いまのしゅんかん -46ページ目

デンマークの9時4時のキラキラライフ

 

昨日は友達と久しぶりにサシで飲みに行ったけど楽しかった。

仕事の話、家の話、育児の話、トレーニングの話と話が尽きなかった。

今の仕事に就職してからも色々あって、うちの会社と同じように、何人もの解雇を目の当たりにしてきたようだが、ある業務で完全に任されるようになって、アイデアを持ちながら開拓していてすごいなと思った。

 

その中で、最近日本のメディアやSNSで、デンマークの「9時4時勤務」が持て囃されるようになっていることに違和感がある、という話で盛り上がった。

なぜかというと、彼女の生活は決して日本人がイメージするような自由のあるキラキラライフではなく、会社の仕事にプラス、二人の小さな子供がいて、16時に保育園で迎えに行った後、17時半には夕飯を食べ、20時くらいまでには寝かしつけて、その後ご主人と交代で走りに行くという。そして、最近、下の子の保育園の役員会に補欠要員としてだが参加するようになったそう。

 

そうなのだ、、、9時4時勤務ということは自分だけがそうなのではなく、多くの人がそうなので、保育園も日本のように長く預かってくれないし、なんだったら、歯医者も、クリニックも、銀行とのミーティングや、配管工、電気工の業者とかもほとんどが勤務時間のサービスしかないので、自分の仕事と、プライベートの用事との両立が結構大変だったりする。

私は、娘が3歳になるまで日本でワーママをやってて、デンマークにPhDとして移住してきたので、最初は慣れなくて大変だった。

授業があると、16時半まで拘束されるのに、終わってすぐに保育園に迎えに行っても、嫌味をたらたら言われる。17時が閉園時間でも、そこまで残っている子供はほとんどいない。友達の保育園は、やはり17時が閉園時間だが、15時半のお迎えがピークで、16時でもほとんど残ってないそうだ。

 

私の場合は、途中で息切れしたため、週37時間から27時間に減らしてもらったが、娘が小学校に入学した半年後に博士号を取得してからはさらに多忙の日々だった。

最初の2年間くらいは13時とかに学校が終わり、あとは学童で過ごすのだが、さすがデンマーク、学童でも別に手厚くお世話してくれるわけではないので、その頃から徐々にクラブ活動を親がアレンジしなければならなくなってくる。

娘は、学齢期前に体操教室とバレエ教室を経験し、さらにスカウトのクラブにも入っていたが、小学生になってからバスケットボールクラブに入会し、その送り迎えが大変だった。途中から行きは自力でバスに乗って行ってもらうようにしたが。

あと、水泳が教育に含まれていなかったので、クラスメートと一緒に金曜日の15時とかに始まるクラスに通わせ、他の保護者と連携して交代で送り迎えもした。娘はデンマークのプールの水温の低さに辟易し、半年で辞めてしまったのだが。

 

じゃあ子供がいなければもっと楽なのでは、ということにもなるが、確かにそれは「イエス」、でもそれがすぐに「キラキラライフ」かというと、多くの日本人はそう思えるかは懐疑的である。

私は、娘が高校生になったあたりから、子供の手がほとんど離れ、時間を持て余すようになった。

しかもちょうどその頃に友達の多くが子供を持ったり、引っ越したりして遊ぶ人もいなくなり、やることもないのにただひたすら時間だけはあるという状況に、孤独感がむしろ増すのだった。

すでにデンマークに10年以上いて、やっとデンマーク人が趣味やプライベートのプロジェクトをたくさん持っている理由を理解したのである。

 

趣味のない日本人も結構いるけれど、それは忙しいから時間をやり過ごせてしまうからだと思う。

しかしデンマーク人は、小さい時からずっと自由な時間がたくさんあるので、自分でどのように過ごすべきかよくわかっている。

自分でやりたいことを見つけていくことが当たり前のデンマークで、日本人のほとんどが退屈な国だと捉えるだろうと思う。

 

