FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』 -25ページ目

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

  不定期更新
  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』



『その9』から つづく。)





今回はこちらの方。


◆ 課題2 (『なんちゃって JLカジノ 1』オリジナル復元)
 ● 2−1:ピックガードを再取り付け。
 ● 2−2:ペグをクルーソンタイプに戻す。《済》
 ● 2−3:コントロール類を戻す。
 ● 2−4:GK-3ピックアップを外す。《済》


『CASINO』 2本とも作業中で「アコギ代わりにポロロ〜ンと鳴らす」モノがないので、先にこちらを鳴らせる状態に戻します。


既に「2-2」と「2-4」のミッションは完了済み。

「2-1」は、保存してあったはずのオリジナルのピックガードが行方不明のため保留中。
引き続き家の中を捜索中ではありますが、既に “ あるはずの場所 “ には「無い」ことを一通り確認済みなので、正直行き詰まっております。
最終手段としてはサードパーティーの代替品に頼ることになるかと・・・。



そして、「2-3」のコントロール類。
「Before」の状態は ↓ こちら。


一応『ジョン・レノン・モデル』を意識した構成になっております。
これを『’65年リイシューモデル』のオリジナル状態に戻します。


普段ここまでバラす機会もあまりないので、ついでに トップを中心にコンパウンド掛けでツヤ出しを。
(サイドとかバックはいつでも出来るので。)

『タミヤ』のコンパウンド、もう 10年以上前から使い切れてなくて大分 水気(?)が抜けてしまっておりますが、まだまだ使えるので大丈夫。
「細目」から「仕上げ目」まで掛けるとかなりクリアーになりますが、まあ カーモデル みたいに究極のツヤを求めるわけではないので「細目」一発で終わらせます。


あと、ピクアップのニッケルメッキのサビと曇りは金属磨きで緑青だけ軽〜く落とす感じで。

磨き過ぎるとメッキ自体が剥げるので。

一気に外すと面倒なので、部分ごとに 外して→磨いて→戻して の繰り返し。





私の管理の問題も大いにあるかとは思うのですが、以前はこのニッケルメッキの曇りが許せないと思っておりました。
メッキはやはりクロムのギラギラ感がよいな〜と。

が。
今回(とは言っても既に数年前になってしまいましたが・・・)『CASINO Coupe』を購入した際、むしろ塗装のグロス感と共に新品のメッキのギラギラ感がちょっとうるさい気がしてしまいました。
(歳を重ねたせい?)

この『Coupe』のギラギラ度合いはクロムメッキかな〜とも思ったのですが、メーカーのスペックによるとこちらも『’65年リイシュー』と同じくニッケルメッキだそうで。
にわかには信じ難い気がしなくもないのですが、こっちもいずれは適度に(?)曇ってくれるってことだと思います。
ホンモノの『JLモデル』もメッキ類はけっこうガビガビ状態なので、早く落ち着いて欲しい。



今回の「After」状態。


 

 

そういえば・・・、なんですが。

 


この『CASINO』をはじめとする箱モノのエレキギター、電装類はどうやって仕込むんでしょう?
開口部は左右の f字ホールと/ピックアップのキャビティしかない。
『335』とかだとセンターブロックもあるので、尚更ややこしいことになる気がしますけど。

昔どこかで「配線済みの回路をワイヤーで吊って・・・。」みたいな噂は聞いたことありますが、ちゃんと調べたことないので謎のままです。
私の想像では、きっと ボトルシップ職人/もしくは『Mr.マリック』が・・・・・


いえ、なんでもないです。





この『’65年リイシュー』の方ですが、実は当初の想定外のリペアが必要となってしまいまして。
次回はそこのところの顛末を。





『その11』へ つづく。)





