昭和天皇 裕仁

 

https://twitter.com/realtimewwii/status/407995310732894209

 

 

「昭和天皇と香淳皇后は処刑されるべきだった」と書いているのを見て仰天したと書いていますが、それって思想の自由を侵害していますよね。

 

‐やはり日本のリベラルはおかしい‐

 

こちらは、拙ブログコメンテーターであるibiruzukiさんの言葉ですが、世の中では「昭和天皇の責任論」について、あまり積極的な動きはありません。

 

 

戦争責任「言われつらい」 晩年の昭和天皇が吐露

 

昭和天皇が85歳だった1987(昭和62)年4月に「仕事を楽にして細く長く生きても仕方がない。辛いことをみたりきいたりすることが多くなるばかり。兄弟など近親者の不幸にあい、戦争責任のことをいわれる」と漏らしたことが、元侍従の故小林忍氏の日記に記載されていることが分かった。

 

共同通信が22日までに、小林氏の日記を入手して判明した。日中戦争や太平洋戦争を経験した昭和天皇が晩年まで戦争責任について気に掛けていた心情が改めて浮き彫りになった。

 

87年4月7日の欄に「昨夕のこと」と記されており、昭和天皇がこの前日、住まいの皇居・吹上御所で、当直だった小林氏に直接語った場面とみられる。当時、宮内庁は昭和天皇の負担軽減策を検討していた。この年の2月には弟の高松宮に先立たれた。

 

小林氏はその場で「戦争責任はごく一部の者がいうだけで国民の大多数はそうではない。戦後の復興から今日の発展をみれば、もう過去の歴史の一こまにすぎない。お気になさることはない」と励ました。

 

既に公表されている先輩侍従の故卜部亮吾氏の日記にも、同じ4月7日に「長生きするとろくなことはないとか 小林侍従がおとりなしした」とつづられている。

宮内庁長官だった故富田朝彦氏が残した「富田メモ」は「昨夜当直小林(忍)侍従に、弟を見送り戦争責任論が未だ尾を引き、そして負担軽減云々で長生きしすぎたかと洩らされた旨」と記す。

 

日記には昭和天皇がこの時期、具体的にいつ、誰から戦争責任を指摘されたのかについての記述はない。直近では、86年3月の衆院予算委員会で共産党の衆院議員だった故正森成二氏が天皇の責任を追及、これを否定する中曽根康弘首相と激しい論争が交わされた。

 

88年12月には長崎市長だった故本島等氏が「天皇の戦争責任はあると思う」と発言し、波紋を呼ぶなど晩年まで度々論争の的になった。

 

小林氏は人事院出身。昭和天皇の侍従になった74年4月から、側近として務めた香淳皇后が亡くなる2000年6月までの26年間、ほぼ毎日日記をつづった。

 

〔共同〕

 

日本經濟新聞 『戦争責任「言われつらい」 晩年の昭和天皇が吐露』 2018/8/23 2:00

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34467630S8A820C1CR8000/

 

 

何というか、こうした腫物に障るような議論が、日本国内では常なようです。ある一定の人たちの間では、勝手に自分たちの中で「ケリを付けて」、何とか国民に関心を持たせまいと躍起になったり、そうした「責任を追及すること」も、命を懸けるというか、そんな『一進一退の攻防』のような状態になってしまっています。

 

いずれにせよ、彼はもう「鬼籍」に入っており、歴史上の人物となった段階で、昭和天皇に対する「責任を追及すること」が、こんなにも大変なことなのかと、そのような「日本の内輪的状況」をよそに、今日の段階においても、ヒロヒトとヒトラーは同列と見なす外国人は、ほとんど全てです。

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12400779359.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----cluttered-talk_12400779359

 

「出羽の守」と攻撃する人たちもいるでしょう。

 

しかし、私たちは、いつまでも同じ言論空間でループを繰り返していて良いのかと、最近は特に思っています。リベラルとネトウヨの泥沼化した対立も、日本の最も暗部である在日米軍問題がなおざりにされ、上述の表層的なアイデンティティ・ポリティクスの動きも、民衆が反戦や平和に関心を向かわない、米国内と「同じ構造」です。

 

 

現神(アキツミカミ)から「植民地藩主」へ

 

昭和天皇「原爆投下はやむをえないことと、私は思ってます。」  

https://www.youtube.com/watch?v=NQhVOTS0j7A

 

「広島市民に対しては気の毒であるが、(原爆投下は)やむを得ないことと、私は思っています」

 

ここに彼の全てが詰まっているでしょう。

 

当発言を聞いたときに、「は?この人何言っちゃってんの」と思わずつぶやいてしまいました。

 

NHKスペシャル「原爆死~広島 72年目の真実~」

https://www.youtube.com/watch?v=wYbkfCctPcw

 

正直耳を疑うような発言ですが、被爆者の方々に対して、たった一言の「気の毒だった」とだけで済ませ、あのようなおぞましい「大虐殺」について、何ら悲しみや怒りも表明せず、淡々と、それに割とハキハキと述べていたことに、かなりの不信感を覚えたのは事実です。

 

未曾有の自国民の死(当時の朝鮮人含め)を、ここまで蔑ろにしてまで「アメリカにおもねる人」の素顔が、彼の発言行動にも表れていたわけで、なぜ昭和天皇が「(最高責任者として)処刑されなかったのか」についても、戦後における『沖縄売り渡し』や、数々の根回し含め、こんな人が、どうやって考えても「(マッカーサーに対して)私が戦争の全責任を負う」などと『潔い発言』をする立派な方だとするのが、「その後のオチ」を見ても、到底信じがたいものだと思うのが自然でしょう。

 

それは、今の日本の在り方であるとか、国際的な地位だとか、そうした諸々の結果として、私たちに語りかけています。

 

 

<参考資料>

 

・Cluttered talk blab blab blab 『「志位ツイート」の何が問題なのか』

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12400779359.html

 

日本經濟新聞 『戦争責任「言われつらい」 晩年の昭和天皇が吐露』記事

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34467630S8A820C1CR8000/

 

・Youtube動画 『昭和天皇「原爆投下はやむをえないことと、私は思ってます。」』

 

https://www.youtube.com/watch?v=NQhVOTS0j7A

 

・同 『NHKスペシャル「原爆死~広島 72年目の真実~」』

https://www.youtube.com/watch?v=wYbkfCctPcw

 

 

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