しかし、逆にやりたいことがあれば、デンマークは受け皿がたくさんあって、本当にいい国だと思う。

金曜日にバーで話した若い子は、デンマークでの障害者ケアや高齢者ケアにとても興味持っていて、関係した活動をやってみたいというので、昨日サラッと調べてみたけど、色々オプションが出てくる、出てくる。

とりあえず、障害者協会のサイトを紹介していたけど、さらに赤十字の高齢者宅訪問ボランティアと、仕事検索プラットフォームでの高齢者施設での無資格アルバイトのリンクを送っておいた。

 

そういえば、金曜日に、電気工作が好きな人と話が盛り上がったものの、同時に彼が心底羨ましそうな顔をしているのをみて、私やその人は職場にラボやワークショップがあるから、自分の創作欲を満たせているけど、コンピューター仕事の彼にはその機会がないから自宅に作業場を欲しがっている気持ちをやっと理解し、深く反省して家探しをシリアスに再開させた。

今日、娘も一緒に3人で、テラスハウスと一軒家を見に行ったが、テラスハウスは安いけど安普請でイマイチ、一軒家は大きくないけど地上階が吹き抜けになっていてとても気に入ったので、明後日銀行とのミーティングもあるし、もしかしたらその家の購入プロセスに入るかもしれない。

日本人研究者交流会

 

今日、コペンハーゲン大学まで、日本人研究者の交流会に夫婦で行ってきたが、場違いかもと懸念しつつだったけど楽しかった。

私は午後にミーティングを入れられたので、途中抜ける羽目になったのを後悔するほど。

もう10年以上前だったか、大使公邸で開催された交流会もあったけど、その時は場をセッティングされただけであまりじっくり話せなかった覚えがあるが、今回久しぶりにあってだいぶ事前に打ち合わせされたようで、まずアイスブレイクという初対面の人と話す場が設けられ、さらにワークショップと夕方からはバーで飲みだったので、色んな人と話すことができて楽しかった。

 

まず、コペンハーゲン大学で研究センターの副センター長をされているという教授の方のトークだったのだが、面白かった。。。

英文科出身で保険会社に就職したものの半年で辞め、とりあえずエアロビのトレーナーで食っていたが、そこで色々聞かれるようになり、体育生理学で修士に入り直し、運動することによる生理現象を科学的に追求する研究の道に入り、海外で自分のラボまで作り、挙句に大組織のトップまで上り詰めたという。。

ちょうど、血液検査の結果をもらい、検査した29項目の成分をそれぞれ調べたところだったので、興味深い内容だった。

 

しかしその後のパネルディスカッションのテーマは、デンマークで研究者として生き残るためにどういう努力をしてきたかなどの話だった。

三人理系で、一人文系の方だったのだが、やはりその社会学の方は研究費というか、自分の給料分の資金を調達するのもかなりstruggleされているようだった。なんと一年に15件もグラントに応募するらしい。

かといえば、工科大学の知人である教授の方は、グラント獲得にあまり苦労していない感じだった。まぁうちも比較的採択率は高いので、エンジニアリングはまだ比較的容易なのかもしれない。

 

午後はさらに、日本とデンマークのコラボをどのように促せるのか、といったようなことをグループに分かれてディスカッションしたらしい。

どうも日本からはそれほどお金が出ないので、そこがネックになりやすいようだったが。

 

そして途中からしか聞けなかったが、知人のトークもあって、それも興味深い内容だった。

彼女のキャリアパスもかなりユニークで、日本での教育から就職先、デンマークで受け直した教育は関連がないわけではないけど、一貫して同じ分野ではなく、挙句に大学にアカデミアとして働き始めてからも、大学の政治的事情から、やはり彼女の専門性からは逸脱した内容で研究するしかなかったという。

しかし観光ビジネスのコンソーチウムプロジェクトをオーガナイズして成果を得て、日本での学会で発表したら、なんと化粧品会社から声がかかって、別のプロジェクトを立ち上げ、4年経った今、商品化されつつあるという。。。

