FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』 -12ページ目

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

  不定期更新
  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


FJスズキ ソロにて出演させていただきます。
以下、詳細です。


★★★★★★★★★★★★★★★★★

 ● 2022年5月28日(土)
  【 うーふーおでん祭りSP!~オレンチェと一緒~ 】
  会場:静岡 LIVEHOUSE UHU
   静岡県静岡市葵区七間町9-10 ワイシーシー第二ビルB1
  OPEN 18:00 / START 18:30
  料金:2,500円(ドリンク別 500円)
  出演:姫Gimi/ゼンザエース
    /FJスズキ/静岡flavor
    /神聖フレラモ/オレンチェ
  ★ツイキャスプレミアム配信あり(¥1,000)
   https://twitcasting.tv/livehouse_uhu
  ★配信チケットは ↓ こちらから

 



【タイムスケジュール】
 17:00 [OPEN]
 17:30 姫Gimi
 17:45 ゼンザエース
 18:15 FJスズキ
 18:45 静岡flavor
 19:10 神聖フレラモ
 19:40 オレンチェ
 20:15 [物販]
 21:30 [終了]

 ★全席自由・お席は入場順優先となります

★★★★★★★★★★★★★★★★★



UHU BOSS の「三陸おでん」と、「静岡(しぞーか)おでん」を歌った オレンチェさん楽曲『風雪おでん旅』のコラボレイト?

いつの間にやら “ 準レギュラー “ のごとき頻度で出演させていただいている『うーふーおでん祭り』ですが、今回はスペシャル企画でアイドル色濃厚でございます。


お時間と ご興味のある方、ぜひ!!
 

 

 


■ FJスズキ ■
 


『中-後編』から つづく。)

 



“ 一目惚れ “ で購入したギター、

『Fender  PLAYER PLUS STRATOCASTER  (Tequila Sunrise)』



購入後早々に手を入れた箇所、

[1] ピックガードを「白/3プライ」→「白/1プライ」に換装
[2] トーン兼用の フロントP.U. ON/OFF スイッチを「PUSH/PULL」→「PUSH/PUSH」に変更

に関するお話の最終回。(← の つもり。)


前回は[2]の作業で、デフォルトの リアP.U. 用トーンコントロール(PUSH/PULL SW付き)の抵抗値の謎をスルーして、新規購入の「500kΩ」(PUSH/PUSH SW付き)を組み込んだところまで。


この機体、着荷直後に ちょろっと確認程度に音を鳴らしてはみましたが、その後すぐに新ギター入手時のルーティーンの「ゲージを換えて/弦高やフローティング調整」などとまとめて上記 2点に着手したため、デフォルト状態の “ 音 “ がどんなだったかは覚えておりません。
・・・ってゆーか、またまた繰り返しにはなりますが。
私の耳ではその辺りの音の違いは聴き分けられないし/特に「こんな音にしたい!」というビジョンもございません。
従って、トーンコントロールの抵抗値が少なからず音質に影響を及ぼすであろうことは承知しつつも、この機体に関してはポッド交換後の状態を以って「元々こういうもの。」と納得してしまうことにいたします。
まあ、何某か実用面で支障を来す様なことがあれば考え直しますけど・・・。



で、アッセンブリーの組み直し。(前回 既に組み付け後の画像が露出してます。)

この段階でナットを締め込む前に新品のピックガードの保護フィルムを剥がしておきます。

これ ↓ が “ おニュー “ のテカテカ状態・・・かと思ったら。


削り込んだネックの喰い込み部分、加工したラインが歪んでいるのは置いといて、何故かエッジがボソボソしていて 何度ツメで擦ってみてもカスが取れない。
「もしや!?」と思って表面をカリカリしてみると・・・。

あ~、保護フィルム、もう 1枚 被ってた!!
きっちり組み上げてしまう前に気付いてよかった~。
2枚目も剥がしてホントの “ おニュー “ のテカテカ状態 ↓ に。

・・・ってことは、手持ちの楽器で他にも 2枚目を剥がし忘れているヤツがあるんじゃないのか?
(実際にありました。)


バックパネルも「白/1プライ」に換装。

因みに、ネックプレートには文字の刻印で細か〜く千切れた保護フィルムがしつこくへばり付いていたので、こちらも後でちゃんとキレイに剥がしておきました。


ついでに他の装備も一通り見回してみる。
ペグはロック式。

念の為と思ってナットの締め具合を確認してみたら、「えっ!?」と思うほどにユルユルでした。着荷直後の試し弾きで「なんだかチューニングが安定しないな~。」と思ったのは気のせいではなかったかも。(ペグ固定は表側のナットのみで、裏にはビスが無いタイプ。)
「この緩さもメキシカン・クオリティ?」とも思いましたが、もしかしたらその辺の加減って何かノウハウがあったり・・・しないか。
しっかり 増し締めしておきました。



うわ〜〜い! 出来上がり!!