■ FJスズキ ■



前回記事からの つづき。



先週末と先々週末とで、静岡市内の某シネコンにて映画を合計 5本鑑賞。
残りの 2本についての “ 成り行き “ です。


● 先週:
 ◆ 『風の谷のナウシカ』
 ◆ 『エジソンズ・ゲーム / The Current War: Director’s Cut』


「先々週」の『ガンダム』3本立ての際、予告編を観て「これ観たい!」と思ったのが『エジソンズ・ゲーム』でした。
『ナウシカ』の方は “ ついで “ と言ったらアレですが、同日の並びでウマく組み立てられたので・・・という流れ。



とりあえず、『エジソンズ・ゲーム』について。



もう 20年以上前になるかと思います。

あるミュージシャンが『ニコラ・テスラ』なる人物に執心されていることを知りまして。
ニコラ・テスラ は、概ね

 ・ エジソンの「直流」に対してテスラの「交流」。結果、『電流戦争』を制したのはテスラの「交流」。
 ・ 電波による無線通信や遠隔操作を発明。
 ・ 無線での電力伝送を考案。

といった実績を残した科学者ながら、その天才肌ゆえに「奇人」とか/むしろ「マッド・サイエンティスト」的な扱いで歴史上あまり正当に評価されていない・・・ってな感じでしょうか。
(科学的/技術的/史実的に正しい記述かどうかはちょっと怪しいですけど。)


私もにわかに テスラ に関心を持ち、何某か伝記的なモノを読んでみたくなって渋谷のパルコブックセンターで探しました。

2冊発見。
案の定、置かれていたのは ちょいとサブカル感漂う超常現象やオカルト系のペーパーバックなどが並ぶ棚。
写真左の方が正にそういう切り口で編まれた感ありありの 1冊でした。


奇しくも同日、同店内で平積みになっていた新刊を発見。

ちょうどよい機会なのでこちらも購入。


どれも 20数年前に読んだきり 特に読み返してはいないのであやふやな記憶頼みですが、先に『テスラ』の方の 2冊を読んだと思います。
あくまで「テスラ目線」・・・というか、「テスラに肩入れした作家目線」だと思うのでどこまでが真相なのかは不明ながら、私の中の エジソン に対する印象がガラリと変わった記憶はあります。

それまでは、『エジソン』といえば小学校の図書室にある「伝記」シリーズの筆頭に挙がる “ 偉人 “ という印象でした。
例えば、

 ・ 1,000件もの「発明」で特許を取得、現代社会に大いなる恩恵をもたらした『発明王』。
 ・ 所謂「天才」というよりは、世のため人のために努力を惜しまない「努力の人」。

って感じでしょうか。


んが!

今や割と有名なお話かと思うのですが、テスラ との『電流戦争』では本来根拠の乏しい “ 交流電流の危険性 “ をアピールするネガティブ・キャンペーンのために、公開の動物実験を行ったというエピソードとか。
多数の特許取得も、当時のライバルたちとの激烈な『特許戦争』の中で相手を牽制したり/出し抜いたりという「手段」として必要に迫られていた状況とか。

必ずしも「善意の人」ではなく、実は「ビジネスの人」だった・・・みたいな。


追って『快人エジソン』の方も読んだのですが、これまたあやふやな記憶では

 〜 良くも悪くも誤解されがちな『エジソン』の人物像を、改めて評価する。

みたいな切り口だったかと。
とはいえ「エジソン寄り」の立場で書かれているので先のスキャンダラスなエピソードなどには触れられておらず、当時の「にわかテスラ派」の私としてはちょっと物足りなさを感じてしまったと記憶しております。



・・・と、そんな前提がございまして。


劇場で『エジソンズ・ゲーム』の予告編を観て、「これだよ、これ!」と思ってしまったのでした。

メジャーな映画なので、余程明確な意図でもない限り エジソン が「100% 悪者」として描かれることは考えにくい。その辺のバランスは考慮されているであろうことは想像できますが、少なくともテーマがズバリ『電流戦争』ってことは前述のネガティブ・キャンペーンのエピソードとかも避けては通れないはず。
予告編にも エジソン が激昂するシーンが挟まっていたりと、「100% 善人」という描写でないことは確かな模様。


