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foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に





・秋桜の


  そよぎの海の
     富士の空
  
  大きく小さく
     秋茜飛び

     〈2025/9/14 山中湖〉

  長月に

 入れど外は

   灼熱の夏

 

  酷暑でも

   涼を呼びこむ

    秋茜

 

虫の音で

 秋を気づかす

  この暑さ

 

 秋風を

  心に入れる

    栗の菓子

 

本日は 長月の朔日

恵那の秋を代表する味覚 

栗きんとんは9月1日から販売開始です。

 

 岐阜県の東美濃 恵那市や中津川市は秋になると何十軒ものお菓子屋さんが自家製の栗きんとんを販売されます。

 

 以前、毎年数十軒の栗きんとんの食べ比べを10年間ほどに渡って行ったことがあります。

  ある程度勝ち残ってきた栗きんとんはお抹茶やお煎茶、番茶に合わせ更に食べ比べます。

栗と砂糖だけの世界ですから、味の差は微妙ですが、この10年近く食べ比べをしてきますと、美味しい店は毎年ほぼ同じような店舗に絞られてきて、お抹茶では「恵那寿や」、「恵那川上屋」、「中津川すや」、が常連で、時々他の店が3、4番に入ってきましたが、

お抹茶に合う上品な栗きんとんの一番はほぼいつも「恵那寿や」さんでした。

 (お番茶に合わせる栗きんとんは岩村町の松浦軒本店が一番でした)

 栗きんとんは本来、栗と砂糖だけでつくるお菓子なのですが、

近年、人工甘味料のトレハロースを使うお店が増えて半数上になってきています。

トレハロースの原料の大部分が遺伝子組み換え、枯葉剤使用トウモロコシの疑いがあり、不安です。

余分なもの入れないできちんと作れば美味しいのに。余分な心配しなくて良いのに。

 私が選ぶ栗きんとんは栗と砂糖だけで作られたお菓子屋さんのものだけです。

 

 ですから、恵那寿やさんの栗きんとんも

昔ながらの栗と砂糖のみで作られている正統派です。

 

余分なものを

 足さない

  引かない

 

   本物の味が楽しめます。

 

 日本料理には、季節の移ろいを楽しむ「走り・旬・名残」がありますが、

栗きんとんの「走り」は丁度今。

まだ白っぽく味もまだ乗ってはいませんがきれいな若さのある味です。

 栗きんとんの「旬(盛り)」は10月から

色もほんのすこし黄色で栗っぽく甘さも乗り、栄養価も高く一番美味しい時期です。

 名残の11月になると、ほんの少し黒ずんでちょっと複雑な濃厚な味が出てきます。

 走り・旬・名残で変わる味の変化。これが自然からの贈り物の楽しさですね。

 

今日は解禁日、早速

 「恵那寿や」さんへ出向いて頂いてきました。

 

早速お抹茶に合わせていただきますが、

栗きんとんは濱田庄司の小皿に載せ、

お抹茶は河井寛次郎の三色彩碗にオーガニック抹茶を水点てで氷を浮かべていただきました。

 

初物の

  走りの栗は

   涼の味

  初秋を思わす

   清しさの味

走りの味は とてもきれいな美味しさ 気持ちよく 美味しく いただきました。

 初物は東を向いて笑いましょう

地下鉄八事駅から坂を登り下り徒歩10分 静かな住宅街の一画に1978年に創業した老舗のフレンチレストラン 「シェ・コーベ」。

 クラシックで瀟洒な外観、店内に入ると、パリ直輸入アンティークの調度品と、自然光が射し込む大きな窓が印象的で、

 

燦々と光の注がれる中で食事を満喫していると、あたかもリゾート地のレストランへやって来たかのような気分に。

 

先日エノテーカ ピンキオーリや、TRATTORIA TOPE で15000円前後のものをいただいたので、比べてみようと、こちらでも似た値段で16500円の料理を予約してみました。

予約17時なのでまだ早く一番乗り

 

 

 

ワインはまず泡からですよね。

クレマン・ド・ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン 天地人

 

