前回私は「感情を伴わない言語学習は無駄」と言いました。
理数系は、感情で学習するものではありません。
しかし、言語とは感情です。
今日は、そんな話をします。実は「感情」があなたの学習効率を上げるのです。
「運用倍率」これは私の造語です。
簡単に言うと「知っている単語」と「使える状況数」の比率です。
例えば、英単語のテストがあって単語30を全部覚えたとします。
その中で、どれだけの数を使いこなすことができるか?が運用倍率です。
ひとつもまともに使えなければ、
運用倍率は0%ではなくて
マイナス100%
です。
つまり、負となっている単語の割合だけ、無駄なファイルが増えてCPUを不法占拠しているというわけです。
電車の中で英単語を覚えているサラリーマンは、
必死な努力でジャンクファイルを詰め込み、脳を無駄に使っているわけです。
マイナスの分は、今は使えないのであれば捨てるべき単語です。
では、運用倍率100%って凄いのでしょうか?
全然、ダメです。
それはただ「丸暗記しているだけ」で、活性ファイルではないからです。
動くファイルなら、100%以上が当たり前。
私のスクールでは、300%くらいが最低基準。
つまり、1つ覚えたら3つくらいの状況で使えないと、活性ファイルではなく不活性ファイルってことです。
「少なく覚えてたくさん使う」これが「運用倍率の高い状態」です。
極めていけば「1を聞いて10を知る」が実現できます。
300%の例を挙げます。
①は「また明日~!」な「再見」。
②は「もう来なくていいわよ」な「再見」。
③は「会えなくなって寂しいです」な「再見」。
「なんだ、簡単じゃん」と思った方へ。
あなたは、こんな風に使い分ける表現力がありますか?
理屈で覚えようとする人は、表現力を軽視するから実力が低いのです。
そう思う人は「再見」を翻訳で「さようなら」としか覚えていないので、この単語に限って言えば、運用倍率は100%が上限です。
状況を想像し、感情を込めて練習することで、運用倍率は上がっていくのです。
運用倍率100%の単語を3つ覚えるより、1つの単語を300%に引き上げる方が、効率がいいのです。
これには「新しいことを覚える」エネルギーが要らないからです。
知ってる単語の応用場面を想像して、反復するだけでできます。
しかも、それをすればするほど表現力が上がって上手になります。
新しい単語をいくら覚えても、運用倍率が100%以下なら、相手から上手と思われることはありません。
「単語を増やす」ではなく「運用倍率を上げる」ことを心がけましょう。
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