つまりは、

 「エジソンって、” 偉人 “ かも知れんけど 必ずしも “ 善人 “ ってわけじゃないんだよね〜。」

って言いたい自分が居る。
先の テスラ の伝記を読んでから、ず〜〜〜っと。

でも、この 20数年間 実際に他人とそんな話をする機会もなく。
だから、ぜひこの映画で、

 「やっぱ、そうだよね。」

と確認したい。



う〜む。
我ながら、その動機の何たる不純なことか・・・。




で。
映画は、大筋で

 〜 『トーマス・エジソン』 vs 『ジョージ・ウェスティングハウス(w/ ニコラ・テスラ)』

みたいな構図で描かれているので、テスラ の存在感はやや薄め。
それはそれとして、エジソン の描かれ方がヒジョ〜によいバランスだな〜と思った次第。

映画の冒頭に「史実に着想を得て・・・」的なテロップが出てました。
当然ながら細かい心理描写が “ 創作 “ なのは間違いないのですが、登場人物の言動が、それぞれが抱える 事情や/立場や/想い を背景にしたものだというところがウマく表現されている気がいたします。



因みに。

『快人エジソン』の帯にも書かれてますが、エジソン発の格言として有名な

 〜 天才とは 1% のヒラメキと 99% の努力である。

みたいなヤツ、ホントは

 〜 1% のヒラメキがなければ 99% の努力も無駄である。

という趣旨の発言が間違って流布されたものらしいです。






長くなったので、『ナウシカ』についてはまた次回記事に持越し。(← あくまで予定です。)




■ FJスズキ ■
 



前回記事の「成り行きで映画 5本鑑賞しました。」というお話。



さすがに “ 成り行き “ というのは作品にシツレイな気がして来ましたが・・・。

 ~ それぞれに観たい作品が たまたま同時期に並んだ。

という意味での “ 成り行き “ と定義させていただきます。



2週に渡って、静岡市内の某シネコンにて、

● 先々週:
 ◆ 『機動戦士ガンダム I』
 ◆ 『機動戦士ガンダム II 哀・戦士編』
 ◆ 『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』

● 先週:
 ◆ 『風の谷のナウシカ』
 ◆ 『エジソンズ・ゲーム / The Current War: Director’s Cut』

という計 5本の映画を鑑賞。

 

 

まずは「先々週」の方の『ガンダム』劇場版三部作、恐らくこのところの新作公開延期などの代替のリバイバル上映の一環かと思います。
あと、今年(2020年)が「ガンダム 40周年」という流れもあるので むしろそっちがメインなのかも知れません。


普段 ネット動画はさほど積極的に観る方ではありませんが、たまたま YouTube で『機動戦士ガンダム』(所謂「ファースト・ガンダム」)の無料配信の話題を見掛け、「とりあえず  第1話だけ。」と思って観てみたところ・・・。

TV では再放送含め(・・・というか最初に観たのが再放送でしたけど) 3~4回くらいは観てますが、改めて「ああ、ちゃんと出来てるな~。」と感心してしまいました。


細かくは色々とありますが、例えば第1話の アムロ が “ 偶然に “ ガンダム で戦うことになる経緯。
これまではありがちな「ご都合主義」的な設定かな~と何となく流し気味に観ていたところもありましたが、ちゃんと ” 必然性 “ を感じる組み立てになっておりました。
これは物語全編にも言えることで、これまでは各話のエピソードも断片的に捉えていたところが「ちゃんと繋がっている」のを再認識。
まあ、当時の私の理解力が足りていなかっただけなのだろうと思いますけど・・・。

