タイタンを遠くはなれて。 -3ページ目

眠り

 最近眠りが浅い。

僕と、僕の眠りの間に、

分厚い鉛の板がはさまっているようだ。

" I'm so tired that I can not sleep . "

って、カートも歌っていた。

歌われてみれば、確かにその通りであった。

歌はいい。

魂の共鳴を感じる。

僕は、どこに向かって歩いているのだろうか?

この泥沼のような大地にはいつくばって。

周りを見回してみても、もう誰もいない荒野。

精神を細分化してはいけない。

っていまさら言われても、もう引き返せはしない。

僕たちは、けっして取り返しのつかない世界に生きているのだ。

細分化された精神を引きつれて。

この世界の暗い部分に落ちてゆくのか。

一度、転がり落ちると、もう底はない。

この世界には、底と言うものは存在していないのだ。

だから、精神が細分化して砕け落ちようとも。

転がり落ちてはいけない。

ここに、踏みとどまるのだ。


”平凡なのが、一番幸せなのよ”

って友達が言っていた。

僕は、100%その意見に賛同するよ。

ほんとに、心から、その通りだと思う。

でも、蛇の道はヘビなんだ。ー不幸なことかもしれないけどー

すでに細分化されてしまった精神を引きつれては、

あの人のようには、きれいに笑えない。

ファイティングポーズ

 いやなことから逃げ出して何が悪いのだろう。

ミドリゾウリムシだって、テトラヒメナだって、

いやなものから、本能的に逃げ出しているというのに。

ここに、踏みとどまって、いったい何と戦うのだろう。

いったい何を守るために戦っているのだろう。

僕のプライド?? まさか。

僕の意地??

多分、僕のエゴだな。

カルマの世界だ。

自分の業(カルマ)からは、逃げ切れはしないのだ。

どこにいっても、どの国で暮らしても。

僕の影は、ぼくと共にあるから。

例えば、僕の死がそうあるように。


僕は、老いていっている。

ひと呼吸、ごとに、ボクハ老いている。

僕は、空気と一緒に自分の死のカケラを吸い込んで。

体のなかにためこんでいるんだ。

それからは、逃げ切れはしない。

だから、ここで戦うんだ。

逃げられないのならば、せめて戦って死ぬのだ。

ファイティングポーズだ。

ファイティングポーズを崩してはいけない。

たとえ、それが虚勢であろうと。


だから、逃げちゃだめだ。

ひたすらに祈っていてもいいから。

絶対に。逃げちゃだめだ。

逃げたら負けだ。虚無に食われる。

そこに踏みとどまって。

戦ってゆくのだ。


痛み。

僕を捉えている 痛み。

「みんな痛がり屋なんだ」

って誰かが言っていた。


ネガティブな感情。

怒り。

僕をつき動かしている。

強い怒り。


苦しみ。

僕は、すら呼吸できない。

空気がすっとうすくなる。

空気が薄いと、ただ息を吸い込むことが

こんなにも苦しいなんて。

いくら吸い込んでも。

僕の肺には、一滴の空気も入ってこない。

脳細胞が死に絶え 悲鳴をあげる。

カナキリ声が僕の中で響き渡る。

深い苦しみ。


狂気

僕の中に飼っている、恐ろしい狂気。

ホントは、ぼくが狂気に飼われているのかもしれない。


割れてゆく人格。

割れて砕けてゆく自己。

物語は引き裂かれてゆく。

僕は、僕の中で死に。

鳥は、鳥の中で死ぬ。




だから。心を濁してはいけない。

僕は。

僕は、強くならなければいけない。

人と違う生き方をしたければ。

誰のせいにもしてはいけない。

蛇の道はヘビ。

僕が選んだ道なのだから。

もう、誰のせいにもしてはいけない。

自分の責任ぐらい、自分でとってゆくよ。

だから、

僕が、僕の中で死んでも。

鳥は、鳥の中で飛び去ってゆきなさい。

回復

 ”人は生まれながらにして不平等である。”

