
2025年8月、東急目黒線5080系が製品化されることが発表された。目黒線を走る車両としてはKATO初の製品化であり、田園都市線5000系、東横線5050系、みなとみらい線Y500系といった東急5000系列がこれまで製品化されていた中、最後まで空いたピースとなっていた5080系がラインナップに加わった。目黒線では3000系、5080系、3020系の3種類が東急電鉄の車両であり、南北線と三田線の2種類の地下鉄路線に乗り入れるほか、2023年には相鉄線にも直通するようになった。6両編成時代は5080系がみなとみらい号として元町・中華街まで入線したことがある。現在も物理的に入線はできるものの、ホームドアが設置された関係で営業運転として乗り入れることはできなくなった。
5080系は田園都市線5000系の設計をベースに目黒線とその直通先路線の運転に必要な装置を装備、日吉延伸による目黒線の増発を目的に新製当初は6両編成で導入されている。2023年の相鉄線との直通運転に合わせて中間車2両(4号車と5号車)を加えた8両編成となり、全ての5080系の行先表示器が白色(種別はフルカラー)に更新されている。
㉑東急目黒線 5080系(5190F)

プロトタイプとなった編成は5080系のラストナンバー5190Fで、4号車は大井町線6000系へのQシート車組み込みによる入れ替えで発生した余剰車を転用しており、車内の内装が大井町線6000系のままとなっているのが特徴となる。1編成で3種類の座席形態に分かれており、転用された4号車はオレンジ、新造された5号車は緑、それ以外の車両は紫となっている。同様の形態を持つのは5189Fと5190Fの2編成となる。外観上は4号車の旧6000系の車側灯が5050系4000番台と同じであり、恐らく金型の使いまわしの関係でこの編成が選ばれた可能性が高い。逆に他7両については、車側灯が実車とは異なっており、説明書の片隅にも断り書きが記載されている。また、パーツの使いまわしという点だと、5050系4000番台の動力床下パーツを流用している関係で2パンタ車と同じ床下になっている7号車がモーター車となっており、厳密には実車と床下機器の構造が異なる。行先が27K 急行 海老名ということもあり、海老名方面を向く8号車が先頭になるように上から8号車の順にブックケースに収容されていた。参考までに、目黒線の運行番号は所属会社に関わらず奇数が都営三田線、偶数が東京メトロ南北線に直通する運用で識別される。付属する行先シールの使い方次第では、5050系4000番台の行先を海老名行きや相鉄横浜行きにすることができる。
【購入背景】
これまでは東横線とその直通先からやってくる車両を購入していたが、晴れて目黒線の車両がKATOから製品化されることを受けて購入を決断。目黒線5080系は、東横線と同じ元住吉検車区に所属しており、5050系列と並んで留置されるほか、田園調布~日吉の間で東横線の車両と並走するため、複々線レイアウトでも楽しめればと思う。リカラーはなれでの走行を前提に、行先を各停 浦和美園とした。(行先シールでは、目黒線内各停は40Kの南北線系統に限られる)
※メーカー出荷日:2026年1月22日
【購入店舗】
yodobashi.com(予約)
【製品詳細】
https://www.katomodels.com/product/n/tokyu_5080kei_meguro_line
【外装】
アンテナ:東急電鉄4109アンテナ(青灰)(Z04P1021)に差し替え(廃盤品)
行先:40K 各停 浦和美園(付属の行先シールより)
乗務員室:グリーンマックス東急5000系・Y500系行先表示ステッカーより貼り付け
連結器:E259系 車体間ダンパー
【内装】
室内灯:TOG2 アドバンスタイプC15室内灯を装着
【備考】
ー

実車の4号車(元大井町線6000系)の社紋は「TOKYU CORPORATION」となっており、製品化が発表された段階で5号車の新造車と同じ「TOKYU RAILWAYS」で再現するとされていた。実際に製品発売までにこの部分は修正されており、きちんと製品に反映して頂いた点は評価したい。また、製品紹介では言及のなかったドア下のドアコック表記(▼)が印字されているのには驚いた。

