現在、大規模なソフトウェア開発を行う会社では、メインのPC環境として クラウド上の仮想マシンを使うことが多いと思います。(関連記事)
(仮想マシンとはつまり、自分のメインのPC環境はクラウド上にあって すべてはその中で動作し、今使っている実際のPCからは そのクラウド上のマシンで起こっていることをリモートで閲覧・アクセスするだけ という環境です)
そして出向先の会社でも、多くの人が仮想マシン上で作業をしており、PC実機のデスクトップ環境で作業をすることは(すくなくとも我々のチームでは)非常に少ないようです。
さて、それはいいのですが、ここにもベンダー社員に対する制限があります
実はベンダー社員専用の仮想マシン環境というものが用意されていまして、
我々ベンダー社員は、その特別な仮想マシンの中からしか、会社のリソース(社内のWebやファイルなど)にアクセスすることができないのです
そしてその、ベンダー社員専用の仮想マシン環境というのは、いわゆる「ガチガチに制限された環境」でして、
あらかじめインストールされているアプリしか使うことができず、自分で何か別のアプリをインストールするということはできません
もちろん、Microsoft Office などをはじめとするビジネスの標準的なアプリはすべて入っているのですが、
何といってもディベロッパー(開発者)向けのツールのいくつかは入っていないということ、
そしてディベロッパーの作業にはちょっとしたツールを作ってインストールしたり消したりするということは普通にあることなので、
その特殊な仮想マシン環境では仕事にならないのです
なので、ディベロッパー業務をするベンダー社員は例外申請ができることになっており、
その例外申請をマネージャーが許可すれば、上記の制限はなくなります
(自分のローカルPCからでも、Windows365やDevboxなどの一般的な仮想マシンからでも、会社のリソースにアクセスできるようになります。)
そして私の場合は、もちろん仕事は完全にディベロップメント(開発)ですので、この例外申請の対象です。
なお、会社のセキュリティチームから来た通知によると、私は10月末までにその「ベンダー社員専用の仮想マシン」に移行するか、例外申請が受理されないと、私のアカウントからは会社のリソースにアクセスできなくなる、ということでした。。
まあ、10月末まではまだ時間があり、私の例外申請が我々のチームのマネージャー(部長)に許可されるのは火を見るよりも明らかだったので、安心して、それでもすぐに例外申請をしました。
ところが。
部長が許可を出してくれた数時間後に、私のアカウントから会社のリソースにアクセスできなくなりました
・・本来ならば部長の許可・却下に関係なく、少なくとも10月末まではアクセスできるはずなのに、
あろうことか、部長が許可してくださったことがおそらくきっかけになって、アクセスできなくなってしまったのです。
すぐにヘルプデスクに問い合わせたところ、(つながるまでに30分以上かかって)
やはり想像通り、私のアカウントは、上記のベンダー社員の制限によりブロックされている状態になっている、ということでした。
その後何度もたらい回しにされたり、エスカレーションされたり、なぜ例外申請が必要なのか何べんも説明したりして、結局翌日の昼ぐらいまでまともな仕事ができない状態でしたが
事の顛末としては、システムの不具合により、部長の「許可」が「却下」として処理されるという信じがたい状況だったことがわかり(なんじゃそりゃ)、
結局セキュリティチームの人に手動でその設定を「許可」に変更してもらうしかなく、
部長にも入ってもらって(超忙しいのにすみませんでした。。)やっとの思いで会社のリソースにアクセスできるようになったのでした。
それにしても、会社のリソースにアクセスすることに対する制限というのも、
社員時代には考えられなかったことの一つです
ビルの入館許可の件もそうですが、とにかく現在のベンダー社員は制限だらけというのが現実です。。
ところで「ボーナス支給」に対する考え方は、アメリカと日本で違う部分の一つのように思われます。
経験上、2つの差異があるようです。
第一にボーナス支給率の決め方ですが、営業などの業種を除いて 日本ではボーナス支給率に関してあまり社員ごとの差異がない場合が多いと思います。
例えば私が社会人になって最初に就職した法人では、ボーナス支給率は全社員一律でした。
夏のボーナスは 基本給の〇%、冬のボーナスは 基本給の△%、というように固定されていました。
ただ、景気に応じてそのパーセンテージは0.何パーセント程度の変動があったため、ボーナスの時期が近付くと、定例会議にて課長から「今回のボーナスは×%です」というように全員に発表され、職員は一喜一憂していたものでした。