と思ったら・・・。(Reprise)
ボリュームノブがリアの P.U. 固定ビスに干渉している!

デフォルト状態では問題はなかったので、リプレイス用ピックガードの穴位置がズレているのか/若しくは穴がちょっと大き目でポットがガタの分 ビス側に寄ってしまったのか・・・。
いずれにしても “ 要解決 “ です。


あと、もっと根本的なところが・・・。


“ 案の定 “ と申しましょうか。
せっかく交換したピックガードですが、同じ「白/1プライ」でも『’57』(画像 ↓ 右側)とは ずいぶん趣きが違う。



『’57』に対して実際に 0.2mm 程度厚いというのもさることながら、それ以上にやっぱり外周のテーパー加工が余計にぶ厚く錯覚させてしまうってのは予想通りでした。(3P じゃなくて 1P だから尚更目立つので。)
しかも、素材の白の具合が『’57』に対してビミョ~に “ 透け感 “ があって、どうにもぼんやりした印象に。
「見た目重視」のためのピックガード換装でしたが、目的を果たせておりませぬ。
このままでは この機体を見る度に「コレじゃない・・・。」と思ってしまうという不幸な関係性に陥ってしまうので、解決を画策いたします。


とりあえず思い付くのは、

 ● ボディのビス穴は無視して、『’57』仕様の「白/1プライ」で済ませてしまう。

若しくは、

 ● 基本的に『’57』仕様だけど、ビス穴だけ『’72』仕様のオリジナルをオーダーメイド。

くらいでしょうか。
この際「完全自作」とか、自ら泥沼にハマり行くのは避けたい。出来るだけ “ 手間は惜しみたい “ ので。


もうちょっと粘ってネット検索してみたところ、ありました!
「豪雨の後の名古屋『矢場公園』のぬかるみ」くらいには生還確率高そうな、ちょうど良い加減の湿地帯(?)が・・・。

これ ↓ です!!




(おわり。)





・・・と、あたかも米国の刑事ドラマのシーズン最終回にありがちな、

 〜 レギュラーメンバーの一人が悪者に拉致されてしまう/又は 銃弾に倒れて「すわ、殉職か!?」というところで「To be continued...」で終わる。

みたいな感じにしたかっただけです。
(この場合、フツーは次シーズン 第1話で「無事解決」/若しくは ホントに「殉職」・・・など。)


当連載記事、結局まだ終われなかったので次回 恐らく『後-後編』みたいな謎のタイトルでホントに完結予定。(時期未定。)

そういえば米ドラマの場合、既にシリーズ打ち切りが決まっていて “ ヤケクソ “ で放り出したまま終了ってパターンもあったよな〜、確か。





『後-後編』に つづく・・・はず。)

 




■ FJスズキ ■


『中編』から つづく。)

 



引き続き “ 一目惚れ “ で購入したギター、

『Fender  PLAYER PLUS STRATOCASTER  (Tequila Sunrise)』

に手を入れる件。

 


1つ目の、「見た目重視」で

[1] ピックガードを「白/3プライ」→「白/1プライ」に換装

の方は、とりあえず ちゃんとビス穴位置が合う様に加工するとろころまで。
もう一つの

[2] トーン兼用の フロントP.U. ON/OFF スイッチを「PUSH/PULL」→「PUSH/PUSH」に変更

の方も同時に処置します。こちらは「実用性」を鑑みて。

 


少し詳しく説明すると・・・。
この『PLAYER PLUS』の ストラトキャスター、3シングルモデルは

 ~ PUポジション1 & 2でネックピックアップを常時ONにするプッシュ/プル仕様トーンノブ
  (Fender社 サイト、製品特徴説明から引用)

になってます。
正直なところ「『PUポジション1 & 2』ってどの位置?」と思いましたが、これは 5点式スイッチのそれぞれ

 ・ ポジション1:ブリッジP.U.
 ・ ポジション2:ブリッジP.U. + センターP.U. (ハーフトーン)