【内装ステッカー】
5190Fに準拠した内装ステッカー類は、2026年1月時点での取り扱いはなく、本ブログでお世話になっているDensha.meからも製品化の予定は発表されていない。前述したように、4号車が大井町線6000系、5号車が8両化に伴う新造車、その他6両の車両が5080系オリジナルの内装となる。色味からするとY500系の内装ステッカーが近しいのだが、5190Fでは8両全てのドアに化粧板が設置されているので、デザインを気にしないのであれば座席と床面くらいは流用できる。
目黒線の運用上、地下鉄線内や相鉄線内での運用、午前中だけ夜だけといった運用と様々で、終日に渡って目黒線内を運行する運用が限られており、実車の乗車機会はあったものの、十分な素材集めを行うことができなかった。そのため、内装に関してはインターネット上の画像を参考に部分的にくり抜く形で作ることにした。4号車は5000系、5号車は3020系(後述)で使用した床面の素材を流用している。


Densha.me製の蓄電式室内灯を組み込んで外から覗いた様子がこちら↓

5189Fおよび5190Fでみられる3種類の内装の違いを我ながら表現できたのではないかと感じた。全ての車両にUP3の室内灯を入れたが、実車の5号車(新造車)の照明を踏まえると、5号車だけ4000Kを選択するとよりリアルになると思われる。床面が木目調のため、UP3でも若干黄色味がかかった室内には感じる。5080系では順次座席モケットの更新がされており、3種類の内装が特徴的だった5189Fにおいても、5号車の新造車を除いて更新されている。5190Fにおいても、近々更新される可能性があるため、この形態で運行されるのは時間の問題かもしれないが、模型の世界では特徴的な現在の姿を残しておく。
【5080系の小ネタ】

2024年1月27日、東急電鉄5000系車両デビュー20周年を記念した有料の車両撮影会が実施され、各形式のトップナンバーとHikarie号の4本が並べられた。車両の編成番号は異なれど、車両形式で同じ並びをKATOから製品化された車両だけで再現できるようになったのは感慨深い。(5101Fは2025年の梶が谷駅での衝突脱線事故の当該になってしまったが...)

本撮影会で把握したエピソードだが、5080系には5050系よりも後に製造され、東横線にも充当されることがないにも関わらず、なぜか行先表示には「桜木町」の設定が含まれていたとか。恐らく営業実績のある3000系の設定を引き継いだものと思われるが、桜木町行きは志村車両検修場での公開時に表示されたことがある。その後、白色LED化されたまではこの設定が残っていたらしいが、相鉄線直通の対応を行った際に正式に消されてしまったとのこと。営業運転を行う上では必要のない設定とは承知しているものの、当時興味が無かったが故にどこかで見てみたいという思いはある。
形式ごとに共通した行先という意味では、田園都市線5000系と東横線5050系では「渋谷」行きの設定があり、東横線5050系と目黒線5080系では「武蔵小杉」行きの設定がある。また、平日ダイヤに限定すれば5050系4000番台の運用で「新横浜」行きが深夜に1本だけ存在する。

4形式が比較できるので補足させて頂くと、5080系と5050系4000番台のHikarie号は乗務員扉と前面FRP部分との間に隙間がある。これが形式差になるのだが、過去に模型を製品化しているグリーンマックス、マイクロエース、そしてKATOは5000系や5050系の金型を流用した関係でこの部分が再現されていない。詳細は割愛するが、これが東急5000系列の沼ともいえる...。
5000系列のうち、田園都市線5000系と東横線5050系(8両編成)に関しては、外装・内装ともに2020系列に準じたリニューアルが予定されている。2026年1月時点ではリニューアルの動きはないが、馴染み深いデザインだっただけに、無くなる寂しさは拭えない。

田園都市線を走る東京メトロ半蔵門線の18000系では、イベント用の表示モードを備えており、実際の営業運転では表示できない行先や文字列を表示することができる。実車では運行情報に基づいて種別や行先が表示される仕組みになっており、会社間で種別が切り替わる際は対象駅手前の信号と連動して表示を変えているとのこと。いずれも撮影会に同席した乗務員の方より伺ったエピソードになる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
㉒東急目黒線 3020系(3121F)

