新しい仕事に入って2週間、
できるだけ出向先の会社のビルに行くようにしています。
毎回ビルの入館許可をとらなければならないのは面倒ですが、
やっぱりエンジニアの大部屋に行くと士気が上がります
3か月前までは、そのエンジニアの部屋は隣の部屋であったにもかかわらず 恐れ多くて入れなかったものですが、
今はもちろんそこが定位置ですから、しっかり席も確保して(本来はフリーシーティングの席ですが、毎日来ていればだいたい同じ席を陣取るのと思います)
使わせてもらっています。
さて、エンジニアの部屋を見ると、「やっぱりエンジニアっぽいな」と思う部分として、
みんなが使っているキーボードがあります。
HHKB(Happy Hacking Keyboard)系のキーボードを使っている人が多いのです
※HHKBは、タイピングにこだわるプロフェッショナルや開発者に根強い人気を誇るキーボードで、入力がしやすい・長時間のタイピングでも疲労が比較的少ないなどの特徴がありますが、値段は高めです。
PMチームの部屋にはHHKBを使っている人は皆無でしたので、こういうところはディベロッパーっぽくていいですね
ただ、仕事は想像よりはるかにレベルが高く、そして複雑です
PMチームにいたころは、「なんでお隣のエンジニアリングチームの皆さんは、こんな簡単な修正もすぐにやってくれないんだろう?」などと思うことも多かったのですが
それはとんでもない思い違いでした。。
その小さな修正、もちろんその部分に関係するコードを書き直すのは瞬間的にできるかも知れませんが、
その修正コードを開発者用のブランチと呼ばれるところにマージするだけで一苦労、
それに対してテストケースを走らせるだけでも一苦労、
そのさきのUAT(User Adaptation Test environment)にデプロイするのにまた一苦労、
UAT上で再テストするのにまた一苦労、
そして最終的に他の修正コードとあわせてプロダクションブランチにデプロイするには、物理的に大変なだけではなく、それをやっていいよという許可をアッパーレベルマネージメントからもらわなくてはならないため、あらゆることをドキュメントにして説明しなければならないという苦労があり、
もしもプロダクション上でレグレッション(以前は大丈夫だった部分が壊れてしまうこと)が発生したりしたらとんでもない苦労が待っており、
しかも上記の各工程はかなりのスキルと経験がないとできない、ボタンをおせば勝手に進むというものではないので、
正直なところ、PMチームにいた頃が懐かしいです
当然、仕事している時間も長くなります。
PMチームにいた頃は、徹底的にWork life balance(仕事時間と生活時間のバランス)を保つことを推進されており、
例えば明日からの3連休に入る前の金曜日は、マネージャーたちは「絶対に仕事をしないで、思い切り休んで!」ということを徹底していましたが、
今のエンジニアリングチームでは、今日のマネージャーからの一言は「明日から3連休であるということを・・忘れないで」というように濁して言っていました
(つまり、連休中に仕事しないですむことはあり得ないということを ほのめかしていました)
また、仕事時間が長いことを象徴するように、エンジニアリングチームの部屋の隅にはこんなものが。。
まあ現実には、会社にずっと立てこもって仕事をする必要はなく、家からでも100%の仕事ができてしまうので、30年くらい前のソフトウェア会社のように会社に泊まり込んでコーディング・デバッグを夜通し行う、といった風景は見られない状況ではありますが。。
もっとも、私自身はまだまだ、アクセス権が得られていない部分がいくつかあったりしてみんなと同じレベルで働けていないもどかしさを感じております
(もっとも、チームに入ってまだ2週間弱ですが。。)
この複雑すぎる仕事、避けて通る道はありませんので、またいつものように石にかじりついてでも完全にできるようにして、「雇ってよかった」と思ってもらえるようにしたいところです。
うちの子が見たいというので、映画館で「シン・ゴジラ」を見てきました。
「え?シン・ゴジラって日本では10年くらい前に上映された作品では?」と思われるかも知れませんが、
どういうわけかアメリカでは、現在上映中です
・・私的には、10年の時を越えてこの映画を見たおかげで、
