FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』 -24ページ目

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

  不定期更新
  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』

 


FJスズキ ソロにて出演させていただきました。


● 2020年9月12日(土)
 【 うーふーおでん祭り~オレンチェと一緒Vol.3~ 】

出演は、

 ◆ ゼンザエース
 ◆ FJスズキ
 ◆ オレンチェ


繰り返しにはなりますが・・・。

ライブハウス UHU  BOSS の「三陸おでん」と、静岡発ボーカルグループ『オレンチェ』さん の楽曲『風雪おでん旅』のコラボ企画・・・的なヤツ、第3弾。
 

 


今回は、ツイキャスでの生配信あり。

UHU では 9/20(日)以降全てのライブが「ツイキャス もしくは YouTube での配信あり」にシフトされれるとのことですが、現状 既にほぼ全回配信ありの状況となっております。

私個人的にはこれまで自発的なネット配信ライブは考えておりませんでしたので、ついにその流れに乗ることに相成りました。
ってゆーか、” 乗る “ というより “ 流されてる “ 感もなきにしもあらずではございます。



配信ライブについては ここまでの「観る方」の立場からそれなりに思うところもあったので、一応そこから得た教訓(?)的なモノを多少なりとも反映できたらよいな~という思いも抱えつつ臨んだ次第。

まあ、演ってることはいつもと変わりませんけど、心持ちの問題として。
あ、違うな。
「心持ち」とかじゃなくて「実」が伴ってないと意味ないし。

・・・と、独りで ぐるぐる廻る。




 


ツイキャス配信は ↓ こんな感じで。



 

 


それにしても。

技術革新の恩恵に依って さも時空超越可能かの如き錯覚を抱いておりましたが・・・。
『空』に関しては疑似パラレル可能だとしても、『時』の方はシリアルでしかないのでした。
あと、いくらポケットをたたいてみたところでビスケットはふたつにはならんのね、やっぱり。



そして、こちらも繰り返しになりますが・・・。

オレンチェさん の『風雪おでん旅』は「静岡おでん」がテーマとなっており、静岡市の運営する「まちは劇場」の一環「パフォーマンスでエールを!」という企画に応援動画として MV が登録されております。

 ◆ YouTube : 静岡市応援ソング『風雪おでん旅』


 

 

また、オレンチェさん の YouTube チャンネル『オレンチェステーション』では、オリジナル楽曲のダンスのレクチャー動画を公開中。




ということで、みなさま おつかれさまでした & ありがとうございました!!



■ FJスズキ ■

 


■出演者情報/ツイキャス配信詳細 追記しました。(9/12)
 


FJスズキ、ソロにて出演させていただきます。


★★★★★★★★★★★★★★★★★

  ~  FJスズキ ソロにて出演 ~
 ● 2020年9月12日(土)
  【 うーふーおでん祭り~オレンチェと一緒Vol.3~ 】
  会場:静岡 LIVEHOUSE UHU
   静岡県静岡市葵区七間町9-10 ワイシーシー第二ビルB1
  OPEN 15:00 / START 16:00
  料金:2,200円(ドリンク別 500円)
  ツイキャス視聴:2,200円

   https://twitcasting.tv/livehouse_uhu

  出演:ゼンザエース/FJスズキ/オレンチェ

★★★★★★★★★★★★★★★★★
 


ライブハウス UHU  BOSS の「三陸おでん」と、静岡発ボーカルグループ『オレンチェ』さん の楽曲『風雪おでん旅』のコラボ企画・・・的なヤツ、第3弾。


ツイキャス生配信(有料)あり。
■■■■■(9/12追記)
視聴には「ツイキャス」/「Twitter」/「Facebook」いずれかのアカウントが必要です。

UHU のツイキャス(@livehouse_uhu)トップページの『プレミア配信予告』リンク先で配信チケットがご購入いただけます。
チケットご購入の際、コメント欄にお目当ての出演者名をご記入下さい。(← ぜひ『FJスズキ』でお願いいたします!)
https://twitcasting.tv/livehouse_uhu/shopcart/22777