その流れからすると『ニュータイプ』のところの理解も深まるのかな〜と期待しながら観ていたものの、改めて ちょっと端折り気味な気がするのは打ち切りの影響でしょうか。
それとも、今もやっぱり私の理解力が足りていないだけなのか・・・。


あと、ガンダム が「学習型コンピュータ」を積んでいて、戦えば戦うほど強くなる・・・みたいな設定とか。
アムロ が、接収した ザク を解析して戦闘シミュレーションをしている際に「新型(= グフ)には無効なんじゃないか?」と指摘されて「ザク の 20%増しで計算してます。」みたいなくだり。
” 今 “ の感覚だったらコンピュータによるシミュレーションとか最早フツーに日常的にありがちなお話なので特に引っかかりもしないかも知れませんが、40年前に既にそういう科学的知見(?)が盛り込まれていたという先見性。

その他、『ソーラー・システム』の太陽電池パネルに「影を落とすな!」みたいな芸の細かいところなどなど。
『スペースコロニー』の設定なども含めて当時の「科学」の中でも先鋭的な要素を取り入れていた成果だと思います。


・・・という仔細なお話はさておき。

結局その勢いで引き続き無料配信最終話まで観てしまったのですが、何故か『迫撃!トリプル・ドム』(24話)の近辺だけリスト上に見付からない!
やや消化不良の もやもや感が残ったまま・・・という状況でした。


結果 “ たまたま “ ではありますが「劇場版三部作」が一気に劇場に掛かるとなれば、これは観たい。
確か『ジェットストリーム・アタック』も、劇場版は TV 版より迫力ある SE が加えられていた気がするし。
(私が公開当時に劇場で観たのは 3作目だけでしたが。)

各作品ごとに 25分のインターバルを挟んで、開始から全作品終了までちょうど 8時間!!(10:00~18:00)
どうせ観るなら全部観る。


正直、画質/音質 のクオリティとしては「市販 DVD をでっかいスクリーンで流した」くらいの印象。大型スクリーンの割には 4:3 の画面比率ってのも却って新鮮な感覚でした。
画質/音質の粗さも鑑賞に没頭してしまえば気にはなりませんが、これまであまり必要と感じていなかった「デジタル・リマスター版」というものが もしかしたらこういうところでは活きて来るのかも。


3作目終盤の『脱出』相当のくだりについては何度観ても必ず泣いてしまうので、今回は出来る限り意識を逸らせて “ 入り込まない “ 様に意識を集中(?)。
ギリギリ下瞼に留めましたよ。

 


因みに。

『ガンダム』作品はこの「ファースト・ガンダム」の「1年戦争」の系譜やら/スピンオフやら/全く世界観の異なるモノなど 膨大な数が作られておりますが、私が ” 観た “ と言えるのは「ファースト」のみ。
『ユニコーンガンダム』も一応観るには観たのですが、途中をすっ飛ばしているのでやっぱり「間」を埋めないといかんな~と思いまして。
遂に有料配信に足を突っ込んでしまい、現在『機動戦士Zガンダム』鑑賞中。

それにしても、なんで登場人物みんながみんなこんなにイライラしてるのか?(笑)
まあ、戦争だからか・・・。

 

結末も何となく知ってはいるので、ちょっと気が重くて「ファースト」よりは大分スローペースで あまり進んでおりません。
富野由悠季監督 が次作の『機動戦士ZZ ガンダム』の際に確か「明るいガンダムを作りたい。」みたいなコメントをされていたと記憶しておりますが、「ナルホド・・・。」という感も無きにしもあらず。




「先週」の方の 2作品の “ 成り行き “ は次回。(← あくまで予定。)





■ FJスズキ ■



先週末と先々週末とで、静岡市内の某シネコンにて映画を合計 5本鑑賞いたしました。

別に「大の映画好き」なわけではなく、たまたまそういう成り行きに。



鑑賞作品は、

● 先々週:
 ◆ 『機動戦士ガンダム I』
 ◆ 『機動戦士ガンダム II 哀・戦士編』
 ◆ 『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』

