前回の続きです。

 

日本語でも、中国語のように声調により意味が変わる言葉はあります。

 

「雨」と「飴」がその例です。

もし日本語を学ぶアメリカ人に、こんなやり方で教えたらどうでしょう?

 

図--1:一般のやり方

 

「雨」の発音は、下がり音。

中国語で言う第四声です。

「飴」の発音は、平らな音。

中国語で言う第一声です。

 

これ、覚えやすいと思いますか?

絶対、戸惑いますよね?

原因は、二つ与えて一つを選ばせるから。

正解率は、二分の一。

 

では、中国語は四つ与えて一つ選ばせるのだからもっと混乱しませんか?

最初から「媽・麻・馬・罵」などと四つも与えたらどれがどれだかわからなくなるに決まっています。

もっといい方法はないのでしょうか?

 

そこで、前回の課題です。

日本人がこの二つをどう覚えたかを知れば、同じ方法で中国語も覚えられます。

図解すると、こうなります。

 

図--2:母語式のやり方

 

 

雨を見ても飴を見ても、発音と声調が自動的にセットで出てきて画像と結びつく方式です。

つまり「発音・声調・画像」すべてはオールインワン

これで覚えているから「雨だ」と言えば上を向き「飴だ」と言えば横を見るのです。

 

日本人は誰も図--1のようには覚えません。

中国人もみんな、赤ちゃんは図--2のやり方で覚えます。すべては、オールインワン。

さて、どっちが効率的でしょう?

 

図--1のやり方は、①発音の組み合わせ ②声調記号 ③翻訳 と、三つのパートに分かれています。常に「バラバラになっているパーツを必要な時にかき集めて一つに集める」やり方。

そして最も忘れやすい声調が抜け落ちると、正解率は四分一。

 

対して、母語式のオールインワンは脳内に入力する時に一分の一でしか与えていないので、それしか出てきません。日本人が、雨と飴を間違えないの同じです。

 

このように、最初からバラバラにしておかずにセットで一つにしておけば、全部まとめて出てきます。

話す時は「発音+四声」がセットになった音声が口から、聞く時は画像が「ポン!」と一瞬で出現します。全自動になっているので、考える必要はありません。

 

中国の赤ちゃんも、当然これで覚えます。

発音記号も四声も、知識として知るのはオールインワンで覚えた後です。

日本人も真似すれば、近似値が出せます

 

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