もう亡くなってしまった名優・大杉漣さんが日本の首相役で名演されているところを見られたり(ただ、劇中でも途中で死んでしまう役どころでしたが。。)
竹野内豊さんや石原ひとみさん といった私の世代では存在感の大きかった俳優たちが、私の記憶の中にある姿のまま出演されていたことも懐かしく、
(もう長いこと、日本のドラマとか映画とかバラエティー番組を全く見ていないので、彼らの今の風貌を知りません)
本来の作品鑑賞以上の価値を感じました。
なお、石原ひとみさんは日系三世という役柄で登場し、日本語より英語の方が楽、という役どころだったと思いますが、
ちゃんと、アメリカ英語ネイティブっぽい発音で演じきっており、相当な努力をされたことが容易に想像できました。
また、シン・ゴジラを見たことで、ずっと昔から疑問だった(というか、フィクションの域を超えていないと思っていた部分であった)「ゴジラのあの強力な動力源・エネルギーはどうやって確保しているのか」について、科学的な見解が示され、しかもそれを元にした 物理的には実現可能な対応策を考えて実行した という展開に、満足しました
ところで、このシン・ゴジラのように 日本の映画がアメリカで上映されるまでには10年もかかるのか? という疑問に関してですが、
もちろんそんなことはなく、
実際、現在日本で大ヒット上映中(なんですよね?)である「鬼滅の刃 無限城編 第一章」ですが、
アメリカでも9月12日から、全米公開予定となっています。こちらの映画館でも大々的に宣伝されています
まあ、日本本土から比べると2か月遅れの公開にはなってしまいますが、
それはやはり 英語字幕を付けたりといった作業が必要でしょうし、しょうがないかと思います。
鬼滅の刃も、うちの子が楽しみにしているので 上映開始になったら見に行くと思います
さて、5日前に新しい会社の社員証(バッジ)が届き、新しい会社のオフィスに入れるようになりました
なお、実際に業務をするのはその新しい会社の中の業務というより、出向先の会社のエンジニアリングチームですので、新しい会社のオフィスに行ってもほとんど意味はないのですが、
とりあえず週3回は出社するレギュレーションになっているということなので、水・木・金曜日には新しい会社のオフィスに出社しました。
場所は、車で行けばうちから10分くらい、バスの場合は最寄りのバス停まで徒歩15分くらい+バス乗車時間10分くらい+そこから会社まで徒歩15分くらいでトータル40~50分かかります。
なおこの新しい会社は、本社はインドにあり、アメリカに多数ビジネス展開しているとはいえアメリカ西海岸の拠点はアリゾナ州とテキサス州ということで、
ここワシントン州のオフィスはそれほど大きくはない、1フロアだけのオフィスです。
ただし1フロアといってもとても広い1フロアで、100人分以上の席があると思います。
ビルの外観はこんな感じ - このビルの2階に入っています。
中に入ると、完全にモダンオフィスで、前の会社の新しいビルの中にそっくりです
全席フリーシーティング(自分専用の席はだれも持っていない)ですが、実際には、よく来る人は自分のディスプレイなどを持ちこんで占拠し、実質専用席のように使っている人も少なくないようです。
ミーティングルームやPhoneブースも、前の会社のモダンオフィスと同様、外から見えるオープンなものとなっており、リザーブして使うようです。
・・で、この新しいオフィスの印象ですが・・
インド人ばっかり、です。
受付嬢から始まって、オフィスの中で働いている人のほぼ全員がインド人・・
もちろん私のような例外アジア人もいるので、まあ実際には95%くらいなのでしょうけれど、とにかくインド人に圧倒されています
まあそれを言ったら、前の会社もインド人比率が年々上がっており、社長もインド人ですし、エンジニアリングチームも半分くらいはインド人ですので、やはりIT業界はインド人に圧倒されていると感じます。
さて、キッチンも前の会社によく似ています。
というか、アメリカではどこの会社もだいたいこんな雰囲気なのかも知れません。
一つうれしいのが、コーヒーマシンが、コーヒー以外にも、ラテやエスプレッソ、カプチーノといったものも作れるということです
前の会社では、コーヒー以外はチャイラテとホットココアだけでしたので、コーヒーマシンに関してはここの方がいいかも知れません。
ラテを3回ぐらい飲めば、バス代くらいは元が取れるだろうか。。
