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自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

 手打ちそば 藤村 2023.3.13

京都市山科区

 小野小町の隨心院へ満開の梅と、京の花々を観て春の京料理を頂こうと出かけ、その途中にある美味しそうな手打ち蕎麦屋を事前検索し訪問。すべて自家製粉の店だから美味しいだろう。

 中に入ると まず目に付くのが居酒屋と思う程ずらっと並んでいる一升瓶。

店内は、カウンターと小上がりがあり、横に電動のそば臼がある。

なぜか臼の上に鉄アレイが乗っている。

回転臼が軽いのかな?

いくら石臼とはいえ、軽いと挽いている時に少し浮き気味になり、細かく挽けないことがある。

 

注文は

蕎麦がき550円

かきあげ天ざる1500円

ざるセット(季節のおかず盛り)1100円

蕎麦は全て十割蕎麦

そば産地

粗挽きは 群馬

挽きぐるみは 福井

 

お酒 旨味のあるものをとお願いしたら

雁木(がんき)純米だった 山口の酒

よく見たら、カウンターに乗っている酒は全て山口。岩国が一番多い。

 

 ご主人は山口県出身ですか?と、聞いたら頷かれた。

 

●蕎麦がき

とても微粒子で餅の様なトロトロ。

  山葵付き

 

何もつけないで 甘ーい

 

雁木は旨みはあるが熟成ではないので程々 やや綺麗め微かに酸が生きる。

蕎麦がきの甘さによく合う。

いい蕎麦がきだ。

 

 

●かき揚げ天ざるの蕎麦は

挽きぐるみの十割蕎麦と言われたが、鬼殻の黒い点々がないから、丸抜きの挽きぐるみで、結構粒子が細かい。50メッシュ位かな?。

綿線のエッジのキレが甘いが

甘くて良い蕎麦だ。

 

●粗挽きも結構粒子が細かい。30よりも細かいから40メッシュだね。

味はまあまあだが、挽きぐるみの方が旨みがあったので 粗挽としてはちょっと残念ですね。

 

 もっと味・香りを出すのなら、粒子をグッと大きく20メッシュ位の超粗挽きにすれば旨味が3杯以上になるだろうと思うが、そうすると喉越しを無視しなければいけないのと、限定数しか打てないからちょっと大変。

 

「店主の想い」に「のどごしを楽しむより味と香りを楽しむ」と、書かれていましたが、おそらく、蕎麦粉を仕入れるのではなく、全て自家製粉にして味と香りを出しながら、小麦粉で味を薄くしない様に十割蕎麦で拘り、それでも喉越しも無視できないと思われてこの細かさにされたのでしょう。

 

蕎麦湯は別製のトロトロ

蕎麦湯はこうあるべきですよね。

 

 

 12時になって満席。こちらは他店同様1人前で140g程であり並の盛りだが、注文される男性は、皆さん大盛りにされる。

 

 僕は大盛りは絶対無理無理

 お腹も無理だし、どんな美味しいものでも同じものを食べ続けると子供の様に途中で飽きて嫌になってしまうから、小盛りで別の蕎麦を頼みたいね。

 

 帰りに蕎麦の粒子を尋ねたら、篩(ふるい)を使わないので分からないとのこと。そして1度挽きと言われる。無篩の1度挽きで30メッシュ位の細かな粒子で揃ったものなど見たことがない。無篩いでそば粒子が揃うというのが驚きだ。

 

 無篩の1度挽きだとどうしても挽き残しが出て大きな粒子が出るはずだが、出ていないとは。すごいね。初発見!

 

 私が使っている手挽きの石臼は、自分で超々粗挽きになるように臼の目を打って作ったが、こちらは逆に臼の目を超細かくして、更に石臼が浮かない様にダンベルを載せて重しにして挽き逃しを防いでいたのだ。

 

 こちらの2種類の蕎麦は粒子の大きさがそれほどの格差がないから、石臼の重さで変えているのかもしれないと思った。(粗くするときはバーベルをおろして回すと少し浮き気味に回転するからそばの粒子が大小バラ付が出る。)

超粗挽きにするのなら2台の臼を持つか、臼の交換しなければ無理なので、それも大変。

 何よりも、自家製粉は面倒くさいが、粉で仕入れるより味も香りも違うからここに拘るのは素晴らしいと思います。

 

夜ゆっくりと蕎麦屋酒がやりたいいいお店でした。

 