リアルタイム視聴の他、当日より 14日間は何度でも視聴可能です。
(配信終了後でも 14日間は商品詳細ページ下の方の「その他の商品」からチケット購入が可能です。)
■■■■■



因みに・・・。

オレンチェさん の『風雪おでん旅』は「静岡おでん」がテーマとなっており、静岡市の運営する「まちは劇場」の一環「パフォーマンスでエールを!」という企画に応援動画として MV が登録されております。

 ◆ YouTube : 静岡市応援ソング『風雪おでん旅』

 


また、オレンチェさん の YouTube チャンネル『オレンチェステーション』では、ダンスのレクチャー動画を公開中。

 ◆ YouTube : オレンチェステーション Vol.1

  [風雪おでん旅 (パート1)]

 

 ◆ YouTube : オレンチェステーション Vol.11

  [風雪おでん旅 (パート2)]

 

 


私 FJスズキ は、禁断の " あの " カバー曲を演奏します。

(生配信なのに・・・。)

 

 

ということで、お時間と ご興味のある方、ぜひ!!

 

 


■ FJスズキ ■

 



大分時間が飛びましたが・・・。


この 6月に、2週に渡ってシネコンに掛かったリバイバル作品 計 5本を観たお話。
その “ 成り行き “ を一通り綴っておりますが、1作品のみ予告したまま放置しておりました。

その一連の記事は ↓ こちら。


 ◆ 2020年07年05日(日) 記事:
  『SDクラシャー』にご注意を!

 ◆ 2020年07年11日(土) 記事:
  ガンダム 3本の “ 成り行き “

 ◆ 2020年07月11日(土) 記事:
  エジソンが「えらいひと」なのは忘れないけど、「いいひと」かどうかはアレだ。


残った 1作というのは『風の谷のナウシカ』でございます。

同作品、この時に ” 初めて “ 観ました。


これまでの記事も全く私の個人的な事情しか語ってはおりませんが、この作品についてはちょっとしたトラウマを抱えておりまして・・・。




もう 30年近くも前のお話。
ある知人と雑談を交わしていた際の出来事。

具体的なところは完全に失念しておりますが、その知人が話の流れで何某かを『ナウシカ』に登場する『王蟲』に例えたものの、私はよく分からなかったので

 「??」

という反応になってしまいました。
(因みに、『王蟲』の表記が『オーム』ではないってことを、たった今ネット検索で知りました。)


この私の “ よく分からない “ というところの状況、毎度々々 説明に苦労いたしますが、くどくどと語らせていただくと・・・。

 ~ 『風の谷のナウシカ』の映画作品の存在自体は知っている。
 ~ 『宮崎駿』監督作品で、同氏の漫画を原作としたアニメ作品・・・なのも一応知っている。
 ~ (この事件(?)の時点で)TV で何度か放映されていて、” 断片的 “ には観ていなくもない。

くらい。
従って、『王蟲』のビジュアルも知ってはいるものの、その例え話に乗っかれるほどストーリー展開などを理解しているわけでもなし。


正直に

 「『ナウシカ』観てないからよく分からんけど・・・。」

と伝えたところ、その知人の反応が

 「信じられない! 人間じゃない!!」

・・・でした。



聞くと その知人、

 「中学生の時に『ナウシカ』を観て衝撃を受けて、人生が変わった。」

ということらしい。
それ以来 宮崎駿監督 を崇拝しているらしく、もう一つ私側の状況としてそれ以外の「宮崎監督作品/ジブリ作品」も “ 観てない “ というのが、その知人にとっては “ あり得ない “ ことだったらしい。
(またまた因みに、『ナウシカ』は「ジブリ作品」ではありません。)


