前回の記事

 

‐ネタがなさ過ぎて「三流ドラマ評論家」となるKAZUYA氏‐

 

 

・他の定住外国人と 「一緒くた」に考える誤謬

 

 

2020年7月23日号 『週刊新潮』記事

 

今回KAZUYA氏の論稿内容を見てみると、昨年『れいわ新選組』和歌山街宣山本太郎代表に質問をされた、ひとりの若者と「そっくり」だったことです。

 

 

‐歴史的知識の欠落したひとりの若者(生保コリアン除外や朝鮮学校無償化反対など)‐

 

その人は、在日コリアンの生活保護受給や、朝鮮学校無償化に対して「反対」の立場を取り、もし権利を受けたければ『日本に帰化すること』を迫ったことです。

 

おそらく、この若者自身が『悪人』であるということではなく、海外や外国人との関わりにおいて、情報や経験的にも“限定された空間”である日本社会において、日本人の多かれ少なかれが「そうい感情をもつ」ことは、往々にして起こりうることだと思います。

 

 

それとは別に、「商売右翼」のKAZUYA氏については、自分が所属する“言論コミュニティ”に向けた発信をするわけで、当然その人たち向けに味付けされた言説を振りまき、華僑の方々にヘイトスピーチを行なったり、韓国ドラマにマジレスをする頓馬な事態を引き起こしています。

 

‐KAZUYA氏「華僑は差別すべき存在」(『中共工作員』である海外中国人)‐

 

‐ネタがなさ過ぎて「三流ドラマ評論家」となるKAZUYA氏‐

 

過去の植民地被害の国民に対する旧宗主国の『優遇措置』は、フランスイギリスを例に見てもあるわけだし、そうした「比較」の分野において、特別日本が秀でているわけでもなく、むしろ「逆である」事実が、戦後史における社会的差別構造を俯瞰してわかることです。

 

‐『日朝関係の視角』のまとめ その4(『金姥老の”決死対決”』シリーズ)‐

 

‐『日朝関係の視角』のまとめ その6(『布施弁護士と在日朝鮮人』シリーズ)‐

 

‐『日朝関係の視角』のまとめ その7(『在日朝鮮人二・三世はどう生きるか』シリーズ)‐

 

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12554129747.html

 

そこで冒頭の小タイトルに戻るように、KAZUYA氏ご自身の歴史的知識海外見聞の疎さもあり、「帰化しないのはわがままだ」という浅はかな結論も、これを『解決する』ひとつの施策も、英語ブロガーMichikoさんがおっしゃる“選択的二重国籍の付与”によって、南北朝鮮のいずれかの国民でありながら、日本社会にも深く幅広いコミュニティをもつ在日コリアンとして、その方々のご活躍や影響力の拡大によって、周辺国とのパイプ役として、戦争を防ぐひとつの『安全保障』として見たとき、日本にもたらす「国益」は計り知れないものとなる。

 

‐北朝鮮外務省 宋日昊日本局長の言葉(かっちんブログより)‐

 

韓国との政治的軋轢もそうだが、同じ「植民地被害国」である北朝鮮との関係も、なぜ拉致問題が進展しないのかについて、戦後から続く『日本政府による在日朝鮮人の迫害』が、大いなる懸念材料として浮上し続けているからです。

 

こうした隣国との「歴史問題」に対して、常に後ろ向きだった日本は、宗主国アメリカの命令のまま、中国や朝鮮半島に対する“攻撃的姿勢”を取り、関わるマスコミ情報の刷り込みによって植え付けられた「固陋な偏見」は、ちょっとやそっとでは改善しないレベルにある。

 

国民の大多数が『モノリンガル(単一言語話者)』がゆえ、アジア諸国の人々と「直接的な対話」が出来ない状況で、一方的な言説だけを振りまくことが、やがては己自身を“盲目状態”にさせ、独善的な世論構築の果てに、自らこそ被害者であると思い込んだ先に『戦争』が起きるのではないかと、私は常日頃から心配しています。

 

‐れいわ山本代表・在日コリアンの「地方参政権容認」/やすとみ歩先生の『惻隠の情』など‐

 

今日本人が求められていることは、「他者への想像力」だったり、根本的な知性に関わる話でしょう。

 

 

<参考資料>

 

・2020年7月23日号 『週刊新潮』記事

 

・Cluttered talk blab blab blab 『特別永住者には、ほかの外国人よりも優遇される理由がある』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12554129747.html

 

 

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