 …………………………

 

手打ちそば 藤村

京都府京都市山科区東野舞台町38-4

0752054661

営業時間

11:00~21:00(L.O)

駐車場4台

春風の
 花の香りに
  さそわれて

  来たりてみれば
     あまりにも

  示し合わせた
    満開の

    百花繚乱
      華の舞
    































 



















    
    〈京都市伏見区淀木津町〉
今日は世界最悪の無差別殺人の日

アメリカに民間人10万人が殺された東京大空襲の日



 日本軍や軍事施設を狙ったのではなく、わざわざ日本家屋が燃えやすい焼夷弾を研究開発して、計画的に東京の都市部を標的とした無差別爆撃であり、一般人の殺戮を計画しあまりにも多大な被害を与えた。これ程大規模な集中殺戮を平気で行える人々の国がある。




 爆撃被災者は約310万人、死者は11万5千人以上。
 特に3月10日の空襲だけで、罹災者は100万人を超えた。(ウィキペディア参照)
 
  酷すぎる話だ。

敗戦の二年前には日本の占領政策等を連合軍は話し合っていて、日本敗戦は分かっていたのに敢えて行った蛮行
更にその後 広島.長崎までも。

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その国も数年前から静かに裏から絡んで
今もウクライナで戦争をしている。
 
早く平和になりますように

岐阜県現代陶芸美術館

開館20周年記念

超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA

2023年2月11日(土・祝)~ 4月9日(日)

岐阜県現代陶芸美術館では開館20周年を記念し、「超絶技巧」シリーズの第3弾となる「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」展を開催いたします。
金属、木、陶磁、漆、ガラスなど様々な素材により、新たな表現領域を探求する現代作家の新作を中心にご紹介いたします。さらに、これらの作家を刺激してやまない清水三年坂美術館蔵や個人蔵の明治工芸の逸品も併せて展示することで、進化し続ける超絶技巧の世界に迫ります。
孤独な環境の中で、自らに信じられないほどの負荷をかける鍛錬を日々実践している現代作家たちは、明治工芸のDNAを受け継ぎ超絶技巧の未来を担う存在となるでしょう。

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稲崎栄利子《Euphoria》2023年 陶土、磁土、金彩、雲母銀

稲崎栄利子氏の作品は驚異の超絶技巧と言えるもので、思わず目を凝らしてしまうほど の精緻な陶芸の技術で、幻想的な造形を作りあげている。

、あまりにも細かな2mm位の輪などを粘土でつくり、それをチェーンの布等のように仕上げている。

その他、無数の小さなイソギンチャクが珊瑚に付着したような繊細きわまりない作品

 

池田晃将《百千金字塔香合》2022年 漆、木曽檜、鮑貝、金

薄く切った貝殻を埋め込む螺鈿(らでん)の技法で黒色の表面に無数の数字が埋め込まれた漆器の作品

 

福田亨 《吸水》の木彫は「木で水滴を彫ってある。

一枚の板から蝶や水滴を彫りお越し実物の蝶や水滴に見せている。

伝統装飾技法の木象嵌を、立体彫刻へ応用した「立体木象嵌」を考案。着色は一切せず、木の持つ天然の色味や木目の質感を出しています。

木で一番硬いといわれる黒檀(こくたん)。堅く、磨くとツヤが出る特徴がある素材です。身近なところでは仏壇などで使われているそうです。
「水滴」にする部分を残し、ノミで他の部分を1.5ミリ削り、平らにします。そこが「地面」になり、1.5ミリの高さの「水滴」の原型が現れてきます。

水滴部分は丸みが帯びるよう彫刻し、紙やすりで丁寧に磨いていきます。最後は「ろう引き仕上げ」。ワックスの要領で、ろうをすりつけた布で水滴部分をこすり、ツヤを出しました。

 

山口英紀氏の作品は一見すると写真にしか見えない。緻密過ぎてどう見ても白黒写真の様なリアルさ。

 

 ポスターに載っているスルメもありましたが、造形としてはスルメそのものに見える素晴らしさでしたここまでそっくり作ってあるのに、スルメをある程度見た方にはわかると思いますが、色がちょっと違うんです。出来立てのスルメでも古くなったスルメでもない微妙に違うんですね。子供の頃、七輪をわざわざ持ち出して焼いたり、高校の時には教室のストーブで焼いて、匂いが廊下まで出て先生に怒られたりして、スルメは身近な存在だったので、ちょっと残念でした。

