最近、朝起きるのがつらい…
そう感じることはありませんか?
目覚ましは鳴っているのに、
体が重くて布団から
なかなか出られない。
寝たはずなのに、
疲れがまったく取れていなくて、
目の奥がずーんと重たい。
そんな朝が、
わたしの毎日になっていました。
以前は、
起きてからメイクするのも
楽しみで、
「今日はどんな服を着ようかな」
なんて気分で一日を始めていたのに。
いつの間にか、
その元気が消えていました。
駅までの道を歩くだけで
息が切れる。
電車に乗ったら
急に顔がほてってきて、
汗が止まらなくなる。
周りの目が気になって、
マスクの下はびしょびしょ。
ハンカチで押さえても
止まらなくて、
「どうしよう…」
と焦る気持ちだけが
募っていきました。
職場では何事もなかったように
ふるまっていました。
「しっかり者」と言われる
自分を保ちたかったから。
弱音を吐いたら、
迷惑をかけてしまう。
心配させたくない。
そう思って、
笑顔を作っていました。
でも、本当は違いました。
頭の中はずっと
モヤモヤしていて、
「今日も集中できるかな」
「またミスしたらどうしよう」
と不安でいっぱい。
少しのことでイライラ
してしまって、
そんな自分にまた自己嫌悪して…。
誰かと話していても、
心ここにあらず、
という感じで会話がすっと
頭に入ってこない。
それでも、
周りには気づかれないように
過ごしていたんです。
家に帰ってからも同じです。
食事を作りながら、
また汗が止まらなくなって、
鏡を見ると顔が赤くなってる。
急に気分が落ちて、
夫や娘に八つ当たりしてしまう
自分が情けなくて、
夜になると後悔ばかりが
頭の中に残る。
「どうしてこんな風になったんだろう…?」
「わたし、もう元には戻れないのかな…?」
心の奥で、そんな声がしても、
「これは年齢のせいなんだから
仕方ない」
と自分に言い聞かせて、
やりすごしていました。
病院にも行ったけれど、
「更年期ですね、薬出しておきます」
とだけ言われて、
モヤモヤが余計に残るだけでした。
できれば
薬には頼りたくなかったんです。
でも、だからといって
他にどうしたらいいのかも
分からない。
ネットで検索しても情報が多すぎて、
読むほどに混乱してしまって、
スマホを閉じる。
そんなことの繰り返しでした。
周りには、
こんなことを相談できる人も
いませんでした。
仲のいいママ友にも、
職場の同僚にも、
「最近調子悪くてさ…」
なんて言えなかった。
なんとなく恥ずかしかったんです。
ちゃんとしている
自分を見せていたい。
つらいって言うことで、
距離を置かれたらどうしよう。
そんな気持ちが先にきてしまって。
だからずっと、
「わたしさえ我慢すれば」
と思っていました。
でも、その我慢が、少しずつ、
わたしを追い詰めていったんです。
いつの間にか、
日常のあちこちに
「不調」が当たり前のように
入り込んでいました。
体だけじゃなく、心まで、
じわじわと元気がなくなっていく。
そんな感覚でした。
更年期って、ある日突然
「はい、始まりました」
って分かるものでは
ないんですよね。
静かに、でも確実に、
身体と心が蝕まれていく。
気づいた時には、
もう前みたいには
動けなくなっている。
あの頃のわたしは、
まさにそんな状態でした。
