関係記事
‐米国政府の「差し金」によって運営される香港デモ(ポール・クレイグ・ロバーツ氏)‐
‐血と暴徒渦巻く『香港デモ』の顛末(みんなちゃんと英語で調べてる?)‐
・幾多の「情報操作」に 我々はどう接するべきか
ここに一つの興味深い記事がある。
Back in October Trump said he’s embarrassed at how many countries US military has a presence in
— RT (@RT_com) 2019年12月30日
Will 2020 see any changes? pic.twitter.com/DCSikhdKlP
英語が話せる方なら、すぐご理解いただけると思うが、この中でトランプ大統領は2019年10月に、『海外の駐留米軍』の話に触れたそうです。
これは、今年の10月のスピーチということである。
トランプが、「ウチの国が、世界中に、本当にたくさんの軍事基地があることが、恥ずかしい、だって、バカバカしいじゃないか」と、言っている。
これが、欧州や日本の大手メディアで報道されないのが、なぜなのかが、わからない人は、少し、考えてみたほうがいい。
Cluttered talk blab blab blab 『日本で「も」報道されないこの事実』
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12563410799.html
その中で、私は常日頃から「民主主義」に対して疑念を抱いてきた。
結局これは、とある勢力が自らの意に従わない国々を攻撃する『自己弁護の道具』であり、この世界において、それを実行するには「机上の空論」すぎるシロモノであるということだ。
現に世界をのぞいてみれば、その総本山とされるアメリカは「金持ちと大衆の権利格差」が、天と地ほどにも離れ、あらゆる政治決定や情報構成上の配分において、前者の主張が最大限に尊重されるという構図なのだ。
ひとえに、現在に日本の言論は、いかに安倍氏が「トランプの下僕」であるかを主張するが、それはある意味で正しく、間違っている。
そもそも、日本のトップにおいて、従属の相手がトランプ氏ではなく「アメリカそのものである」ことに、物事の本質があるのです。それゆえ、2016年の大統領選挙においては、選挙の2ヶ月も前の同年9月に、ヒラリー氏だけに会いに行って、公開対談をやったのが、私たちが住む国の首相だったわけです。
19日、ニューヨークで安倍首相(右)と握手する米大統領選の民主党候補クリントン氏(AP)
産経ニュース 『安倍晋三首相とヒラリー氏の会談、米大統領選直前に“異例” にじむトランプ氏への不信感、日米同盟崩壊への危機感』2016年9月20日記事より
https://www.sankei.com/politics/news/160920/plt1609200035-n1.html
米民主党の、軍産複合体を「最大のパトロン」とする『アイデンティティ・ポリティクス政党』の候補者に、当時「異端児」であったトランプ氏を差し置いて、直接面談したことは、今の日本が戦後一貫として「アメリカの植民地」である保守性の一幕なのであった。
それゆえ、かつてのトランプ氏同様、現在の『米国からの独立』を最終目標と掲げる、韓国の文在寅政権に対して、己の歴史的無知もあいまって、日本のマスメディアが執拗に攻撃するのも、宗主国のヒモ付きで、その意に従わない存在であるがため、輸出規制など、数々の暴挙でもって不遜極まりない行動を繰り返して、結果的に自国を「破滅の道」へと追いやっていることに、残念ながら、ほとんどの日本人は気付いていない。
・このまま世界は 『終末』へと向かうのか
ロシアや中国に対する「世界のまなざし」は、非常に厳しい。
『欧米のプロパガンダ』は想像以上に「巧妙」で、その情報戦による被害者は現在進行形で増え続けている。無論、この国に住む人々も例外ではない。
何年も、数十年も、何億人もの中国人が欧米プロパガンダに大いに影響され、欧米のNGO、行政機関、学界、芸術組織やマスメディアに直接潜入さえされた。
これまでの20年間、中国は、ロシアが、いわゆるペレストロイカとエリツィンの愚行の時代に味わったような極端な苦しみを体験しなかった。だが、習主席が権力の座につく前に、不均等が増大し、中国人は、より少しではなく、より多くの共産主義を要求し始めていた。古代中国の「天命」の概念が作動し、国民はまさに求めていたものを受け取った。中国の成長は少し速度を落とし、2020年までの貧困撲滅、生態文明、中国の特徴を持った社会主義社会などの高尚な目標や、公共輸送機関、都市計画、地方計画、文化や教育や医療などの分野での大規模整備で置き換えられた。
だが欧米のプロパガンダや情報/イデオロギー戦争がしかけた損害は既に与えられた。ロンドンとワシントンは彼らの主な狙いを達成した。中国人は自身の目や耳や他の感覚を信じるのをやめた。生活が良くなればなるほど、彼らは益々政治体制、特に中国共産党のおかげだと思わないようになった。全員ではないが、一部の人々がそうだった。