ただ、使用しているコーヒー豆が、スタバの CAFE VERONAとPIKE PLACE ROATというもので、これは前の会社と同じなのですが、なぜか味が違うような。。
まあ、コーヒーを飲みに来ているわけではないので、あまり気にするところではないのですが。
コーヒー以外では、いくつかのジュースをだせるマシンもありました。
前の会社はこういった飲み物は缶ジュースでの提供でしたが、こういうマシンの方がコスパはいいと思われます。
さて、金曜のお昼くらいになると、子供を連れた社員がやってきて、子供たちをオフィスで遊ばせていました
こういう文化、週末前には家族を会社に連れてきたりして 半分休日モードになる風潮は、前の会社でも共通していましたので、アメリカ全体のものと考えてよいと思います。
さて、私がこのオフィスに来る意味は・・
前述のとおり、ほとんど無い気がします
何しろ、周りで仕事をしているインド人たちが何をしているのか全く知りませんし、今後知ることもないと思われます。
それぞれが別の出向先の仕事を勝手にやっている感じです。
つまりここにきても、本当に一緒に仕事をする同僚とのインタラクションがあるわけではなく、ほぼ、カフェにきて一人で仕事をしているのと同じです。
だったら出向先の会社に行ったほうがはるかに意味があると思いますが、
出向先の会社に入館できるバッジはもらえないので いちいち受付で入館許可を受ける必要があるということ、
そして前述のとおり新しい会社のオフィスに週3回はくることになっているため、出向先の会社に行けるのは週1、2回になりそうな気がします。
先週新しい会社に入社し、先週末の時点では出向先の会社のアカウントの認証設定ができず困っている、
という程度の まるでぬるま湯に浸っているような状況でしたが、
火曜日にアカウントが使えるようになるやいなや、一気に状況は変わりました
現在、一気にリアルな仕事に引き込まれています
まるで、5月のレイオフからの3か月間が夢の中の出来事だったかのように、
もうどっぷり仕事に入っています
今、出向先の会社で配属されているのは、レイオフ前に所属していたPMチームの姉妹チームにあたる、同じ部門配下のエンジニアリングチームですので、
良くも悪くも、全く「新鮮」という感じではないのです
今配属されているエンジニアリングチームのメンバーたちは全員 とてもよく知っています。
ただし、私は過去4年間くらいはPMチームに所属していましたので、タイトル エンジニア ではありませんでしたし、
しかもその4年間の間に、セキュリティ認証まわりを中心に、エンジニアの仕事は大きく変わっていました。
なので、今の私は エンジニアとしては新入り、フレッシュマン、という気分でやってきたのですが、
・・誰もそういう目で私を見てはくれません
むしろ、質問を受けたりすることさえある状況です(3日前から参加したばかりの新入りなのに。。)
また、私の想像では、今後の私の仕事というのは、
日々発生するプロダクション(製品開発・リリース)の問題を、ハエたたきのように片っ端から調べては修正する、という作業をすることになるのだろうと思っていました。
その組織の正社員じゃないですしね。
実際、他の出向メンバー、つまり私が入社した同じ会社から来ているほかのメンバーたちのほとんどは、そういう仕事をしています。
ところが、先日大雑把にそのエンジニアリングチームのマネージャーの一人と話したところ、
私に期待されているのは、そういうハエたたき的な仕事ではなくて、
システム本体の改築のための裏方として、バックエンドのデータハンドリングなどの部分を作り直すことに協力してほしいらしく
(もっとも正式にそう言われているわけではなく、単に希望的観測の話だったと思いますが)
いや、ちょっと待ってくださいよ、
だから私は4年くらいPMチームにいて、エンジニアリングチームからは遠のいていたので、そんな難しいことができるわけないじゃないですか、
・・と思っています
まあ、とりあえず私の今現在の心境としましては、単にPMチームからエンジニアリングチームに異動になっただけのような状況に感じてしまっており、
あのレイオフからの3か月間は夢だったんじゃないかという錯覚さえ起きてしまうような状況です
もちろん給料とか、健康保険をはじめとするベネフィットなどは全然違うのですが、そんなことよりも いかに価値のある仕事ができるかが重要だと思いますので、