です。
外側のトーンコントロールが「PUSH/PULL」式のスイッチ付きポットになっていて、ノブを「PULL」すると ネックP.U. がパラレル接続されて

 ・ ポジション1〔+ PULL〕:ブリッジP.U. + ネックP.U. ミックス
 ・ ポジション2〔+ PULL〕:全ミックス

になります。
(因みに PLAYER PLUS ストラト の SSH レイアウトのものは、ブリッジ側のハムバッカーがいわゆるコイルタップで「シングル/ハム」を切り替え可能な仕様です。)

で、その流れからすると序列の続きは

 ・ ポジション3:センターP.U.
 ・ ポジション4:センターP.U. + ネックP.U. (ハーフトーン)
 ・ ポジション5:ネックP.U.

というのがオフィシャルな呼び名かと。

これまで、ネック側 P.U. のことを「フロント(F)」/中央を「センター(C)」/ブリッジ側を「リア(R)」と呼んでおりました。しかも感覚的には「フロント = 1番」と思っていたのでちょっと戸惑いましたが、フェンダー社 的には上記の通りらしい。
・・・ということではありますが、もう過去記事でも散々使ってきたので 馴染みのある「F/C/R」で表現することにします。


私は ストラト のピックアップのセレクトに関しては「迷ったらセンター」という立場で、「F+R」が使えるなら むしろそればっかり使ってしまいそう。
いわゆる「ハーフトーン」に当たる「F+C」と「C+R」は、元々は 3点式のスイッチのスプリングを抜いて中間ポジションでパラで繋がった時の独特の音色を利用するという “ 裏技 “ 発祥で、後にメーカーのデフォルト仕様として 5点式が採用されたもの・・・という認識でよいかと思います。
『前編』『中編』にちょい出しした ジャパン の「’57 リイシュー」は、 “ ちゃんと “ 3点スイッチ仕様でした。(「どうせ 5点式に換えるんだから、正直 “ 余計なお世話 “ だな~。」とは思いましたけど。)

この「ハーフトーン」のちょっと垢抜けた “ おっされ~ “ な音色(?)に対して、「F+R」は若干 “ 泥臭い “ 印象。(以前別の連載でも書きましたが、私の中では ハーフトーン は「アルマイトのお皿みなたいな音」/ F+R の方は「ギョロッとした音」と表現しております。)
2ハムの F+R ミックスでも近いニュアンスは載りますが、恐らく シングル同士の方がピックアップの物理的距離が遠いせいか よりその特徴が顕著なのでは・・・というのもあくまで私の認識。

『モズライト』とか『カジノ』の時には「F+R」を多用しているので、ストラト でも「F+R」を使いたいところ。
過去には グレコ の ストラトタイプ(これもメーカー仕様は 3点式)で、一旦 5点式に換えたセレクタを 3点式に戻して「F/F+R/R」の接続にした上で、センターをトグルスイッチで ON/OFF 出来る様にしておりました。そうすれば 今回の PLAYER PLUS と同じく 全てのパラ接続の組み合わせが使用可能になります。
私は 5点式スイッチをハーフポジションにピタッと止めるのが苦手なので、「3点式+トグルSW」の方が実用的な気がします。
となれば、この ストラト も 3点式で「F/F+R/R」とともにポットSW で「C」を ON/OFF 出来る仕様にすれば、外観はほぼ変えずに済みます。今回はやってませんけど、本気で検討の余地はあるかな~と思っております。
ただ、いずれにしても切り替えに “ 2アクション “ が必要になってしまうパターンは生じてしまいますけど。



・・・と、例によって前置きが長〜くなりましたが。


購入前からこの機種の仕様で気になっていたのは、スイッチの操作が「PUSH/PULL」なところ。
「PUSH」状態でフロントP.U. が OFF/「PULL」で ON なわけですが、「『PULL』はダメでしょう・・・。」という読み。

 

現物到着後、開梱して真っ先に確かめたのが “ そこ “ でしたが、案の定 私の指力ではムリでした。
ノブにはギザギザの縦溝が刻まれてはいますが、センター部分は径が細い上に/けっこうテーパー付いてます。かなりがんばってみましたが、指先がプルプルするだけで引き上がる気配なし。(「PULL」だけに・・・。)
爪をちょっと盛っているのでノブ下の隙間に入らず、結局 ドライバーを突っ込んでなんとか持ち上げられた次第。到底 曲中に瞬時に切り替えるなんてのは不可能です。(曲間とかでも道具が無ければムリ。)