(なお、私はバブルの絶頂期の最頂点のころに就職したため、ボーナスのパーセンテージは落ちていくところしか体験しませんでした)
そうそう、ある年 組織全体の業績がとても悪くて、冬のボーナスが一気に下がった時がありましたが、その時課長は相当ショックを受けたようで、定例会議にて
「今回の冬のボーナスはなんとたったの×%です。皆さん年賀状を自粛しましょう」
と、悲壮感たっぷりに まるで喪中のような言い方をされました。
私は正直、ボーナスが減ることと年賀状を自粛することとの関連性に疑問を感じましたが、当時はただの若造職員でしたので、何も言えませんでした
一方、アメリカの会社、もしくは日本でも外資系企業においては、ボーナスのパーセンテージが全社員一律などということはあり得ないと思います。
その期の個々人の達成について何段階にも分けて丁寧に精査され、当然達成率の高い社員には高いボーナスを支給されてMerit increase(昇給)も受けられますし、
逆に設定したゴールを達成できなかった社員にはボーナス0、Merit increase 0.0%という評価が下りるのはおろか、その状況が何期か続くと自動的に解雇になると聞いています
(まあ、冷静に考えればそれは当然で、会社は社員のための慈悲事業団体ではなく、事業利益を出すことを第一の目的としている組織なので、当然、利益を出す社員には長くいてもらえるよう高額なボーナスやリワードを提示しますし、逆に給料に見合う仕事をしていない人には辞めてもらうよう仕向けるシステムにするのが 経営の観点からみれば正しい姿だと思います。)
さて、もう一つのボーナス支給に対する違いが、今回私が体験したものです。
それは、退職後であっても、退職前の期の成果に対するボーナスを支給するか否か、ということです。
実は私は25年くらい前に、当時働いていた日本法人を退職した際に、一つ失敗をしました
その組織では、ボーナス支給に対する定義として以下のように定めていました。
「夏のボーナスは、前の年の10月~12月と本年の1月~3月の計6か月間の就労に対する報酬として支払われる。支払日は7月1日である」
なので、例えば前年の11月に入社した人は、7月時点ですでに6か月以上働いている状況ではありますが夏のボーナスを 全額は支給してもらえません。
理由は、上記の定義通りボーナスの対象が10月から3月までの6か月間なので、11月入社の人は1か月分足りないからです。
そして私は当時、6月の最終週にその法人を退職しました。
ただ、夏のボーナスの対象期間である10月~3月までは当然フルに働きましたので、その報酬としての夏のボーナスはもらえるものと思っていました。
ところが。
退職前に人事から通達があり、「7月1日時点で在籍していない職員には夏のボーナスは支給されない」といわれ、その時のボーナスをもらえなかったのです
・・退職日を数日遅らせたところで何も問題はなかったので、そうと分かっていれば7月2日を退職日に設定するだけで、問題なくボーナスをもらえたのですが。。
とにかく、その時の私の学びとしては「ボーナス支給日に在籍していなければ、たとえボーナス対象期間にみっちり働いて貢献しても、ボーナスはもらえない」ということでした
(もちろん、その定義がすべての日本企業に通じているものなのか、あるいは私が所属していた組織固有のものなのかは分かりませんが、おそらく多くの日本企業に通ずるルールだったものと考えられます)
さて、一方でアメリカの企業の場合ですが、
私の前の会社では、
・ ボーナスは年一回
・ 前年の7月から本年の6月までの一年間の業務の成果に対して金額が決定
・ 金額の発表は8月末から9月前半に、マネージャーを通して行われる
・ ボーナスの支払いは、9月中旬
となっていました。おそらく多くのアメリカの企業では同じようなプロセスだと思われます。
つまり、今月はボーナスが支給される月でした。
しかし、私はとっくの昔に蚊帳の外だと思っていました。
もちろん「前年の7月から本年の6月までの一年間」は社員でしたし、昨年度は期待値以上の成果を出していたと評価してもらっていたものの、
ボーナス支払い日の9月にはとっくに退職しており、すでに新しい会社から給料をもらっていますし、
上記の25年前のボーナスがもらえなかったストーリーからしても、
今回のボーナスが前の会社から支払われることなど1ビットも期待していませんでした。
しかし、実際にはきっちりと前年度のボーナスを支払っていただけたのです
そのことから推測される状況としては
1.アメリカの企業では、たとえボーナス支給日に在籍していなくても、ボーナス対象期間に成果を出した履歴があれば支払われる
2.もしくは、前の会社が特別で そのような優しいポリシーを導入している
