数学に王道なし、と結論したカリフォルニア大学 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

 

暦の上では、春。そう言えば、寒が緩んで来たような気がします。飛び出すハート

 

反対に、アメリカの大学は、緩んでいた入学要件を引き締めつつあるように見受けられます、まずは、先日お伝えした共通テスト(SATACT)の点数提出復活。今回のお話は、公立大学のトップに君臨するカリフォルニア大学(UC)のお話です。ニヤリ

 

UCは世界的にも超名門のUCバークレーUCLAを含む大学群です。おねがい

 

 

まるで、SAT復活を発表したアイビーリーグ3校のセリフを彷彿とするようなUCの発表です。爆  笑

 

数学が出来ない学生が入学して来て、大学の勉強についていけないから、数学の要件を引き締めることにしますびっくりマーク

 

ほら、アイビーリーグも『SATの点数を出して来た学生の方が、やっぱり優秀だった』てお話でしたよね。まあ、似たような話です。てへぺろ

 

日本は私立文系の志望の学生は、全く数学を落として受験勉強をしているんですよね。アメリカでは、数学を全くやらないで大学に入学するという道はないんですけど、抜け道はあります。どの数学が取るか、という。グラサン

 

で、UC入学のための要件をまず、述べます。(注:アメリカは中3から高3までの4年間が高校)

 

1. 15 科目を履修すること(高2までに11科目履修済みのこと)教科別で言うと、以下の通りです。

 

 ー 歴史:2年間

 ー 英語:4年間

 ー 数学:3年間

 ー 科学:2年間

 ー 外国語:2年間

 ー 芸術(美術、音楽、ダンス、演劇):1年間

 ー 大学進学のための選択科目:1年間

 

2.  学校の成績の平均GPA がカリフォルニア州内の学生は3.0 (B以上)。それ以外は  3.4 (A/B半々以上)

 

と言うことになってるんですが、数学について、もう少し詳しく述べます。ウインク

 

最低が3年と言ってるだけで、4年間履修が望ましい。基礎的と高等代数学(Algebra 1 &2)、平面・立体の幾何学。さらに4年目には、その次のレベルの高等数学を履修すること。また、中学時代に既に高校数学を履修していても可。キョロキョロ

 

高等数学と言えば、本来なら高等代数学(Advanced Algebra & Trig) だとか、大学レベルの微分・積分関数を勉強するAP Calculusだとか履修すべきなんですが、それを避けて、データ・サイエンス統計学に逃れた学生の質があまりに悪いというのが今回のUCが必修科目の見直しをすることになった理由です。えーん

 

特に問題視されているのがデータ・サイエンスで、これを高等数学の仲間から外すという決断に至ったようです。これを入れたのは、貧困世帯を抱えるロサンゼルス学校区からの要望で、数学が出来ない子の救済措置として代数学2の代わりに取らせることをUCにも認めてよ、と言っていたんですけど、多数の高校生が易きに流れることになって、UCが根を上げたということらしいです。爆  笑

 

まあ、世界に誇るUCですから、授業について来れない学生は入れられないと結論したってことなんでしょうね。SATを復活させるという方法もあったんでしょうけど。。。笑い泣き

 

ということで、やっぱり、地道に勉強するしかない、というお話でした。ドクロ 叫び ドクロ 叫び

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

知ってるとお得な『アメリカ大学進学情報』と『面白い生活』について、NY地区から発信しています! 是非、下のボタンをクリックして応援して下さいね!

 

  にほんブログ村 受験ブログ 海外受験へ
にほんブログ村 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村