アメリカでは、大学の合否判定が出て、最終的に入学する大学を決める時期です。第一志望に受からなかった人は、気持ちの落とし所を考えている頃でしょうか。超名門大学に進学したからって、これが人生の最終目的地じゃないことも、忘れないで下さいね
すでに人生で勝ち組にいる少年が、出願した18大学のうち15大学から不合格を貰ったていう記事を読みました。
この少年、エリート大学も自分にひれ伏すと思っていた節があります。まあ、そう思っていても不思議ではないですけどね。そのせいか、Xに自分の戦勝結果と大学に出した共通エッセイを出しちゃってますから。
この少年の経歴をざっと説明します。
7歳:コンピューターのコーディング習得
10歳:時給30ドル(約4,500円)でコンピュータープログラミングのレッスンで稼ぐ
14歳:オンラインのゲームを作って年収60,000ドル(約900万円)を稼ぐ
16歳:年収6桁以上、つまり10万ドル(約1,500万円)稼ぐ
17歳(現在):カロリー計算のアプリの共同開発・運営者で収益3千万ドル以上(約45億円)。
まあ、凄いです。
そんな経歴を引っ提げて、出願した大学のリストがこれです。
不合格大学:含む7アイビーリーグ (黄ハイライト)
1。スタンフォード大
2。ハーバード大
3。MIT
4。コロンビア大
5。イエール大
6。ブラウン大
7。コーネル大
8。セントルイス・ワシントン大
9。ヴァンダービルト大
10。デューク大
11。南カリフォルニア大
12。ヴァージニア大
13。プリンストン大
14。ニューヨーク大
15。ペンシルベニア大
合格大学:
16。ジョージア工科大
17。マイアミ大
18。テキサス大
世間からの認知が高いエリート大学から総スカン。
『これって、おかしくない』と本人がSNSで発信してネット上で喧々諤々。
ネット上では、こんな学生を取っても、すぐやめると思われたんじゃないか、エッセイが生意気だと思われたんじゃないか、って言われてるようです。なるほど。
筆者も彼のエッセイを読んでみました。『エリート大学が拒否したのも分かるなあ』って気がしました。私的な感想ですけど。
だって、このエッセイ、履歴書ですから。いくつでどんなことをやったっていうのがお金に換算されて羅列されてる。ベンチャー投資家との付き合いから、大学に行く必要はないと思っていたけど、人間的な成長を考えると大学の時間が大切だと思い当たったから、進学することにした、っていうのが、キモなんですけど、そう言葉で書いているだけで、どれだけの葛藤があったのか、全く見えて来ない。ちょっと、浅い。彼の人柄が分からない。
因みに、彼の成績(GPA)は4.0 (ストレートA)、共通テストはACTの34。(トップ3%)これも遜色ないです。
ってことで、いくらスーパー高校生でも、エッセイはすご〜く大切です。しっかり、ブレーンストーミングして書きましょうね。フレックスラーニングには、凄腕のエッセイ・コンサルタントがいますから、ご相談下さい。
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