・在日コリアンへの 『ヘイトスピーチ案件』
‐サッカー協会元幹部「拉致国家、反日国家である朝鮮が嫌いである」‐
詳しい記述は、かっちんさん(大手在日ブロガー)の記事にありますが、この問題に関して本家JFA(日本サッカー協会)は「差別問題と向き合わない」とハッキリ意思表示をしたことです。
事のあらましを説明させて頂くと、今年3月兵庫サッカー協会の事務局長(当時)だった男性が、三木谷研一会長(当時副会長)と、神戸市内の飲食店を訪れ、居合わせた男性指導者を、業務上のミスを理由に叱責(しっせき)し、その指導者と一緒にいた、在日コリアンらでつくる兵庫県朝鮮サッカー協会の男性幹部が、見かねて止めようとすると、「朝鮮、かかってこいや」などと挑発したことに始まりました。
朝鮮協会の幹部は翌日、県協会に差別的な発言を受けたと電話で抗議したが、取り合ってもらえず、6月下旬に再度、メールで正式な謝罪を求めたところ、臨時総会で事実確認が行われ、事務局長は酔ってもめたと認めたが、概ね謝罪を拒んで「拉致国家、反日国家である朝鮮が嫌いであるという個人的なこと。その場の感情にもとづいており、それ以上でも、それ以下でもない」と居直り、県協会の規律・フェアプレー委員会に諮られるべき事案だという意見もあったが、事務局長(ヘイトスピーカー)は7月上旬に「個人的な理由」で辞任したことで、処分が下されることもありませんでした。
あまつさえ、その問題発言の事務局長の自分(当時)の発言部分を議事録から削除するよう求めていたそうで(呆)
現在、兵庫サッカー協会の会長を務められる三木谷研一氏は、楽天グループ創業者である三木谷浩史氏の兄だそうで、2018年から副会長(兵庫)に就任しました。
また、弟の三木谷浩史楽天グループ会長(兼社長)も、ネトウヨ論壇のひとりである高須院長に激オシされ、ご自身で「中国製は使わない」と放言する始末・・・。
・「民族差別」の根源 すべては日本とドイツの『戦後処理』の問題
ある人は「政治的だ」と逃げたり、別の人は「中国共産党の反日陰謀」とレッテル貼りして遠ざけてきた日本の歴史問題。
どうして日本全体が、こうした差別的で排他的な社会に「逆戻り」してしまうのかと言うと、やはり一貫して『歴史に対して無反省』だったことに尽きるでしょう。
自国の『負の歴史』にものすごく厳しいドイツは、ナチスに関するあらゆる事物は「すべて違憲」というスタンスです。
もちろん掲げて歩いたり、さらには「ネット上の画像」でさえもアウトなのは、共に枢軸国側でたくさんの戦争犯罪を重ねた日本と大違いで、これを英語ブロガーMichikoさんは、極めて明快なポイント付けて解説されました。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12626164740.html
当時のパワーポリティクスや地政学上の関係(超大国ソビエトとの対立/中国市場独占を狙うアメリカ)で、同じ「敗戦国」とて、処遇のギャップはものすごい。
‐近くて遠い国 朝鮮 本編12(日韓軍事基地化と南朝鮮単独選挙の強行)‐
「原爆投下は仕方なかった」など、アメリカ相手に狂った命乞いをする裕仁(昭和天皇)の発言や、その軍事連合に組み敷かれる過程で、米国はドイツとは違った支配方式を日本に適用し、過去の帝国為政者(薩長閥や官僚体制)を「徹底的に使うこと」によって、ほとんどの戦争犯罪人をはじめ、関係する言説も処罰されず、堂々と政治や経済界に復帰し、靖国神社や旭日旗(日本版スワスティカ)等の数々の『帝国の遺物』が、今もなお残っていることに、私たち自身の感覚も麻痺させられてしまいました。
<参考資料>
・かっちんブログ「堅忍不抜」 『兵庫サッカー協会元幹部の差別発言、JFAが把握後静観』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12626064585.html
・Cluttered talk blab blab blab 『絶好のチャンスを逃した三木谷浩史、「分断の罠」にまんまとハマる』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12625856254.html
・同 『ドイツ~カギ十字やヒトラー画像を保存していた警察官たちが停職処分に~』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12626164740.html
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