● 先週:
 ◆ 『風の谷のナウシカ』
 ◆ 『エジソンズ・ゲーム / The Current War: Director’s Cut』

でした。
鑑賞した作品の並びの “ 成り行き “ については次回記事にて。(← あくまで予定。)





シネコンも『3密回避』対策で座席数の制限をしたり/マスク着用を呼びかけたり/手指消毒用アルコールを設置したり など、諸々感染対策をされてます。

んが。
私、勘違いをしておりました。
結果、せっかくの『3密回避』の対策を不意にしてしまった可能性が・・・。




座席はネット予約が可能なので、ビビリの私は(私なりに可能な限り)早い段階で予約を入れました。
ビビってる理由は、

 〜 売り切れてしまう前に。

という焦りと、

 〜 もし到着が上映開始時刻ギリギリになってしまった場合に「購入/発券」で時間を食わぬように。

というところ。


「先々週」の方の『ガンダム』の時点ではシネコンも周辺状況の急変に備えて「ネット予約は当日午前0時から」という体制でした。
鑑賞日が土曜日だったので あっという間に売り切れてしまうんじゃないかと思い(← 杞憂)「0:00」と同時に予約サイトに接続、3作品とも購入手続きいたしました。


その際、座席選択の画面では『3密回避』の一環として選択出来る席に制限が設けられておりました。
簡単にいうとこんな ↓ 感じ。

     《↑ スクリーン》
        …
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
 ✕□ ✕□✕□✕□✕□✕…□✕ □✕
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
        …
 (環境によってウマく表示されないかも知れません。)

基本的に一席分の間隔を開ける設定に。


(恐らく)この日の予約一番乗りだった私は好きな席を選び放題。
3作品とも全く同じ下図の「●」の所、前後でいうと中腹くらいで通路に近い席を選択しました。

     《↑ スクリーン》
        …
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
 ✕□ ✕●✕□✕□✕□✕…□✕ □✕
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
        …


当日、『ガンダム』3作品とも上映開始時点で 10名に満たないくらいの動員。
私の見立てでは『ガンダム』劇場版のリバイバル上映を観たい人って、静岡市界隈だけでも 3,000人は下らないものと思っていたので、正直 拍子抜けでしたが・・・。
皆さん まだまだ “ 様子見 “ の状態なのかしらん。


1作目が始まる前、男性客が下図の「▲」のところに着席。

     《↑ スクリーン》
        …
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
 ✕□ ✕●✕▲✕□✕□✕…□✕ □✕
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
        …

恐らく 椅子の数で 100くらい/実効座席数で 50くらい のキャパだったと思います。
この男性、ネット予約なのか当日購入なのかは不明ですが、少なくとも私より後に購入したはず。
なのに、『3密回避』が求められる中 前述の通り「動員 10名未満」の状況で、あえてこの「▲」を選ぶのって余程 この席に拘りのある方なのかな〜と。


2作品目も同じ男性が同じ「▲」の席に。

う〜む。
これはやはり強い拘りなのか・・・?


この男性、3作品目は少なくともこの席にはいらっしゃいませんでした。
特に確認したわけではないので、3作目を観てたかどうかも不明。
まあ、私も一番観たかったのは 2作目の『黒い三連星のジェットストリームアタック』だったので、この男性も “ そこ “ で満足して帰られたのかも。(知りませんけど。)




・・・という状況に何とな〜く解せない気持ちを抱えつつ、「先週」の方。


こちらは平日の 昼/夕方 だったので、そんなに大勢押し掛けるとも思えず。
ただ、やはり先の理由で前日にネット予約入れました。
この時は既に「鑑賞日の 2日前からの予約が可能」な体制に戻ってましたので、実質 1日半は出遅れたかっこうになってしまいましたが。

