「アメニツクス」 | 日本の未来を考える

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旧ブログ名:NHK朝ドラ『梅ちゃん先生』、『純と愛』批判をメインにしたブログ。リンクはご自由にどうぞ。

アベ首相の政策は、「アベノミクス」と呼ばれますが、
すでに、自民党支持者ですら懐疑的な政策が推し進められているのは周知の通りです。
それは、政策の大半が、「アメリカ様の言いなり」、あるいは、「いかにアメリカ様が喜ぶか」に重点が置かれているからです。

すなわち、アベ政策の本質とは、「アメリカのため、ひたすら尽くす」ことであり、


「アメニツクス」と呼ぶ方が正確だと思います
。(`・ω・´)


集団的自衛権について見てみましょう

星月夜☆さまブログより~

集団的自衛権閣議決定へ☆「新3要件案」の原案を公明党が用意


6月9日に行われた参議院での民主党・江崎議員とアベ首相とのやり取りです。

日米安保条約


江崎:
日米(安保条約)の不均衡の見返りとして、第6条で「基地の供与」が設けられている。これが日米安保の基本です。米軍の基地があるということは、東アジアの有事の際、真っ先に攻撃されるかもしれない。そういうリスクをわが国は負っている。いわゆる”思いやり予算”を駐留米軍に払っているのも日本だけ平成24年度の在日米軍関連費用は、2,300億円であり、十分、「双務性」を持った条約です。「集団的自衛権」行使が容認されるとすれば、日米安保の基本が変更されることを意味する。在日米軍の分だけ、日本の負担が大きくなってしまうのではないか。少なくとも第6条を削除すべきではないか。

アベ:
(日米安保)条約を変える考えは毛頭ないわけであります。
第5条と第6条で、(日米の)双務性が担保されているのは我々も同意見。
しかし、条約がきちんと機能していくためには、”が必要なんです。
信頼のない条約は、ただの”紙きれ”になってしまう。これは世界の常識です。
(集団的自衛権の)解釈変更について、(アメリカから)大きな評価がなされているし、
事実、オバマ大統領が(来日の際)しっかり支持し、評価したじゃないですか

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今回は、ですか・・・。感情論に訴えるのは、いつもの「アベの手口」です(笑)
日米安保では、”日米間の双務性がきちんと担保されている”にもかかわらず、
アメリカ様のご機嫌をうかがうことが最優先の日本の首相。

ああ、情けない・・・(´;ω;`)

あれほどご機嫌を取っても、袖にされちゃった(首脳会談を断られた)じゃないですか。
参照:

「ありのまま」を伝えて下さい


尚、いくらオバマ大統領が評価しようと、尖閣のために米軍が動くという保証はありません
参照:

オバマ大統領 尖閣諸島

オバマ大統領 尖閣諸島その2


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視点を変えてみましょう。

24年前の「湾岸戦争」の時、日本の海部首相はどうアメリカに対応したのか。

海部その1


当時のアメリカ大統領は、パパ・ブッシュ。
「我々は、ペルシャ湾での重大な(石油)権益を守る覚悟だ」と、鼻息が荒い。
同盟国・日本に対しても、自衛隊を派兵するよう要求してきた。

「イギリス、フランス、オランダ、オーストラリアが、海外派兵に合意している」
「経済的、軍事的に、日本は出来る限り支援してほしい」(ブッシュ大統領)

威圧的なブッシュに対し、海部首相はこう答える。
「わが国の憲法上の制約や国会の議決があるため、軍事分野で直接参加することはほぼ考えられない」


はい、ここで登場するのが、「憲法9条」です。(・∀・)

憲法9条


「国の交戦権は、これを認めない」(憲法9条)

海部首相は、ブッシュに対し、次のように説得した。

「クウェートのために、イラクと戦うわけにはいかない」
「政治家としての良識と日本国民が許さない」
「(そもそも)それはアメリカが与えた、日本の国是ではないですか」

これでブッシュは、二度と自衛隊の派兵を言い出さなくなった。

実はこの時、海部の脳裏には、後藤田正晴(元官房長官)の存在があった。

後藤田


「どんなに立派な堤防でも、アリの一穴で崩れてしまう」(後藤田正晴)
海部首相は、後藤田の言葉を受け入れ、日本を守ったのだ。

しかし湾岸戦争での日本の資金提供は、1兆5千億円にのぼり、
戦後、「小切手外交」と揶揄されたことが、いまだに外務省の大きなトラウマだという。

それでも、海部元首相は言う。

「相手の立場で(国益を)考えるべきではない」
「憲法にある”専守防衛”が歯止めだ」
「地球の裏側や隣国に行くとか、気に入らない国があったら、あるいは誰かに頼まれて、自衛隊を派兵させるのは間違い、邪道だ」
「(首相)個人の解釈で変更して、閣議決定して進めるのは危ない」

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私たちは、この国のあり方について慎重に考える必要があります。
憲法9条改正が叫ばれる中、その9条が「戦後の日本を守ってきた」(9条を盾に戦争を回避した)という事実。

かつての海部首相や後藤田氏には、国益を優先し、「日本を守る」という気概がありました。
一方、アベ首相は、ひたすら、アメリカに尽くし、ご機嫌を取ろうと必死に見えます。

果たして、「アメニツクス(アメリカに尽くす)が、日本や国民の利益にかなうのでしょうか。


日本は、アメリカの属国じゃないよ!(`・ω・´)


おまけ

永田町の子泣きじじい新党の名前が決まったようです。

石原新党の名前は「次世代の党」ではなく「じ…」を語る


新党理念の三本柱
・「自立歩行」
・「新陳代謝」
・「じじい世代」 

だそうです。相変わらず、センス抜群ですね!(。・w・。 ) ププッ

おまけその2

先日、クマから子供を助けて話題になった柴犬(♀6歳)です
http://matome.naver.jp/odai/2140353730618386001

柴犬

「めごちゃん」といいます。
普段は大人しく、めったに吠えないのに、
クマから飼い主(子供)を守ろうと、「わんわん!」と吠えて追い払ったそうです。