そして今は、人種によって人の無意識バイアスがかかっているかもしれない研究をやってみたいという。めちゃくちゃ興味ある。。。

私がアジア人女性だから無意識に存在感が消されているのか、科学的事実を知りたい。

(具体的な例として、私が入社した時デンマーク語を解さないのにランチで英語になることは皆無だったが、今、イタリア人同僚がいると、必ず英語に切り替わっているという。。)

 

バーでは、23歳の女の子が、テレビでデンマークで運動中の測定でその生理的現象の研究に興味を持ち、地元の大学で理学療法について学び、奨学金をもらって2ヶ月間コペンハーゲン大学に来て、この夏から正規に修士過程に入学したという話に興味が湧いた。

研修で、日本の緩和病棟で高齢者の延命治療を目の当たりにし、デンマークでは世界一寝たきり老人になる率が低いと聞いて、さらにデンマークに興味を持ったという。

 

また、50歳でデンマークに移住した人の話も面白かった。

なんとデンマークの大学から直接オファーされたそうなのだが、小学校の時からプログラミングをし、電気工作が好きで自ら装置も作ってしまうようなスキルを持っていらっしゃるようで、なぜ引き抜かれたのかよくわかるような気がした。

エンジニアでもいける研究者は、世界中重宝されるであろう。。。

 

自分のやりたいことをはっきり持っている方々ばかりで、刺激を受けるばかりだった。

それにやっぱり違う分野の人と話すのも楽しいなぁと思った。

更年期障害疑い

10月に入ってすぐ、ウィーンから帰ってきた週はものすごく調子が悪く、頭痛が酷くてアスピリンを飲んでみたものの、それほど軽減されないだけでなく吐き気も催すなど、大変な目にあったのだが、もしや更年期障害かもしれず、いずれにしても一度クリニックで相談したかったので、予約したのだった。睡眠もイマイチで、ホットフラッシュみたいのもあり。
、、が、最近は予約なしで朝一番に診察してもらうのがメインになったようで、予約で対面での診察の時間はほとんどなく、1ヶ月先の予約となったのだった。
 
それで先週木曜日にクリニックに行ったのだが、その診察では特に何もなかったものの、年齢も年齢だし、血液検査をしてみてはどうかと言われ、火曜日の早朝に血液の検体採取をアレンジしてくれたのだった。
 
そしたら翌日には返事が来て、良い結果だったとのこと。

 

 

なんと29項目も!
 
ナトリウム濃度
リンパ球
甲状腺刺激ホルモン
白血球
乳酸脱水素酵素
好中球
悪玉コレステロール
VLDLコレステロール
アラニンアミノ基転移酵素
非善玉コレステロール
単球
好塩基球
中性脂肪
ペルオキシターゼ非染色性大型細胞
血小板
ビリルビン
反応性タンパク質
アルカリフォスファターゼ
HbA1
GFR(糸球体濾過量)
アミラーゼ
アルブミン
善玉コレステロール

カリウム

コレステロール

ヘモグロビン A1c

ヘモグロビン

好酸球

 

てっきり、ホルモンの量を測定するのかと思いきや、腎臓と肝臓の機能を調べる検査だったらしい。

幸い、全てが基準値内だったのだが。

歯が弱いし、炭水化物が大好きなので懸念していた糖尿病のリスクもない数値だった。

 

しかし酷かった10月頭から頭痛もないし、メンタルの調子も良く、とりあえず今は更年期障害をそれほど感じずにいる。

 

最近は、週一度という頻度になってしまったが、ジョギングも続けている。

 

 
走るのは好きではないし、日が短くなって帰宅時には暗くなっているから、走る前は重荷を感じたりもするけど、間をあけてリセットされるのが怖いから無理矢理走る感じ。実際に今日はまる1週間ぶりに走ったが、心持ち体が重かった。これ以上は間隔を空けられない感じ。
でも、走るとやっぱり気分が良くなるし、更年期障害の症状を軽減する一番いい方法は運動らしく、特に有酸素運動が効果的らしいので、ジョギングが一番いいかなぁ、と。なんだかんだ30分ちょっとで済むし。
調子が悪くなったのは、オフィスが引っ越して歩くことが激減したことにも関係するだろうと思うし、なんとかジョギングを続けていきたいと思う。