【購入背景】
KATOから目黒線および直通先を走る車両が製品化される可能性は非常に低いと思われるが、目黒線の車両を単独で持っていてもレイアウトで走らせるのに物足りなさを感じてしまうため、走らせる相手を模索。東急・東京メトロ・都営・相鉄の4社は、KATO以外のメーカーから製品化されているわけだが、かろうじて新型車両の東急3020系(2020系)はJR東日本E235系と共通設計になっている部分があることから、E235系の床下ベースの3020系を仕上げることにした。実は大井町線のQシートが6020系に組み込まれた段階で、6020系のKATO化を行うことを計画したが、Qシート車の改造が当時出ていた製品での転用が難しかったことから諦めていた。KATOから5080系が製品化された際に、案の定グリーンマックスの3020系が在庫があったことと、5080系の対になる組み合わせとして相応しいことから3020系の購入と改造に至った。当然ながらE235系とは構造は異なることは承知の上で、3020系をそれっぽくKATOクオリティで仕上げるのが狙い。後にKATOから2020系列が出た際に、ボディを流用できればと思う。
※メーカー出荷日:2025年3月7日
【購入店舗】
IMON 大井店
【製品詳細】
https://www.greenmax.co.jp/gm-product/31977.html(品番31977)
【外装】
行先:25K 急行 西高島平(付属の行先シールより)
乗務員室:ー
連結器:KATOカプラー密連形(フック付)長・青灰+E259系 車体間ダンパー
【内装】
室内灯:ポポンデッタ エネルギーチャージャー青白色(余りものを流用)
【備考】
ー
【改造記】
JR東日本E235系と東急2020系が車両機器の一部を共通設計にしているものの、厳密にみれば一致する箇所はかなり限られている。KATO化して動かせる状態にするのが目的なので、細かいところは一切気にしない。このブログでは二度目となるグリーンマックスに喧嘩を売るような改造を施す。
2020系は田園都市線、3020系は目黒線でそれぞれ使用されており、共通点の多い設計になっているが、3020系は直通先の路線環境に合わせてワンマン運転やATOに対応した機器を搭載しているほか、2023年に相鉄線へ直通運転を開始したことにより、屋根上にアンテナが増設されている点など、2020系よりも重装備になっている。ボディに関しては、原則グリーンマックス製を踏襲し、パンタグラフやアンテナ類をKATOのASSYパーツに差し替える形で対応していく。床下パーツについては、KATO E235系(山手線)の床下とトレードする形で、必要に応じてパーツの取り付けを行う。言うまでもなく、実際の車両を忠実に再現するのは技術的にも不可能なので、床下についてはざっくりE235系って形とする。

本来はバラ売りや中古品で差し替えができるかを試したかったが、2020系列の中古品は見かけることがなく、バラ売りに関しては見たことがないレベルだったので、先頭車だけを買って試すことができず、ぶっ壊す前提でE235系(山手線)の4両基本セット(10-1468S)を買って、残りはASSYパーツで補填することにした。ちなみに、2025年12月にE235系(山手線)の再生産が行われており、4両基本セットは店頭残りものを購入し、それ以外に使用するパーツ類はその際に発売されるASSYパーツを使用した。中間車の10号車については、ドアの位置が異なるので、パーツ取りに使用した以外は使用していない。

パッと見の出来栄えは上々なものの、アンテナ類や東急の車両で特徴的なハシゴは全て別パーツとして購入者自身が取り付けする必要がある。大半がKATOのパーツから流用するため、グリーンマックスのパーツを活かすのはハシゴくらいになる。グリーンマックスのパーツは全てゴム系接着剤で接着するよう取扱説明書に記載があり、当てはめただけでは簡単に取れてしまう。ゴム系接着剤を使用すると強固に接着できるわけだが、接着間違いや将来的なパーツ交換の際に支障となるため、ここでは意図的に木工用ボンドで代用することで仮止め状態にする。
先頭車とモーター車を除くT車については、KATOとグリーンマックスで床下をトレードするだけでKATO化が完了する。

E235系の車体に取り付けられている貫通扉部のホロは爪部分を切り落として、ボンドで接着している。また、E235系のカプラーはフック無のタイプなので、車体間ジャンパ管を取り付けられるよう「KATOカプラー密連形(フック付)短・青灰(28-290-2)」に交換した。車体間ジャンパ管は、E259系のASSYパーツを加工(切り取り)して取り付けている。ホビーセンターカトーから黒色の車体間ジャンパ管が発売されているが、連結器の青灰に合わせて、E259系のASSYパーツを採用した。改めて思うのは、アーノルドカプラーは連結のしやすさはあるものの、リアリティは皆無かと...。

続いてモーター車の差し替え。根本的な問題として床下に配置された機器が両社で違うのはさておき、グリーンマックス製で数少ない評価ポイントとしては、モーター車の床下がリアルな点だろう。KATOのモーター車は床下が一体化されているのに対し、グリーンマックスのはモーター部が中央に、その外側に床下機器を再現したパーツが取り付けられている。