同じく『3密回避』で席数制限が掛かっており、選択不可の席には「✕」が表示されておりました。
こちらの 2作品、状況は違えど下図の様に「✕」を多少変則的に増やしている様子だったので、より『3密』になり難いであろう「✕」の並びが多い所の脇を選択いたしました。

     《↑ スクリーン》
        …
 □✕ □✕✕✕□✕□✕□…✕□ ✕□
 ✕□ ✕●✕✕✕□✕□✕…□✕ □✕
 □✕ □✕□✕✕✕□✕□…✕□ ✕□
        …


当日、こちらの 2作品もまた上映開始時点で 10名に満たないくらいの動員。

・・・だったのですが。


まずは『風の谷のナウシカ』の方。

     《↑ スクリーン》
        …
 □✕ □✕▲✕□✕□✕□…✕□ ✕□
 ✕□ ✕●✕□✕□✕□✕…□✕ □✕
 □✕ □✕□✕▲✕□✕□…✕□ ✕□
        …

私の「●」に対して、一列前/後ではありますが ほど近い「▲」の席にお客が。

 「う〜む。何故か わざわざ人(=私)が居るところの近い席を選ぶのね・・・。」


と訝っていると、次の『エジソンズ・ゲーム』に至っては、

     《↑ スクリーン》
        …
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
 ✕□ ✕●✕▲✕□✕□✕…□✕ □✕
 □✕ □✕□✕□✕□✕□…✕□ ✕□
        …

と、また “ あの “ 状況の再現に・・・。


そう。
こちらの 2作品については完全に私の勘違い。

 



「『✕』が変則的に増えている。」というのは、何のことはない。
既に購入済みの席に「✕」が付いていたってことなのね・・・。

恐らくネット予約のシステムの都合かと思うのですが。
殊更「席数制限」のための表示機能というのは存在せず、あらかじめ通常の「購入済み」のフラグを立てることで対応しているに違いない。
従って、この座席選択画面だけでは 元々の「席数制限」のための『✕』なのか/既に「購入済み」の『✕』なのか は判別不可能ってことです。


ってことは・・・。
『ガンダム』の方の男性も私と同じ勘違いをしていて、『3密回避』どころか あえて私が予約を入れている席の “ 最寄り “ の席を選んでしまったに違いない。




とりあえず謎が解けてスッキリ。

 


・・・という結論でよいのか?




■ FJスズキ ■



『その8』から つづく。)




引き続き、

◆ 課題1 (『なんちゃって JLカジノ 2』新規製作)
 ● 1-2:塗装をマット仕上げに。


バックの次に作業のし易い「サイド」を片付けます。
これまでと同様に、一旦マット仕上げに均してからヘアライン的加工を追加。


これ ↓ は既に「After」の状態です。

ピンボケですが、トップとのツヤの差はよく分かるかと思います。



この作業のためにテールピースのステーを外したら、こんなところにアース線が・・・。

ストラトの場合は特に意味もなく割と気軽にバラしたりしてるので中身はよく見ております。
というか、ストラトのアース線はトレモロのスプリングのプレートにハンダ付けされているので特にバラさなくとも見えてますけど。

一方、ギブソン系のギター(スバリ『ギブソン』は持ってませんが)は、あまりバラしてみる機会もないので、わざわざこんなことろにこんな細工をしてまでアースしているとは思ってませんでした。ちゃんと弦に落としてたのね・・・。
じゃあ、レスポール(タイプ)などのストップテールピースの場合はどうなんでしょう?
裏側からテールピースのアンカーとかに繋がってたりするんでしょうか。
あるいは、CASINO の『P-90』はシングルコイルなのでアースが必要だけど、ハムバッカーだったらノイズ対策という意味ではあまり気にしなくてもよい・・・とか??
今度、気が向いたら見てみます。