その他の「宮崎監督作品/ジブリ作品」についても『ナウシカ』とほぼ同様、

 ~ 作品の存在自体は知っている。
 ~ それぞれの登場キャラクターなども “ 薄っすらと “ は知っている。
 ~ 作品によっては TV で “ 断片的 “ に観ていなくもない。

という状況。
この “ 断片的 “ というところも更に説明すると、

 ~ 冒頭だけは何とな~く 2~3回観たことはある気がするけど、その先のストーリー展開とかまでは全然分かってない。

くらいの感じだったり。(我ながら面倒臭い。)



この知人の「人間じゃない!!」という反応、瞬間的には本心だったかも知れませんが、まあ 言葉の綾くらいのお話で特にその後 遺恨を残す様なことではございませんでした。
恐らく本人もそんな遣り取りがあったこと自体覚えていないと思います。30年近くも前だし。


んが。

その知人に対して特にネガティブな感情を持ったわけではないものの、どうやら「宮崎監督作品/ジブリ作品」に対しては無意識裡に避ける傾向が身に付いてしまった模様。


新作が公開になる度に嫌でも情報は山程入って来てしまうものの、「劇場で観る」というベクトルに意識は一切向かず。
概ね新作公開に合わせて TV で旧作が放映されたりしますが、新聞の TV欄で見掛けても特に反応せず・・・というよりも、むしろ “ あえて観ない “ 体質になってしまっておりました。




そもそものところ、私が『風の谷のナウシカ』を観ていなかった理由とは・・・。
実は、

 〜 特に興味が無かった。

だけなのですが・・・。


さて。
これは如何なものでしょう。


一般的に『興味が無い』という表現が、「その対象に否定的」という印象を持たれてしまうであろうことは私も一応理解はしているつもり。


ただ、私の中で『興味が無い』というのはあくまで『ニュートラル』と同義なのでありました。
つまりは、「興味が無い = ゼロ」であり/「興味がある = プラス」であり/例えば「嫌い」であって初めて「マイナス」であるという基準。
自分自身が生まれ落ちた時点で、周辺の世界に対する認識は「ゼロ」のはず。
となれば、そのままの状態をキープしたならばそれは ただただ『ニュートラル』な立ち位置のままである・・・と。

 

 



この 2〜3年くらいの間に、ようやくその “ 基準 “ が間違っていたことに気付きました。
 

 


例えば、「野生」に身を置かれたと仮定した場合。
自身の置かれた環境に『興味が無い』ってことは、即 “ 死 “ を意味するに違いない。

外敵に対する警戒とか/食料の調達とか、興味があるとかないとか言ってる前に主体的に行動を起こさないと、ただその場で死を待つことになるので。

常に『ニュートラル = プラス』の状態に置いておかないと。

 

車で言ったら『ニュートラル』ではあっても、『エンジン停止』ではなく『アイドリング状態』ってことでしょうか。(例えとしてハマっているかどうか「?」ですが・・・。)



私の場合は幸いにして「社会」に護られていたお陰で、ボ〜っとしたまま生きて来れてしまったに違いないのです。



・・・という反省(?)もあって、この際『ナウシカ』を観てみようと思い立ったわけなのでした。
(たまたま『エジソンズ・ゲーム』の “ ついで “ にという流れも、何かの縁ということにしておきたい。)



毎度ながら作品内容については特に触れませんが、私の中で “ 断片 “ の集合体だったモノがついに「一つの物語」として繋がりました。
それにしても、私の記憶の中に各シーンがほぼ満遍なく “ 断片 “ 状態で揃っていたのには我ながら呆れてしまいましたが・・・。

漫画作品の方も読んでみようかな〜と、” 興味 “ が湧いてまいりました。
(ちょっとだけ「人間らしく」なって来た気がする。)




そんな事情を踏まえまして。
果たして、今夜の『となりのトトロ』は・・・。





■ FJスズキ ■



『その11』から つづく。)



