FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』 -21ページ目

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

  不定期更新
  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


『その7』から つづく。)



引き続き Ibanez 『RR550』の金具部品の分解掃除。


前回のトレモロユニット(分解まで)に続いてマシンヘッドに着手。


トラスロッドカバーとペグを外します。


ペグは布で磨く程度に留める予定。

トラスロッドカバーの黒いビスが錆びてますので、リプレイス用パーツが入手できれば交換したい。




次はピックアップ周り。

こちらもやっぱりビスはしっかり錆びてます。
エスカッション用のビスは、当連載で最初に購入した交換用ポットと同時に購入済みです。(『その5』参照。)


私にしては珍しく正しい選択・・・と思いきや、思わぬ落とし穴が。

エスカッションのビスを順番に外して行くと・・・。

ああ。
長さが違う!
フロントピックアップ用の前側のみが今回購入したビスと同じ長さでした。

確かに。
エスカッションの厚みは、ネック側からブリッジ側に向かって高くなるように傾斜が付いております。
リアピックアップの後ろ側なんて短い方のビスだと辛うじて先が出る程度で、全然長さが足りません。『エスカッションビス (S)』の「(S)」って、” ショート “ ってことだったのね(恐らく)。

最初に気付くべきでした。

 

「(L)?」を探して追加購入します。
(「(S)」は「2.3×12」/「(L)?」は「2.3×18」の皿タッピング(黒)・・・のはずです。)


ピックアップ吊り下げ用のビスの方は、実際にバラしてみるまで長さが分からないからと思って購入は見送っておりました。まあ、色が「ゴールド」なのはアレですが、ハムバッカー用として充分にスタンダードなパーツだと思われるので調達に困ることは無いでしょう。


見た感じでは「M3×30/ナベ/ゴールド」の様なので、例のビス通販サイトで購入という手もありそう。
(また100本?)

 

一応手持ちの「M3」を入れて確認してみたらバッチリ・・・と思いきや。(Reprise)



ん?
頭のサイズが違う?

左が一般的な「M3」、真ん中が『RR550』のモノ、そして右は一般的な「M2.6」です。

ハムバッカー吊り下げ用は、ネジ径が「M3」/頭が「M2.6」相当のナベってことかと。
う〜む。
これってギター専用? それとも規格にあるんでしょうか。
中のスプリングのテンションがかなり強いのでネジ部の強度的には「M3」が必要。その一方で、頭は演奏の邪魔になるので一回り小さい「M2.6」相当で・・・みたいなお話でしょうか。

こちらもネットで探して見付かれば購入して交換します。



錆びたビスの交換に関してもう 1件。
バックプレートの固定用ビスが黒色系で、案の定 全て錆びてます。


実はこちらも既にリプレイス用の新品を調達済み。

購入前に『RR550』の現物でフェンダー系のピックガード用のモノより一回り細いことを確認して、『ギブソンPGネジ』というパーツを購入しております。
これでバッチリ・・・と思いきや。(Reprise 2)

んん?
長さが足りない?

ただでさえ『RR550』本体の木部のネジ穴がバカになり掛けている(場所によっては既にバカになってる)状況なので、この長さが足りないのはちょいとキビしい。ビスが穴にしっかり食わないと思いますので。
正しいのは恐らく「2.6×12/丸皿/黒」のタッピングだと思うので、まずはギターパーツで探してみて、ダメなら汎用規格品で探してみます。



ちょっと遡って、トラスロッドカバーの固定用ビス。
よくよく見てみると、一本だけ短い!!

しかも、短い 1本のみ木ネジで、他の 2本はタッピングビス。
取り外す際には気付きませんでしたが、これって元々の仕様? それとも前オーナーの手によるものなのか?

こちらについては「長い方に統一」でよいかな〜と思いますので、まずはギターパーツから検索してみます。
(長い方は「2×10」、短い方が「2×8」だと思います。(頭は丸皿。))




う〜〜〜む。

ギターのビス類、分かってはいたけれどやっぱり泥沼。
沼の “ 深さ “ は左程ではないものの、泥の “ 粘度 “ がけっこう高い・・・。

通販ショップの商品説明では、ギターの部位など用途は記載されているものの 具体的なサイズが不明だったりするモノも多いので、後は罠にハマりながら経験を積むしかないってことなのでしょう、きっと。

 

この後、ネットでビス類探すだけで一日仕事になりそうな予感。
 

 


ピックアップ周りは配線が繋がったままなので、ビス交換の際に本格的にバラします。




『その9』に つづく。)




■ FJスズキ ■
 


『その6』から つづく。)


新年一発目のネタとしてどうかと思いつつも。


Ibanez 『RR550』の金具部品類の分解掃除と、その先 塗装面のコンパウンド掛けに移ります。
この手の作業って一旦始めてしまえば結構 集中出来て楽しくなるはずなんですが、それなりにまとまった時間が取れない状況下だとなかなか一歩を踏み出せなくて結果そのまま数年(数十年?)とか放置してしまいがち。