レイオフ前以上にやりがいがある仕事になればと思っています。
ただやっぱり、まだ見えていない わかっていない部分が多々ありますので、
一刻も早く 確実に役に立てるエンジニアになれるよう、精進したいところです。
小中学生の夏休みといえば、避けて通れないのが「自由研究」かと思います
ただもちろん、アメリカの学校には日本のような自由研究の概念は存在しませんが、
日本語補習校には存在します
もっとも、日本語補習校では、そもそも小学部までは理科をやらないので、小学部の間は自由研究などなかったのですが、
さすがに中学部では理科があり、しかも先生もそれなりに気合が入っているいい先生で、
今年は夏休みの課題の一つとして「自由研究」が提示されたのでした
とはいっても、我々の時代の日本での自由研究のように 発表用に模造紙に研究内容を書いて夏休み明けに発表、ということはなく、
「なんでもいいから理科の実験をして、そのレポートをA4一枚のWordファイルにまとめて先生に送付する」
というものでした。
しかし、自由研究の何が大変かと言えば、
テーマを決めるのが一番大変だと思います
「なんでもいい」といわれても、簡単すぎるものではまずいでしょうし、中学生にできる範疇を越えたものも物理的に無理でしょうから、
程よい難易度の、程よい面白さを含んだテーマを探すのが大変だと思います。
それで結局、うちでは 3Dホログラム のようなものを作ってみる実験をすることにしました。
スマホで表示した画像が透明なプラスチックに反射して目に届き、背景に浮かび上がっているように見えるというものです。
うちの奥さんが日本の100円ショップにあったチラシをもらってきてくれて、そこに載っていたアイデアを使わせていただきました
このような即席の反射板を作り
スマホでドラえもんの映像を下から表示させて反射させてみたところ、
確かに反射の効果で画像が浮いているように見えました
・・我々が子供のころでは到底できなかった実験なので、我々も結構興味深く感じました
やはり今は100円ショップのようなところで様々な材料が簡単に手に入りますし、
スマホのような飛び道具も使えるので、我々大人の視点からは色々夢が広がりますが、
それでもやっぱり中学生の子たちからしてみれば、結局テーマを決めることの難しさは昔と変わらず、
やはり自由研究は 今も昔も 小中学生にとっては夏休みの大きな課題なのだと思います。
しかし来年からは高校生なので、多分自由研究という概念は 日本語補習校であってもなくなるもと思います。
ということは、うちではこの片手間実験が最後の自由研究だったということに? ・・最後の研究なら、もう少し気合を入れたかったところですが、気合を入れるのは私ではなくてうちの子なので、まあこれでOKとしましょう
三か月ぶりに、気持ちよく週末を迎えています
やっぱり仕事をした後で迎える週末は輝いている気がします
(もっとも、まだ二日しか就労していませんし、生産的な業務は全くしていないのですが)
しかも今週はまだ、うちの子の日本語補習校も始まっていませんし、今日はたまたまバレーボールの練習がお休みだったので、
ゆっくり気のすむまで寝ることができました
さて、そんな優雅な週末に欠かせないのがコーヒーです
うちではずっと、以下のタイプのスタバのMedium roastのK-cupタイプのコーヒーを買っていました。
もしくは、4種類のブレンドが入っているパッケージを買っていました。
(なお、手軽に挽きたての状態のコーヒーを味わうことができるK-cupはアメリカではとても普及しています。)
しかし、最近COSTCOで見る限り、上記のスタバのK-cupのパッケージが値上がりしたようで、
現在、72カップ入りのパッケージが$47.99で売られていますので、
1カップ当たり 67セントとなります。
一方で、以下のKIRKLANDブランド(COSTCOブランド)のパッケージははるかに安くて、
120カップ入りで$35.99ですので、
1カップ当たり 30セント となり、スタバの半額以下です
しかも、KIRKLANDブランドとは実は製造元は有名企業が行っておりまして、そしてKIRKLANDブランドのコーヒーは、スタバが製造しているのだそうです
ということは、KIRKLANDブランドのコーヒーはスタバのコーヒー、ということになり、