パンタグラフについては、実車の採寸に忠実なのか両社で概ね取り付け穴の位置が同じであった。ただし、避雷器(パンタグラフ脇の円筒状のパーツ)がKATOはパンタグラフのパーツと一体化しているのに対し、グリーンマックスはボディ側と一体化しており、どちらかを犠牲にする必要がある。ここは、取り替えが可能なKATOのパンタグラフについている避雷器部をカットすることで解消した。
続けてモーター車の差し替えを試みたところ、1つ問題点が浮上した。

モーター車の車両側のガラスパーツが、KATOの床下モーターと干渉してしまうため、そのままだとKATOの床下にグリーンマックスのボディが当てはまらなくなる。KATOのモーター部分を削ることができないため、グリーンマックス側のガラスパーツで干渉する部分だけをカットすることで、すっぽり被せることができた。他の車両でもこのガラスパーツの出っ張り部分が干渉してしまうため、同様にカットしている。
最後は先頭車の改造に取り掛かる。E235系では運転席部分にクラッシャブルゾーンがある関係で、3020系とドアの位置が根本的に異なる。そのため、先頭車の床下パーツは物理的にドアの位置がずれてしまうわけだが、そもそもグリーンマックス製に関しては運転室に隣接する乗降扉部分までライトユニットになっていた。座席部分については切断して内装ステッカーで被せる形で誤魔化す。

先頭車はボディとスカート、運転席を含むライトユニットがボディと一体化しているため、この部分をKATO化することはできない。特にライトユニットについては、E235系のライトが先頭上部だけに対して、3020系は上部と下部にそれぞれ光を通さないといけないため、ライトユニットについてはGM製をそのまま採用することにした。問題点としては、KATOの床下で集電バネの受けをどのようにするか。

グリーンマックスの先頭車床下は、スカート部分がまるごと無いので、KATOの床下ではこの部分を削る必要がある。ただし、集電バネの受けを確保しなければいけない。

パーツを分解するとKATO床下に組み込まれていたライトユニットが取り出せる。前述したようにライトユニットはグリーンマックス製のものを使用するため、関連パーツは不要になる。カッターやニッパーを使い、座席パーツの運転室壁および床下パーツのスカート部分をボディに合わせて切断すれば、意外にも苦なくフィットする。
3020系の先頭車はボディとスカート、ライトユニットと運転席がそれぞれ一体化しているので、この部分についてはグリーンマックスの仕様に準ずることにした。E235系の床下を大幅に削り、ライトユニットに設置された集電バネをKATOの床下に繋げられれば、ライトの点灯が可能になる。
最後は、集電バネの受け。ライトユニットから出ている集電バネとKATO床下の金属パーツをドッキングさせる必要がある。メンテナンス時にボディと床下は外せる状態にしつつ、安定的に接続できる状態が求められる。色々と試行錯誤した結果、グリーンマックスのパーツを活用すると、ハンダ付けといった加工をせずにうまくいくことが分かった。

グリーンマックスの床下を分解すると、全体を網羅するかのような金属板が埋まっている。上の写真でいう左上と右下の車端部の金属板を切り取り、KATOの床下に差し込むことで集団バネの受ける面積を増やし、ボディと床下を着脱しても集電に影響がないようなつくりにする。

この状態であれば、集電バネを加工する必要なく、床下にボディを被せるだけでライトユニットに給電できるようになる。後に通電性が安定しなかったため、差し込んだ金属板の下に不要となった「ライトユニット集電シュー」を挟むことで、より安定するようになった。

先頭車の屋根上は、1号車と8号車でアンテナの数が異なり、日吉寄りの8号車にはL字型アンテナ2本とWiMAXアンテナ2本が設置されている。5080系と同様に、1号車にL字型アンテナが設置されておらず、8号車に集約されている形になる。アンテナ類は、別パーツとして付属しているが、色味や形状にリアリティがないため、全てKATOのASSYパーツを使用する。L字型のアンテナについては保有車両のメンテナンス用に確保していた「東急電鉄4109アンテナ(青灰)(Z04P1021)」(現在は廃盤)を流用、デジタル列車無線アンテナおよび8号車のWiMAXアンテナについては、Hikarie号や新幹線ラッピング編成のASSYパーツとして設定された「千代田線16000系5次アンテナ(Z04-1418)」を新たに調達して配置した。