 日本人醸造家の仲田晃司氏がブルゴーニュで設立したルー・デュモンのワイン。

シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵シャルドネ100%

きめ細かな泡立ちと、ほどよい酸味と爽やかなフレッシュさ、サラッとすっきりした辛口で中々美味しい。

 

 

⚫︎インプレッション(印象)

 生ハムとイチジク カマンベール

カマンベールと無花果のスペイン産イベリコ豚包

 来るまでに暑さで汗をかいてきたからイベリコ豚生ハムの強い塩味が美味しくカマンベールに無花果の優しい甘さのブレンドがいい感じ

 

 

チャバタというパン

パンに

自家製青海苔のバター

リエット

このパン 特別美味しい

海藻バターもいい味を出している

 

ドイツワイン「イミッヒ・バッテリーベルクの エシェルブルク・リースリング 2020 」

リースリング100%

 少しフルーティーな香りと、辛口で引き締まった味。

 

⚫︎穴子フリット タルタルソース

自家製タルタルソースはいぶりがっこと福井のラッキョウ入り

ふわっとしたフリットに柔らかな穴子

 いい食感

 

⚫︎甘海老カルパッチョ

甘エビを束にして並べ凍らせて薄くスライスしたものにカラスミスライスも入れてある

 素晴らしいのはこんなにも包丁を入れてあるのに特有の生臭みを感じさせない力量だね。

これは美味い

甘海老独特の旨みに所々カラスミの旨みがミックスしてくる

カラスミはイタリア産らしい

 甘海老をうまく生かしたいい料理だ キャビアソースはソースだから仕方ないが、他の味付けをもう少し減らしキャビア本来の味を生かした方が合うような気がする。でもそのためにはキャビアランクを上げたいが、この値段ではちょっと無理ですね。

 

 次もリースリング アルザスワイン白

アルザス トリンバック リ-スリング 2020

アルザスは僕の好み ドイツに近い地方

 これはやや甘め

 

⚫︎フォアグラポワレ

フランス産フォアグラ アメリカンチェリー 赤ワインソース

フォアグラは特有の甘く透き通ったような脂と旨みが膨らみ最後に消えていくものが好きなのだが、 綺麗目の脂だが‥‥ 値段的にまあまあだね。

 

ドメーヌ デ ロッシュ ヌーヴ ソミュール ブラン ランソリット 2023

 フランス ロワール

シュナン ブラン 100%

 

⚫︎マイス

 (マイストはフランス語でトウモロコシのこと)

トウモロコシのスープ

(備中農園ドルチェドリームというトウモロコシ)

トウモロコシと水と微かに塩だけのスープ

素直なトウモロコシの甘旨みで今のような暑すぎる時には特に美味しく感じた

 (写真は撮り忘れています)

 

⚫︎マナガツオ

  赤ピーマンソース

   カレー風味のエスプーマ

 ズッキーニのクルクルとズッキーニの花天ぷら。真魚鰹の皮がパリッとしてチョリチョリ 美味しい

 

 

⚫︎紀州鴨

ブルーベリーソース

 僕の好むジビエっぽい野生の血の味のする鴨ではなく、食べやすい普通の合鴨の味。これはこれで美味しい

丸っぽい小さいのは心臓や他の部位を混ぜた野菜は入っていないハンバーグ風

これは美味しい

四角いのは薄くスライスしたジャガイモで作たハッシュドポテトで、上は玉ねぎをしっかり炒めてあり

甘い玉ねぎがおいしい。

 

 

合わせるのは日本の勝沼のワイン

鳥居平今村

キュヴェ・ユカ ルージュ2004

シャトー勝沼 ヴィンテージ

勝沼エリア最良年の1つ、2004年だけで造った特別なキュヴェ

熟成した香りも、まろやかな口当たりに熟した果実味。 柔らかな酸味と角の取れたタンニンで丸みのある味わい。上質のメルローのような美味しさだった。

 

⚫︎桃のパフェ

 ミントの飴細工 山梨の桃 紅茶のジェリー

  フランスの洋酒を使ったクリーム

 

最後はエスプレッソ やはりWですね

 お供はフィナンシェ

 

 