3.もしくは、私が現在前の会社のベンダー社員としてアカウントを持っており、しかも「社員ID」が退職前のIDと同一のため色々なところで紐付いてしまっているのが現状のため、「支払先が人事のDB上に存在する」状態となっており、結果ボーナスが支払われた
のいづれかなのだろうと思います。
おそらく、1. である可能性が最も高いと思われますが、確証はありません。
とりあえず私としては「25年前は、もらえると思っていたボーナスがもらえなかった。今回は、もらえないと思っていたボーナスがもらえた」ということで、一勝一敗みたいな状態です
たぶん、25年前にボーナスがもらえていたら、当時は車のチューニング費用に全部充てて一瞬でなくなっていたと思いますが、
今回期せずしてもらえたボーナスは、将来への投資として有効に活用されると思いますので、そのほうが良かったかと思います
先日は一年の中でもとても大切な日のひとつ、うちの奥さんの誕生日でした
ただ、今回は完全に平日だったこと、前の週末もバレーボールの練習などでバタバタしていてあまり下準備ができなかったこともあって、あまり盛大な準備ができなかったのですが、
それでも少なくとも誕生日ディナーは外食にして、うちの奥さんの手間を減らすのは必須です。
そこで久しぶりにやってきた、GINZA という和食レストラン
名前こそ日本人の感覚では仰々しい名前ですが、
中はどちらかというと落ち着いた定食屋さんのような雰囲気で、個人的には結構気に入っています
(といってもここへ来たのは今回で二回目ですが)
うちの奥さんの頼んだ天ぷら定食
私の頼んだチキンカツ定食
うちの子の頼んだにぎり
また、帰宅後にはケーキでお祝い
(といっても、日中に本人にケーキを買ってきてもらってしまいました。。)
そして誕生日プレゼントは、もうかなりネタが尽きている状況であり、また私の年収が転職によって下がってしまったのであまり贅沢なものを買える状況ではなく、
それでも、1.日常使ってもらえるもので 2.コーギーグッズ という路線を外さなければ喜んでもらえる可能性が高いということで、以下の2つを選択しました
ひとつは、ストローの先のカバーです。
うちの奥さんは 健康のために水をよく飲むので、ストロー付きのタンブラーをいつも使っていますが、ストローの先にハエが止まったりしないようにカバーを使っています。
これをコーギーのものにすればきっと使ってもらえると思ったのでした。
もう一つは、コーギーの絵の入ったポーチです。
こういう類のものは、何かをまとめたりするのに使えるので何個あっても困ることは少なく、無難な選択かと思ったのでした
とりあえず、美味しかった日本食レストランとケーキのおかげで どうにか誕生日らしくはなったと思っておりますが、
まだ週末も含めて、新入社員として毎日ドタバタしている私は 大した準備もできず、行き届かない誕生日にしてしまったと反省しています。
毎年同じような反省をして、結局翌年も大した進歩のない誕生日しかやってあげられず、大変もどかしい思いをしておりますが、来年こそは もう少し気の利いた誕生日にできるよう、今から検討したいと思います
先週発表されたiPhone 17シリーズですが、私にとっての乗り換えの価値がどのくらいあるかを検討しました。
なお、現状スマホの使い方は個人による差が激しく、例えばGPUパワーを駆使するようなゲームをする人としない人ではスマホに求める性能が違ってくるでしょうし、
もはや「万人向けの最適な選択」というものは無いと思いますので、これはあくまで私の使い方に特化した場合の見解になります。
私のスマホの使い方・スマホに求める性能としては、
・重いゲームはやっていない
・大きい画面はほしい
・画面はヌルヌル動いてほしい(リフレッシュレート120MHzはほしい)
・カメラは望遠もよく使う
・Youtube動画をBGM的につけっぱなしにして家事をしたりすることがある
・撮影した動画をPCに転送することがある
といったところです。
つまり、それほど高性能を求めているわけではありませんが、カメラの望遠など、所々こだわりがあります。
その前提でいきますと、
まず、注目の新モデル・iPhone AIR は対象外になります
理由は、カメラが他のシリーズに比べて劣ること、スピーカーがモノクロであること、USB-Cの転送速度が遅い(USB2.0のスペック)ためPCへの転送が遅いこと です。
スピーカーがモノクロでも、イヤホンでしか聞かない人には問題ないということですが、私はYoutube動画をBGM的につけてスピーカーから聞くことが結構あるので、その音質がモノクロなのはかなりきついです
次に、無印iPhone 17シリーズですが、