 

正月休みを利用して一気に終わらせてしまいたい。



まずはトレモロユニット『Hard Rocker Pro』の分解掃除。

ようやく 15年以上張りっ放しだった弦を外す。

弦ロック用のビスはサドルを貫通していて、サドルごと一緒に固定する構造になっておりました。

この弦ロック用ビス、『その2』で書いた通り、前オーナーが紛失でもしたのかテキトーな汎用ビス(ナベ頭の銀色系メッキ)に交換してしまっております。
オリジナルは同時代の『RS1000』と同じ「丸皿/黒」で間違いないと思うので、そちらを入手して交換したい。
前オーナー、想像するに いかな規格品とはいえど「M3/丸皿/黒」なんてその辺のホームセンターとかに売られているとも思えませんので、とりあえず機能を満たす手近なモノで間に合わせてしまった・・・って感じでしょうか。


で・・・。

うわ〜〜い!
ピス 100本!!

テンション上がります。

前述の通りこのビス自体は汎用の規格品なので、ネットで探したビス屋さんから通販で購入。
「1本単位で購入可能」なショップなのですが、1回の購入の最低金額が設定されております。これを全うするための最低必要本数を計算したらちょっと中途半端な数だったので、キリのよいところで 100本購入してしまいました。今回使うのは 6本のみ。一生分以上あります。

ついでに、材質はステンレス(黒)にしました。
ギターの黒色系のビス類って、シルバー系のメッキのものに比べて遥かに錆び易い・・・と思います。結構な確率で錆びてます。よくは分かりませんが、メッキではない化学的な処理ゆえの弱点ってことでしょうか。
再三の記述の通り、私自身はガチガチな「オリジナル」の再現にはこだわっておりません。従って、パッと見で見分けは付かないので、「錆びにくい(はず)」という実利目的でステンレスを選択しました。

因みに・・・。

(左:今回購入のステン / 中:RS1000 のもの / 右:” 現 “ RR550 のもの)

 
このトレモロユニット、ロック式なので なんだかんだで部品点数が多い。
サドルの下のネジが切られたブッシュとか/ヒンジのところの円筒形のパーツとか、うっかりしてるとポロッと落ちて紛失しそうなモノが多いので要注意です。



あ、あと。
トレモロ用スプリング。

3本ともメッキが錆びてますが、真ん中の1本と左右の 2本とでちょっと調子が異なります。これも前オーナーが交換したのかも知れません。
ここは機能的に問題無ければそのまま流用してしまいます。


分解したトレモロユニットの全パーツ。

サドルの前後調整用ビスや/高さ調整用のイモネジも黒色系で、やっぱり 赤錆が出てます。
こちらもネットで簡単に見付けられたら交換してしまいたい。


並べてみて初めて気が付きましたが、トレモロのポストが左右別物!

前オーナー氏、思った以上にあちこち手を入れている模様。



そう考えると、少〜し謎が解けた。

ボールエンドの並びの部分の湾曲の問題。

 

度々 引き合いに出しますが、『RS1000』の方には湾曲は見られない。

今回、トレモロのブロックまで外してみて分かりましたが、この状態 ↓ までバラしてしまえば比較的容易に曲げることは可能と思われます。


実際、ブロック固定用の皿ビスの十字に ちょっとナメかけた痕跡があったので、前オーナー氏 もここまでバラしていたとみて間違いないでしょう。
意図的に曲げたのか/何らかの事故的なものだったのかは不明ですが、やはりこれも元々は『RS1000』と同じ仕様であったという結論でよろしいかと。

ちょっと叩けば直せそうですが、私の手持ちの工具では心許ないのでやめておきます。実用には支障ありません。



今回はトレモロユニットを分解したところまで。
再組み立てまでに、可能であれば錆びたビス類を追加購入します。


実は、他所をバラしているうちに更に別途ビスの追加購入が必要なことが判明いたしました。

一連の作業、正月休み中に一気に終わらせるのは既に不可能かと・・・。



『その8』に つづく。)




■ FJスズキ ■

 


『その5』から つづく。)


前回の失敗のリカバー。
リプレイスに失敗したパーツの更なるリプレイス用パーツを追加発注いたしました。


◆ ボリューム用ポットの再交換

「Aカーブ」では フルオープン ~ ちょい絞り の間のビミョ~な調整が効き難いので、「Bカーブ(500kΩ)」に変更。
但し、それもまた実際にやってみないと正解かどうかは分かりません。


◆ ジャックの再交換
ジャックなんて汎用部品だからどれも同じだろう・・・と思って特に注意を払っておりませんでしたが、まさかの「ネジ切り部の高さが足りない」という落とし穴が!
部品の仕様をしっかり確認しつつ再発注しようとしていたところ、何だかゴージャスなジャック発見。
ぬあんと、「税込み 1,928円」でございます。


因みに、前回選択に失敗した一般的な仕様の ジャック は「税込み 242円」。
換装用のゴールドのナットとワッシャーのセットが「税込み 242円」・・・って、ジャック本体と同額だったことに今更 気付いた。