って誰かが言ってた。

言われてみれば、確かにその通りであった。

僕という物語の中の。光と闇。

僕は、負けない。

僕の魂と言うべきものは、

決して救済されることはないだろう。

でも、それはそれ。

僕は、負けない。

負けない、と言うより戦うことをやめない。

僕の戦っている相手は、

結局のところ、自分の影に過ぎないのだと。

自分の影を相手に、架空のデットヒート。

血みどろの争いは続いてゆくのだ。

僕は自分の血の中に深く沈み。

浮き上がることもないかもしれない。

でも僕は救済はされないが、回復はしてゆく。

ぼくは、僕の中で回復してゆく。

内的な回復は、外的な世界とのリンクにつながる。

僕は、ゆっくりとではあるが つながってゆくのだ。

外の世界とつながってゆくのだ。

死と再生

 僕は、回復してゆく。

僕は、僕のシステムにしたがって回復してゆく。

僕は、無力な存在だが。

こうしている限り、他のなにものも僕に対しては無力だ。

絶対自己領域の境界線。

まあ、エヴァンゲリオンにはまいったけど。

それはそれ。

僕は、先に進んでゆくよ。

立ち止まることは”シ”を意味しているから。

この国のかたちに巻き込まれてはいけない。

このシステムは人を、人の心を貧しくさせる。

ほんとの豊かさはその先にはない。

京都

明日から二、三日京都に行こうかと

考えています。

いま、精神的にかなりまいってるんで。

京都の、あの、しっとりとした空気を

吸いたくなってきてしまった。

京都という町は不思議だ。

あの町には、癒しの空気がある。

なんだか、ホッ とするものがある。

僕たちは、どこから来たのか?

そしてどこへ行くのか?

なんてことは、どーでもいいけど。

自分のルーツというべきものは

大切だと思う。

それは、文化だし、風習でもあるが。

そういうものに取り巻かれて生きていくと、

精神的にすごく安定するのだ。

研ぎすまされて 自分自身である。

っていう感覚は、嫌いではない。

それが人生だし、僕が背負うべき痛苦だ。

ホントの自由はその向こう側にしかない。

ただ、そういう行為には救いがないのだ。

荒廃の匂いがするのだ。

荒廃すれば、虚無に食われる。

気をつけてわたっていかなければ。

直視


暗いものを直視するといけない。

思いが心に近付きすぎるから。

明るいものを見すえてもいけない。

自分の影がはがれてしまうから。


体を患うと、心は死にちかづく。

死は、濃密な闇に深く沈み、とても深い。

死、そのものに救いなどない。

救いはいつも僕を規定する枠の外側にあるから。

僕だってホントは救いを求めている。

切実に求めている。それは認める。

ただ、僕が一つだけいえる事は、

僕は絶対に魂を売らない。

僕の魂は僕のものだ。

たとえ、血を吐きその中に沈もうとも。

僕は、自分の痛苦と闇をひきつれたまま、

進んでゆくのだ。そして、死ぬのだ。

暴走

 最近ぼくのやっている事といえば。

自律神経の暴走。

パルス逆流。

ゆきばのない思いと。

もう、戻ってくる事のない思い。

環境の激変についていけない神経たちが。

もうれつな勢いで暴れ回っている。

心臓系の自律神経のおかげで。

かなりひどい目にあいました。

自律神経を患っております。

時間

 最近、一日が24時間では足りない。

僕に、安らぎと、深い眠りをください。

用心深い偽善者

心を濁してはいけない。

考えることは、 ”シ” を意味する。

僕たちは、"用心深い偽善者 CLUB BAND"

決して深刻になってはいけない。

ふさぎ込めば、虚無に食われる。



”人生 オキラク ゴクラク”

って誰かが言ってた。

言われてみれば、まさにその通りであった。

僕は、本物のニヒリストは嫌いだ。

ムシズが走る。





”何も考えず。 きれいに笑って。”

エーゲ海のサンサンとした太陽の下で。

どこまでも続く真っ白な砂浜にねころんで。

島々の間を行き交う、漁船の上空をはるかに舞うカモメや。

さらにその上にある、溶けてしまいそうなほど真っ白い雲。

”何も考えず。静かに跳んで。”