実は16から17への進化が最も激しいのが無印で、いままで泣き所だった画面のリフレッシュレートや常時表示非対応の部分が改善され、カメラの望遠が光学2倍しかない部分を除いては、私的には文句なしだと思っています。コスパはかなりいいと思います。
でもやはり、せっかく10万円以上もかけて乗り換えておいて、今使っているiPhone12Proと同じ光学ズーム2倍ではちょっともの足りないですね。。
そして本命の17Proシリーズですが、
私個人的には残念なモデルだと思っています。
15Pro・16Proシリーズで大きな特徴になっていたチタニウムのボディをやめてアルミボディにしたということですが、
確かに熱を逃がすためにはこのつなぎ目のないアルミボディがベストかと思いますが、結構重くなりました
せっかく、軽さと剛性を両立したチタニウムボディに振ったのに、これはコストを抑えるための妥協感が見え隠れします
なお、チタニウムボディで発熱が大きな問題になっているという話はあまり聞いていないと思います。
まあアルミボディはいいとして、結局17Proの進化ポイントは何かといえば、カメラの光学ズームが8倍になったこと(16Proは5倍でした)、バッテリーの持ちがよくなったことの2点が大きいと思います。
もちろん、CPUが高性能になったなどの他のポイントもあると思いますが、私的に重要なのはカメラの光学ズームとバッテリーの容量増加です。
ただ、その2点だけで16Proシリーズよりも17Proシリーズを選ぶかというと、微妙です
実は16Proシリーズは完成度の高いスマホだと思っておりまして、
17Proよりも軽いですし、本体デザインの良さも16Proまでのデザインの方が私は好きです。
(16Proシリーズをレビューしたときのの関連記事)
こう言っては悪いですが、17Proの背面って、ちょっと中華系の安いAndroidスマホに似てませんか?
ということで、私的には、COSTCOなどで在庫処分的に行われるであろうセールに便乗して、16Proシリーズを入手するのがベストかと思っています。
ちなみに今すぐ16Pro Maxの256GNBモデルをT-Mobile(うちのキャリア)で買いますと、1099ドルです。
一方の17Pro Maxの256GBモデルは1199ドルですので、100ドル(約1万5千円)の差となります。
もちろん、17Proが素晴らしくて気に入ったというなら、100ドルの差ならば17Proを購入するべきだと思いますが、
上記の通り、私はむしろ16Proシリーズの方が良かったとさえ思っていますので、
もう少し安く買えるタイミングを見計らって、16Proシリーズ狙いが良いかと思っています。
なお、実をいうと、本当はPixelシリーズなどのAndroidスマホに戻りたいとも思っています
本体の性能的には基本的にどちらも大きな差はないと思いますが、
何といっても、AIの活用が 残念ながら今のAppleは完全に出遅れてしまっていると言わざるを得ない状況で、
(将来の巻き返しは期待できますが)
スマホ上でのAIを使った写真の自動調整や同時翻訳などに関しては、PixelやGalaxyの方が一歩も二歩も先をいっていると思います。
ただ、私の場合、まずApple ウォッチを数か月前に買ってしまったということ、
(Apple WatchをAndroidスマホで使うことはできません)(関連記事)
即移行するならやはりiPhone同士の方が簡単であることなどから、
今のところは次もiPhone を選択すると思います。
現在、出向先の会社に毎日出社しています
しかしながら、毎朝 入館時に悔しい思いをさせられています
理由は、入館バッジ(兼社員証)を持っていないために、入館するのに一苦労するということです。
以前は正社員だけではなく、ベンダー社員にも オレンジ色の入館バッジが全員に渡されており、入館に困ることはなかったようです。
(ちなみに正社員はブルーのバッジ)、
しかし、おそらくはコロナの後からだと思いますが、
リモートで働く事が多くなり、ベンダー社員に固定席が割り当てられることは皆無となり
同時に入館バッジをベンダー社員に発行することは基本的にはなくなってしまったのでした
(開発チームの話です。他の部署は違うのかも知れません)
なので、我々ベンダー社員が入館するためには、
毎日、一日限り有効のテンポラリのバッジ(紙製)を受付で発行してもらい、ドアのロックを解除してもらってはいる必要があります。
紙製のテンポラリバッジではドアのロックを解除できませんので、受付の方に解除してもらうか、知っている人に開けてもらう必要があります
・・まあそれも、1分で終わる作業なので、受付のお姉さんが 我々のビルにいる日は大した手間ではないのですが、
受付に誰もいない場合が大変です
(週に2、3日は、このビルには受付がいません)
まず、他のビルに行ってテンポラリバッジを発行してもらい、