習い事も自主的に

 

昨日お稽古だったので、師匠に陶芸の話をしたら、やはりデンマークは手取り足取り教えるような文化ではないので、散々道具を作りまくっている師匠でさえ、デンマークで習ったのは4回だけ、あとは工房にお金を払って自分で勝手に作っているそうである。

私なんか、手捻りと板作りは教わったけど、造形は何も教わらなかったと言ったら、デンマークではありがち、、と言われた。でもパフィンちゃんは気に入っているけど。

 

なので、お願いして本を借りてきた。
師匠でさえ、お茶碗を作ったことはないという。。。うーん、、やはり無謀だったのか。
でもやっぱり次回は挑戦したい。
 
それに対し、茶道は手取り足取り。
ストックホルムのセミナーに一緒に参加したデンマーク人は、師匠に、セミナーはあまり参考にならなかったと言っていたそうである。
彼女は、もう淡交会を抜けたデンマーク人の先生に稽古をつけてもらった人で、確かにいろんなところで細かい所作が違うのが見られ、私はいなかったけど彼女がセミナーで稽古つけた時はおそらく色々と指摘されただろうと思われる。
だけど勉強熱心だし、お茶のために自らいろんな活動もしていて、デンマーク人らしいといえばデンマーク人らしい。
私もどちらかといえば、デンマーク式が好きで、1から10までみっちり誰かから「教わる」よりも、自ら切り拓いていく方が好き。お茶をモチベーションに陶芸を始めたくらいだし。
 
そういう意味では、彼なんかもあんなにスキーが上手なのに、一度もインストラクターをつけたことがなく、全て自分で動画を見ながら学んだというし、今もテレマークを勉強しているし、デンマークのやり方が合っているのかも。
 
とはいえ、昨日のお稽古は、セミナーで全てを正されたことを言った私に師匠が火がつき、改めて基礎から学ぶ、というものだった。歩き方、座り方、立ち方、お辞儀の仕方、、、そして割稽古。
まぁ師匠も、デンマークにいて長いし、私が間違っていても、細かいところまでいちいち指摘しなかったのだろう。しかし今後は厳しくしていく、とのことだった。
ただ、師匠は私があれこれ言っても聞いてくれる人なので、完全に一方通行というわけでもなく。
 
しかし、綺麗な作法を身につけたいので、しばらく粛々と教わりたいと思う。

陶芸で失敗

昨日、陶芸だったのだが、乾かす時間を考慮し、実質最後の成形の日だと聞き、念願だった抹茶茶碗に挑戦することにしたのだった。

 

この形から、底は板からの成形で、壁は手びねりでやることにし、まずはラップを貼る。

(しかし、これが失敗の始まりだった。。。)

 

まずは底だけのせてみるが、、、

すぐに間違えていることに気づき、、

 

やり直し、、、

 

型がつくように、表面だけドライヤーで乾かす

あまりやりすぎると、続きができなくなるので、乾きすぎない程度にとめる。
 
しかし、忘れてて新しいラップのままやったので、粘土がはがれにくく変形した挙句、型がつききってなかったせいか、手びねりで壁をのせていくと重みで広がってしまい、やり直すことに、、、

 

今度は壁の途中まで型だしすることに、、、

 
しかし、やはりドライヤーで乾かすのが不十分だったせいか、これでもなお底が重みに耐えられず、手びねりで壁を重ねていくにつれ、どんどん底が落ちていき、真ん中の円の境界線でクラックが入り、しかも二度もドライヤーを使っているので粘土も微妙に乾いており、これ以上修復不可能と判断し、やめることに。。。。
水をたくさん吸わせて、粘土としては復活させたが。
あまり乾かしすぎると、手びねりで継いでいくことも難しくなるし、塩梅が難しい。。
しかしいっそのことすべて板からの型だしじゃないと不可能に思えてきた。。
 