恐らく ギブソン系の『スピードノブ』くらいの外径とグリップがあればギリギリ行けそう。
あと、ノブの取り付け高さを上げて傘の下に少し指が入り込むくらいに設定し直せば行けそうなんですが、その場合には別の懸念が・・・。
ノブの内側 ↓ を見てみると、シャフト用の穴にセレーションが切られていない。

私はギターのノブを外すのが総じて苦手なのですが、このノブはセレーションが切られていないおかげで必要以上に喰い付くこともなく、比較的簡単に外せました。
裏を返すと、このノブを「PULL」のスイッチに充ててしまうと そのままスッポ抜けてしまうリスクが高まります。
セレーション無しだと、フツーに使う分には取り付けの角度が任意なので 他のノブときっちり向きを揃えたい時には便利だと思います。通常はセレーション有りなので、厳密にやろうとするとポットの取り付け角度から気にしないといけない。(・・・ってゆーか、皆さん 面倒臭がらずにちゃんとやってるんだろうな〜、きっと。)

あと、軽い作動であったとしても「PULL」の操作だと一瞬で ポンッ! と切り替えるのには向いてないし、ビミョ〜なトーン設定がブレてしまう可能性も高い。(・・・とか言いながらトーンは ほぼフルオープンですけど。)



・・・というところから、スイッチ付きポットを「PUSH/PUSH」式に交換するのが合理的と判断いたしました。

上位機種の現行『American Professional II』では「PUSH/PUSH」仕様になっているので、廉価ラインの『PLAYER PLUS』はそこのところをケチって でコストを下げてるってことなんでしょう。


「PUSH/PUSH」式は、文字通り 押すごとに ON/OFF を繰り返すオルタネート式。基本的な構造は「PUSH/PULL」と同様で可変抵抗器のシャフトが貫通して下の箱状のスイッチ部分に繋がっています。
(但し、どちらもスイッチそのものの仕様は「2回路・ON/ON」だと思いますので、あくまでこの機種での運用上「ON/OFF」ということです。)

ネットで探す前にデフォルトのポット ↓ を確認してみると・・・。


これだとスイッチ部分を分解しないと刻印が読めないので抵抗値が不明。(← というところも今回の早合点のひとつでしたけど。)

内側の方のトーンの抵抗値を参考にしようと見てみると、「あれ? 『1MEGΩ』??」。

抵抗値の相場は概ね「シングルは 250kΩ/ハムバッカーは 500kΩ」で、後はお好み次第・・・という認識でした。ざっとネットで探した範囲ではスイッチ付きのポットは ほぼ 250kΩ/500kΩ で、1MEGΩ は発見出来ず。
ということで、根拠は乏しいものの より「1MEGΩ」に近い「500kΩ」(Aカーブ/インチサイズ)を選択。
そうそう。
この機種、内側のトーンコントロールが「F/C」兼用で、外側が「R」用になってます。
これも時代や機種ごとに変遷ありってことですね。


デフォルトのスイッチ付きポットは スイッチ部の金属製の箱に特徴的な斜めのスリットがあるので( ↓ 画像 左側)、リプレイス用もそれに準じた外観のものをチョイス。恐らく同じメーカー製なので、取り付けに影響するシャフトやネジ切りの高さが揃うはず・・・と思っていたらショップもメーカーも品切れで注文がキャンセルに。
再発注したのが ↓ 画像 右側の方。


比べるとスイッチ部が若干縦長ではありますが、キャビティの深さからして許容範囲かと。あと、シャフトとネジ部の関係もちょっと異なりますが、そこもナットの調整で凌げると思います。


実際に嵌めたのが ↓ こちら。(「OFF」状態。)

「あ、ちょっと浮き気味。」と思ったのですが、むしろそれが “ 正解 “ です。
「PUSH/PUSH」式のスイッチは ON/OFF の際に 一旦沈み込むことでロックが掛かったり/外れたりするので、そのためのストロークが 2mm くらい必要。ノブをピックガード スレスレに取り付けてしまうと作動しません。
因みに、「ON」状態は ↓ こちら。