E235系にもWiMAXアンテナ(クーラー左のアンテナ2本)が設置されているが、3020系側には穴のサイズが合わないということと、白い屋根の3020系に白いアンテナが同化していまうことから、デジタル列車無線アンテナと同じパーツを使用した。実際のアンテナは白みがかかっているので、屋根上をウェザリングすれば白いアンテナの方が合っていると思う。

ボディを被せたときに、E235系では壁で隠れる室内灯を支える柱が外から見えてしまっているので、後々撤去する。写真ではわかりづらいが、先頭寄りのドア部分にはライトユニットが埋まっているため、この部分だけは内装ステッカーで表現することが物理的にできない。

そんな内装ステッカーだが、グリーンマックスの床下を見て頂ければ分かるように、そもそも座席が再現されているわけではなくステッカーを貼れる構造ではないことからサードパーティ製のものを含め市販されていない。東急5000系の6ドア代替新造車や5080系の8両化新造車でも似たようなデザインで内装を再現する必要があることから、実車の画像をもとに内装ステッカーを自作していく。このとき、Hikarie号で使用した内装ステッカーを使用し、切り抜いた跡をなぞるようにしてハイバックシートを切り抜き、再現した。

最後にハシゴのパーツを取り付ける。これはグリーンマックスに対してのリアルクレームだが、ハシゴのパーツが本来2点入っているはずなのだが、最初の写真を見返しても、開封時には1つしか確認できなかった。ここまでぶっ壊しておいて修理依頼は通用しないのと、パーツだけなら買った方が安いので、GMストアで個別に買い足しを行った。2両分で165円、安いのは有難いがGMストアまでの交通費の方が高くついた。

ハシゴは、1号車、4号車、5号車、8号車の4両で海側と山側にそれぞれ設置されている。グリーンマックスの床下には設置用の穴があるのだが、KATOの床下にはそのようなものは存在しないのでパーツをカットしてボンド接着という形になる。

最後に優先席等のステッカーを貼り付けて完成となる。行先は「25K 急行 西高島平」、税金無駄遣い・都知事が好き放題の東京都が運営する都営地下鉄の行先を掲げるつもりはなかったが、グリーンマックスの行先シールでは急行が海老名か西高島平の2択で、5080系の種別と行先を踏まえるとこの選択肢しか無かった。グリーンマックスでは再生産の可能性が高く、その際に行先シールの再設定もされるため、南北線系統の急行が再現できるのであればそちらを採用しようと思う。

3020系の整備は5080系の発売に向けて準備していたのと、KATOの5080系では座席と一体になっている床パーツが流用されることが分かっていたので、予備で購入していた新幹線ラッピング4105Fの床下を使用して事前に内装を仕上げていた。発売後は床面のパーツだけを入れ替えるだけでだったので、比較的短期間で整備が完了した。こちらのブログではお決まりのIMON横浜店の高架線レイアウトで試走した。

2020系と6020系に関しては導入を予定しておらず、仮にKATOから発売されたら購入する。メインは東横線になるので、目黒線単独で走らせる機会は少ないかもしれない。
【今後の予定】
2026年4月に、東急東横線5050系(5174F)が特別企画品として製品化されることが2025年12月5日に発表された。8両編成の5050系は5173Fをプロトタイプに特別企画品として発売されたものの、プロトタイプの編成が増結車を組み込んで4111F編成に生まれ変わってしまい、現状は実在しない編成となる。Hikarie号や新幹線ラッピングといった5050系4000番台の製品化は相次いだが、ここにきて8両編成の5050系が実質再生産される形となる。
現在の形態で、田園都市線5117F、東横線5174F、目黒線5190Fの3本、東横線4000番台で4105Fと4110Fの計5本、兄弟形式としてみなとみらい線Y513Fといったラインナップで勢ぞろいする。空いているパーツとしては、引退が宣告されている車種を除いて、デジタル列車無線アンテナが増設されたメトロ10000系、製品化されていないメトロ18000系8両編成および相鉄20000系の3種類となる。果たして、これらの製品化の続報がくるのか、根強い人気を誇る東急電鉄の車両が製品化されるのか。
鉄道模型のイベントとして1つ残念なお知らせ。毎年2月に開催されていた「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」だが、2025年が諸般の事情で開催が見送られていた中、2026年以降の開催をしないことがホームページ上で明らかとなった。

