FishEyeArt blog -6ページ目

ツイッター・アート

アートといっても、デザイン or Webテクノロジーのカテゴリな
のだが、ツイッターとフリッカーをマッシュアップ(組み合わせ)
して表示するという、面白いサービスが増えているようだ。


その一つをご紹介。
http://portwiture.com/


最近のツイート内容を分析して、その単語とマッチする写真

をフリッカーからひっぱてきて表示してくれるというもの。

次のは、"FishEyeArt" を入力してやってみた。


世界の美術館:FishEyeアート-portwiture


モネやゴーギャンなどの画像写真が引き出されてきた。

ん? なぜかヌード写真も。。^^;

気になった写真があるとフリッカーに跳ぶことができ、さらに、

その人の別の登録写真も観ることができる。


自分のツイッターでも良いし、他人のでも良い。次のサイトに

跳んで、入力してみてください。
http://portwiture.com/


その人の発言が視覚的に分類されるということである。面白い。



ただ、当然といえば当然だが、日本語は分類されない。英文

のみをひっぱってきて英文のフリッカーが検索されるという仕

組み。


ルーヴル美術館のサイ・トゥオンブリー天井画お披露目

サイ・トゥオンブリーが描いたルーヴル美術館の一室の天井画が
25日、お披露目となった。


ルーヴル美術館のニュースリリース
(フランス語・制作過程の写真付き・巨大ファイル)
http://www.louvre.fr/media/repository/ressources/sources/pdf/src_document_56472_v2_m56577569831264120.pdf


くらげ的な表現を想像していたが、違ったので、ちょっと意外。

どのあたりの部屋なのだろう?


artdailyにも写真が掲載されている。
http://www.artdaily.com/index.asp?int_sec=2&int_new=37004


パーマリンク、ようやく完了予定

長らく続けてきた各作品の画像リンク設定が、明日ようやく完了す
る。大トリは、多くの美術館にて四角い重たい作品をもって重鎮の
ように存在する山口長男ページの予定だ。


ただ、この半年の間に、ハーバード美術館のサイトがパーマリンク
可能に変更となり、ドイツのフォルクヴァンク美術館も1月の館リニュ

ーアルと同時にサイトのDBが充実したので、それらは、まだ漏れ

ている。


また、バーンズ財団の英語版ウィキには作品画像が豊富に登録

されており、それらも反映できることを挙げると、本当の完成とは

言えないのだが、区切りというものは大切なので、ひとまず完成
ということにしたい。



改めて全般を通してみると、菊池契月や和田三造といった作品で

はどこにも画像が掲載されていなかった。アーティストによって、ま
た、館によっても掲載量に大きな差が生じるのは謎であるところだ
が、これも時間と共に充実していくものであろうと、期待したい。


もっとも、それは、数年、数十年という歳月のスパンであることもあ

り、息の長い話ではある。一方で、ヨーロッパの europeana のよう

な取りまとめ活動が増えてくる可能性もあるし、Webという表現方

式自体も日々発展していっているので、数年後には、今は想像で

きない、また別の姿も現れて来ることだろう。


ともかく、何事も、時の流れの中で、それらを楽しめたら宜しかろう、


と思う。

Google Map


遅ればせながら、という感じで、各美術館の場所を示すために
Google Map を貼り付けることを始めた。


半年かかるかな? と思っていた作品別パーマリンク対応が、実

際に半年も掛かってしまったのだが、ようやく終盤を迎え、はてさ

て、次は何に取りかかろうかというところで、地図に取り組むこと

にしたのだ。


年明け、ツイッターに少し首突っ込んではみたものの、これはスマ
ートフォン向けのサービスであろうよと、また、現状、静的なペー

ジの作成を主な活動としている者としては、データ入力ツールとし
てのPCとの接触が一番多いので、当面のところはツイッターに高
プライオリティを置くまでのことは無い、という結論に達した。


また、Google Mapがフェアユースの宣言をしたこと、海外の地図も
日本語表記されるようになったこと、逆に、これまで面白いかなと
思って設定していた Windowsの Bing 3D Mapが、バージョンアップ
して処理が軽くなった反面、文字が薄くなって判別しにくくなって
しまった問題もあったので、この際、Google Mapに全置き換えしよ
うということにした訳である。


今日までのところで東京の美術館の前半を更新終えた。各美術

館紹介ページを開いてもらうと、最初から所在地が見える設定に

なっているので、地図左下の「大きな地図で見る」を押して、広げ

て利用いただくと使いやすいだろう。


Google Mapでは、しゃもじにAとか記号が付いたような位置マーク
を付けることが可能だが、これだと美術館名を隠してしまったりす
るので、あまり気持ち良くない。プレーンな状態で使えるようにす
るのが一番と考え、それは付けないことにした。