 どの料理も素直なおいしさを求めた誰が食べても美味しく感じさせるような直球勝負のような丁寧なおいしさでした。

現代のチャラチャラとしたフレンチではなく、老舗だからこその落ち着いた素直な味わいの良いお店。

 ワインはより良いものを値段を抑えながら出されている感じで、これも良かった。

   とても良いお店でした、ごちそうさまでした。

 

シェ・コーベ フレンチ 八事

名古屋市昭和区広路町梅園24番地

TEL 052-832-7584

 ……   案内より ……………
フィレンツェにあるミシュラン三ツ星名店エノテーカ ピンキオーリの味をここ名古屋で。
ワインソムリエの巨匠であるオーナーのジョルジョ・ピンキオーリ氏が厳選した7,000本を超える圧巻のワインコレクション。そして、世界で初めて女性三ツ星シェフとなったアニー・フェオルデ総料理長が創り出す、五感を刺激する革新的な一皿。
地上42階の店内に足を踏み入れると息をのむような絶景がゲストの皆さまをお出迎えします。

 店内は足元から高さ7mの天井まで窓一面に広がる景色は都会の美しいパノラマが一望でき、ディナータイムにはきらめく夜景が特別な夜を一層華やかに彩ります。ミシュラン一つ星を獲得した極上のお料理と眺望とともに優雅なひとときをお過ごしください。

 

  …………………………

 

 登りエレベーターの外景はビルの間に

   消えかける直前の夕陽の帯



  火が沈むにつれて夜の帷が点描の輝きとなり鮮やかに濃く深くなっていく

   眼下には名古屋城のライトアップもおもちゃのように見える

 



  外の景色、夜景がメインとしてあるのかシャンデリアもスッキリシンプル


 


   

 …………………………

 

 本来はもう一つ上の料理の方が良さそうだと思ったが、先日TRATTORIA TOPE で15000円のコースを食べたので比べてみようと、こちらでも同じような値段の料理を予約してみました。

 

コース名【Terra ー大地ー】 前菜・パスタ・お肉など全6品  14520円

【こちらのメニューは、スプマンテ アンティノーリ キュベ・ロワイアルをグラスにて食前酒でお楽しみいただきます】

 

 

 

席につき

 

 

 

 アペリティーヴォ(食前酒)は、コースに付いているイタリアロンバルディアのスプマンテ アンティノーリ キュベ・ロワイアルを、まずいただいた。

  グラスに注ぐと、淡い黄色の外観と長期熟成が生み出すきめ細かい泡が印象的。フレッシュな果実味と酸が余韻が軽やかでとても飲みやすい。

 

次からのワインだが、ワインリストを拝見すると、百科事典の様な黒く分厚い立派なハードカバー。

 これは圧巻。

 開くと、流石7,000本を超える圧巻のワインコレクションというだけあって数万円から200万円位までの高級ワインがずらり。凄い! 見ているだけで1日以上かかってしまう感じなので、料理に最適なグラスワインをペアリングでお願いすることに。

 

 暑い夏なので次も泡で。

  今夜はちょっと贅沢に

 ★リュイナール ブリュット ロゼ


 スプマンテ アンティノーリ キュベ・ロワイアルも美味しい味でしたが、その2倍以上のお値段ですが、1729年、世界で初めてのシャンパーニュ・メゾンとして誕生し、「シャルドネの芸術」と称えられる世界で初めてのシャンパーニュ・メゾンとして歴史ある名門メゾンのリュイナールのロゼ。

 

 とても細かな泡が、グラスの底からたえることなく立ち上がり、摘みたてのバラや木苺などのフレッシュで繊細で複雑だが滑らかな口当たり。良い味 良いワインですね。


 

 

antipasto

 ⚫︎オレンジのムース

 

 ⚫︎抽象絵画のような秋の紅い枯葉の様なレンズ豆のチップ

 

⚫︎Per iniziare: tartare di branzino agli agrumi e crema di asparagi verdi

 答志島産スズキと柑橘のタルタル グリーンアスパラガスのクリーム

 さらっと美味しい

 

合わせて白ワイン

パニッツィ ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ 2023 

トスカーナのワイナリー「パニッツィ」が生産する白ワイン

 ヴェルナッチャ主体にの辛口柑橘系やリンゴ、ハーブの香りに芳醇な果実味とまろやかな酸味とミネラル感

 