 

その他 超絶技巧作品が多数ありました。

 

最後に見た現代作家の本郷真也氏の自在置物作品の龍は、江戸時代中期の明珍清春作の凄い龍などを連想させました。

江戸中期といえば電気もなく全て手作業で鉄や金属を溶かして打ち鍛えて作られたもので、体が自在に動く龍や海老、鷹などあまりにも緻密でこれが金属なのかと目を見張るものがあり、東京国立博物館蔵となっています。
 本郷真也氏は明珍や類似の流派の方の指導を受けられたと思うのですが、現代作家にはたくさんの種類の精密電動工具があり加工も江戸時代とは雲泥の差で楽なので、、明珍と同じレベルでは感動が起きなかった。せっかく凄い技術をお持ちなのだから、現代の過去技術をふんだんに使い、現代でなければできない技を加えられたら超絶と言える素晴らしいものになったことでしょう。

(自在置物とは、鉄、銀、銅などの金属で、タカ、ヘビ、エビ、カニ、コイ、カマキリ、クワガタ、チョウなどの動物を形づくったものです。たんに形にあらわすというのではなく、各パーツを細かく独立させて作り、組み立てられています。プラモデルを想像してみてください。ただ、プラモデルのパーツは、溶かしたプラスチックを金型に流し込んで成形しますが、自在置物の場合はすべて手作り。それも金属の塊や板を熱しては叩くことを繰り返し、形に仕上げているのです。その姿はきめわてリアル。しかも胴体や関節の曲げ伸ばしなど、自由自在に動かすことができます。パーツが細かく分かれているので、自由でなめらかな動きが可能となるのです。)


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やり過ぎても

  美しいものがあり


やり過ぎて

  残念なものがあり


 凄い!

これは!凄い!

大したもんだ!

ご苦労さん!

こんなことせんでも!

これはアート? クラフト?

クラフトだけどアートじゃないね。
こういうものをはじめて見る人には超絶技巧だけど、現代はさまざまな技術や工具が発展しているからそれほどでもないな。

等と頷きながら見ました。

その他 個人的見解ですが 多数の超絶技巧作品も多く、面白い時間でしたがそれほど出もない作品もあり、そういうのがあるからこそ楽しめました。

これはアート?  これらはクラフト? 

 どちらかというと どうでしょう 皆様もお楽しみください。

(写真は最初と最後の2部屋の現代作家のものだけ可能でしたので、それだけ載せてあります。)

出品作家(現代)
青木美歌[ガラス] 池田晃将[漆工] 稲崎栄利子[陶磁] 岩崎努[木彫] 大竹亮峯[木彫] 蝸牛あや[刺繍] 小坂学[ペーパー] 長谷川清吉[金工] 樋渡賢[漆工] 福田亨[木彫] 本郷真也[金工] 前原冬樹[木彫] 松本涼[木彫] 盛田亜耶[切り絵] 山口英紀[水墨画] 吉田泰一郎[金工] 彦十蒔絵 若宮隆志[漆工] *五十音順

 

 

水ぬるみ

 清流(ながれ)にのせる

    白梅は

  緋色の鯉の

     髪飾り

何故かやさしく懐かしい花

日本では平城京の時代まで花といえば梅でした

この想いが遺伝子の奥に香りと共に忍んでいるのでしょう。

 観ずれば感ずるほど いい花ですね。

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今日2023年3月6日は二十四節気の一つ『啓蟄(けいちつ)』です。

恵那の野も

 この少しの陽気に

    誘われて

  梅も随分ほころび

    心も春に

   動物たちも長い眠りから

    出てくる今日この頃。

春告げる

  鳥のさえずり

     導びかれ

  川のほとりで

      白梅を愛で

 

物語のある料理

「野の花料理 恵那の野山の 蕎麦懐石」

 旬の野山の花料理と野の料理、超々粗挽き十割蕎麦を堪能して頂き、最後のお抹茶に添えてお出しするお菓子

「みなも梅」

   笹舟を添えて

食材は全て

自然のものか無農薬

 身土不二、地産地消

  医食同源

 体に優しいものばかり

恵那の梅園に咲く梅の花

自然栽培人参の緋鯉

有機栽培大豆の豆腐で梅の花

恵那のアカシア蜂蜜で煮た小豆

恵那市山岡町名産の寒空で晒した寒天

恵那の野にある梅を摘み

恵那の櫨の花の蜂蜜だけで漬けた優しい梅のつゆ

(蜂蜜は恵那市 堀養蜂園製)