今回の「マット仕上げ」は再三書いている通り、ホンモノの ジョン・レノン機 の塗装を剥がした状態を “ なんちゃって “ で再現するため、ナチュラルフィニッシュのクリアー塗装の表層のみをサンディングして木肌っぽく見せようという方針。


なのですが・・・。

ベースとなる『Epiphone CASINO Coupe』の塗装について、購入時からずっと気になっている箇所がありまして。

f字ホールの端面の処理。

あからさまに黒い塗料で塗られております。
しかも、トップ面のエッジに塗料が乗り上げ気味だったりと、かなり不安定な仕上がり。

当初、端面を黒い塗料ごと ひとさらい棒ヤスリで削ってしまおうかとも思ったのですが、この塗膜のボッテリした厚さを見る限り しっかり削り落としたらホールが一回り大きくなってしまうのは避けられないでしょう。

私の技術レベルでは恐らく f字ホールの形状自体が変わってしまうに違いない。



因みに。

ホンモノのビンテージがどういう仕上がりなのかは分かりませんが、『’65年リイシューモデル』(サンバースト)の状態を確認してみたところ・・・。

端面にサンバーストの色が被ってはいますが、プライの層がはっきり見える程度の着色具合です。

ただ、ボディ外周に近い方のエッジは恐らくサンバーストの色を吹く際に自然に乗った濃さ止まりなのに対して、ボディ内側のエッジにはあえて色を乗せている様にも見えます。
(本来なら白木であるはずの一層目に しっかり色が着いているので。)

サンバーストのブラウンの塗料が吹き込む向きによって ちょうどそんな風に仕上がるのかな~とも思ったのですが、それにしては狙った様にキレイにエッジをなぞっている・・・様に見える。

う~む。
謎です。

f字ホールは機能としては「サウンドホール」なのですが、アコースティックのピックギターならともかく、CASINO はエレキなので、どちらかというと装飾的意味合いが強い気がします。(あと、電気系の作業孔ってことでしょうか。)
装飾メインとなると、見た目的にアクセントを付けるために塗装で輪郭を強調しているというのも充分有り得ます。
さすがにこの『Coupe』のあからさまな黒色塗装はちょっと乱暴な気はしますけど・・・。




更に、因みに。

ホンモノの ジョン機。

(1992年 『JHON LENNON DAYS 「ジョン・レノン、もう一つの魂」』展 パンフレットより)

正直 よく分かりません。
が、やはりプライの層は見えている・・・気がする。
端面にサンバーストの色が 残っている様にも見えるし/そうでもない様にも見える。
表の塗面を一層削っているためなのか、ホールの外周は けっこうエッジが立ってます。




で、『Coupe』の方をどう処理しようかと迷いましたが・・・。


たまたま近所に出来たツール屋さんで見掛けた『リムーバー(剥離剤)』を使ってみることにします。

ちょっとトロみのある、ゆる~いゲル状の透明の液体。
塗装を剥がしたい部分にたっぷりと塗って、5~30分後にこそぎ落とすべしとのこと。

取り扱い説明を読んだ限りでは剥離した塗料のカスが出る様な印象だったので、カスがボディ内部に落ちるのを防ぐためホールをマスキングテープで塞ぎます。




本来なら目立たない所で試してみるべきとは思いつつも、本番と同じ条件で試せる場所は無いので いきなり本作業に突入。
まずは控えめに、端の丸穴部分にのみ剥離剤を塗布して様子を伺う。


実を言うと、剥離作業に入る前まではこの黒い塗装はクリアー塗装の下に埋まっているものと思っておりました。
f字ホールからクリアーの塗面を透かして見ると、優に 1mm はあろうかという厚さ。
従って、局所的にではありますがこの厚味分をまるまる剥がさねばならないのかと。

が。
この黒色塗装、実際にはクリアー面の上に塗られていました。

剥離剤を含ませた刷毛を当てると、思った以上に素早く黒い塗料が溶け出して刷毛に吸い上げられる様な状況。
すぐにヘラで擦ってみたところ、もうそのまま浮き上がって拭き取れる状態に。