ワインの栓の止め方が独特。イタリア本店で考え出されたそうで、世界でここだけだそうです。

 

⚫︎Bombolone d'uovo farcito di spuma tiepida di patate,

agretti all'aceto,crema di taleggio dop

e briciole di pane all'olio extra vergine di oliva

じゃが芋の軽やかなムースを詰めた名古屋コーチン卵の “ボンボローネ”

おかひじきのサラダ タレッジョのクリーム

 

 トリュフといえば、イタリア、フランス産が主流で12月から3月ぐらいが旬ですが、これらが切れる夏。求められるのは地球の反対側、

今、オーストラリアは冬。フランスの産地と気候が似ている黒トリュフ産地は6月中旬から9月上旬がシーズン。丁度今です。それがオーストラリアから一昨日日本に届いたばかりだそうです。

 

 これは楽しまなくちゃっとその冬黒トリュフをオプションで、2gで+3000円でしたが、つけていただきました。

 

フランスの黒トリュフは結構強い香りだが この冬黒トリュフはちょっと甘っぽい優しいリッチな香り

 じゃが芋の軽やかなムースを詰めタレッジョチーズをかけた名古屋コーチン卵のボンボローネ(丸いパン状)に冬黒トリュフ。 良い香りと味を出して、おかひじきともうまく合っている 美味しい!

 

赤ワイン

ヴィラ・アンティノリ・ロッソ

トスカーナ2021  キャンティ・クラシコ フルボディ

サンジョヴェーゼ/カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ/シラー 

イタリアでデイリーワインで6番目に人気らしい。

トスカーナ最高の畑から厳選したブドウを用いているそうです。

チェリーやミント、微かチョコレートのニュアンス。タンニンや渋みはおだやかだが、しっかりとした果実味がある濃いワイン

 

Garganelli all'uovo, ragù dell'aia, tocchetti di scamorza affumicata

手打ちパスタガルガネッリ ラグーデッライアと燻製させたスカモルツァチーズ

 ガルガネッリ(筒形パスタ)

 ラグーデッライアは、イタリアのボローニャ地方で生まれた伝統的なミートソースの一種で、愛知鴨と名古屋コーチンで作り、燻製させたスカモルツァチーズのサイコロをいれてある。

 美味しい。

 スカモルツァチーズは少ししっかりと中までスモーキー

 これが不思議 どうして中までスモーキーなのだろう

 

ちょっと変わった細長いスプーン

これがこのパスタを食べるにはとても食べやすくて打って付けの形。見事な形である。

 これぞ用の美。

 

 

⚫︎メイン

 

Agnello in porchetta al rosmarino con cavolo viola al pepe rosa

オーストラリア産仔羊のポルケッタ(丸焼き)

  ローズマリー風味 紫キャベツのマリネ添え

 

 

フォークとナイフの柄のブロック風デザイン 中々いいね。

 

 

メイン料理を終えたところで、

 チーズ大好きなので、お願いすると6種類のチーズがワゴンで来ました。

 富士山を模った三良坂フロマージュ富士山(広島 ハードタイプのヤギのチーズ)や

 三良坂フロマージュドみらさか

ゴルゴンゾーラピカンテ、30ヵ月熟成パルミジャーノレッジャーノ等

その中から三種類を。

 ⚫︎チーズアラカルト(3品3000円)

   はちみつ・イチジク・ラズベリー・レーズン・胡桃を添えて

 

そしてチーズに合わせて赤ワインも注文

 

★ポッジョ・スカレッテ  キャンティ・クラッシコ

トスカーナ サンジョベーゼ100%

色が非常に濃く、膨らみがあり凝縮した香り。チェリーやバラなどの豊富な果実味、ナッツのようなほのかな香ばしさ。ふくよかなボディに柔らかくきめ細かなタンニン。これは中々美味しい。


 

チーズの味

 

 チーズ工房アドナイ北海道

 フロマージュ ド エール

  ウオッシュ 癖はおとなしく結構塩辛いがいい味だ。

 三良坂フロマージュ 広島

  フロマージュドミラサカ

  30ヵ月熟成パルミジャーノレッジャーノ

  これは美味い 甘味の旨味 キャンティクラシコによく合う

 