梅の咲くこの時期だけお出しできる 味わっていただきたいお菓子です。

  梅の香と共に どうぞ召し上がれ

中津川駅から徒歩2分という好立地で、明るくカウンターでいただくお店

  年に8回位はお邪魔しているお気に入りの店です。

 

今回も注文は 蕎麦前三種と酒 蕎麦

 

●焼き海苔 600円

●味噌二点盛 300円

  帆立味噌

  蕎麦味噌

●蕎麦がき 1500円

粗挽きと細かいもの二種がありそば粉は同じ産地 北海道と言われたので、粗挽きを注文

ここは日本酒の種類は少なめだが、美味い酒を揃えているので、今回は銘柄は言わないでわくりくんに一任。

酒は

天領盃しぼりたて生原酒でした。

やや濃厚な甘旨味で酸味も効き中々いい酒だ 今風の濃い酒

新潟と言われたが、

味は新潟っぽくないのでラベルを見たら佐渡だった。

 

蕎麦前

味噌二種

 帆立味噌

白味噌と帆立がいい感じ一味が効いているが、

ちょっと効きすぎだが旨い

 蕎麦味噌

やや八丁味噌風甘味味噌

 

焼き海苔

蕎麦屋でこれを出すのはよっぽどのところ。

 

 

箱の中の下の石で温めてある

この箱が江戸の風情

東京以外では中々これが食べられないんだな。

世界でも海藻を食べる国は主に日本で韓国の一部位で、日本の専用とも言える海苔を焼きながら食べる贅沢さ。

日本人があまり食べなくなって久しい。

そのまま パリパリっと口へ

香りと味が一気に広がる

香り良し 味よし

山葵を挟んで生醤油を付け

いい海苔だ

酒が美味い

 

次は帆立味噌を乗せて 巻いて

これも美味い

一味の辛さもちょうど良い

酒が美味い

これが蕎麦前の楽しみだね

 

蕎麦がき

丸抜きの白い蕎麦がき

甘い

何もつけず 次は塩で 次はタレで 

これの繰り返し 美味しいね

 

●蕎麦

今日は

粗挽きせいろ 中津川市阿木産 1300円と

せいろ 北海道産 1100円の二種類あるとのことで、

出来を聞いてせいろに。

 

せいろ

北海道 二八

20本打ちぐらいの太さ

丸抜きの綺麗な蕎麦


(北海道産のそばは昔は広大な大地と同じで大味だったが、最近はぐんぐんと美味しいものが出てきて、中には驚くほどの味のものもある。だが、まだ全体的には北海道と聞くと大味のものが多い)

きれいな蕎麦だが

先回わくりで食べた北海道産の蕎麦はとても美味しかった。今回もいいのだが、先回程ではない。いつものわくりより少し味が薄い。今回は少し北海道っぽい。

 蕎麦は生き物毎回味が変わる。次回はどんな味だろう。

蕎麦つゆ

いい味だが後ですこし違う感じ

いつもよりカツオの角が少し立っている

できたばかりでまだ若いのだろう。

いつ行っても安心して蕎麦前と旨い蕎麦掻き、酒 美味しい蕎麦を楽しめ

明るい店内で女性が一人でお昼に蕎麦前でお酒を飲める店

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手打蕎麦 わくり

0573-65-0876

岐阜県中津川市太田町2丁目2-35

中津川駅から徒歩2分

火曜定休
11:30~16:00(L.O.15:30)
[土•日•祝]
11:30~19:30(L.O.19:00)

夜は完全予約制

余談ですが、ミシュランプレートにも掲載されています

東美濃(多治見市土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市、)にある蕎麦屋の中で、中津川市のわくりと多治見市のみず乃が安定して良い蕎麦が食べられる私の一押しの店。
両方とも蕎麦掻きがあり両方とも旨い。

 わくりは女性一人の蕎麦屋酒にも向いているが、みず乃は、郊外の住宅街にあり車でしか行けないので、蕎麦前がちょっと、というより蕎麦主体。

蕎麦は生き物。毎回味は変化する。

さて、今回はどうだろう。

 

 

注文は

●玄挽き蕎麦 十枚限定1050円

●そばがき850円

●辛味大根200円

 