とりあえず、来週またトライすることに。
でも先生いわく、茶碗を作るのはとても難しいとのこと。

初心者クラスで挑戦するのは無謀だったかも。

しかし試行錯誤するのも楽しい。

20周年

2004年11月11日にブログを開設してから20年たった。

 

それまで日記プラットフォームでポストしていたのだが、離婚することになって元夫にそのサイトを閉鎖してほしいという条件も含まれていたので削除し、しばらくオフラインでしか書いてなかったのだが、デンマーク人との新しい日々にネタがたくさん出てきてまた発信したくなったため、最初はデンマークということを伏せ、当時としてはまだ珍しかったブログでアカウントを開設することにしたのだった。

 

途中で隠すことが苦しくなり、デンマークであることを明らかにしただけでなく、今では一応匿名のままだけど、私のことを知っているひとであればすぐにわかるであろう内容であり、夫もよく読んでいてたまにコメントするくらい、時には私のほうからまだ読んでないの?とプレッシャーをかけるくらいオープンにしている。

知人友人にブログを書いていることは隠してないし、聞かれれば教えている。今時検索すればすぐに出てくるだろうけど。

泊まりにきたノルウェー在住夫妻は、「ノルウェー」「山スキー」であっさりこのブログにヒットしたそうである。

 

20年前はアクセス数も多く、アメブロでブログを書く人もものすごく増えたが、別のSNSが流行るのに伴い、ブログも下火になってきたのか、アクセス数もグッと減った。

それでも私はアメブロをまだメインにしている。

今、長文が嫌われるそうだが、私は考えながらだらだら長文を書くことが好きなので。

 

二度の離婚をして、帰化もして、3年前に再婚してコロナ禍も開けて、やっと平穏な日々が、と思っていたら、世界情勢は不安定になり、今も考える日々である。

来客

 

昨日、ノルウェーから夫婦で泊まり客がきたのだが、楽しかった。。。

今日はルイジアナ美術館に行くと言うので、のこのことついて行ったけど、私は久しぶり、彼は初めての訪問だったのだが、面白いテンポラリー展示もあって良かった。

 

 

スイスのFranz Gertschという、写実主義アーティストの展示で、遠くから見るとまるで写真のようだが、近くに寄ると普通の絵画であり、この作品はなんと木版画。しかも、雲肌麻紙という日本画専用の和紙にうつされているのだが、きめ細やかな表面がいい感じで立体感を出すという。近くで見るとただの点々なのに、離れてみると雪の質感がリアルに現れ、ついつい里心がついてしまった。。。。まだ来年の日本のスキー旅行を具体的に決めてないけど、やっぱり厳冬期に森に入るのも捨て難いね、、と。

 

昨日は昨日で2時まで話し込んでしまった。

20歳くらい歳が離れているけど、そう思えないほどしっかりしているし話すのが楽しい。

私からすると、配偶者の海外赴任に帯同してきて初めての海外在住なのに、色々調べていろんな経験をしていてすごいなと思うのに、2年経ってまだこれしかできていないと思うのだそうだ。

私の方が、デンマークに移住して2年経ってもデンマーク語どころか、英語もまだかなり怪しかった。旅行もあまりしてなかったし、日々過ごすのに精一杯だった記憶がある。

しかし、私も30歳で日本では一丁前のつもりでデンマークに移住したから、デンマークで途端に自分が知性がなく、能力のない人間に落ちぶれたように思わされ愕然とした経験があるので、その焦りのような気持ちはよくわかるし、正直、今でも完全に払拭できてないかもしれない。諦観さえ持ってる感じ。日本人の彼が私の自信を取り戻してくれたような気もする。

 

夕飯には、栗ご飯にニシンの南蛮漬けと揚げ出し豆腐を用意し、またデザートとしてまだ早いけど、私レシピのブラウンクッキーとデンマークのクリスマスデザートのライスプディングを用意した。

 

 
似たデザートはスウェーデンにもノルウェーにもあるけど、チェリーソースは独特かもしれない。今日の買い物でお買い上げされていた。砂糖は全く入れてなく、米を牛乳で1時間似て、砕いたアーモンドとバニラにホイップした生クリームを混ぜただけでも甘味が十分にあり、チェリーソースの酸っぱ味と非常に合うのである。
 