我々のビルに戻ってきて、すでに出社してビルの中にいる社員で 私を知っている人にドアのところまで来てもらって開けてもらわなくては入れません。
この、「知っている人に開けてもらう」のが大変で、その時誰がビルの中にいるのかは もちろんわかりませんから、親しめの人から順に、Are you in the office today? とメッセージを送り、居れば入り口まで来ていただく、という作業をしなければなりません
しかも、だれかすでにビルの中にいたとしても、ミーティングだったりすれば反応してもらえませんし、
下手をすると何時間も待たなくてはならない時もあり得ます
「正社員との差別感」を感じることは少なからずありますが、
この「入館バッジ(社員証)を持っていない」というところが、まず最初に感じる大きな差異です
いまや、ブルーのバッジを腰につけている人(出向先の会社の正社員)を見るだけで、天上界の人に見えます
(一日何十回も見るのですが)
なお、入館して実際の業務に入ってしまえば、正社員エンジニアたちの差別感を感じることは 現状全くありません
逆に言えば、気を使って深夜に仕事を振られたりしない、という特別扱いもありません
・・そしてそうこうしているうちに、ニュースでも結構大きめに取り上げられていましたが、その出向先の会社の通勤ポリシーが来年早々変更されることが発表され、
本社キャンパスから50マイル以内の圏内に住んでいる人は、週に3回以上会社のビルに出社しなければならない こととなりました
発表内容をニュース記事で確認すると(なお、正社員には 上級副社長からの直接のメッセージがメールで配信されたようですが、ベンダー社員には届かないあたりも、疎外感を感じます)
「対面の機会を増やすことで社員たちがより活力を得て成果を上げているというデータがある」
ということでした。
だったら、私のようなベンダー社員も同様に週に3日以上出社させることとして成果の向上を狙い、当然入館バッジも支給すべきだと思い、
たまたま部長と話す機会があったのでその話をしたところ、
入館バッジの発行の許可に関しては、部長の一存で決めたことではなく、もっと上の部門全体のポリシーとしてそうなっているそうで、彼女がどうにかできることではないということでした
それどころか、いままでほとんどリモートで働いていた正社員たちがオフィスに出社してくるようになったら、デスクの数が足りなくなる可能性が高いので、
(オフィスに来るなとは言わないけれど)他の部屋の空いている席を探してもらうことになる可能性が高いといわれてしまいました
まあそりゃそうなりますよね。。
・・とりあえず年内は、その出勤ポリシーもまだ適用されないので現状を維持するとして、
来年以降は、オフィスの状況を見極めてから 業務場所を考え直していく必要がありそうです
通常の週末のバレーボールの練習は、日本語補習校の校舎から車で15分くらいのところにある広い公園にネットを張ってやっていますが、
本番のバレーボール大会は、体育館の中で行われますし、
やっぱり土の上と板の上では感覚が違ってくるので、最終的な練習は体育館で行いたい、ということで
コーチや他の父兄の協力のもと、本日の練習は体育館のコートを借りての練習となりました。
我々の学年としては3年目にして初の取り組みです。
アメリカの体育館ということで、多くの父兄の方々はボロボロのコートをイメージされていたようですが、
実際には普通にきれいなコートで、子供たちの練習もいつも以上に気合が入っていたように思います。
参加者も大変多く、この取り組みは成功だったと思います
ただ、この体育館のある場所は、結構北の方でして、うちからだと45分くらいかかるところのため、
結構ロングドライブになり、現地に近づくと、本格的な放牧場があって牛が自由に動き回っていたり、
(たぶん100頭くらいいたと思います)
写真には取れませんでしたがなぜかアルパカを飼っているところがあったりと、かなりカントリー寄りの雰囲気でした。
(それにしても、アルパカを飼ってビジネス的にはどのように利益を出すのだろう。。毛を刈るとは思えないし、アルパカの乳というのも聞いたことがないし)
また、練習時間が午前11:30から午後2時までと、お昼の時間をスキップする形になってしまったため、
帰りに遅めの昼食をとるために、近くのドライブインに立ち寄ったのですが
典型的なアメリカのドライブインだったのですが、我々が住むダウンタウン近辺には逆にこういった生粋のアメリカンな店でかつチェーン店ではない店は少ないので、むしろ新鮮な感じがしました
こういうところで頼むハンバーガーは大きすぎるに違いないと思い、「Junior Burger」を頼んだのですが、