20~30年来の私の認識だと電子パーツ店でバラ売りされてるモノラル標準ジャックって確か「@数十円」で買えたような気がしてましたが、ちょっと違ってたかも。
ざっとネット検索してみた中では、安い方で 300円前後 ~ 中間の 500円前後 ~ 高い方で 1,000円前後 くらいがおおよその相場の模様。 “ 相場 “ というには大分 幅がありますけど。(樹脂ベースの「@数十円」というモノもありました。)
この価格の幅はよく分かりませんが、民生用 と MILスペック の違いとかなのかどうか・・・。
シンプルな部品だけに そんなに性能差が出るとも思い難いのですが、素材とかメッキのクオリティの違いとかあるのかな~。
尤も、ショップの業態や流通経路によって価格体系は大きく異なるとも思いますので、仕入れの規模や、汎用の電子パーツとしてゴロゴロっと売られているモノ/明確に “ 楽器用 “ として口紙付きの吊るし状態で個装されているモノ といった違いで価格設定も大幅に異なるのではなかろうかと。


今回見付けた「税込み 1,928円」のモノはなかなかの高額の部類でありますが、他にはない特徴がございまして。
各接点が対面で 2箇所という特殊な構造になっております。

特にグランド側、通常のジャックは穴とその基部のどこかがプラグ側に曖昧に接しているだけなのですが、コイツはそちらもしっかりとバネ性の接点 2箇所でくわえております。

プラグを対面でバランス良く保持することによって 物理的な安定性とか/抜き挿しの際のスムーズさ を追求したものと思われます。
あと、接点が “ 2倍 “ になるので確実に導電性は高まっているはず。それが音質に影響あるのかどうかは知りませんが、2点のどちらかが接していれば非接触状態も起こり難いはずなので、接触不良対策としては有効かと。

あと、” ズバリ “ のゴールド仕様があったので、これなら一石二鳥。
思い切ってこちらを選択いたしました。
(相変わらず “ オリジナル “ の再現には拘っておりませんので。)


そうそう。
前回の失敗のリカバーの確認。
ネジ切り部の高さ比較。

今回はオリジナルのジャックより長い。
「大は小を兼ねる」のでキャビティ側にテキトーなワッシャーとかを噛ませて高さを調整すればよいのですが、この口径にハマるワッシャーが無い・・・。
試しに無調整で取り付けてみたところ、トップ側の突出量がそんなに不自然じゃないのでそのまま使用します。

(現在仮止め状態なので、ナットをしっかり締め込むともう少し出っ張るはずです。)



・・・って、『ジャック』でそんなに語るか。
まあ、重要なパーツではありますけど。

とっとと再交換します。



ボリューム・ポット 2基、” 再 “ 交換済み。


 

 

ジャック “ 再 “ 交換済み。



改めて音出し確認。
相変わらず 1弦は切れたまま。


結果は・・・。


ボリュームのカーブ、『RS1000』に近い聴感になった・・・気がする。
一応 随意の音量にコントロール出来るようになったので、これが正解ということでよろしいかと。
素直に「ボリュームは Bカーブ」というセオリー(?)に従っておけばこんな遠回りはしなくて済んだのですが、逆にこんなことでもなければ実地で体感することはなかったことでしょう。



それにしても・・・。

全体的に画像が前回と代わり映えしない。


因みに、ジャックの抜き挿しの感触。
挿す/抜く 共に「ガコン! ガコン!」と 2連の乗り越え感があってちょっと硬めではありますが特に問題無し。
私の手持ちのシールドケーブルに、通常の標準ジャックに挿すと必ず「あっ! 抜けねえ!!」ってなるプラグがあるのですが、そのプラグでも不快感無く ちゃんと抜けました。



とりあえずコントロール類のナットは仮止めにしておきます。
この後 トップにはコンパウンド掛けする予定なので。

その前に、各金属部品などを一旦外して分解掃除をします。




『その7』に つづく。)




■ FJスズキ ■

 


FJスズキ ソロにて出演させていただきました。
恐らく年内最後のライブ出演。



● 2020年12月6日(日)
 静岡 LIVE HOUSE SHIZUOKA Sunash
 『 FOLK BOWL 忘年会 』



出演は・・・

 ◆ FJスズキ
 ◆ 宗野俊男
 ◆ アツミ
 ◆ 門間アキオ
 ◆ Johnny Jet
 ◆ ルースルース。
 ◆ 岡田アツシ

の全 7組。
当初の 9組予定から諸事情で 2組欠場となりましたが、サブタイトル通り「忘年会」的な盛り上がり・・・とうことで。

“ 忘年会っぽい “ カバー曲も 1曲用意させていただきました。


カメラの狙いがテキトー過ぎた・・・。





久々の Sunash 出演でした。
ちょっと早いですが、来年もぜひお世話になりたい。




ということで、みなさま おつかれさまでした & ありがとうございました!!




■ FJスズキ ■