー実施が必須というわけです。それはいくら東京ディズニーシーがフランチャイズ運営だからとはいえ、ディズニーパークである以上は、絶対に必要なことです。これがダメであればディズニー社からGOサインをもらえず、開業日にオープンできない事態になりかねません。「スニークプレビュー」を実施する意味が、今のリピーターに浸透していなかったことやSNS上での嫉妬や承認欲求アピールが過激化したが上に、今回の事態になったのかなと思います。コロナ禍でリピーターの層が変わったというのがこのことからも分かりました。

 

 

5/20(月)のスニークプレビューでは、全体的にキャパシティが増加された一方で、エリア制限をかけていなかったために、ファンタジースプリングス・エントリーウェイやエリア内の通路が人で溢れる一面がありました。ディズニーパークで言えば、これは危険と判断されかねないレベルです。アトラクション施設前やレストラン施設内では、当日のスタンバイパスやモバイルオーダーのキャンセル拾いをするリピーターが見受けられ、エリアに滞留してしまう時間が延びた結果、想定よりも人が集中してしまったものと思われます。これに関しては、今後の運営方法で改善されるようにみえますが、もう1つの懸念事項が発生しました。

 

5/16(木)と5/20(月)の2回に分けてスニークプレビューが実施されたことを受けて、SNS上では次回5/23(木)にスニークプレビューが実施される旨の情報が広範囲に渡り拡散されてしまいました。リーナベルのコラボグッズ発売日でもありましたが、前日までにチケットが完売していましたので、ネットの影響力が大きかったことが伺えます。このことから、5/20のスニークプレビュー以上にエリア内に人が集まることが分かってしまったのです。

 

そこで、運営はどうしたかというと、これ以上人が集まってしまうと施設エリアに影響が出る(本来テストしたかったことができなくなる)と判断し、5/21の時点で5/23分のスニークプレビュー実施を取り下げています。部署によってはキャストのシフトが終日お休みになったり、担当のロケーションが変わったりしたようです。フード部門においては、食材の仕込みが行われるようですが、これらを破棄してでもスニークプレビューを取り下げたとのことですので、事の重大さがこのことからも伺えます。運営的な目線からすれば安全を最優先したまででしょう。「本来予定されていなかったものが、予定通り実施されなかった」、それに尽きます。

 

 

結局のところ、5/23(木)はスニークプレビューが実施されず、案の定、一部の入園予定者はチケットの入園日を変更したことで、当日チケットの再販が起きました。でも言い換えれば、スニークプレビューが無くなったことで、チケットの日付変更してでも入園日を変えるということは、今の東京ディズニーシーのコンテンツとファンタジースプリングスという新エリアのコンテンツを天秤にかけたときに、ファンタジースプリングスのない東京ディズニーシーに魅力がないとも言えます。魅力があれば、スニークプレビューがあろうがなかろうが、入園するはずですので。

 

 

スニークプレビューという存在は、SNSが発展する前までは常連客のみぞ知る先行体験でしたが、今やSNSが普及した時代、隠れる情報も包み隠さず拡散される時代です。運営側が隠したいという情報も筒抜けになります。それこそ携帯電話・スマートフォンの普及がディズニーパークの楽しみ方を狂わせたとも言えますが、まさに今回のテスト運営中止というのは今後のパーク運営でも大きな影響を与えた出来事になったのかなとも思いました。

 

5/28~6/2の間でも、招待つきのプレビューとスニークプレビューを合わせた実践的なテスト運営が1週間に渡り開催されましたが、特段の大きな混乱や出来事はなかったようです。各アトラクションを意図的に止めて利用客の避難誘導を実施するテストも行われましたが、実際にはリアルにシステム不具合が頻発して1日の半分が運営中止になる事態が起きてしまったようです。そこは、正式開業までに調整を重ねてスムーズな運営がされることを願うばかりです。

 

どこまでが本当の話でどこまでが正しい情報かは、読んだ方の判断にお任せします。ファンタジースプリングスは、2024年6月6日開業です。

 