各美術館HPの所在地地図情報は掲載場所がバラバラであるし、

地図自体もそれぞれである。最悪、掲載してないとか、道路名な

ど読めないような画像が掲載してあったりとかもあるので、結構、

行こうと思って下調べる際に必ず手間食うものである。
手前味噌だが、こうして統一した地図の掲載にすると、なかなか

便利かもしれない? という気がしている。



しかし、地図上の散歩は楽しい。


ココとココの美術館は地下鉄で行くと、乗り換え乗り換えで遠そう
だが、実は距離的に近いんだ!とか、あの美術館に今度行くとき

は、こっちからのルートで行ってみようとか、海外の地図上で美術

館名を間違ってるのを発見するとか、、等々である。


結構、時間を費やしてしまう。



ということで、桜の咲く季節を迎え、衣替えでは無いが、文体も変
えてみることにした。


東博の「長谷川等伯」展

3月10日で、入場者が10万人突破だそうです。
いつもいつも、東博さんはマーケティングがお上手ですよね。


国宝の『 松林図屏風 』。何度か拝見したことがあり、わざわざ混
み混みの中で観ることは無かろうよと思ってはいたものの、やはり
集大成的大回顧展とあらば、行っておかないと、きっと後で後悔す
るだろうな、と思い直して出かけたのでした。


ところが、ようやく時間が取れたのが火曜日の冷たい雨の日の夕

方。かじかむ手に傘を持ち、上野駅から上野公園を抜けて歩いて

いく距離が、こんなに長いと感じたことはありません。


寒い日なので比較的空いているだろうと思って平成館に入るや、

混んでました。コインロッカーが満杯で、しばらく待ってても空き

うになく、後の時間が少ないので断念。
帰りになって思い出したのですが、こういう時は本館から入って、
そこのロッカーを使う方が確率が高いのでした。^^;



さて、作品について、結論からいきますと、

やっぱり 等伯は水墨画」というのを個人的に再確認した次第。


一生を通してみると、仏画も金碧画も巨大な涅槃図も、後の水墨

画のための助走 or 模索 or 職業請負...ではなかったかと。


そんな中で(『 松林図屏風 』は置いといてとして)今回のイチオ
シです。


瀟湘八景図屏風 』 6曲1双  東京国立博物館 蔵


右隻の右下と左隻の左下の墨が濃くて、線も太いのが少し気に

なるものの、逆に、それが全体のコントラストとなって、墨の淡に

よる中央部の山なみの遠景を絶妙に表現しています。


もし、遊体離脱が出来るなら、深~い、無音の、遠~い空間へと
水の上を歩いて行けそうな、そんな感覚におちいる遠望です。



等伯は、長らく、そういう「水墨画」を描きたかったのでしょうね。
その積もり積もっていたアイディアとエネルギーとが詰めこまれ

ような作品だと感じました。


パーマリンク その後、あと、もろもろ


パーマリンク化の方、毎日、少しずつ修正して、日本画を完成さ

せた後で、ようやく、西洋絵画も終わりに近づいてきました。今日、
ドガをアップしたところです。そのことはツイッターに書いたものの、

中途で切れてしまったので、再度、ブログに書き直しします。
(どうも、まだ、使い分けのコツが掴めていない。。。)


今年は、オルセー美術館名作の世界放出年とでもいう年のよう

なので、秋の横浜美術館のドガ展もオルセーから、たくさん来る

んじゃなかろうかと思ってます。


しかし、こうした、いわゆる泰西ものの大きな展覧会、アメリカか
らも出品の多いですが、作家別のページで作品一覧を並べてみ

ると、イギリスの美術館所蔵の作品が日本に来ることって少ない

ような気がします。→ ドガのページ http://bit.ly/avW6do


つまり、世界中から集まった大回顧展といっても、イギリスにある
作品が抜け落ちているのが続くと、日本人の中での、ちょっと偏っ
た鑑賞・認識になっていったりしないかな、と気になったという次
第。


実際、名作多いですからね。ロンドン・ナショナル・ギャラリー、
テート、コートールド。。
まぁ、貸し出しに関しては仕方ない事も多いのでしょうけれども。



それから、、東京富士美術館の作品DB掲載が拡充されてました。
http://www.fujibi.or.jp/collection/list_author2.php


アンディ・ウォーホルやリキテンスタインの所蔵は、少し意外感み

たいなものもありますけどね、幅広いです。画像掲載不可なもの

は、それが明記されるようにもなりました。



あと、アメリカのフィリップス・コレクションですが、前回のHPリニュ

ーアルでだろうと思いますが、検索窓からの一般検索が、イコー

ル全件画像検索というシステムになってたのですね。コレクション

のコーナーから降りていく限り、所蔵品紹介は、無い無い、とばか

りに認識しておりました。


サイトの右上の検索窓に、誰か、アーティスト名を入れると検索さ
れてきます。単純です、簡単です。
http://www.phillipscollection.org/