今度はちょっと小さすぎるサイズで、バレーボールの練習をほぼ休憩なしで2時間半やってきた後の空きっ腹には少し物足りない大きさでした。
まだあと2回、この体育館で練習できる機会がありますので、全力で子供たちの練習をサポートして(実は休憩時間などに もっと練習したい子たちのために一緒に入ってプレーをする時間が一番楽しいのですが)、
是非 楽しかった経験として、子供たちの中に残るようにしてあげたいところです
今週から、うちの子の アメリカ現地校でのHigh school生活がスタートしました。
(アメリカでは年度の区切りは7月ですので、学校の新年度は夏休み明けの9月からとなります)
私は正直、うちの子がアメリカの高校にいくことに関して心配していました。
Middle school(中学)での体験があまりいいものではなかったため、学校に行くこと自体が結構チャレンジングなこととなってしまっていたからです
(中学の卒業式)
残念ながら現時点で彼の中のマインドセットとしては、
「学校とは嫌なところ」
「勉強というのは苦痛以外の何物でもないもの」
という形で形成されてしまっていました。
・・これは、私としてはとてもとても残念なことでした。
私が学生だった頃はといえば、学校に行くことを楽しいことと考えるように努めて
勉強というのは「できなかったことをできるようにするための方法を習得すること」であると考えて、有益な時間として過ごしてきたため、
(そしてそのことが、人生において有利に働いてきたと思っています)
ぜひうちの子にも、学校や勉強を「楽しいこと」「有意義なこと」として受け止めてほしかったのですが、
残念ながら中学卒業時点では「勉強嫌い」になってしまいました
なお もちろん、うちの子には色々な形で「勉強(というか新しいことを習得すること)の楽しさ、素晴らしさ」をわかってもらえるように取り組んできましたが、
少なくとも中学卒業時点ではうまくいっていませんでした
さらに言えば、アメリカではグレード(学年)が上がるにしたがって、難しく厳しくなっていきますので、
当然中学より高校の方が大変というのが常識です。
(日本の場合は、入学した学校によって激しく差があると思いますが、高校が中学に比べてあからさまに大変という印象は少なく、また、大学は基本的には最も楽な学生時代と位置付けられていると思いますが、アメリカでは全く異なります)
しかもアメリカの場合は、中学からすでにそうですが、「クラス」という概念がなく、一人一人が個別のカリキュラムを持っており、毎時間自分が選択した科目の授業を受けに教室を移動する形式ですので、
それなりの自主性が求められると思います。
ということで、うちの子がアメリカの高校に行って、初日からして心が折れて「高校なんて行きたくない」と言い出したら・・
と非常に心配していました
そして初日。
うちの奥さんに車で高校の入り口まで送ってもらい、果たしてうちの子が 最初にどこに行くべきなのか理解しているのかさえも不安でしたが
※なお、アメリカには「入学式」という概念は存在しません。いきなり普通に始まります。ただし卒業式は日本と比べて盛大だと思います。
一日目、高校から帰ってたうちの子が、自分から「高校は結構面白かった」と言ったのです
まあ、一日目はおそらく ほとんど授業というよりはオリエンテーション的な内容だけだったと思われるため、印象が違っていたのかも知れないと思っていましたが、
金曜日の夕方になって、また自分から「一週間行ってみて、高校はやっぱり楽しい」と言ってくれたのでした
・・正直これは、何よりも嬉しいことです。
うちの子の将来の進路に関しては、あまりにも選択肢が広すぎて、現時点ではまとまった将来像が見えない状態ではありますが、
(一方私が高校生だったころの進路の選択肢といえば、海外で進学とか就職などというのは1ビットも考えられなかったのはおろか、地元を出ることさえも親は大反対でしたので、選択肢は比較にならないほど狭かったです)
ぜひ、このアメリカでの高校生活の中で、「勉強とは、押し付けられた嫌なことをすることではなくて、今までできなかったことや知らなかったことを習得するステップである」ということを体で覚えてほしいものです
どうすれば できなかったことができるようになるのか、何をすれば目標の達成に近づくのか・・そういった根本的な人生の原理を体で習得してくれれば、どのような道を選んだとしてもきっと、時間はかかってもいずれはうまくいくものだと思います。
とはいっても、まだまだこれからですので、心配は絶えないですね
先週の土曜日から日本語補習校が始まり、通常の週末が復活しています。
通常の週末というのは、朝一番でうちの子を日本語補習校に送った後、COSTCOなどの店舗が開くまでの間 カフェで少し待ってから買い物に行く、というものです。
さて、そのように朝のカフェに行くと、高い確率で犬連れのお客さんを見かけます。