世界中で、欧米帝国主義とプロパガンダがどのように機能しているかを説明して、様々な中国の大学で講演したり、中国人と対話したりする際、しばしば単純で、うぶな返答に遭遇した。「いいえ、そんなことが起きるはずはありません。西洋人は善良で、優しく、親切な人々だ。彼らは決して誰も傷つけないはずだ。」
私が対話した中国人の一部は、全ての大陸で、何世紀にもわたり、何億人もの命を奪った欧米植民地政策<19世紀>や新植民地主義<20~21世紀>や帝国主義の恐怖を否定したほどだ。
‐シリーズ・朝鮮近代史を振り返る その12(荒れ狂う帝国主義 清敗北後の中国分割と朝鮮)‐
中国共産党も、このような出来事について語っているが、欧米が、中国人、特に若者に、共産党を信じるのは余りに「流行遅れで」「ださい」と言ったので、国民は、明白で証明可能な、真実の主張を拒絶したのだ。
パラドックス、私が世界中で目にしているパラドックスだ。欧米のウソとプロパガンダは、実に巧妙で、美しく装われ、財政支援されている。
(中略)
米海軍艦隊が、公然と地球上の最も人口ちゅう密な国を挑発し、中国沿岸や島の近くを航行し始めた。欧米の同盟諸国、中国の近隣諸国が北京をいらだたせ始めた。台湾はワシントンから巨大な外交的、軍事的支援を得ており、ウイグル人が、やがて中国に戻り、自国で一帯一路構想(BRI)を混乱させるべく、世界中いたる所いくつかのイスラム・テロリストに支配された紛争地帯に注入された。香港の忍者のような若者は、巨大な洗脳改造、イデオロギー研修、支援、金やファシスト・ウクライナ人集団のような「友人」を得ている。
(中略)
もし中国が崩壊すれば、全世界が負けるだろう。
それこそが、まさにワシントンやロンドンや他の欧米の首都<その傀儡の国々含め>が望んでいるものだ。彼らの論理は非常に単純だ。幼稚だとさえ言えよう。もし北京とモスクワが敗れれば、彼らは利益を得られるのだ。
もし中国とロシアが同じ「論理」に従えば、彼らは欧米経済を数週間で潰すことができるだろう。だが彼らは世界の未来を気にかけている。彼らにとって、勝つか、負けるかの問題ではないのだ。
欧米は敵の賢明さにつけこんでいる。欧米は先見の明を弱さと見なす。欧米はひたすら押しに押している。
中国とロシアは辛抱強い。彼らは外交で、交渉している。
だが、一体どれだけ長く? 香港で、ウクライナ-ロシア国境で、人々は既に死につつある。何カ月も何年も続いている。
一つのまずい動き、一つのとんでもない間違いで、中国は果てしないアメリカ攻撃に報復するかもしれない。中国はそうすることを望んでいないが、中国にはそうする全面的な権利がある。
※<>は筆者註
マスコミに載らない海外記事
『中国をくるしめるワシントンの洗練された技は、戦争を燃え上がらせかねない』より
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-e07f99.html
人びとを無知や分断に叩き落とし、物事の真相よりも「病的な毛嫌い感情」に執着させることに、日本は最も『成功した国』であると、恥ずべき汚点として、しかと認識する必要がある。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-e07f99.html
「主流言説」を欧米メディアが独占し、彼らの聖人化や、底辺部までの中露敵視など、本来なら英語を駆使して、世界中のメディアを渉猟し、思考の積み重ねを延々と行っていかなければならないのだが、私を含めた多くの人々が「モノリンガル」であり、そうした『決定的弱さ』を抱えた日本人が、そうした「洗脳」にいとも容易くかかってしまうことも、知的感情面の劣化が相当なレベルにまで深刻化している現実が、20年代以降の日本を暗澹たる状況に追い続けていること、文字通り、今まで以上に「内政干渉」や「対立」が激化すれば、容易に『核戦争』のトビラは開き、ロシアの有名な小説である『メトロ2033』のような「地下鉄暮らし」の未来だって起こりえるかもしれない。
私たちは、これ以上欧米の危険極まりない「火遊び」の共犯者になってはいけないのだ。
<参考資料>
・Cluttered talk blab blab blab 『日本で「も」報道されないこの事実』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12563410799.html
・マスコミに載らない海外記事 『中国をくるしめるワシントンの洗練された技は、戦争を燃え上がらせかねない』
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-e07f99.html
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