 

 

ドルチェ

 

⚫︎Pre-dolce

デザート前のお口直し

ココナッツミルクのエスプーマとジェリーと無花果

エスプーマが甘味が立ちジェリーがサラッと柔らかい甘さでイチジクの優しい甘さとよく合う。

おいしい。なかなか上手だね。

 

 

⚫︎Cremoso al cioccolato fondente70%, gelato alla crema di Procopio, biscotto leggero al caffè, schiuma al latte e scaglie d'acqua

 チョコレートのクレモーゾプロコピオのジェラート

 カフェの軽いビスコット ミルクのソース氷の欠片

  氷の欠片は優しいコーヒーの香りを入れてつくったもの

 

⚫︎Piccola pasticceria

小菓子

マカロン チェリー クッキー

 

⚫︎Cioccolatini e caffè

チョコラティーニとエスプレッソ

 

 チョコをワゴンで。

この中から数種

  美味しいチョコ この甘さにエスプレッソの深い苦味がよく合う

 

ここのエスプレッソは美味い

苦すぎず上品な感じ。 これはいいね。

ディナーの後は、どこでもいつものようにエスプレッソを飲んでいるが、このお店のエスプレッソは他より美味しい。(パリ本店よりはマイルドらしいが美味しかった)

 

​​​​​​​

 

 夜景が美しく、全6品ということだがそれより多くどの料理もおいしく良い味。このお値段でも十分楽しめました。

ワインは料理と同じくらいの値段でリーズナブルでも結構美味しいものを出していただき、トータルでお値段以上のおいしさ。静かに夜景を見ながらゆっくりゆったりとディナーするには良いお店でした。

 

 料理は美味しい店で舌で勉強するもの。

こうやって時々外食するので、私のエンゲル係数極端に高目。

 だから家での普段の夕食は基本的にオーガニック食材で毎日玄米と一汁二菜です😅

  これはこれで美味しいです。

 …………………………

ENOTECA PINCHIORI NAGOYA

 エノテーカ ピンキオーリ 名古屋

名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエア42F

 

愛知県美術館

 竹内栖鳳展

 

 

「西の栖鳳・東の大観」と称される日本画の大家

 

10代の頃の絵も出品されていますが、さすがですね、上手い。天賦の才ですね。

今回の展覧会で特に感じたのは、

栖鳳は特に動物が凄いということでした。

 動物の姿形をただ正確に描くだけでなく、猫が毛づくろいをする瞬間、虎が静かに獲物を狙う目つき、象がのっそりと歩く重みまで、そのしぐさや表情、息づかい躍動感までも感じさせるような動物ごとの性格や動きを見事に捉えています。 ただ「うまい」だけではなく、命あるものへの深いまなざしと、芸術としての洗練が融合した、心に残る作品群だと言えるでしょう。これは天才ですね。

やはり、猫やウサギは家で飼いながら観察し、ライオンなどは動物園に通い詰めて観察したそうです。

こうした工夫によって、絵の中に物語性や詩情が生まれ、観る人の想像力をかきたてるのでしょうね。

心が温かいからこそどうぶつが見えてくる。

…………………………………………

パンフより

「西の栖鳳・東の大観」──近代京都画壇の筆頭格として東京の横山大観と並び称された竹内栖鳳は、元治元年(1864)、幕末の京都に生まれました。画家たちが時代に即した新しい絵画を模索していた明治初期、円山応挙や呉春の流れをくむ円山・四条派から出発した栖鳳もまた、伝統の継承だけにとどまらない新しい日本画を描こうと試行錯誤しました。従来の日本絵画の枠組みにおさまらない栖鳳の挑戦は、ときに批判の対象となりました。しかし栖鳳は絶え間ない修練に裏打ちされた抜群の筆技を下地とし、次々と新機軸を打ち出して、伝承と革新の双方を体現していったのです。さらに栖鳳は上村松園や土田麦僊、橋本関雪をはじめ多くの優秀な次世代を育てました。 明治・大正・昭和を駆け抜け、創作者として先頭を進み、教育者として後進の範となった近代日本画のトップランナー・竹内栖鳳。本展では、《絵になる最初》(重要文化財 京都市美術館)などの代表作をはじめとする初期から晩年までの作品や資料を通して、栖鳳の画業を振り返るとともに、その表現世界の多様さをご紹介します。