東京ディズニーリゾート公式Twitter(現X)より、ファンタジースプリングス グランドオープン前日となる6/5(水)に一夜限りの配信イベント「THE FANTASY BEGINS」を実施することが発表されました。

 

 

 

東京ディズニーリゾート公式ホームページよりスクリーンショットにて引用

https://www.tokyodisneyresort.jp/topics/info/20240527.html

 

 

以下、原文ママ

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東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」。​
グランドオープン前日、6月5日(水)の夜に、開業前夜配信イベント「THE FANTASY BEGINS」を実施します。

「THE FANTASY BEGINS」はファンタジースプリングスを舞台に、東京ディズニーリゾート内では初となるドローン1,000機による演出や、ディズニーの仲間たちやキャストによるパフォーマンスを組み合わせた、一夜限りのライブ配信イベントです。
ファンタジースプリングスの壮大な世界を体感できる「THE FANTASY BEGINS」をどうぞお楽しみに!

※一部演出は事前撮影したものとなります。
※本イベントは配信のみのため、東京ディズニーリゾート内で鑑賞頂く場所はございません。
※公道および他施設でのご鑑賞はお控えください。
※荒天の場合は、プログラムの内容を変更する可能性があります。

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深夜時間帯にドローンを使ったリハーサル光景が目撃されており、SNS上でも開業前夜にセレモニーが行われるのでは?ということが示唆されていました。本日の発表により、東京ディズニーリゾート公式SNSアカウントにてライブ配信を行うということで、画面越しにはなりますが、インターネットに繋がる全ての方に閲覧の権利が回ってくる形となりました。

 

 

こちらの動画を確認したところ、ドローンが上がるのはファンタジースプリングスのフローズンキングダム周辺、パイロが打ち上がるのは、ファンタジースプリングス・エントリーウェイという通路付近にある道路上から上がるものと推測され、メイン会場はファンタジースプリングス・エントリーウェイ内で行われるものと思われます。

 

※東京ディズニーシー園内からも夜空に舞い上がるドローンの姿を見ることができるかと思いますが、ファンタジースプリングス・エントリーウェイとその周辺が閉鎖されることが容易に想像がつくので、現地ではまともな場所では観れないと思った方が良さそうです。とはいえ、位置的には東京ディズニーランドからも観ることはできるかと思います。ただし、「※一部演出は事前撮影したものとなります。」という注意書きがあるので、演出の大半が事前収録されたものの可能性も否定できません。

 

 

6/5(水)は、打ち上げ花火「スカイ・フル・オブ・カラーズ」が5月時点で休止となっており、通常花火の打ち上げに必要な消防体制を「THE FANTASY BEGINS」へ回すものと思われます。それだけ、力を入れてオープンを祝するってことですね。

 

当日は、東京ディズニーリゾート公式SNSの他、フジテレビ系列の「奇跡体験!アンビリバボー」にて生放送されるようです。

 

 

放送の1週間前となる5/29(水)に録画されるのをお忘れなく!

 

常識では考えられない出来事、“アンビリバボー”。

あなたの身に起こるのは明日かもしれません…。(笑)

 

ディズニーアンバサダーホテルにおいて、一部客室に宿泊した人が利用できる「アンバサダーラウンジ」が2024年10月21日(月)をもって、クローズとなることが発表されました。

 

表向きは、パジャマ姿のミニーマウスとグリーティングができる客室プランが設定される内容で発表され、注釈部分にしれっと表記されていた形になります。

 

 

https://www.olc.co.jp/ja/news/news_tdr/20240523/main/00/link/20240523.pdf

 

 

 

「アンバサダーラウンジ」は、アンバサダーフロアの客室ならびにスイートルームに宿泊した人が利用できるラウンジで、チェックイン手続きをはじめ、ソフトドリンクやお菓子、時間帯によってはアルコール類やおつまみを提供しています。チェックイン日は、チェックイン1時間前の14:00から利用することができ、チェックアウト日の12:00まで利用することができます。