カフェの中に連れてきてもらえる犬は、だいたいお利巧な子が多く、手の届く位置に食べ物があったりしても決してつまみ食いしたりしません
以下の子は、飼い主さんがクッキーみたいなものを食べ始めたので「ボクにもください」と言わんばかりにお手をしています
大きい犬なので、当然その気になれば、飼い主さんの膝の上に載っているクッキーなど楽に手が届くはずですが、
健気に「お手」をして飼い主さんがくれるのをずっと待ち続けていました。
ただ結局、もらえませんでした
おそらく、席に着いたばかりのときにホイップクリームをもらっていたので、それでおしまい、ということだったのでしょう。
また、外では大きなシベリアンハスキー犬が車の中で待っていました
窓はほぼ開いている状態だったので、この子ならその気になれば脱走することも可能だったかも知れませんが、健気に待ち続けていました。
うちの奥さんが撫でてあげると、とても嬉しそうな様子に
・・上記の2頭のようなしつけの域届いた大型犬もかわいいですが、
うちはやっぱりコーギー犬推しです
道中でコーギー犬を見かけたりするとそれだけで上がります
週末にバレーボールの練習をしている公園で、先日パーティーが開かれていましたが、
そこでもコーギー犬を発見。
コーギー犬は元気で活発な子が多いので、この子もきっと 放置しておくとパーティーの食べ物に飛びかかってしまうと思われるため やっぱりリードで繋がれており、
「もっと遊びたいなあ」という顔をして周囲を見ていました。
するとそのパーティーをしているうちの子供たちがそのコーギー犬のリードを取って、一緒に遊び始め、
そのコーギー犬も満足そうでした。良かった良かった
来週もまたカフェや公園で犬たちに会えたらいいですね
先日、新しい会社から新しいPCが送られてきました
DELLの13.3インチのモバイルラップトップです。
採用されているCPUは、インテル製の Core Ultra 7 265U というものでして、これは現在の最新の世代(Core Ultraシリーズの第2世代)ですが、
最後にUが付くのは 省電力型のCPUなので、パフォーマンスはあまり高くないCPUになります
(その代わりバッテリーの持ちは良い)
ただそれでも、Core Ultraシリーズの第2世代ということは、Copilot-PCの規格に準拠しているCPUということですので、
ネットに接続せずに、オフラインで生成AIを利用したWindowsの機能を使用できるモデルです
試しにWindowsの標準アプリ「ペイント」のCo-creator機能を使ってAIを使った画像生成をオフラインで行ったところ、数秒で指定した画像を生成してくれました。
(オンラインのCopilotで画像生成するとかなり時間がかかります)
・・私としては、Copilot-PCに準拠したPCの購入タイミングをずっと検討してきたので
(関連記事)
これでやっとCopilot-PCを活用できることにはなりますが、
現時点ではあまりCopilot-PCの恩恵にあずかってはいません
また、他の部分の仕様としては、メモリが32GB、ストレージが512GB、グラフィックはCPU内蔵のGPUを使用し、画面はタッチ非対応ということで、
メモリ以外はあまり高いスペックとは言いにくいマシンです
ただ、実際の仕事はほとんどがクラウド上の仮想マシン上で行うため、実はこのノートPC自体の性能はあまり重要ではありません。
(画面の大きさや、キーボードは重要だと思いますが)
そして実は、このマシンは仕事のメインマシンとしては現在使用していません
理由は、以下の、出向先の会社から送られてきたマシンを使用しているためです。
出向先の会社から送られてきた以下のマシンは、SAWデバイス(セキュリティを担保するためにデザインされた特殊なPC)と呼ばれる特殊なPCです。
一見、普通のノートPC (ThinkPad)に見えますし、動いているOSもWindows OSに見えるのですが、
普通のPCではできない、特殊な操作が可能になっています。
(ただしユーザー認証の方式などは考えられないくらい強固です)
また一方で、普通のWindowsアプリなどはインストールできず、SAWデバイス専用に用意されたアプリを、隔離された場所からインストールすることしかできません。
ただ、これを使って、クラウド上の仮想マシンにリモートアクセスすることはできるため、
普段の仕事は そのクラウド上の仮想マシン上で行い、
このマシンでしかできない特殊な操作が必要な時は このマシンに入っているアプリを使う、
という方法で作業するのがベストプラクティスかと思っています
ただ、この特殊な SAWデバイスというマシン、世間一般に広く出回るデバイスではないため 新しいモデルが毎年出たりするわけではなく、