そばがき

超粗挽き 美味しい

 

 美味しいが

ツブツブは大きさを感じながら溶けるのだが、今日はツブツブがやや固い こねる時間が少し短かかったか水が少し足りなかった様ですね。

 

玄挽き蕎麦

 福井県産の十割蕎麦

粒子は30メッシュ位で

太さは20本打ちの1.5mm位

麺線のエッジも立って美しい

 

甘味はそれほどでもないが美味しい蕎麦

十割で喉越しも楽しもうとするとこれくらいの細さがある方が良いが、旨みを求めれば太い方が好きだ。

 私だと 喉越しなら二八の細挽きにして、ツルツルッと いくようにして、十割蕎麦は旨み追求で太打ちにするが、これもその店のセオリーがあり、それがまたおもしろい。

 今日の蕎麦も塩が合う。

辛味大根はしっかりと辛味が効いたきちんとした辛味大根の味わい。

 

(一言で辛味大根と言っても、普通の大根の辛いものではありません。

普通の大根よりずいぶん小ぶりで、親田辛味大根やねずみ大根など古くから栽培されてきたものや赤いもの、緑色のものなど様々あり、辛味が強く、水分が少ない大根です。

 蕎麦にわさびを合わせますが、本来はわさびではなく、辛味大根が本筋です。

   辛味大根と山葵の両方で蕎麦を食べてみてください、すぐにわかります。)

 

今日もご馳走様

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蕎麦 みづ乃

岐阜県多治見市希望ヶ丘3-12

0572-56-6000


営業時間:11:30~14:30 月曜定休(祝日営業)翌日休業
【駐車場】店舗前3台、第2駐車場3台の合計6台

朝 窓を開けると
 雲ひとつない青空

ああ 今日はカバノに行って
早春の陽だまりでランチをしようと思い立った。

晴れた日のランチに時々来ている。

今日も
 風のない
 ゆるやかな陽ざしの中を車で10分 恵那峡へ



暖かい陽光に
まだ冬枯れの木々



 すっきりとしたカジュアルな店内に



 雑然と 一つづつがバラバラの椅子やテーブルの様だが、50年代の家具にまとめられたこだわりがある。

アペリティフは
 フランスの赤



食べながら
 のんびりとiPadで雑文データチェックしつつ いただく。





カバノの野菜は地元農家産のもの。
 この地元の範疇は、私の行なっている美食の会で行くお店の範疇
(平安時代、美濃国の最大面積であった恵那郡(恵那山を中心とした、恵那市中津川市、瑞浪市の一部、木曽全域 飯田市の西側)) によく似ている。


 パスタのソースが美味しくて、普段はパンなど追加したことないのに、お変わりで一切れお願いしてしまった。

メインの
ボーノポークの包み焼きの上に乗っている季節のモーリユ茸(編笠茸)がおいしかった。



 日本ではキノコは秋の味覚ですが、フランスでは1年を通して季節のキノコを楽しめます。 3月になるとモーリユ茸(アミガサダケ)を楽しみますが、丁度今ですね。



  春の装い
早春の野の感じのデセール



ふと子供の頃聞いた唱歌を思い出しました。

春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か

「早春賦(そうしゅんふ)」ですね。

美味しいデセール

最後に いつもの様に
エスプレッソをWで。



ごちそうさま。
 …………………………

 フランス料理はソースが命というが、カバノはソースが上手 近くでは一番 田舎の恵那市でこのランクの料理が食べられるのは嬉しいです。
ランチも美味しいが、フレンチの美味しさはディナーでこそ。
 ディナーとは訳すと正餐(せいさん)のこと。1日の食事のうち内容のもっとも豊かなものをさしていて、それが転じて現在は夕食を指す言葉ともなったもの。

そのお店の味を本当に知りたければディナーをどうぞ。

 ランチではカバノですが、ディナーは、店名もディグと変え2階に場所を変えていただきます。
 正餐を大切にされるお店ということ。
こういう考えってすごく大事ですね。

「早春賦(そうしゅんふ)」は、吉丸一昌(よしまる かずまさ)作詞、中田章(なかた あきら)作曲による日本の歌曲。

 …………………………

カフェ・ギャラリー・カバノ
  レストラン・ディグ
恵那市大井町2709-521
0573 22 9912

恵那峡

染めと織の万葉慕情49

  麗しき姿 (1)