つまりはカスがポロポロ落ちる様な状況ではなく、却ってマスキングテープはジャマだと分かったので テープを剥がして作業続行。


恐らく・・・ですが。
この黒い塗料、下地のクリアー塗装よりも幾分 耐溶剤性が低いタイプかと思います。
クリアー面が完全に溶け出すよりも前に ほぼ拭き取れてしまいましたので。
プラモデル界隈でいうところの「ラッカー系塗料(強)」と「エナメル系塗料(弱)」みたいな関係ではなかろうかと。

何度か 塗って/拭いて を繰り返していると次第に下のクリアー面も溶け出しますが、この剥離剤程度の強さ(弱さ?)だと、もし 1mm もあるクリアーの塗膜を完全に剥がすとなると かなりの量の 剥離剤と/労力と/時間 が要るものと思われます。(あまり考えたくないレベルの負荷。)
黒塗装が上側でよかった~。

あ、あと。
そもそも「全面的に “ 剥離 “ しよう。」とか思わなくてよかった~〜。


この理屈からすると、あえて剥離剤を使わなくとも弱目のシンナーで黒塗装だけを落とすというのもアリだったかも。
ただ、この剥離剤の ” トロみ “ がいい感じに塗面に留まってくれるのと/単に溶剤で溶かすというよりも何某かケミカルな作用で “ 絡め取る “ という感覚だったので、やはり餅は餅屋ってことでしょうか。
恐らくこれが正解だったと思います。



f字ホール処理の「After」。


下地の木部端面の仕上げが粗くて凹凸が激しい部分には黒塗料が奥まで食い込んでしまっているため、全ては落とし切れずに点々と残っております。
まあ、毎度ながら 私の ” なんちゃって “ 基準では「及第点」ですけど。




それにしても、改めて『’65年リイシュー』と比べてみると『Coupe』のクリアーの塗膜の厚さが尋常じゃない気がする。
恐らくソリッドのボディとかだったらよく分からなかったと思うのですが、こうして f字ホールから塗膜の断面を透かして見られる状況だったので明確に比較が出来ます。

一般的に、ギターの塗装は塗膜が薄い程 木材本来の鳴りを阻害しないと言われております。
つまりは この場合、塗膜が厚い程「 “ 悪 “ 影響アリ」という文脈かと。
まあ確かに『裸の木 至上主義(?)』的なベクトルであれば「塗装は無いにこしたことない。」という理屈になるかとは思います。(木部の保護や装飾的な意味合いを除けば。)
ビートルズのメンバーがギター/ベースの塗装を剥がしたのもそういう観点からというのが通説になっている様です。
でも、以前にも書きましたが私の見立てでは、

 〜 サイケペイント祭りの熱が冷めたら急に恥ずかしくなって、慌てて塗装を剥がした。

ってのが真実ではないか・・・と。(自身の経験に照らして。)

とはいえ。
この『Coupe』くらい露骨に塗膜が厚いと、ボディの振動に少なからず物理的な影響を及ぼしているというのは確かにありそうな気がします。(箱モノなので尚更。)
正にこの『Coupe』こそ、本気で塗装を剥がしたら劇的に音が変わるのかも。
(結果、音が 良くなるのか/悪くなるのか は知りませんけど・・・。)


強いて屁理屈を重ねるなら、「塗膜の厚さ故に生まれたサウンドキャラクター」というのも結果論的にはあるでしょうし、「塗膜の厚さや/硬さで積極的にサウンドキャラクターをコントロールする」ってのもアリってことですね。
(どっちにしても私の耳で「良し/悪し」が判断出来るとは思えませんが・・・。)




この後は、トップの「マット仕上げ」遂行。
コントロール類の変更などと並行した作業となります。





『その10』へ つづく。)





■ FJスズキ ■