『課題1』の方が進んでおりませんが。


一方で、『課題2』については

◆ 課題2 (『なんちゃって JLカジノ 1』オリジナル復元)
 ● 2-1:ピックガードを再取り付け。
 ● 2-2:ペグをクルーソンタイプに戻す。《済》
 ● 2-3:コントロール類を戻す。《済》
 ● 2-4:GK-3ピックアップを外す。《済》

という状況。

前回は、元々予定には無かったポジションマークの再生で寄り道をいたしました。



我ながらちょっと焦れったいので「2-1」のピックガードを元に戻して、先に『課題2』を終わらせてしまおうと思います。

ホントは 20年ほど前に外した『’65年リイシュー』のオリジナルのピックガードを発掘してからと思っておりましたが。
その内に現物が見付かったらちゃんとホンモノに戻すとして、それなりの出費を覚悟の上でサードパーティー製で一時凌ぎをば。



で、ネット通販で購入したのが ↓ こちら。


『Montreux』というブランドの『Japan 64 Casino pickguard relic』。
あと、『SCUD』のレスポールタイプのピックガード用ブランケット。



むむ。

遡ると『課題2』のベースとなっている国産の『Epiphone CASINO』ですが、当初私の思い込みで『’64年リイシュー』だと思っておりました。
その後ネットで薄っすらと検索していてどうやら『’64年』ではなく『’65年』らしいとの情報に行き当たって、それ以降『’65年リイシュー』ということで進めてまいりました。

んが。
ここへ来て、やっぱり CASINO に関しては『’64年』というのがひとつキーとなる製造年らしい・・・ということになりそう。

まあいいや。
当連載では、本体については『’65年リイシュー』ということにしておきます。




着荷したピックガードの現物を見て、

 「あれ? 店頭在庫品で 黄ばんでる?」

と思いましたが・・・。
改めて口紙を見てみると、

 〜 国産のオービル、エピフォン等に適合する、レリック仕様のピックガードです。

とあります。


ナルホド。
新品だけど あえて “ 使い込んだ感 “ を演出する いわゆる「レリック加工」が施されているってことなのね。(発注の際には一切感知しておりませんでしたけど)


ピックガードの端面や皿ビス加工されたテーパー穴が、こんな感じ ↓ に茶色に着色されております。

あと、表面にもぼんやりと着色がされた上に、ご丁寧に擦り傷まで加工されている。


ホントに使い込んだ擦り傷は演奏時にピックが当たって出来るものがほとんど(のはず)なので、腕のストロークに合せて同心円状にこんな感じ ↓ になりますけどね。

(画像は『CASINO Coupe』から外した方のヤツ。 )



ギターの世界は一般的な工業製品とは異なり、経年劣化による変色なども「味わい」として捉える向きがございます。
新品の機体にもかかわらず いかにもそれらしく塗装を剥がしたモデルがあったりとか。
まあ、この辺りはそれぞれに 好みの問題だったり/哲学とかをお持ちの方もいらっしゃるかと。


で、それはそれとして。
このピックガードの白い樹脂素材、古い機種でもおよそ黄ばんでるところって見た記憶がございません。
もちろんピックガードの素材にも色々あるので一概には言えませんが、ストラトなど含めてよく 3プライ などで使われている純白の硬〜い樹脂、印象としては黄ばむイメージが無い。
(材質はよく分かりませんが・・・。)

よって、黄ばむ可能性しては「タバコのヤニ」とかでしょうか?
よく、ネットオークションで購入したギターが梱包を解いたら やたらとヤニ臭いっていうのは往々にしてあります。濡れ雑巾で拭くと、けっこう茶褐色のヨゴレが取れたりします。

尤も、今回はあくまで “ 純正 “ のピックガードを発掘するまでの間に合わせ(のつもり)なので、純正/サードパーティー製 の見分けが付き易いのでよしとしましょう。


因みに。
以前にも書きましたが、通常の CASINO と Coupe のピックガードは別物です。

(左:通常 CASINO 用 / 右:Coupe 用)