生産量もおそらくかなり限定的と思われます
そして、今回私のところに届けていただいたこのマシンも、ピカピカの新品ではなく、再利用で回ってきたマシンのようです
(下手をすると、私がレイオフになった際に返却したマシンがそのまま送られてきた可能性まであります)
CPUの世代から察するに、3~4年前のモデルだと思われます。
まあ、上記の通り、実際の仕事のほとんどはクラウド上の仮想マシン上で行うため、このデバイスの性能はあまり重要ではありませんし、
直接影響のあるキーボードの配列やキータッチは結構好み(ベースはキーボードの良さで定評のあるThink Padです)なので、このマシンを日々仕事のメインマシンとして使用していこうと思います。
新しい仕事に入って2週間、
できるだけ出向先の会社のビルに行くようにしています。
毎回ビルの入館許可をとらなければならないのは面倒ですが、
やっぱりエンジニアの大部屋に行くと士気が上がります
3か月前までは、そのエンジニアの部屋は隣の部屋であったにもかかわらず 恐れ多くて入れなかったものですが、
今はもちろんそこが定位置ですから、しっかり席も確保して(本来はフリーシーティングの席ですが、毎日来ていればだいたい同じ席を陣取るのと思います)
使わせてもらっています。
さて、エンジニアの部屋を見ると、「やっぱりエンジニアっぽいな」と思う部分として、
みんなが使っているキーボードがあります。
HHKB(Happy Hacking Keyboard)系のキーボードを使っている人が多いのです
※HHKBは、タイピングにこだわるプロフェッショナルや開発者に根強い人気を誇るキーボードで、入力がしやすい・長時間のタイピングでも疲労が比較的少ないなどの特徴がありますが、値段は高めです。
PMチームの部屋にはHHKBを使っている人は皆無でしたので、こういうところはディベロッパーっぽくていいですね
ただ、仕事は想像よりはるかにレベルが高く、そして複雑です
PMチームにいたころは、「なんでお隣のエンジニアリングチームの皆さんは、こんな簡単な修正もすぐにやってくれないんだろう?」などと思うことも多かったのですが
それはとんでもない思い違いでした。。
その小さな修正、もちろんその部分に関係するコードを書き直すのは瞬間的にできるかも知れませんが、
その修正コードを開発者用のブランチと呼ばれるところにマージするだけで一苦労、
それに対してテストケースを走らせるだけでも一苦労、
そのさきのUAT(User Adaptation Test environment)にデプロイするのにまた一苦労、
UAT上で再テストするのにまた一苦労、
そして最終的に他の修正コードとあわせてプロダクションブランチにデプロイするには、物理的に大変なだけではなく、それをやっていいよという許可をアッパーレベルマネージメントからもらわなくてはならないため、あらゆることをドキュメントにして説明しなければならないという苦労があり、
もしもプロダクション上でレグレッション(以前は大丈夫だった部分が壊れてしまうこと)が発生したりしたらとんでもない苦労が待っており、
しかも上記の各工程はかなりのスキルと経験がないとできない、ボタンをおせば勝手に進むというものではないので、
正直なところ、PMチームにいた頃が懐かしいです
当然、仕事している時間も長くなります。
PMチームにいた頃は、徹底的にWork life balance(仕事時間と生活時間のバランス)を保つことを推進されており、
例えば明日からの3連休に入る前の金曜日は、マネージャーたちは「絶対に仕事をしないで、思い切り休んで!」ということを徹底していましたが、
今のエンジニアリングチームでは、今日のマネージャーからの一言は「明日から3連休であるということを・・忘れないで」というように濁して言っていました
(つまり、連休中に仕事しないですむことはあり得ないということを ほのめかしていました)
また、仕事時間が長いことを象徴するように、エンジニアリングチームの部屋の隅にはこんなものが。。
まあ現実には、会社にずっと立てこもって仕事をする必要はなく、家からでも100%の仕事ができてしまうので、30年くらい前のソフトウェア会社のように会社に泊まり込んでコーディング・デバッグを夜通し行う、といった風景は見られない状況ではありますが。。
もっとも、私自身はまだまだ、アクセス権が得られていない部分がいくつかあったりしてみんなと同じレベルで働けていないもどかしさを感じております
(もっとも、チームに入ってまだ2週間弱ですが。。)
この複雑すぎる仕事、避けて通る道はありませんので、またいつものように石にかじりついてでも完全にできるようにして、「雇ってよかった」と思ってもらえるようにしたいところです。