   1983/03/18 吉田たすく

庭のサンシュの黄色な花も満開になり、桜前線も南から近づきます。 時おり雪がちらつきますが、もう春です。

 竹取の翁の話の続きですがも春、青春のころの衣服やスタイルが詠われています。

水標(みはなだ)の 絹の帯を 引き帯なす 錦帯に取らせ 海神(わだつみ)の殿の甍(いらか)に 飛びかける すがるのごとき 腰細に 取り飾らひ まそ鏡 取並(な)め掛けて 己(おの)が顔 かへらひ見つつ 春さりて 野辺を巡(めぐ)れば おもしろみ 我を思へか さ野つ鳥 来鳴き翔(かけ)らふ

 高貴な美男子の着こなしが、細かく描かれているのがおもしろいです。

 先週は二色綾織の靴下に、黒のうるしの革靴をはいて庭に立ったところでしたが、それを見ていた乙女が私にくれた帯です。水とはうすい藍色で、すでに藍染の布があったのです。その薄青色の絹の帯を引き帯みたいにして、朝鮮半島から来た舶来の帯にとり付けては、海の宮殿の屋根に「飛びかはす、すがるのごとき細腰につけて飾って」

 すがるとは、じが蜂の事で、蜂の腰は大変細いでしょ。

 そのように、ウエストを細くスタイルよく帯をきゅっとしめて取り飾るというのです。現代のスタイルは、ウエストを細くヒップの形よくはったのが喜ばれますが、万葉の当時の乙女の姿も同じ事を詠った歌があります。ところが翁は男です。

 当時のハンサムは、乙女と同じ細腰をよしとしたのでしょう。翁は自分の青年時代の姿をこのように表現しているのです。

 その麗しき姿を鏡で見るのです。「まそ鏡取り並め掛けて」というのですから、今でいう三面鏡のように前、左右も見られるように鏡を並べて、自分の顔をためつすがめつながめ見たのでしょう。春ともなって野辺をさまよえば、風流だ、粋だと私を思ってか、野のキジまでも来て鳴き、まわりを飛びかっています。

 そのようだから、乙女達はもちろんの事、私のまわりに寄り集まって来たというのです。なんとも、竹取の翁の若いころのベストドレッサーぷりがうかがわれて来ます。

                        (新匠工芸会会員、織物作家)

 

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『染と織の万葉慕情』は、私の父で、手織手染めの染織家、吉田たすくが60歳の1982年(昭和57年)4月16日から 1984年(昭和59年)3月30日まで毎週金曜日に100話にわたって地方新聞に連載したものです。

 これは新聞の切り抜きしか残されていず、古いもので読みづらい部分もあり、一部解説や余話を交えながら私が読み解いていきます。

 尚このシリーズのバックナンバーはアメーバの私のブログ 「food 風土」の中のテーマ『染と織の万葉慕情』にまとめていきますので、そちらをご覧ください。

https://ameblo.jp/foo-do/

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吉田 たすく(大正11年(1922年)4月9日 - 昭和62年(1987年)7月3日)は日本の染織家・絣紬研究家。廃れていた「組織織(そしきおり)」「風通織(ふうつうおり)」を研究・試織を繰り返し復元した。

風通織に新しい工夫を取り入れ「たすく織 綾綴織(あやつづれおり)を考案。難しい織りを初心者でも分かりやすい入門書として『紬と絣の技法入門』を刊行する。

東京 西武百貨店、銀座の画廊、大阪阪急百貨店などで30数回にわたって個展を開く。

代表的作品は倉吉博物館に展示されているタピストゥリー「春夏秋冬」で、新匠工芸会展受賞作品。昭和32年(1957年)・第37回新匠工芸会展で着物「水面秋色」を発表し稲垣賞を受賞。新匠工芸会会員。鳥取県伝統工芸士

 尚 吉田たすく手織工房は三男で鳥取県染織無形文化財・鳥取県伝統工芸士の吉田公之介が後を継いでいます。

吉田たすくの詳細や代表作品は下記ウイキペディアへどうぞ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/吉田たすく

#染めと織の万葉慕情 #たすく織 #吉田たすく #倉吉市×#酒 #染織 #万葉集

染めと織の万葉慕情48

  春の歌(2)

   1983/03/11 吉田たすく

 