そうそう。
サードパーティー製の導入に当たり、ひとつ重大な問題が。

『Epiphone』の頭文字の “ E “ ロゴです。
流石にサードパーティーには及ばないところ。

・・・なんですが。
前述の Coupe から外した “ 純正 “ のピックガードから移植してしまおう。


幸い(?)この Coupe の “ E “ ロゴ、特に引っ掛けたりした覚えはございませんが、購入して間もなく一部が浮き上がって戻らなくなってました。
アルミのプレス品なので、跳ね上がったまま押さえても戻らない。

この浮き上がり部分をきっかけに慎重に剥がして、サードパーティー製の方に再接着いたします。

Coupe の “ E “ ロゴ、接着は透明のゴム系接着剤(恐らく現在主流のゲル状のタイプ)の模様。


またまた接着剤に悩むところですが、一応 “ 可逆性 “ に配慮して、両面テープを採用。
しかも、剥がす時のための “ きっかけ “ 用に少し隙間を設けておきます。(念の為。)



ロゴの接着位置は、毎度おなじみ『シンコー・ミュージック・ムック 「エレキ・ギター・ブック 2」』を参考に。

(そういえば、表紙は初めてだった気がする。)


出来上がり。



ホンモノのビンテージは、「3プライ」ではなく「4プライ」との情報もどこかで見掛けました。
はっきりとは分かりませんが、雑誌の写真だと 白/黒 の層が 3プライ のものより一層当たりが薄く見えなくもない。




ブランケットについて。

正直、レスポールタイプ用のモノがそのまま使える確証はなかったのですが、同じギブソン系の機体だし。
あと、それなりに探した中では特に「335用」みたいなのは見付からなかったので、恐らくこの辺り共用ではなかろうかと。

ピックガードを保持する側(L字の長い方)はスリット状なので固定位置は現物合わせで調整可能。
問題は、本体に固定する側(短い方)の穴位置。
果たして高さが合うのかどうか・・・。

Coupe のモノと比べると、やっぱり同じ設定の模様で一安心。



セットに付いていた皿ビス(M3✕10mm)だとピックガード裏でボディにギリギリ干渉してしまうので、M3✕8mm に変更。

ステンレスなのでちょっと色目が変わってますが、却ってこの方が他のメッキ色と馴染みます。
あと、ISOネジ ってのも見た目的にどうかな〜と思ったので、結果的に一石二鳥。




『JLモデル仕様』となっていたフロント側のビスとゴムブッシュを外して、ピックガード固定に再利用いたします。

・・・と思ったのですが。


むむむ。

穴の位置が合ってない!


安易にサードパーティー製に頼ったのが失敗でした。
しょうがないので、新たにビス穴を開け直すという本末転倒の木工に着手いたします。


元の穴は私の “ なんちゃって “ 内部指標ではそのまま放っておいても OK なレベルなのですが、残念ながら新しく開ける穴に干渉してしまいそうな近さなので 一旦埋めます。

2mm のプラ棒(丸棒)を突っ込んでエポキシ系接着剤で接着。

表面を仕上げて、この辺りの色をテキトーに調合して塗ります。

 

 ↓

 


ほぼピックガードの下に隠れて目立たないので、このくらいで及第点といたします。(毎度 甘〜い。)



改めてピックガードを位置合わせしてビス穴を開け直したところ・・・。

旧穴と新穴、干渉とかしてないし。
無理に埋める必要も無かった・・・。



そして今回の「After」。





これにて、

◆ 課題2 (『なんちゃって JLカジノ 1』オリジナル復元)

は “ 暫定 “ 完結といたします。
(もし純正ピックガードが発掘されたら交換予定。)












むむむむ。

今気付いた。
「レリック加工」の擦り傷、” E “ ロゴの下をくぐってしまっている!!




