私が、長い間家計簿で苦労していたのは、「残高」の把握です。
こんな家計簿が欲しいと思っていました。
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銀行口座から現金を引き出したら
口座残高が減って現金残高が増える家計簿
でも、ぜんぜん見つからなかったのです。
そこで、自分でオリジナルの家計簿を作り始めたんですが、なかなか思い描いたようにはいきませんでした。
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私がエクセルの家計簿にたどり着くまで
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)完
このように長い時間がかかってしまいましたが、でも、この1点を解決する仕組みが作れただけで、どんなお金の流れにも対応できるようになったんです。
ポイントは、「お金がどこからどこへ移動したか」を記録できる仕組みでした。
今回は、クレジットカードを利用する際に、お金がどこからどこへ移動するのかをご紹介します。
家計管理のコツ
どこからどこへを家計簿に記録する
〈クレジットカード編〉
クレジットカードを初めて作ったときの家計簿
クレジットカードを作ったら、専用の口座を準備します。
カード払いを始める前の残高(利用料)は「0円」です。
カード払いの家計簿〈締日前〉
家計簿につける日付は、買い物した日(クレジットカードの請求書に掲載される日付)です。
どこから(移動元口座)は、利用したクレジットカードです。
お金は家計簿の外へ出ていったので、どこへ(移動先口座)は、ありません。
クレジットカードの残高(利用料)0円が、-5,000円になりました。
普段は意識しませんが、利用料は負債なのでマイナスです。
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家計簿につける日付は、チャージした日(クレジットカードの請求書に掲載される日付)です。
どこから(移動元口座)は、利用したクレジットカードです。
どこへ(移動先口座)は、チャージ先の電子マネーです。
クレジットカードの残高(利用料)-5,000円が、-8,000円になりました。
普段は意識しませんが、利用料は負債なのでマイナスです。
電子マネーの残高2,000円は、5,000円になりました。
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カード払いの家計簿〈締日当日〉
締日当日の残高(クレジットカード利用料)は、請求金額です。
家計簿を正しくつけていれば、請求書の金額と一致します。
- 請求書の金額にマイナスはついていません。
- 締日当日や直前のカード利用は、次月の請求になる場合があります。
カード払いの家計簿〈締日後~支払日前〉
家計簿につける日付は、買い物した日(クレジットカードの請求書に掲載される日付)です。
どこから(移動元口座)は、利用したクレジットカードです。
お金は家計簿の外へ出ていったので、どこへ(移動先口座)は、ありません。
締日のクレジットカードの残高(利用料)-8,000円が、-10,000円になりました。
普段は意識しませんが、利用料は負債なのでマイナスです。
10,000円のうち、8,000円が請求金額の合計で、2,000円は次回の請求です。
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カード払いの家計簿〈支払日当日〉
家計簿につける日付は、引き落とされた日(通帳に記載された日付)です。
どこから(移動元口座)は、引き落とされた銀行口座です。
どこへ(移動先口座)は、支払い先のクレジットカードです。
銀行口座の残高500,000円が、492,000円になりました。
クレジットカードの残高(利用料)-10,000円は、-2,000円になりました。
普段は意識しませんが、利用料は負債なのでマイナスです。
残った残高2,000円は次の請求書に載る金額です。
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前回の記事〈チャージ編〉に「続きは、クレジットカードを使った時の家計簿について、まとめて書きたいと思っています」と書きましたが、ようやくまとまりました。
自分では理解していても、説明するとなるとやはり複雑ですね~。
でも、普段はその複雑さを意識せず、ありのままを記録するだけで大丈夫。
請求書と付け合せる時に、抜けやミスが見つかることはありますが![]()
そんな時でも、ひとつひとつ修正していくと、ちゃんとつじつまが合うので、気持ちがいいです![]()
キャッシュレス時代の家計管理もスッキリ!エクセルを使った複式簿記の《スッキリ家計簿》をご紹介
長い時間をかけてたどり着いた《スッキリ家計簿》の仕組み。
「お金がどこからどこへ動いたか」を記録できるようになったことで、それまで把握できなかった次のようなことが、家計簿を見るだけでわかるようになりました。
- 家計簿で管理しているお金の総額と明細
- プラスのお金(資産)と
マイナスのお金(負債)のバランス
私が求めていたのは1だけで、2は想定外だったことから、最初は、こんなことになってしまいましたが![]()















