今日は、わたしの人生が
少しずつ動き出した「あの日」
のことをお話ししたいと思います。
その日も、
朝から体がだるくて、
目覚めた瞬間に
「今日もしんどいな…」と
ため息が出ました。
やることは山ほどあるのに、
体がついてこない。
気力も集中力も続かず、
ただ「今日をどうやって
やりすごすか」しか
考えられない毎日。
それでも家族の前では
なるべく笑顔でいようと
頑張って、でも1人になると
ぐったりしてしまう…そんな
暮らしをずっと続けていました。
ある日、寝室で横になりながら
スマホをなんとなく
眺めていたとき、たまたま
「家庭薬膳」という言葉が
目に飛び込んできたんです。
「家庭でできる薬膳」?
正直、そのときはピンと
きていませんでした。
でもなぜか、
気になってそのページを
開いてみたんです。
そこに書かれていたのは、
「体は食べたものでできている」
「食事は、毎日の『薬』にもなる」
そんな言葉でした。
その一文を見たとき、
胸の奥がふっと軽くなる
感覚があったんです。
ああ、もしかしたら——
わたしに今、必要なのは
「薬」じゃなくて、
「食事から整えるケア」
なのかもしれない。
そんなふうに、
初めて感じた瞬間でした。
病院で出された薬を前にしても、
「本当にこれでいいのかな」と
思っていた自分。
サプリや健康食品も試したけど、
どれが合っているのか分からず、
逆に混乱するばかりだった日々。
そんな中で出会った
「家庭薬膳」の考え方は、
わたしにとってすごく
しっくりきたんです。
☑︎「季節に合った食材を選ぶ」
☑︎「自分の体質に合わせて食べる」
☑︎「足りないものを補い、
余分なものを排出する」
とてもシンプルで、
でもすごく納得できる
内容でした。
わたしは栄養士の資格を
持ってはいましたが、
西洋栄養学とは少し違う、
東洋医学の視点からの「食べ方」
に触れたのはこれが初めて。
最初は半信半疑でした。
でも「何かを変えたい」
という思いが、少しずつわたしを
動かしてくれたんです。
✔︎まずは本を読んでみよう。
✔︎講座もあるなら受けてみよう。
✔︎自分の体質を知るところから
始めてみよう。
そうやって少しずつ、
「家庭薬膳」の世界に
触れていきました。
最初のうちは、
「難しそう」「続けられるかな」
という不安もありました。
でも不思議と、
「これはやってみたい」と
心が前向きだったんです。
何より、
「自分で自分をケアする」
ことに可能性を感じた
のだと思います。
誰かに頼るだけではなく、
自分の体を、自分で整えてあげる。
その方法を知ることが、
あの頃のわたしには
とても必要だったんですね。
講座では、
気血水という東洋医学の基本や、
陰陽五行の考え方、
季節ごとの体調の変化と
食事の工夫など、
学びがたくさんありました。
そして
「これはすぐ家でも実践できそう!」
と思えることが多くて、
知識を得るたびに
小さな希望が芽生えていきました。
「食べること」が、
わたしの中で「つらい症状を
乗り越える手段」に
変わった瞬間です。
それまでは、
ただお腹を満たすための食事
だったけれど、薬膳を意識
するようになってからは
「体と心を整える時間」
になりました。
たとえば、
冷えが気になる日は
体を温める食材を選んでみたり、
気分が沈む日は香りの
よい食材を使ってみたり。
ほんのちょっとの工夫なのに、
「なんだか今日は気持ちがラクかも」
と感じる日が増えていったんです。
わたしは、いつの間にか
「またか…」と布団に沈んでいた
日々から、
「今日は何を食べようかな」
と思える日々に変わっていきました。
それは劇的な変化では
ありませんでした。
でも確かに、静かに、そして着実に——
わたしの中にある
「自分を信じる力」が
戻ってきたんです。
「変わりたい」と思ったとき、
もうすでに変化は
始まっていたんだと、
今になってわかります。
あなたがもし、
「今のままでは嫌だ」
と思っているなら。
その気持ちこそが、
一歩踏み出す大切な原動力です。
体を整えるというのは、
ただの健康管理ではありません。
心を整えることに、
ちゃんとつながっていきます。
そして、食事は毎日必ずするもの。
だからこそ、
その小さな選択が人生を
変えるチカラになると、
わたしは本気で信じています。