 この前の文に「庭のサンシュの木の枝に黄色なつぼみがふくらみ」と書いたつもりのサンシュが、ミスプリントでユの字に一本加わってサンショになってしまって、サンショにどうして黄色いつぼみがつくんだ、という指摘をうけて大わらいしましたが、あれはサンシュのつぼみの事でした。そのサンシュのつぼみも、この一週間の春雪に降られる寒さにもかかわらず、五分咲に明るく開きかけて来ました。 この花が満開に近くなると、今度はレンギョウの黄色い花がじゅずつなぎに開き、一日一日と春色を濃くして行きます。

 さて、竹取の翁の歌のつづきですが、このたびは翁の華やかな少年時代に、こんなにあでやかで華麗な衣服を着た事をならべつくして女の子に大変もてた事を詠うのです。

 さ丹(に)つかふ 色なつかしき紫の 大綾の衣 住吉の遠里小野のま榛もちにほしし衣に 高麗錦 紐に縫ひ付け 刺部重部 なみ重ね着て打麻やし麻績の子ら あり衣の宝の子らが うったへは緑(へ)て織る布 日ざらしの 麻手(あさて)作りを 信巾裳(ひらみ)なす 脛裳(はばき)に取らし 若やぶる 稲置娘子(いなきをとめ)が 妻(つま)どふと 我(わ)れにおこせし

 赤みがかったいきな色合の紫の派手な模様で、住吉の遠野小野というところの榛(はん) の木で染め上げた衣に 高麗錦(舶来の上等なにしき)の紐を縫いつけて重ね着をし、なおその上に麻績ぎの子や財部の子らが、打って作った糸を機にしかけて織った布を水につけ、日によくほして仕上げた。麻の手織の布をス・トールにかけたり、また・スカートにはいたように可愛らしく着こなしたものだ。 またいつも御殿で生活している稲ぎ乙女が、私に求婚のために送ってくれた。

 靴の話も出て来ます。

 おちかたの二綾下沓(したくつ) 飛ぶ鳥の飛鳥壮士(あすかおとこ)が長雨いみ縫ひし黒沓(くろくつ)さしはきて庭にたたずめ退(まか)な立ちと障(さ) ふる乙女がほの聞きて

 舶来の二色の綾織の靴下をはき、飛ぶ鳥のアスカの村の靴作りの名人が長雨の日をよけて縫い、黒漆をぬって作った革靴をはいて庭にさまよっていると、「庭に立ってないで帰りなさい」と母に邪魔にされた女の子がほのかに耳にして…..

 革靴をはいた美少年の姿がうかがわれておもしろいものです。当時の服装は、ちょうど現代の形によく似ています。

    (新匠工芸会会員、織物作家)

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『染と織の万葉慕情』は、私の父で、手織手染めの染織家、吉田たすくが60歳の1982年(昭和57年)4月16日から 1984年(昭和59年)3月30日まで毎週金曜日に100話にわたって地方新聞に連載したものです。

 これは新聞の切り抜きしか残されていず、古いもので読みづらい部分もあり、一部解説や余話を交えながら私が読み解いていきます。

 尚このシリーズのバックナンバーはアメーバの私のブログ 「food 風土」の中のテーマ『染と織の万葉慕情』にまとめていきますので、そちらをご覧ください。

https://ameblo.jp/foo-do/

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吉田 たすく(大正11年(1922年)4月9日 - 昭和62年(1987年)7月3日)は日本の染織家・絣紬研究家。廃れていた「組織織(そしきおり)」「風通織(ふうつうおり)」を研究・試織を繰り返し復元した。

風通織に新しい工夫を取り入れ「たすく織 綾綴織(あやつづれおり)を考案。難しい織りを初心者でも分かりやすい入門書として『紬と絣の技法入門』を刊行する。

東京 西武百貨店、銀座の画廊、大阪阪急百貨店などで30数回にわたって個展を開く。

代表的作品は倉吉博物館に展示されているタピストゥリー「春夏秋冬」で、新匠工芸会展受賞作品。昭和32年(1957年)・第37回新匠工芸会展で着物「水面秋色」を発表し稲垣賞を受賞。新匠工芸会会員。鳥取県伝統工芸士

 尚 吉田たすく手織工房は三男で鳥取県染織無形文化財・鳥取県伝統工芸士の吉田公之介が後を継いでいます。

吉田たすくの詳細や代表作品は下記ウイキペディアへどうぞ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/吉田たすく

 

 

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