後になって「そういえば・・・。」と思い返して、外した方のポットの抵抗値を測ってみた。

ちょっとビミョ〜ですが、テスターの針は「5k×100Ω」と「10k×100Ω」の中間くらい。セオリーに従って目盛りを読めば「7.5k×100Ω」ってことなのですが・・・。
ここで はたと気が付きました。
リプレイス用ポットを発注する際に、「配線が繋がったままではデフォルトの抵抗値が測れない。」と勝手に思い込んでおりました。
んが。
このアッセンブリーの配線だったらポットの片端がオープンなので、繋げたまま両端を測ればよいだけでした。

念の為リプレイス後の「500kΩ」の方も実測値を見てみると・・・。

カメラの位置が悪くて針がズレて見えてますが、ピッタリ「5k×100Ω」でした。
ってことは、デフォルトの方はホントのところはどうなんでしょう。少なくとも「500kΩ」ではないってことは確かですが、読みの通り「750kΩ」なのか?/テスターの誤差で実際は「1MEGΩ」だったりするのか?
どっかに デジタルテスター あった気がするけど・・・。



・・・で。
またまた長くなったので、今回を『中-後編』ということにして、次回ホントの『後編』(最終回)・・・の予定です。





『後編』に つづく。)

 




■ FJスズキ ■

 

『前編』から つづく。)

 

 

 

“ 一目惚れ “ で購入したギター、

『Fender  PLAYER PLUS STRATOCASTER  (Tequila Sunrise)』

の件。


購入前から仕様的に気になっていたところが 2箇所ありまして、早速手を入れております。


[1] ピックガードを「白/3プライ」→「白/1プライ」に換装

 

[2] トーン兼用の フロントP.U. ON/OFF スイッチを「PUSH/PULL」→「PUSH/PUSH」に変更


では、まず[1]の方から。
『前編』にて書きましたが、「私の好きな ストラト」の要件、

 ・ ポップな単色/ソリッドカラー
 ・ メイプル ワンピースネック
 ・ 3シングル P.U.
 ・ 白ピックガード/1プライ
 ・ スモールヘッド

というのがあります。
必ずしも “ 絶対 “ ではありませんが、やはり「見た目重視」の立場からはそれぞれ重要な要素ではあります。

今回購入した機種、ピックガードは「白/3プライ」です。
これを「白/1プライ」に換えたい。

ストラトキャスター のピックガードは大きく分けて 3タイプと認識しております。限定要素の強い材質替えや/レイアウトのバリエーションみたいなものは別として、スタンダードなタイプは採用された年代で「’57/’62/’72」という区分けが一般的・・・だと思っております。実際はもっと細かい区分けもある様ですが、系統立ててまとまった情報が見付からなかったのでまずは ↓ こちら。
勝手にリンクさせていただきますが、3タイプ別の取り付けビスの位置の違い。

 ◆ VANDY GUITARのブログ / ストラト用ピックガード ST57, ST62, ST72の違い

 


あと、

 ◆「’57」:1プライ(1層)/薄い(1.8mmくらい)/端面=垂直
 ◆ 「’62/’72 」: 3プライ(3層)/厚い(2.2mmくらい)/端面=テーパー

というのが基本だと思います。
恐らく現行の機種に採用されているのは「’72」に準拠したもので、「’57/’62」はリイシューモデルなど公証的に “ 当時と同じ仕様 “ を再現する場合以外には使われていないと思います。
ざっと見渡した限り ストラト のピックガードは元々は原則「白」で、散見される「黒/ゴールドアルマイト/べっ甲柄」などは限定仕様や/後の時代にバリエーションとして追加されたものだったのではなかろうかと思います。


私的には「’57」タイプの「白」が好みで、薄くて垂直にカットされた端面がポップなボディ色とのコントラストが際立ってよいな~と思っております。(結局は「見た目」の好み。)
但し、欠点としてはビス止め間隔の遠いところが浮き上がりがち。

ピックを挟んでいる人は 多分ここを使っていると思います。


後に「’62」でビスの追加で浮きを抑えると同時に 3プライ化で厚みを増しています。
「白/黒/白」の 3層で、端面をテーパー状にカットすることで中央に黒いストライプが走ってデザイン上のアクセントになっています。

更に「’72」でセンターP.U. 脇のビス位置が一箇所変更されて、より浮きが抑えらたということかと。


因みに、表が「黒」の場合は「黒/白/黒」です。


これらは工業製品としての “ 改良 “ の結果と解釈出来ますが、後発のものがより優れているかというと必ずしもそうとは限らないのは世の理。
例えばコストダウンによる “ 改悪 “ などは元より、工業製品的には経時による “ 劣化 “ であっても 「音」や「見た目」に関しては “ 枯れ “ とか “ 味わい “ といった領域で個人的な好み(主観)が絡んで来るので もう何が正解なのか分かりません。