   愛知県美術館

 「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」

    2025年7月4日(金)〜8月17日(日)

 二十四節気の七十二候 大暑

驚くような暑さが毎日続きますね

あまりの暑さに涼を求めていつものお店に ランチをいただきに出かけました

 

 真っ青な青空に青紅葉の緑が美しい

  でも その日差しの強さに

  早足でせせらぎの橋を渡ります

 

 

 

 酷暑でも

  屋根の流水

   あまだれに

  涼をさそいて

   至福の昼餉

 

 

 

 清流と緑に囲まれたレストラン

 屋根から水を流して軒から水滴が流れ

   涼をよび

  青紅葉が美しく

   心の涼もさらに増します

 

 

 

Antipasti

アオリイカとキャベツのムース

 

柔らかさ味わい共に素晴らしい

 

La minestra

トウモロコシのポタージュ

これも美味しいね ただ、盛夏になるとちょっと塩分多めですね

 (レストランの厨房は火を使うから通常より暑くて、真夏になると味付けの塩分濃度が高くなりますね)

 

Primi piatti

本日のパスタ

 カペッリーニこれも美味しいが塩味が勝る

 

カペッリーニは細いパスタのことですが、日本人の多くがカッペリーニと言いますが、「カペッリーニ(capellini)」が正しい名前です。語源は「髪の毛」を意味する「capelli(カペッリ)」から来ており、「細い髪の毛」や「天使の髪の毛」と言われています。
「カッペリーニ」でもいいんじゃないの?という意見も聞こえてきそうですが、イタリア語で「カッペリーニ(capperini)」はちいさいケイパーを指すので、全く別の意味になってしまうんです😆  日本だけでこそっと使うには大丈夫ですけど、インバウンドも増えていることですし、そろそろ直したほうが良いかもね。

 

Seconde piatti

旬魚のポワレ

 夏野菜のソテー添え

 今日はヒラメのポアレでした

 

Piccolo Dolce

ココナッツパンナコッタ

 

Dolce

紅茶のカタラーナ オレンジソルベと共に

 飲み物は珈琲または紅茶

  これはいつもの様に

   エスプレッソ ダブルで

 

 

晴れた陽光に軒からの雫が涼を呼び

 青紅葉も美しく

  とても気持ち良いランチでした

ラターナネル ボスコ

  岐阜県多治見市小名田町小滝 5-6

日米戦争を行う前に日本必敗と予想した「総力戦研究所」がようやくテレビ番組でも取り上げられました。

NHKスペシャル「シミュレーション ~昭和16年夏の敗戦~」

 

【放送予定】

8月16日(土) [総合] 午後9:00「前編」

8月17日(日) [総合] 午後9:00「後編」

 …………………………

総力戦研究所は、大日本帝国において1940年(昭和15年)9月30日付施行の勅令第648号(総力戦研究所官制)により開設された、内閣総理大臣直轄の研究所、教育機関である。

この機関は国家総力戦に関する基本的な調査研究と“研究生”として各官庁・陸海軍・民間などから選抜された若手エリートたちに対し、総力戦体制に向けた教育と訓練を目的としたものであった。

第一期生の入所から3か月余りが経過した1941年7月12日。2代目所長飯村穣(陸軍中将)は研究生に対し、演練として日米戦争を想定した第1回総力戦机上演習(シミュレーション)計画を発表。同日、研究生たちによる演練用の青国(日本)模擬内閣も組織された。

模擬内閣閣僚となった研究生たちは7月から8月にかけて研究所側から出される想定情況と課題に応じて軍事・外交・経済の各局面での具体的な事項(兵器増産の見通しや食糧・燃料の自給度や運送経路、同盟国との連携など)について各種データを基に分析し、日米戦争の展開を研究予測した。その結果は、「開戦後、緒戦の勝利だけは見込まれるが、その後の推移は長期戦必至であり、その負担に日本の国力は耐えられない。戦争終末期にはソ連の参戦もあり、敗北は避けられない。ゆえに戦争は不可能」という「日本必敗」の結論を導き出した。