まあいいや・・・。





『その13』に つづく。)




■ FJスズキ ■

 



『その10』から つづく。)




現在、ここまで来ました。


◆ 課題2 (『なんちゃって JLカジノ 1』オリジナル復元)
 ● 2-1:ピックガードを再取り付け。
 ● 2-2:ペグをクルーソンタイプに戻す。《済》
 ● 2-3:コントロール類を戻す。《済》
 ● 2-4:GK-3ピックアップを外す。《済》


引き続き「2-1」はピックガードの捜索中。
新規の『なんちゃって JLカジノ 2』の方の完成までを猶予といたします。



で。

想定外の事案が発生。
リペアを要します。



5フレットの『ポジションマーク』が無い!

いや、しばらく前に接着が剥がれて 5フレットのマークが落ちたのは認識しておりました。
そのまま接着してしまえばよかったのですが、あまり “ その場しのぎ “ に走るべきではないと慎重になったのが仇となりまして。(その他の工程は ほぼ “ その場しのぎ “ の積み重ねなのにも関わらず・・・。)

再接着の方法として即思い当たったのは やはり『瞬間接着剤』なのですが、本来のトラディショナルな工法を鑑みるといささか邪道な感を免れない。(『ホンモノ』は 50年以上も前から製作されているわけなので。)
かといって、さすがに『膠(にかわ)』ってことでもなさそう・・・な気はする。

ボディ(ネック)の振動を阻害しないためには柔らかい素材(ゴム系接着剤とか)は避けたいし、表面のフラットさをキープするには厚味の出てしまうモノ(エポキシ系とか/両面テープとか)も NG。


う〜む。
ここはやっぱり『瞬間接着剤』か・・・。


数日後、結局そういう結論に至って 外れたポジションマークを探してみたら見当たらない!
「無くさないように。」と思ってちゃんとしまったはずの場所に無い!!(← 「ピックガード」と同様、現在 こうした事案が多発しております。)



仕方がないので “ 自作 “ することにいたします。


ギターのポジションマークのデザインは色々な種類があります。
一番シンプルなのはドット(丸)。
後は四角とか、その変形など。
複雑な方に至ってはキリがありませんが、凝りに凝った図柄の「螺鈿細工」仕様のものなども。
(個人的にはあまり派手なものは ” 品が無い “ と思ってしまう傾向にあります。(あくまで個人的には・・・です。))


『CASINO』に関しては「平行四辺形」で、材質はフェイクのアワビ貝的な柄の樹脂製。

ネットで素材の板材を探してみましたが、それらしきモノはヒットしませんでした。
ギターに使う素材としては至極一般的なものだと思うので、検索ワードの引っ掛け方が下手なんだと思います。
尤も、素人が小分けで買える様な形態なのかどうなのかも分かりませんけど。(例えば、メーター角で数千円とか・・・。)


代替材として思い付いたのは、やっぱり “ アレ “ です。

 〜 セルロイドの下敷き

昔よく見掛けたフェイクのアワビ(?)っぽいメラメラした光沢を放つ模様の樹脂素材。
下敷きの他にも 筆箱とか/石鹸箱とか、フツーに身の周りにありました。
実際のところ、あのメラメラの素材の目指しているのはいったい何処だったのでしょう?

 


比較的最近(ここ 1年間くらいだったかと)どこかのお店で、同素材の下敷きを見掛けた記憶があります。

 「へ〜〜、今時こんなの売ってるんだ〜。」

と思った印象が残っておりますので。
ところが、実際にどこで見たのか思い出せない。いくつか心当たりのお店も覗いてみましたが、全部外れ。



となれば・・・。


某フリマサイトを見てみると、『セルロイドの下敷き』あった!
即購入いたしました。

現物が届いたので見てみると、それなりに使用感もあり 恐らく「当時物」と思われます。(← “ 当時 “ っていつだ?)