もちろんブレンドを専用に変えているかもしれませんが、それほど悪いものではないはず。
ということで今回はKIRKLANDブランドのPACIFIC BOLDにしてみたところ、十分に美味しいです
まあ、私はかなりの味音痴ですので、その違いを十分に認識できていないだけかも知れませんが、
現状まったく不満を感じていません。
1カップあたり30セント、日本円で45円程度であれば、1日2~3杯飲んでも罰はあたらないかと思います
一方、私と違ってうちの奥さんは、特にコーヒーに関しては昔「利きコーヒー」(コーヒーの味からブレンドなどを言い当てる)の大会に出ていたり、結婚後もコーヒー教室に通ったりしていたほどの筋金入りのコーヒー通ですので 味には敏感だと思いますが、今のところ特に不満を言っていません。
なのでたぶん、このKIRKLANDブランドのコーヒーはそれほど悪くはない味でかつ、コスパ最強なのではないかと思われます
近年の PCを使った業務オペレーションで最も煩雑になったのは、
セキュリティ認証だと思います
IDとパスワードだけわかっていればすぐにログインできていたのはもう20年くらい前の思い出ですよね。。
昨日、新しい会社のリソースにアクセスするためのアカウントを設定しましたが、それもまあまあ苦労したのですが、
今日、出向先の会社のアカウントを使えるようにする設定をしようとしたところ、
そのセキュリティ認証レベルは数か月前よりさらに難しくなっていて、
(私も初体験の認証方式でした)
運悪く途中で原因不明のエラーに遭遇してしまい、
結局いまだに認証が通っていません
・・これはもう、ハッキングするのが無理というより、普通に正規のユーザーが日常業務をするのが無理・・という気がします
また、もう一つ、新しい会社のメールボックスを(これまた極めて面倒なステップを踏まないとみられない)本日はじめて開いたところ、
「会社で必須のトレーニング」がたくさんアサインされており、
しかもその一つ一つが数時間かかる長いものでした
私は一刻も早く、出向先で実際の業務をやって意味のある結果を出したいので、
今後、トレーニングに費やす時間はできるだけ短くし、実業務に影響を及ぼさないようにしたいと思い、
とりあえず今日強引に一つ終えましたが、3時過ぎに始めたのに 終わったらすでに夜8時過ぎになっていました
金曜日の午後だというのに
まあでも、セキュリティ認証で四苦八苦したり、会社の必須トレーニングを受けたりしていると、
Back to normal ー 日常に戻ってきた、という気持ちになります
5月のレイオフのアナウンスの日から3か月、これまでの人生で体験したことのないような特殊な日々を越えて、やっといつもの感じになったと思っております
まあ、セキュリティ認証と必須トレーニング受講で「いつもの感じ」と思うのも残念な感じではありますが、
自分の中で集中力が高まるのを感じています。
本日は入社一日目、入社オリエンテーション Day1 ということで、朝8時からオンラインでオリエンテーションに参加しました。
実はこの会社、想像以上に規模の大きい会社で、社員数は全世界で30万人以上と なんと前の会社よりも多く(もっとも前の会社は 私のような例外を除いては質の高い社員ばかりだったので、量より質で かつ20万人以上の社員を抱え、多分総合生産性はずっと上だったものと思われます)、
北アメリカだけだと2万6千人くらい、
世界51か国に支社が存在する、創業40年以上の大規模グローバルカンパニー でした。
しかも週に2回入社オリエンテーションが開催されるほど新入社員は多く、
本日私と一緒に入社した、北アメリカの新入社員は25名以上もいました
新卒の子もいましたが、もちろん日本人は他にいませんでした(というか、中国人も韓国人もいなかった気がします)
また、オンラインでの開催だった理由も、アメリカ全土、異なるタイムゾーンを網羅して開催する必要があったためだと思います。
・・とりあえず「組織の規模が大きい」というのは安心につながると思います
さて、本日のオリエンテーションに参加するに際して 少し心配していたのが、このオリエンテーション、本社であるインドの人たちがスピーカーだったら 英語が聞き取りにくいのでは?ということでした
インド人の英語というのは、知る人ぞ知る、特に日本人には聞き取りにくい独特のアクセントが満載で、