ところが、検索結果の各作品画像が、大・中・小 と用意されている
のですけれど、jpegファイルの単体生貼付なんですね。これって、
妙なところで手を抜いてあるような。。


これでは、作品にピンに直リンクすると何かで把握ミスが起こりそ
うなので、FishEyeArt HPの各アーティストページの作品リストか
らは、検索結果一覧ページへのリンク設定とさせていただきました。


ただ、フィリップス・コレクションのアメリカン・アートの所蔵作品に

関しては、画像&解説付きの、すばらしいDBページとして完成

しています。
http://www.phillipscollection.org/research/american_art/index.htm


おそらく、この形に全件統一されていくんだろう、と推測&期待し
ていますが、しばらく様子見ていましょう。


肩と目がぁ。。。

どうにも肩と目が痛くて、目薬も強いシップ薬でもお手上げの状

態になってきてしまいました。PC・ケータイの画面見過ぎが悪い

んですが、これは、ビタミン不足によるものに違いないと思い、

薬局にビタミン剤を買いに走る。


通常のビタミン剤にはビタミンB12が 60µgしか入っていないので、
これでは効きません。少し値段が高いですが、成分表を見て 1500µg
含有されている製品を買わないとダメです。


3錠飲んで一晩寝たら、かなり回復。


ビタミン剤の威力は、すばらしい。(^-^)/


Googleクロームのテーマ

ここのところ、Googleクロームのテーマ(スキン)について以前書
いた記事へのアクセスが多いです。本来型で無いと言えば、そう

なんですが。。^^;


Googleクローム、当初はスタートページの右下に、シールをめくる
ようにしてテーマ一覧サイトへアクセス出来たのですが、その後、
不具合があったのか変更になり、今は、右上のサイドバーのスパ

ナ・ボタンを押して、その中の「オプション」内の「テーマを取得」が
一覧サイトへのリンクになっています。



また、ツイッター関連の検索で来る人も増えてきました。
美術館 Twitter とかです。


これも、関心事の変化でしょうね。


坂本龍馬-岩崎彌太郎-岩崎彌之助-静嘉堂文庫-三菱一号館美術館


NHK大河ドラマ「龍馬伝」のナレーター役は、香川照之さん演じ
る岩崎彌太郎 = 現在の三菱グループの創始者ですね。


幕末の混乱期を経て生まれてきた政商、そして後の財閥に成長させ
てきた人たちは、それぞれ、いろんな経歴をもっていたのだろうと
は思いつつも、それは遠い昔のこと。後の大成功者とあらば雲上の
人として神格化して見てしまうものでしょう。


ところが、今回の大河ドラマに出てきている岩崎彌太郎は、土佐藩

のきったない最下級武士。多分にデフォルメがあるとしても、あぁも

極貧の出だったということには、正直驚きました。坂本龍馬の夢が

岩崎彌太郎へと引き継がれ、後の日本の海運業発展とつながって

いったわけですが、その1代における大変革には、びっくりさせられ

ます。



そして、三菱グループの美術館というと、静嘉堂文庫。三菱の二代
目社長であった岩崎彌之助と四代目社長の小彌太父子によるコレク
ションであることは以前から認知するも、初代の成功後の、いわゆ
る金持ちの子孫によるもの? とかと思っていました。^^;


その岩崎彌之助は彌太郎の16歳年下の弟。つまり、同じ、土佐のあ
ばら屋育ちなわけです。静嘉堂文庫のHPの記述によると、彼が美
術品収集を始めたのは 1892(M25)年頃からとのことですから、それ
は、急死した彌太郎の後を引き継いで三菱の社長をつとめ、それを
次に彌太郎の子、久彌へ渡す頃の年になります。


彌之助自身は、その後も日銀総裁についたりしていますので、第一
線から隠居したわけではありませんが、三菱の社長職を退いた後に
文化活動に力を注いだということでしょう。



一方で、この4月に丸の内にオープンする三菱一号館美術館。彌之
助は、丸の内の広い土地を 1890(M23)年に政府から一括購入し、そ
こに、ロンドンのようなビジネス街を造ろう計画しました。そして
その最初に建てられた洋風建築物が、旧三菱一号館でした。


その建物を復元させてオープンするのが、この美術館。この春、120
年もの時を経て、彌之助の「丸の内美術館」構想が実現することに
なります。



坂本龍馬から三菱一号館美術館までが、こういうつながりになって
いるのですね。


ルノワールの『 雨傘 』

雨傘 』 1881-6頃  ナショナル・ギャラリー,ロンドン


TV 美の巨人たち
当時、傘は帽子が雨に濡れないようにするためのものだったそうで。

へぇー。


http://bit.ly/97VCsw