公式サイトよりスクリーンショットにて引用
http://www.festa-yokohama.jp/
2020年までは無料で入場することができ、試作品展示や鉄道事業者が出店するようなイベントであったが、恐らく採算の都合で終了したとみて良いだろう。2025年は、「蒲田を走る電車まつり」の開催も見送られており、東急線沿線での鉄道模型イベントは消滅してしまった。
【おすすめレンタルレイアウト】
東急5080系および3020系は、北は東京メトロ南北線・都営三田線に、南は相鉄新横浜線に直通運転で乗り入れている。路線の特性上、地上区間よりも地下区間を走行する区間の方が長いのが特徴で、沿線の情景というよりはトンネル区間のような情景が似合うかもしれない。そんな目黒線の車両を走らせるのに良さげなレイアウトを紹介する。
・Re-colorはなれ(3F)11番線・12番線

東京都新宿区にあるレンタルレイアウト「Re-color(リカラー)」の11・12番線は、目黒線「元住吉駅」や「元住吉検車区」が再現されている。本店の4階とはなれの3階に分かれており、はなれでは東急線沿線の情景が広がる。11番線と12番線には、元住吉駅が再現された途中駅が存在し、内側2線の目黒線の線路を走行する形となる。
11番線と12番線で田園都市線の車両を走らせた際の記録を下記の記事の後半で詳しくまとめているので、本記事では目黒線の車両を走らせたパターンでのカットに関して取り上げる。

元住吉駅モジュールは実在する駅と同じ配線が再現されており、外側はそれぞれ13番線(左)と14番線(右)の別の線路になっている。1枚目の写真では12番線と14番線の2線(元住吉駅上りホーム)を、2枚目の写真では11番線と12番線の2線(目黒線元住吉駅上下線)を使用したパターンで撮影している。前者は運転台が離れてしまうため、一度レイアウトを利用したことがないと操作が難しいと思われる。

11~14番線が並ぶヤードモジュールは、車両を手前側に停車させると元住吉検車区を思わす並びが再現できる。実際の検車区でも、留置スペースの都合で留置線の駅側はカーブとなっている。東急の車両基地には乗務員用の昇降台は存在しないのだが、こちらのレイアウトでは停止位置の目安に設置されている。乗務員用の昇降台に合わせて停車させると、長津田検車区の雰囲気を感じる。左4本が12番線、右3本が11番線に車両を留置した例が下の写真となる。

また、このヤードモジュールは建物位置的に日差しや夕焼けが入り込むため、時間帯によっては自然光を活かした撮影ができる。(言い方を変えると日差しがある時間帯はかなり眩しい...)

このレイアウトを利用する上での注意点としては、架線柱やストラクチャー類の配置の関係で、車両を載せたり回収したりするスペースが指定されており、11番線と12番線はメイン駅(梶ヶ谷駅)近くの本線上で、13番線と14番線はヤードモジュールから本線に向かうアプローチ線上で行う必要がある。なお、11番線~14番線は、分岐器で接続されていないため、路線間を線路上で車両の移動を行うことができない構造になっており、車両を移動したい場合は指定場所で物理的に移動させないといけない。また、同フロアの15~16番線に関しても、車両を載せたり回収したりするスペースが指定されている。

メイン駅およびヤード線(留置線)は15両編成の車両が停車できるだけの長さが確保されており、実在する駅や留置線とは構造上異なるものの、ここまで再現されたレイアウトは他にはないため、目黒線を走る車両を保有しているのであれば一度は利用することをおすすめしたい。なお、リカラーのレイアウトはアップデートのため予告なく情景の変更や改修されるため、ここで紹介した情景が今後無くなる可能性は十分あり得る。
予約制のレンタルレイアウトのため、当日予約なしで入店しても利用はできない。直前でも空いていれば予約は入れての利用は可能なため、電話予約が必須となる。リカラーはなれ1線あたりの利用料金は1時間1500円、最寄り駅は東京メトロ東西線落合駅およびJR中央総武線東中野駅からアクセスできる。
・ポポンデッタ グランツリー武蔵小杉店

東急目黒線沿線で唯一のレンタルレイアウトとして、グランツリー武蔵小杉店が2024年3月にオープンした。アクセスは武蔵小杉駅(東急)から徒歩3分ほど、グランツリー建物の3階に位置している。ポポンデッタ他店と比較すると、かなり狭めとなっており、鉄道模型商品の品揃えは少なめに感じる。レイアウトは店舗外の通路とガラス越しに見えるようになっており、特に下段のレイアウトは子供の目線の高さからも見えることから、比較的ギャラリーの目に留まりやすい傾向にある。