殊 ストラト に関してはこのピックガードの面積からして、仕様によって音にも少なからず影響はあると思います。
ボディの塗膜の 厚みや/硬さ で音が変わると言われるくらいなので、これだけデカいピックガードの 厚みの違い(= 重量の違い)とか/材質/ボディへの密着度合い などが鳴りに影響しないはずがない。
・・・と思いますが、例によって私の耳では分かりません。

で。
やっぱり「見た目重視」でデフォルト仕様の「3プライ」を「1プライ」に換装したい。


ひとまず フェンダー 純正パーツで

 〜 「’72」のビス穴仕様で「白/1プライ」

をネットで探してみましたが、案の定そんなものは存在しない。

一旦は 元のビス穴(「’72」)を無視して「’57」をそのまま被せてしまおうかとも思ったのですが・・・。
ふと浮かんだのは、よく楽器店 店頭で見掛ける廉価なストラトタイプに “ それ “ が付いている・・・気がする。
サードパーティに拡げて再検索してみると、あった!

バックプレートもセットになってるヤツ。しかもビスとオマケのピックまで付いてます。
リーズナブルながら多種多様な ストラト 用ピックガードを供給しているメーカーの模様。
(脇のスイッチ付きポットは[2]の方で。)

このピックガード、「1プライ」ではありますが端面がテーパー状です。ちょっとイメージ違うな〜とは思いつつも、他に選択肢もなかったのでとにかく載せてみます。(厚さは「’57」と「’72」の中間の約 2mm 。)


まずは、デフォルトのアッセンブリーを外してパーツ群を抜きます。
横着して引っ張って剥がしただけで済ませていた保護フィルム、やっぱり ↓ これくらいは残ってますね〜。


通販サイトの説明では現行の アメリカ製/メキシコ製 に対応と書いてあったので特に不安はなかったのですが、重ねてみるとネックの切り欠きがもう一息足りない感じ。

今回、何故か先を急いでいたので後から「あ、しまった!」と思うことがいくつかありました。
そのひとつ。
デフォルトのピックガードの方の合い具合がどうだったのか確認しておりませんでした。
実を言うとデフォルトのピックガード、トレモロユニットの際の中央部分がちょっと浮いてました。どこかしらにストレスが掛かったままビス止めされている状態で、「これがメキシカン・クオリティ(?)」と勝手に納得はしておりましたが。

いずれにしてもこのまま強引にビス止めはマズいレベルなので、ちゃんと収まるように加工します。
青ペンの部分、約 1.5mm くらい(← けっこうある)をヤスリで削りました。

この部分は継ぎ足しの 22フレット指板の下に隠れてしまうので、ちょっと雑な仕上げのままで完了。
(こういうところに生き様が反映されてしまうのだな〜、きっと。)

↓ 加工後。


余談ですが この継ぎ足しの 22フレット指板、弦を張ったままでアッセンブリーを外せないので あまり好きではありません。



同時に[2]の作業も行いますが、長くなったので次回に。




『中-後編』に つづく。)

 




■ FJスズキ ■

 


う~~〜む。
タイトルをどうしたものかと散々悩んで、結局これ ↑ にしました。



私の所有ギターをざっと思い返してみると、決して比喩とかではなく文字通り “ 見た目 “ で選んでいるな~、と。
シンプルに「これ、カッチョいい!」という理由が 九割九分で、“ 音 “ に関しては特に求めるところではなく。(← 多方面からお叱りを受けそうな気が・・・。)
ってゆーか、過去記事でも度々書いてますが、私の耳では どの音が 良いとか/悪い とか判別不可能なのもありまして、「こんな音が欲しい。」といった具体的なビジョンは持ち合わせておりません。
まあ、かなりアバウトに「シングルか?/ハムバッカーか?」くらいのイメージはありますけど。


新品の機体を購入する際は、お店に カタログ/若しくは雑誌の切り抜き などを持参して

 「これ、くださ〜い!」

みたいなノリで発注するのがほとんどです。
店頭で試奏して気に入って購入・・・みたいなことではないので、カタログなどの情報だけで選んでいる時点で確実に「見た目」で判断しているってことになります。

