占い師に占ってもらう最も簡単な方法は
その占い師に申し込むことです。
けれども占いに申し込むことに抵抗感を覚えられる方は
結構多いです。
「占いなんて必要ない」
「お金払ってまで占いたくない」
占い師である私に対して
そうおっしゃった方も実際にいらっしゃいます。
「いろいろなものが値上がりしてるし
占いといえばテレビやネットで無料で流れてくるもの
雑誌の巻末におまけのようについてくるもの
そんなエンタメ的に消費するものにお金を使いたくない」
わかります、わかりますよ。
「でもある日街を歩いていたら偶然めちゃくちゃ当たる占い師に出会って
「占いましょう」と申し出られたので占ってもらったらものすごい勢いで開運しました。
みたいなのならいいなって」
どうしてそうなった。
（一応注釈を入れると、こういう出来事に遭遇した方は実際におられます）
この発想の何が良くないかというと
「あわよくば」と意識的、無意識で考えていることです。
「あわよくば」は相手に対する敬意がなく
自分の都合ばかり考えることだからです。
こちらからは対価を払いたくないけれど
「あわよくば」ラッキーに出会いたい。
その発想が実は最もラッキーから遠ざかる行為です。
「あわよくば」自分に都合がいいものを手に入れようと考える方が身近にいらっしゃったら
すごく嫌じゃありませんか？
なので、占ってもらいたいと思う相手がいるなら
相手が提示している価格を支払ってサービスを受けるのが
最も手っ取り早い方法なのです。
自分を占ってもらいたいけど
でもやっぱり占いにお金をかけるなんてイヤというときはどうすればいいのか？
占ってほしい相手が決まっているなら
相手が望む価値を相手が提示している価格以上で提示する
です。
こう書くと
感謝の気持ちとか、お金以外の何かと交換するを提案される方がいらっしゃるのですが
（私自身、実際に提示されたことあります）
相手が望んでいるのかどうかが問題なのです。
相手が望んでいるならいいんです。それは物々交換と同じです。
でも相手が望んでいないのに差し出そうとするのなら
「あわよくば」と同じです。
たとえばサービスを受けたいと思う相手が１万円と提示していて
感謝さえすればお金の支払いをせずに相手のサービスを受けられると思うのであれば
自分の感謝は１万円分の価値があると思っていると主張していることになります。
相手に対する敬意がないのです。
まず相手との関係性を考慮していません。
お世話になった相手や自分と近しい関係性にある方なら
相手が自分の手を必要としてくれているなら
喜んでサービスを提供するでしょう。
これはどなたも同じだと思います。
（そういう関係性の方はむしろ支払いたいと申し出てくださることが多いですが）
それが初対面の方に
「占い受けたるわ〜当ててみろや〜」みたいに言われたら
誰でも腹が立ちますよね。
自分が軽く扱われたと悲しくなるかもしれません。
こういったことはどのような職業や立場の方でも経験されたことがあると思います。
けれどもこういった方は少なくありません。
この記事の中で引用していますが
あと、これは占い師に限らず人に奉仕する、尽くす仕事に多いのですが
自分に対して仕事をしたことで相手は満足している（＝報酬を得ている）
という考え方があります。
たとえ自分の感謝が相手の提示しているサービスの価格に達していないと自覚があっても
相手は自分に対してサービスを行うこと自体に満足しているから
こちらが感謝されるべきだと考えてしまうのです。
これでは上がる運気も上がりません。
占い師側が金銭を望んでいるとは限りません。
感謝されたいと望んでいることも結構あります。
ただそういうタイプの占い師は実は危険です。
勝手に占う占い師はSNS上に多くいらっしゃるのですが
自分の占いが必ず相手のためになると信じて疑わないのです。
（メサイアコンプレックスなんて用語もあります▶︎メサイアコンプレックス）
占いは相互許可の上で相手の個人情報に触れる行為です。
許可を得ずに占うのはしてはいけない行為だと私は思います。
以前、私のツイッターのリプ欄で
知らない占い師が私にリプくださった方を勝手に占ったことがあるのですが
あれ、本当にみっともないです（その占い師さんからのリプを非表示にしました）
こういう占い師、マジで早く滅びないかなあ←
どんな占いでもいいというのであれば
こういうタイプの方に占ってもらうというのは１つの手です。
ただし、相手が無責任であることも承知しておくべきだと思います。
なにせ勝手に占うのです。
悩みや解決したいことを聞いてくれるとは限りません。
嫌なことだけ言われてもやもやするかもしれませんし
占い師側が言いたいことだけ言って
「で？」となる可能性も否定できません。
結論。
無料で占ってもらいたいなら
・誰でもいいなら無料で占っている占い師を探す
・この人！と思う方がいらっしゃるなら、相手のサービス価格と同等以上で望むものを提示する
です。
・・・ここまで書いてみましたが
これ、かなりめんどくさくないですか？
相手が望むものなんてそう簡単にわかるはずないですし
的を得ない占いばかり受けてニョロニョロみたいになるくらいなら
この方と思う方がいらっしゃって申し込みを受け付けておられるなら
思いきって申し込んだほうがよほど話が早く進みます。
正直なところ、お金以外を提示している占い師さんって
占ってもらえる機会が少ないです。
そもそも募集されていないということが多いです。
友人やリアルでお会いした方のみ占いますという占い師も
結構多いです。
もちろん、申し込もうと思った占い師が希望に合うとは限りません。
お金の無駄だった！と叫ぶこともあるかもしれません。
失敗しない占い師の選び方についての記事も書いてるので
こちらもご参照ください。
あと、これは最終手段ですが
自分で占えるようになるというのも１つの手です。
そうすれば時間もお金も関係なしに
必要なときに占いを受けることができます。
これはちょっとした未来予測ですが
AI が発達してきたので
簡単な占いなら誰でもできるようになると思います。
現段階では占いの理論的に「ないやろ」という結果が出ていますが
そのうち精度も上がるはずです。
ただAIがきちんとした形で答えを出せるようになるためには
お客様側もサービス提供側もある程度の占いの知識がないと
ただの嘘を聞いただけ、伝えただけになってしまいます。
占いは一度学ぶと一生使えます。
古来からあってなくなることがない教養の１つとして
学ぶのもおもしろいかもしれません。
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