これは、現実の日米戦争における戦局推移とほぼ合致するものであったが …………………………。

 それでも 日本政府は愚かにも戦争を始めます。

見逃した方はNHK+で

伊藤慶二 祈・これから

   岐阜県現代陶芸美術館

 2025年 6月28日(土)~ 9月28日(日)

 

いいね、すごくいい

 

どの作品にも心の温かさがちょこんとのっている

 うまれながらの感性の良さだね

アフリカンアートや朝鮮美術、埴輪やプリミティブアートなどを自分流に飲み込みうまく消化して表現されている

まだ言葉になる前、心に生まれた思いが

 無意識のうちに現れているような作品

生まれながらもっていた感性が主に土で表現されたというか

陶芸家などという限られた世界ではなく、大地の一番近くにある土というあたたかいものをも使った表現

絵画、クラフト、造形、インスタレーション

使ってみて確かめて作る器とアートとが同じ位置で共存している。

 最近の多くの陶芸家が見せる目立つ造形に走って「手の収まりの良さや使いがって」等使用する心を忘れているが、伊藤慶二には使いたいと思わせるものが結構ある。

これだけ良いレベルだが大きな賞などは少ない。おそらくグループに属していないからだろう。

岐阜県現代陶芸美術館では、久しぶりに楽しめた素晴らしい展覧会でした。

 …………………………

伊藤 慶二(いとう けいじ、1935年〈昭和10年〉10月19日- )は、日本の陶芸家、現代美術家。岐阜県土岐市出身で、同地で創作活動を続ける。

受賞

1978 世界クラフト会議・日本イラストコンペ美術出版社賞

1979 '79日本クラフト展・優秀賞

1981 第39回ファエンツア国際陶芸展買上賞(イタリア)

1989 美濃陶芸作品永年保存

2006 岐阜県芸術文化顕彰

2007 第4回円空大賞展円空賞

2013 地域文化芸術功労表彰(文部科学省)

2017 薬師寺平成の至宝83選奉納

2017 平成28年度日本陶磁協会賞・金賞

日米戦争を行う前に日本必敗と予想した

総力戦研究所がようやくテレビ番組でも取り上げられました。

 

 

NHKスペシャル「シミュレーション ~昭和16年夏の敗戦~」

【放送予定】

8月16日(土) [総合] 午後9:00「前編」

8月17日(日) [総合] 午後9:00「後編」

 …………………………

総力戦研究所は、大日本帝国において1940年(昭和15年)9月30日付施行の勅令第648号(総力戦研究所官制)により開設された、内閣総理大臣直轄の研究所、教育機関である。

この機関は国家総力戦に関する基本的な調査研究と“研究生”として各官庁・陸海軍・民間などから選抜された若手エリートたちに対し、総力戦体制に向けた教育と訓練を目的としたものであった。

第一期生の入所から3か月余りが経過した1941年7月12日。2代目所長飯村穣(陸軍中将)は研究生に対し、演練として日米戦争を想定した第1回総力戦机上演習(シミュレーション)計画を発表。同日、研究生たちによる演練用の青国(日本)模擬内閣も組織された。

模擬内閣閣僚となった研究生たちは7月から8月にかけて研究所側から出される想定情況と課題に応じて軍事・外交・経済の各局面での具体的な事項(兵器増産の見通しや食糧・燃料の自給度や運送経路、同盟国との連携など)について各種データを基に分析し、日米戦争の展開を研究予測した。その結果は、「開戦後、緒戦の勝利だけは見込まれるが、その後の推移は長期戦必至であり、その負担に日本の国力は耐えられない。戦争終末期にはソ連の参戦もあり、敗北は避けられない。ゆえに戦争は不可能」という「日本必敗」の結論を導き出した。

これは、現実の日米戦争における戦局推移とほぼ合致するものであったが …………………………。

 それでも 日本政府は愚かにも戦争を始めます。

戦後80年 敗戦の8月 太平洋戦争や第二次世界大戦に関わる様々なテレビ番組や映画をたくさん観て、感じ、日頃より更に「人間」について考えさせられました。

 