そんな買い方をするのは “ 一目惚れ “ をしてしまった場合がほとんどで、以前は雑誌の記事や広告きっかけで/近年はインターネットの情報にヤラれることが多い。
ただし、あまり衝動的に購入してばかりいると際限が無くなって危険なので、一旦は 少なくとも数日間/長ければ数ヶ月間 は寝かせて充分に冷静な判断を経てから購入することにしてます。
その間に 冷めて/醒めて 終わることも多々あります。
(あと、ネット通販だと「売り切れ」で終了・・・とかも。)


で。
今回の “ 一目惚れ “ 案件は ↓ こちら。

『Fender  PLAYER PLUS STRATOCASTER  (Tequila Sunrise)』




一応それなりの期間寝かせはしましたが、これに関しては最初にネットで画像を見た時点で「購入確定!」でした。
あとはタイミングの問題のみだったので、ネットでバーゲン品的な出物を見付けたところで決断いたしました。
(その後 市場価格の推移は あえて追跡はしておりませんので、実のところそのタイミングが正しかったのかどうかは不明。)


フェンダー の ストラトキャスター は、エレキギターの中では一番好きかも知れません。
「好き」の切り口やら/その時々の気分でも変わるので、あえて英語的な表現で「最も好きなエレキギターのひとつ」ってことにしておきます。(← 「一番」が複数あるってのがどうにも解せない。)

ただ、ストラト なら何でも良いというわけではなく、「好きな ストラト」の要件というのもあります。
その指標は概ね これ ↓ に集約されております。


ジャパン の『’57年 リイシューモデル(フィエスタレッド )』。

具体的に「私の好きな ストラト」の要件とは、

 ・ ポップな単色/ソリッドカラー
 ・ メイプル ワンピースネック
 ・ 3シングル P.U.
 ・ 白ピックガード/1プライ
 ・ スモールヘッド

といったところ。結果的に ほぼ『’57 モデル』の仕様に準じたものになるかとは思いますが、重要なのはやはり「見た目」。細かい仕様は二の次です。
「ポップな単色」の機体を 10色くらい並べてみたい願望があります。



・・・という前提ではありながら。
『Tequila Sunrise』フィニッシュは「単色」ではないものの、一目見て 大ハマリでした。

過去、メーカー問わず『チェリーサンバースト』の ストラトタイプ なら散々見てますが、この「上/下 で 赤〜黄 のグラデーション」という発想には目からウロコが落ちまくり。
例えば、ペイントを自前でオーダーするといった域まで含めれば如何様にでも出来てしまいます。
私の中ではこのグラデが フェンダー社本家による “オフィシャル “ な仕様であり/且つ レギュラーのラインナップであるところがツボでした。(合理的な説明はできませんけど・・・。)


当モデルのターゲットは私みたいな “ おっさん “ ではなく “ ナウなヤング “ であろうことは認識しているつもりです。
『PLAYR PLUS』シリーズは フェンダー の中では廉価なラインの位置付けだし/(所在を見失ってしまいましたが)オフィシャルサイトでは当モデルは『Destroy Boys』というバンドのギャルっぽい(?)ギター・ボーカルの方とのタイアップでしたし。恐らく「ティーンエイジャー向け」のイメージかと。
あと、最近見掛けたギター雑誌の広告のど真ん中にこの『Tequila Sunrise』の ストラト が据えられていたので、やっぱり “ ど真ん中 “ 狙いなんだろうな〜とも思います。


小学生の頃、(例えば レスポール と比べて)ストラト は明確に「嫌い」でした。
当時は “ 本家 “ ではなく国産のコピーモデルのカタログを眺めているだけでしたが、主流だったのは ブラウンサンバーストや/いわゆる 3トーンサンバースト など。子供心に「ものすご〜〜く古臭い!」という印象しかなく、辛うじて「黒単色だったらギリギリ OK。」くらいの感覚でした。(現在は好みが変わっているところもありますけど。)

それから大分経って(高校生の頃)チェリーサンバーストの ストラト がカッチョいいことに気付き、更に後(大学生の頃)「ポップな単色」の機体を見て ようやく ストラト のデザイン自体が「ものすご〜〜くポップ!」であったことに気付きました。
あるエレキギターに関するムックの中で、

 〜 『レオ・フェンダー』が、営業サイドから ストラト に( ‘54年当時の感覚で) “ 伝統的なギターらしさ “ を求められてブラウンサンバーストというトラディショナルなフィニッシュを採用した。