ただ。
ネット上の画像では「白」ベースだと思ったのですが、実際にはかなり「ピンク」でした。

しかも、結構 “ 透け “ 感あり。
下地(指板)が黒いので、尚更 オリジナルのポジションマークの「白」っぽい素材とのギャップが際立ってしまう。


ちょっと悩みましたが、これまた “ なんちゃって “ の一環として「及第点」でよかろう・・・という甘〜い判定に。



さて。
問題は施工方法です。


『CASINO』の平行四辺形のポジションマーク、流石の職人技。
鋭角の方の角も含めて 全く隙間も無くキレイにピッタリ嵌めている。

この穴にピッタリ収めるように高精度に素材を加工するのは至難の業です。(← 特に私にとっては。)
少〜しずつ調整しながら地道にやるしかなさそう。


それにしても、いかな職人といえども ギター 1本毎にそんなに手間を掛けていられるんだろうか?
・・・という素朴な疑問。

改めてポジションマークをよ〜く観てみると、秘密が分かった!

穴を一回り大き目に加工して、隙間をパテもしくは接着剤的な何某かの素材で埋めております。
本来は鋭角な穴の角も、一旦「丸」で逃がしておいてから埋め直しているので、実は 加工の精度は左程要りません。
( ↓ 穴周辺の素材の違いがよく分かるショット。)



ナルホド・・・。

手持ちの「非ドット」のギター数本確認しましたが、同じ手法でした。


ただ、『リッケンバッカー』のベース(4003)だけは違った。

角に R が付いてはいるものの、キレイに全周をピッタリ合わせて加工してます。

こちら ↓ は『グレコ』のリッケンタイプベース。外周を埋めてます。


『ギブソン』辺りはどうなんざんしょ。今度 楽器屋さんで観察してみます。



・・・という発見はあったものの。

今回は既存の穴に新造のポジションマークをキレイに嵌め込まなければならいないのでした。
難易度 高し!


工程は以下の通り。




指板の穴の深さが約 1.2mm、下敷きの厚さが 0.8mm。厚さの調整と同時に透け防止のため、0.3mm の白い プラバン で裏打ちしました。

これで多少なりとも素材の「ピンク」を緩和して「白」に近付けられます。


微調整を避けて一発で決めようと欲を出してしまったがため、結果 切り出し寸法が小さ過ぎました。
全周 0.1mm 程の隙間が空いてしまっております。

ただ、この先 “ ホンモノ “ のポジションマークが発見された時を想定すると あまりピッタリに嵌めてしまうと外せなくなってしまうので、今回はこれでよしとする。(← 甘い。)

近くで観ると 色目の違いや/ちょっとキラキラ感が強いのがバレますが、気にしなければ気にならないレベル。(← とっても甘い。)



それにしても・・・。
元々のポジションマークの樹脂素材、これまで「所詮はニセモノ。」と、ちょっと安っぽく見ておりましたが、下敷きの素材の模様と比べると かなり " 貝っぽい " 仕上がりになっております。
ホンモノのアワビみたいな緑とか紫の要素は無いものの、透明/不透明なところや黒っぽいところの混ざり具合がけっこう頑張ってます。
下敷きの方は基本的に単色なので、どちらかと言うと「パール」のイメージだったりするのかも。


実はこの『CASINO』、その他のポジションマークも全て 1弦側が浮き上がっており、いつ外れて落ちるか分からないくらいの状況となっておりました。
なので、一旦全部外して接着し直しました。


 

 


久々に弦を張って、とりあえず鳴らせる状態にまで漕ぎ着けました。



ロック式のロトマチック・ペグも、弦の ” 巻き “ が無いのも含めて ヒジョ〜にスムーズで安定していて良い感じ。



弦を外す前の弦高を記録してなかったので “ 今 “ の私の感覚でちょうどよい加減に調整したつもりが、何故か 6弦のテンションが足りなさ過ぎ。
元々の弦高がかな〜り高目だったってことなのか?
引き続き調整はしてみます。




後はやっぱり「ピックガード」の捜索か・・・。

本題の『課題1』の方も進行いたします。





『その12』に つづく。)




■ FJスズキ ■