まったく余計なところで泥沼にハマる。【Ibanez RR550】(その6) | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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『その5』から つづく。)


前回の失敗のリカバー。
リプレイスに失敗したパーツの更なるリプレイス用パーツを追加発注いたしました。


◆ ボリューム用ポットの再交換

「Aカーブ」では フルオープン ~ ちょい絞り の間のビミョ~な調整が効き難いので、「Bカーブ(500kΩ)」に変更。
但し、それもまた実際にやってみないと正解かどうかは分かりません。


◆ ジャックの再交換
ジャックなんて汎用部品だからどれも同じだろう・・・と思って特に注意を払っておりませんでしたが、まさかの「ネジ切り部の高さが足りない」という落とし穴が!
部品の仕様をしっかり確認しつつ再発注しようとしていたところ、何だかゴージャスなジャック発見。
ぬあんと、「税込み 1,928円」でございます。


因みに、前回選択に失敗した一般的な仕様の ジャック は「税込み 242円」。
換装用のゴールドのナットとワッシャーのセットが「税込み 242円」・・・って、ジャック本体と同額だったことに今更 気付いた。


20~30年来の私の認識だと電子パーツ店でバラ売りされてるモノラル標準ジャックって確か「@数十円」で買えたような気がしてましたが、ちょっと違ってたかも。
ざっとネット検索してみた中では、安い方で 300円前後 ~ 中間の 500円前後 ~ 高い方で 1,000円前後 くらいがおおよその相場の模様。 “ 相場 “ というには大分 幅がありますけど。(樹脂ベースの「@数十円」というモノもありました。)
この価格の幅はよく分かりませんが、民生用 と MILスペック の違いとかなのかどうか・・・。
シンプルな部品だけに そんなに性能差が出るとも思い難いのですが、素材とかメッキのクオリティの違いとかあるのかな~。
尤も、ショップの業態や流通経路によって価格体系は大きく異なるとも思いますので、仕入れの規模や、汎用の電子パーツとしてゴロゴロっと売られているモノ/明確に “ 楽器用 “ として口紙付きの吊るし状態で個装されているモノ といった違いで価格設定も大幅に異なるのではなかろうかと。


今回見付けた「税込み 1,928円」のモノはなかなかの高額の部類でありますが、他にはない特徴がございまして。
各接点が対面で 2箇所という特殊な構造になっております。

特にグランド側、通常のジャックは穴とその基部のどこかがプラグ側に曖昧に接しているだけなのですが、コイツはそちらもしっかりとバネ性の接点 2箇所でくわえております。

プラグを対面でバランス良く保持することによって 物理的な安定性とか/抜き挿しの際のスムーズさ を追求したものと思われます。
あと、接点が “ 2倍 “ になるので確実に導電性は高まっているはず。それが音質に影響あるのかどうかは知りませんが、2点のどちらかが接していれば非接触状態も起こり難いはずなので、接触不良対策としては有効かと。

あと、” ズバリ “ のゴールド仕様があったので、これなら一石二鳥。
思い切ってこちらを選択いたしました。
(相変わらず “ オリジナル “ の再現には拘っておりませんので。)


そうそう。
前回の失敗のリカバーの確認。
ネジ切り部の高さ比較。

今回はオリジナルのジャックより長い。
「大は小を兼ねる」のでキャビティ側にテキトーなワッシャーとかを噛ませて高さを調整すればよいのですが、この口径にハマるワッシャーが無い・・・。
試しに無調整で取り付けてみたところ、トップ側の突出量がそんなに不自然じゃないのでそのまま使用します。

(現在仮止め状態なので、ナットをしっかり締め込むともう少し出っ張るはずです。)



・・・って、『ジャック』でそんなに語るか。
まあ、重要なパーツではありますけど。

とっとと再交換します。



ボリューム・ポット 2基、” 再 “ 交換済み。


 

 

ジャック “ 再 “ 交換済み。



改めて音出し確認。
相変わらず 1弦は切れたまま。


結果は・・・。


ボリュームのカーブ、『RS1000』に近い聴感になった・・・気がする。
一応 随意の音量にコントロール出来るようになったので、これが正解ということでよろしいかと。
素直に「ボリュームは Bカーブ」というセオリー(?)に従っておけばこんな遠回りはしなくて済んだのですが、逆にこんなことでもなければ実地で体感することはなかったことでしょう。



それにしても・・・。

全体的に画像が前回と代わり映えしない。


因みに、ジャックの抜き挿しの感触。
挿す/抜く 共に「ガコン! ガコン!」と 2連の乗り越え感があってちょっと硬めではありますが特に問題無し。
私の手持ちのシールドケーブルに、通常の標準ジャックに挿すと必ず「あっ! 抜けねえ!!」ってなるプラグがあるのですが、そのプラグでも不快感無く ちゃんと抜けました。



とりあえずコントロール類のナットは仮止めにしておきます。
この後 トップにはコンパウンド掛けする予定なので。

その前に、各金属部品などを一旦外して分解掃除をします。




『その7』に つづく。)




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