そして文法的に滅茶苦茶であっても自信満々にものすごい早口でしゃべる人が多いので、
聞き取るのが結構キツイのです
ちなみにインドは(地域にもよりますが、少なくとも都市部では)公用語は英語であり、学校でも英語で教育を受けていますので、彼らは英語そのものには慣れており、当然のように早口になります。
そして、恐る恐るオリエンテーションに参加してみたら。。
幸い、HR(人事部)は北アメリカ専門のHR部門が存在し、当然アメリカに住んでいる人たちが我々アメリカ住民のHRコンタクトということで、本日のスピーチも 普通にアメリカ英語で話す人たちだけで行われました
ただ、そのアメリカ専属HRの中の一人は 名前は完全にインド人の名前で、カメラの映像で見る限り少なくとも半分くらいはインド人の血が流れていると思われる方だったのですが、
話し方は完全にアメリカ英語で、おそらくアメリカ生まれかもしくはアメリカ生活が長いのだと思いますが、
それはいいとして、問題は、
その方が、この会社の経営トップ陣(当然インド人の名前が半数以上)を紹介する際に、
その経営陣のインド人の名前をうまく発音できなかったのです。。
「サ、サンジャハ・・・、サンジュリハ・・・、サンジュラ・・?」みたいな感じで どもってしまって名前をまともに読めず、
思わず「アンタはインド人じゃあないのか?!そもそも経営陣の名前を言えないのか?」と突っ込みたくなるところでした
(まあそれを言ったら、名前が例えば Yoshida であってもまったく日本語を話せない、日本人名に精通していないような感じの人はアメリカにはゴロゴロいるので、それと同じでしょうね)
また、新入社員オリエンテーションは明日Day2も予定されております
前の会社のアメリカ本社では新入社員オリエンテーションは1日で終了し、しかも内容も凝縮されていて洗練されておりましたが・・
まあそのあたりは今の会社がどうこうというより、前の会社が如何に素晴らしい組織だったのかを思い知らされることとなったのでした。
ただそれでも今の会社も、組織としてはしっかりしている 安定感のある会社、という背景が見えた一日目でした。
新しい仕事が決まってから、結局一か月くらい夏休みモードで過ごしてしまいましたが、
(採用が決まった時の記事)
ようやくバックグラウンドチェックがClearedとなり、今週後半から新しい会社に入社することとなりました
バックグラウンドチェックが滞っていたのは学歴証明をとるのに時間がかかっていたからですが
(関連記事)
委任状を大急ぎでアップロードした後でも2週間以上かかった計算になります
まあ、大学側が依頼を受けてから学歴証明を発行するまでに1週間くらいはかかるので1週間はしょうがないとして、
残りの1週間~10日程度はなんだったのかということですが、
ポイントは2点ありまして、
1. 本人の身分証明 は 日本で有効なものでなくてはならない
学歴証明発行依頼をする場合、本人の身分証明を提示する必要がありますが、(委任状を使って第三者が行う場合には、本人及び委任された人の身分証明が必要)
私は当初、ワシントン州のDrivers License を提示していました。(というか、先方がそれを提示しろといってきたので)
ところがアメリカのDrivers License は日本国内での身分証明としてはNGだったようで(少なくともうちの大学ではダメだったらしい)
後日、パスポートなどの日本で通用する身分証明を提示しなおしなさいという通知がきました
・・最初からパスポートを提示していれば、もう数日早められたのかも知れません。
2.委任状は、デジタルではなく紙のものを郵送しなければならない
委任状が必要と分かった日に、バックグラウンドチェックの会社のサポートに問い合わせてオンラインにUploadするだけでよいか、それとも紙のものを国際郵便で送らなくてはならないか聞いたところ、
オンラインでいいということではありましたが、
念のため私は両方(オンラインと郵送)やりました。
そして後日「委任状は国際郵便で (バックグラウンドチェックをしている会社の)日本支社に送りましたか?」という問い合わせがきました。
・・おそらく、紙の委任状が届くまで申請しないつもりだったと推測されます
という状況から、余計に時間がかかったものと思われます。