 

  映画「日本のいちばん長い日」

    1967年版(岡本喜八監督)

  映画「雪風」を観た同日 同じ映画館で見ました。

 

 1965年(昭和40年)半藤一利による刊行の『日本のいちばん長い日 』は1967年岡本喜八監督による白黒映画と2015年(原田眞人監督)の2回映画化されていますが、その1967年版が映画館でまた上映され、観てきました。

 

 上映館は池袋の新文芸坐と名古屋のミッドランドスクエアシネマだけでした。

 

10代の頃見た映画ですが、記憶の遥彼方で、断片しか覚えていませんでした。

 ポツダム宣言受諾決定から、翌日正午の昭和天皇による玉音放送までの激動の24時間「日本のいちばん長い日」を、個人よりも「国家」「軍部」「官僚」という三つの視点からドキュメンタリー調にまるで息を呑むような緊張感と深い人間ドラマで描き出した傑作です。登場人物が非常に多く、

緊迫感を演出するためのスピーディな編集、岡本監督らしいテンポの良さ。

 雨の音、時計の針の音、兵士たちの足音――音ひとつひとつが、まるでサスペンス映画のような緊張感と躍動感に満ちていて、白黒映画であることで、余計にあの時代に確かに存在した「恐怖」や「絶望」「希望」をリアルに感じさせる。

 この映画は単なる「過去の記録」ではなく、戦争とは何か、平和とは何か、人間とは何か。観る者に深く問いかけ、静かに心を揺さぶってくる。

 そして観終わったあと、胸の奥に残るのは、言葉にできない静かな感動と、「戦争の愚かさ」「人はなぜ戦うのか」「生きるとは何か」「平和は当たり前ではない」という確かな実感。

 始めてしまった戦争を終わらせることが、どれほど困難でどれほどの覚悟を要したか。

 しかし、長引けば負ける戦争ということがわかっていたのに、逡巡している間に東京大空襲、日本各地にも空襲、更に広島、長崎に原爆が落とされて半年も掛からぬうちに数万数百万の人達が殺されても終戦を決断できない軍部及び政府の悲しさ。

 (余談だが、この意思決定にかける時間の冗長さは現代の日本の政治及び企業の大部分に連綿と続き、それ故混迷衰退化している。)

 戦後80年、今、世界中が、戦争のすぐそばまで近づいている。

 日本でも戦争近づこうとしている者が増えているが、安易に近づく前に、まず、その人たちには自分の身の一部を実際切ってみろ、親兄弟を殺される痛みをしっかり考え、それ以上の痛みを多くの人々に与えるということを感じてほしい。

『日本のいちばん長い日』は、まさに日本映画史に残る名作であり、未来に伝えるべき記憶ですね。

珍しく白黒映画でしたが、色がない分、心に訴えるものがあり、響きます。

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ストーリー

1945年8月14日正午のポツダム宣言受諾決定から、翌日正午の昭和天皇による玉音放送までの激動の24時間を描いた名作ドラマ。大宅壮一名義で出版された半藤一利の同名ノンフィクションを原作に、橋本忍が脚色、岡本喜八がメガホンをとった。広島・長崎への原爆投下を経て日本の敗戦が決定的となった昭和20年8月14日、御前会議によりポツダム宣言の受諾が決定した。政府は天皇による玉音放送を閣議決定し準備を進めていくが、その一方で敗戦を認めようとしない陸軍将校たちがクーデターを画策。皇居を占拠し、玉音放送を阻止するべく動き出す。キャストには阿南陸軍大臣役の三船敏郎をはじめ、島田正吾、笠智衆、志村喬、小林桂樹、山村聰、加東大介、新珠三千代、加山雄三ら、当時の日本映画界を代表する俳優陣が集結。

 

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1967年版の面白さ → ドキュメンタリー的群像劇、緊張感とスピード感、歴史の巨大なうねりを感じる。

2015年版の面白さ → 人間ドラマ、名優たちの演技、天皇と阿南の心理的葛藤を体感できる

「歴史好き」なら1967年版の群像劇に痺れるでしょうし、

「人物ドラマ好き」「俳優ファン」なら2015年版の方が胸に迫ると思います。