SNSの情報によると、設置されたレイアウトは閉店した広島府中店のものを再利用しているらしく、上段レイアウトにグランツリーを模した建物に置き換えられた以外は使いまわされている。当然ながら実際のグランツリーの前に地上の線路は存在しない。目黒線や東横線沿線、武蔵小杉駅周辺の情景が再現されていないのだが、せめて高架線に関しては、青いラインを入れて東急線風に近づけるといったことはできなかったのだろうか...。

テナント料の関係か、レイアウト利用料金は開店初期から1時間あたり平日800円、土休日1200円(当時の関東圏店舗の最高値)に設定されており、他店舗も追随して同値段設定に引き上げられている。武蔵小杉店では2026年1月時点で平日700円、土休日1000円の金額設定で期間限定の値下げが行われていた。それでも土休日にレイアウトが埋まることは少ない。
レールについても特段張り替えされた形跡もなく、その影響で通電性が劣る箇所が多く見受けられる。強気の値段設定もあるのか、持ち込みユーザの利用は他店に比べて少ないように感じる。気のせいかKATOのスロットレスモーターの磁力の影響を受けやすくなっており、車両側で対策した状態(例えばアゼリア川崎店で問題なく通過できる)であっても、武蔵小杉店だと特定の番線でポイントの誤作動が発生して詰まることが多々ある。

地上線の駅構内の有効長は通勤型20m車で10両編成、ホームの長さも10両分でぴったり収まるが、レイアウト搬出入を前提とした分割構造になっている関係で、ホームの位置がそれに合わせて設置されており、10両編成だと停車位置をずらさないと行き違いができない。また、線路配線とホーム形状がかみ合っておらず、ホームの片側はカーブ状になっており、こちらの番線では通勤型20m車で8両編成分の長さしかホームに収まらない。地上線を利用する際は通勤型20m車で8両までが安定して走らせられる上限かと思う。
他店にも共通して言えることだが、ホームに合わせて線路配線を変えたり、線路配線に合わせてホーム端を調達できないのかが疑問に残るが、諸々含めてポポンデッタクオリティなのだろう。少なくとも直線区間にカーブ状のホームを置いている時点で、セット品を流用しているのが目に見えてしまっている。ちょっと工夫すればマシになるのだが...。

立地の関係で土休日は混雑する傾向にあるが、休みのシーズンではない普通の平日であれば、レイアウトを利用している人がほぼいないので、治安面を気にするのであれば平日利用一択かと思う。目黒線沿線にある唯一のレイアウトで駅からも近いという点以外に、特に勧める要素がないのが正直なところ。我ながら自宅から最も近いレンタルレイアウトではあるものの、レイアウト自体が使いまわせていて情景が乏しいこと、通電性がイマイチなこと、スロットレスモーターによる誤作動を受けやすいこと等が重なり、これらを踏まえてもまだアゼリア川崎店の方がわずかにマシと思えるため、武蔵小杉店の利用頻度はかなり少ない。諸々参考までに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
東横線の車両を持つ身としてはあるまじきことではあるが、昨今の社会情勢を鑑み、所有する東横線のNゲージ車両の行先から「元町・中華街」行きを全て撤廃した。Nゲージセカンドライフを進めるきっかけとなった4107Fに対しても、グレードアップシールより「F特急 森林公園」に変更した。リカラーでの写真にもあるように、Hikarie号やY500系も行先を変更している。

一方的な圧力をかけて脅し、過ちに関しては一切謝る姿勢を取らないお国柄に近しい行先を模型の世界でも掲げるのに嫌気がさしているのは今に始まったことではない。そんなお国の人種が日本に訪れないだけで格段に快適になったと感じるのは私だけではないはず。その行先が安心安全な街であるなら、そこに住むような人の中から逮捕者が出たり強制送還されるような事態にはならないと思うので。個人的には移民には賛同できないししたくもない思いもあり、当面の間は模型の世界でも避けさせて頂く。日本人を騙し、自分たちが好き勝手にやってこれたのだから日本人が苦しんだ分を相殺する未来がくるまで、模型の世界ではこの行先を名乗ることは止める。個人的に不快に感じるだけだし、模型的には1号車が先頭を向くのでむしろ都合が良い。