そんなことなら多分、自分で学歴証明書申請書を記入して大学に国際郵便で送り、証明書をそのバックグラウンドチェックの会社の日本支社に送ってもらうように記載すればもっと早かったような気がしますが、
まあ多分、申請手続きもそのバックグラウンドチェックの会社の業務の一環と定義づけられているのでしょうね
また、今度の会社のバックグラウンドチェックではDiploma(卒業証明書)だけのチェックだった、つまり成績がどうであれ卒業してさえいればOKだったわけですが、
会社によっては Transcript(成績証明書)を要するところもあります。
2か月くらい前に応募しまくっていた会社群の中には、応募の際にGPA(全科目の成績の平均)の記載を要求してくるところもありました
現実的には、新卒者ならともかく、我々の年代で当時の学校の成績など提示してもほぼ無意味だと思いますが 多分古くからの慣習で学校の成績をチェックすることにしているのでしょうね
まあ、とにもかくにもバックグラウンドチェックも終わり、入社日も確定し、実に57歳にして新入社員になります
・・もともと、前の会社に60歳まで社員でいられるとも思っていませんでしたが、57歳で新入社員になるイメージも持っていませんでした。
まあそれを言ったら、20代のころまでは永住権を取得してアメリカに住み着くイメージも全くもっていませんでしたので(逆に、日本列島を一度も離れることなく人生を終えるイメージは持っていました)
人生どう転ぶか全く分からないものですね
明日からまた、新しい会社の社員証をもらって
このブログも、次の記事からが第二部、ということになると思います
でも、所属組織は変われど目指すところは何一つ変わらず、再びIT業界の世界の最高峰を目指して、新しい一歩を踏み出したいと思います。
しばらく前の話ですが、隣町のDowntownにて、ドイツ車の展示会がありました
(関連記事 - 去年のイギリス車の展示会)
ドイツ車といえば、やっぱりポルシェ
たくさんのポルシェ911が所狭しと並べられていました。
また、車の展示会というと だいたい大きな犬がたくさん見られます
おそらくは車で一緒にドライブしている犬ちゃんたちが、オーナーと一緒に来ているのだと思われます。
また、展示会で見た車ではありませんが、以下のような感じでメッセージを車のリアウインドウに書いて走っている車も時々見かけますが
(思わず小さな花束でも置いて行ってあげたくなるようなメッセージ!)
思えば日本ではあまりこういったリアウインドウのメッセージは見られなかったように思います。
それは文化的な背景の違いと、車検があるなしの違いによるところが大きそうです。
とりあえず車検に通るかどうかという観点でいいますと、
日本では、リアウインドに対する規制は フロントや前側の席のサイドウインドウと違って緩いそうで、視界を妨げない程度であればステッカーなどを貼ってもOKなのだそうですが、
その「視界を妨げない程度」という基準が曖昧なので、やっぱりやりにくいというところがあるかも知れません
一方アメリカでは、そもそも車検という概念がありませんので、日本では絶対無理な改造も結構行われているのが現状のようで、リアウインドウに文字を書くなど警察も含めて誰も気にしていないような風潮があると思います
フロントガラスに平気でステッカーを貼っている車も見かけま
また、日本ではNGな、ボディを10ミリ以上はみ出すタイヤ・ホイールを履いた車も、アメリカでは全く普通に乗用車として公道を走っています。
というか、アメリカでは大きなピックアップトラックやオフロード車を乗用車にしている人は多く、そういう車はもともとタイヤがボディを大きくはみ出しているのが一般的です。
多分新車としてディーラーで売られているときから大きくはみ出しているはず。
ということで、アメリカの車の改造規制に関しては 日本に比べてかなり緩い というのが現状だと思われます。
ただ、だったらどんな改造もOKかといえば、当然ですがそういうわけではなく
特に事故やトラブルがあった際に変な改造をしていると相当不利になってしまうそうなので、
(まあそりゃそうだろう。。)
「改造による損失・損害は自己責任」というところになるかと思います。
でも以下のような日本でも見られそうなシャコタン鬼キャン マフラーうるさめの準ヤンキー仕様車?(ちなみにうちの向かいに停まっていた)が、事故を起こしたときに問題になるのかは不明です