 

 

カウンターに陳列されているアップルジュースやオレンジジュースなどのソフトドリンクのほか、裏にコーヒーマシンがあるのでコーヒー、紅茶、カフェラテ、ココアなどの飲み物であればリクエストすることができます。

 

コロナ禍の感染症対策で、アルコール類については缶での提供となり、客室に持ち帰って飲んでくださいというスタイルでした。以前はオリジナルカクテルを提供していましたが、コロナ禍で廃止となり、2024年2月時点でもアルコール類は缶での提供でした。こちらは復活することなくラウンジサービスが終了になると思われます。

 

 

ラウンジ内の窓からは、ホテル内のプールが見えるほか、夜は目の前から打ち上げ花火が上がります。マニアックな視点ですとウエスタンリバー鉄道の車庫が見えるので、タイミングが合えば入出庫する様子が見れます。

 

 

 

そんな「アンバサダーラウンジ」ですが、特定の客室タイプの宿泊料金にラウンジの利用料金が含まれているほか、朝食も料金に含まれています。アンバサダーホテル以外にも、ホテルミラコスタと東京ディズニーランドホテルにも同様に専用ラウンジがあります。今後はアンバサダーホテルが無くなります。開業予定の東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルには最上級のグランドシャトーがあり、こちらにはチェックイン等の手続だけの専用ラウンジが設けられますが、飲み物類が提供されるラウンジではなく、朝食もついていないので別料金となっています。さすが最上級の最新ホテルですね。

 

以下、公式ホームページよりスクリーンショットにて引用

https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/dah/room/lounge.html

 

これが今回の発表によると

・2024年10月31日(木)をもってアンバサダーフロアの客室とスイートルームご宿泊者へ提供するサービスを終了

・ラウンジ自体は、10月22日(火)~10月31日(木)で営業を休止(実質21日で営業終了)

・スタンダードフロア、アンバサダーフロアを統一(ラウンジサービス廃止・朝食別料金)

・ペントハウススイート以外のスイートはファミリールームとなり、スイートではなくなる

・従来のアンバサダーラウンジは、ミニーマウスルーム宿泊者専用のグリーティング会場に

ということです。

 

要は、改悪しますよって話ですね。ラウンジの存在自体は無くならないでしょうけども、ラウンジサービスが無くなるのは非常に大きなインパクトです。アンバサダーホテルの位置づけが低価格帯にシフトされるのであれば否定しませんがお値段据え置きでサービス廃止となるので、とにかく残念の一言です。

 

 

アンバサダーホテルでは2018年まで鉄板焼きの和食レストラン「花」が営業していましたが、諸般の事情によりクローズしました。結果的に何になったかというと、チップとデールをテーマにしたプレイグラウンドに変わりました。ホテル内にレストラン4つは過剰という判断かもしれませんが、これによって東京ディズニーリゾート内のディズニーホテルから和食を提供するレストランが消滅しました。6/6開業予定の東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルにもレストランは設けられますが、和食ではありません。

 

 

 

チップとデールの客室タイプも存在しており、こちらに宿泊した人は、この場所でチップとデールとグリーティングすることができます。「花」のイメージが強かったせいか、この光景を見たときは開いた口が塞がりませんでした。正直、ミニーマウスとのグリーティング会場はここじゃダメだったんですかね?

 

 

 

朝食については、ホテルのフロント近くにある「ハイピリオンラウンジ」が対象となっています。お金を払えば対象の客室を利用していない方や宿泊していない人でも利用することができます。これは他のホテルでも同じです。コロナ禍で一時期シェフミッキーにキャラクターが登場していなかったため、朝食会場がシェフミッキーになっていた時期もありました。

 

 

昨今の物価高や人件費高騰を踏まえれば、分からなくはないですが、やはり以前提供されていたモノ・コトが無くなるのはどうしても寂しいものです。それがコストカットが一番の理由にきているのであれば、見る目が変わるだけです。さて、次はどんな要素を無くしてくるでしょうか...。