山梨県立考古博物館 パプアニューギニアの民族誌  | foo-d 風土

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子供の頃から日本人はどこから来たのかちょっと興味がありましたが、南、ニューギニア方面から、西は上海や朝鮮経由の西ルート、北は樺太からの北ルートの三方向から人々が渡来しています。

 縄文時代以前から黒潮に乗って南方系の人々が、縄文晩期から弥生時代には西方系の影響が強まったと考えられます。

 沖縄やアイヌの人々は共通して眉や髭が濃く目や口の大きい特徴をもっていますが、日本武尊の日本各地への遠征や出雲族の国譲りのように、本州中心に上海や朝鮮経由の人々(弥生系)が増えていくに従い縄文人は混血しながらも沖縄や南九州と東北北海道というように南と北と分かれて移動しているようです。近年のDNA鑑定でも裏付けられるように縄文人のDNAが本州人より多く残っています。 

 ニューギニア人も眉や髭が濃く目や口の大きく、特徴も似ていることから、南方ルートとのつながりを示唆するものであり、こうした古代の交流を土器や出土品など生活の痕跡からも知りたいと考えていたところ、まさにそれをテーマにした展覧会が山梨県立考古博物館で開催されました。

これは絶好の機会!

 見なければ!と、行ってきました。

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⚫︎山梨県立考古博物館

第42回特別展

【日本・パプアニューギニア国交樹立50周年】

PAPUA × JOMON

縄文文化の謎を考える―パプアニューギニアの民族誌一

   9月27日~12月7日

 

リーフレットより

 南太平洋に位置するパプアニューギニアは、オセアニア州に属する一万近くの島々で成り立つ広大な島国で、 熱帯雨林や火山といった、 厳しくも多彩な自然環境が織りなす独自の文化で知られています。中でも「プリミティブ・アート(部族芸術)」と総称されるPNG (パプアニューギニア) アートには、800を超える部族の歴史と信仰が刻まれており、アフリカン・アートや日本の縄文文化を彷彿とさせるような躍動感あふれる美しいデザインが今なお息づいています。 本展では、 早稲田大学考古学研究室が長きに渡り調査・研究してきたパプアニューギニアの民俗資料とともに、多種多様な日本の縄文資料を比較紹介することで、遠く離れた両地域における儀礼や精神文化の共通性を探りながら、縄文文化を新たな視点から深掘りします。

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 今回の展覧会、ニューギニアの縄文の土器を見て回りますと、形や線刻等類似したものやそっくりなものもあり、何千年前は同じ民族だったのかなとも思える作品もあり参考になり、良い展覧会でした。

 ただ山梨県は縄文土器の出土が多く、出品もニューギニアよりとても多く、ニューギニアのものがまだちょっと物足りない。

 もっと資料を揃え、数千年前からの対比等をやりながら近現代まで、更に大々的な展覧会をどこかでやって欲しいと思います。

山梨県立考古博物館

山梨県甲府市下曽根町923