みたいなエピソードが語られてました。(著者の憶測の域を出ないお話の様ですが。)
これが事実なら、やっぱりこの ストラト のデザインが当時の市場に受け入れられないであろうという懸念を生むくらいに先進的過ぎたってことでしょう。
青色系単色の限定モデルなどは満を持しての「ポップさ解禁!」の結果なんじゃなかろうかと勝手に想像しております。
’60年代の 3トーンサンバーストに関しては「レスポール のチェリーサンバースト人気に対抗(便乗?)して『赤』を入れた。」みたいな話を聞いたことがありますが、もしこれも事実だとすると あの “ 取って付けた様な赤 “ が腑に落ちる気がいたします。

(あ、今はけっこう好きです、3トーンサンバースト。)


私の中では、「ストラトの見た目のポップさ」に欠かせない要素として『メイプル指板』があります。
上のリストでは『メイプル ワンピースネック』と書いてますが、「メイプル ワンピース」か/「貼りメイプル」か というのも実は “ 見た目 “ に関わるところなので私の中ではヒジョ〜に重要なのですが、細かくなるので差し当たり “ 表側 “ のお話に限定して『メイプル指板』ということにしておきます。
いずれにしてもここは本来 プレイヤビリティとか/音質とか に大きく影響するところとだと思うのですが、私的にはやっぱり “ 見た目 “ 重視で。
ポップなボディカラーと白のピックガードに似合うのは、断然『メイプル指板』・・・だと思いますので。

今回ゲットした『Tequila Sunrise』フィニッシュは、「メイプル指板」の設定のみ。
『PLAYER PLUS』シリーズ全体、廉価版ゆえなのか 各フィニッシュごとに「メイプル指板」/若しくは「パーフェロー指板」のどちらかのみに振り分けられていて、選択は不可能です。
グレードが上の 例えば『American Professional II』シリーズだと、フィニッシュによって「メイプル指板/ローズ指板」が選べるものと/どちらかのみに固定されているものと 両方があります。

・・・ってことは、フェンダー社自身が各フィニッシュごとに「見た目重視」で指板仕様を割り振っているとも解釈出来る。
そう考えると、私の「見た目重視」での仕様選択も そんなに罪ではない気がします。



新品のギターをカタログなどで取り寄せる場合、いざ現物が届いてみたら「あれれ?」という事態は往々にして発生いたします。
今回の機体はネット通販でしたので、事前に見ていた商品情報は ↓ こちら。(フェンダー のオフィシャルサイト。リンクが切れていたらスミマセン。)

https://www.fender.com/ja-JP/electric-series/player-plus/guitars/player-plus-stratocaster/0147312387.html

ネット画像を見た限りでは、「赤」部分が

 〜 グンゼ産業(現 GSIクレオス)の『シャインレッド』

若しくは

 〜 タミヤの『ブライトレッド』

くらいの色目であろうと想定しておりました。ちょっと蛍光成分が入っていそうなパッと明るい赤。(← 私の中の 30年前くらいの記憶。)
実際に発注した楽器店の通販サイトの画像も、印象的には ほぼ同様でした。
当記事 冒頭の現物写真は、最近導入した ↓ この『バルミューダ フォン』にて撮影していて、こちらもオフィシャル画像に近い「赤」になっております。

 

 


ところが、現物を肉眼で見た印象は『iPod touch』で撮影した ↓ こちらに近い。


「赤」が思っていた赤とは違ってかなりドス黒い!


もし「ドス黒い赤」単色であったなら私の思う “ ポップ “ には当てはまりませんので購入対象にはなり難いのですが、それでもこの『Tequila Sunrise』に関してはグラデーション込みで「合格!」です。

もちろんネットの画像(再生環境も含めて)の色調が必ずしも現物ズバリでないことは重々承知の上ではありますが、ちょっと恣意的な “ 演出 “ が加えられている感もなきにしもあらず。
あと、今時のスマホのカメラアプリもデフォルトの状態で けっこう “ 補正 “ されているってのが改めて確認出来ました。

実は、ジャパン の『’57 モデル』の方でも似たような経験をしておりました。
その件はまた別の機会に書いてみたいと思います。



今回購入の ストラト の仕様について。
「赤」の色調の問題は別として、購入前に既に私の好み的にちょっと気になる点もあったので、早々に手を入れております。
その辺り、次回書きます。




『中編』に つづく。)

 




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