彼らは再来週末にクリスマスマーケット旅行にいかれるそうである。
楽しみな時期がやってくる。クリスマス大好き。
 
今年は彼らに本当にお世話になり、彼らなしで私の山スキーのブレイクスルーはあり得なかったが、来年もご一緒できたらと思う。

民主主義の難しさ

デンマーク首相のメッテさんは早速トランプと直接電話で話したらしい。

 

 
もちろんメッテさんも、トランプになることのリスクは重々懸念しているが、どうしてトランプが選ばれたのか、理由をあれこれ考えぐちぐち言っても始まらないわけで。
民主主義をどこよりも大事にしているデンマークだから、デンマークにとって不都合な人が大統領になっても、選挙で決まった以上、それがアメリカの民意の結果として尊重しないわけにはいかず。
 

 

前のポストで、ヨーロッパの中でも、カマラハリスをどれだけ支持するかは国によってかなり異なることを書いたが、つくづく、私はヨーロッパの中でも特異な国に住んでいることを痛感している。

 

 
本当にその通りだな、と。
私がデンマークに移住した2003年は、ベルリンの壁が崩壊してから13年経っていたけど、まだ完全に融合はされてなく、東欧諸国はEUに加盟審査されている時で、西側へのムーブメントを感じる時だった。
むしろ共産主義国家から民主主義化への変換が早かったハンガリーが今はかなり右傾化が進んでおり、これはどういう現象なのだろうと考えさせられる。
 
今思い出したのは、
「実はソ連が崩壊して、リトアニアの中高年の人たちはこの変化を快く受け入れているわけではない。」
という、リトアニア人の言葉である。
その彼自身は、能力があり、修士の時にデンマークに移住し、今もデンマークのある企業でエンジニアとしてバリバリ働き、家庭も築いている。
 
前回のポストでコメントのやり取りでも考えさせられたのだけど、どうやって、デンマーク人は民主主義の価値観を身につけていくのか、そして民主主義国家って、パラダイスなわけではないのかもしれないなーと。
 
一つ思い出したのは、娘が小学1年生の時である。
クラスに転校生がやってきて、先生が軽く紹介しただけで、全くケアをしないことにショックを受けた。
日本だったら、先生が、「この子をお世話して、どうか仲良くやってね。」と念押しすることが当たり前だと思っていたので、えっ、それだけ?と思ったのである。7歳8歳の子供なのに、である。
しかしデンマークでは、子供であろうが、転校生の子が誰と仲良くしたいかはその子の自由、そして、クラスの子が転校生と仲良くしたいかは彼らの自由と認識し、あえて先生は何もしない、という姿勢を貫くのだ。
デンマークでは、子供であっても一人の人間として尊重し尊重されることが当たり前で、小さい時から精神的な自立を促されるんだろうな、、と。
 
しかし、もちろんその弊害はある。
デンマークでは、孤独感を感じる人も多い。そしてそうであっても、それを自分がどうにかしなければならないこともわかっているので、自分を追い詰めてうつ病に陥る人も多い。
 
民主主義というのは、自分の自由や権利が保障される代わりに、他人の自由と権利も尊重しなければならないこともセットになっているので、難しいのである。
日本で今、民主主義がナイーブに反応されているのは、まさに自分は自由であり権利も持っていると思いたいけど、他人の自由や権利には寛容になりたくないから、本音のところでは民主主義を受け入れたくないのだと思う。
 
隣人のシリア人に、
「日本では民主主義になりきれてないと貴方は言うけど、じゃあ、政治家の悪口を公で言うことはできる?」
と言われ、言葉に詰まったことがある。
 
そうなのだ。
日本人は、自分が悪口を言う自由や権利はあると思っているけど、他人が自分の悪口を言うことには寛容になれないし、自分にとって不都合なことになることに関しては、他人にその自由や権利はあると思いたくないのである。
Xやスレッズを見てもそれを感じる。
 
民主主義への道は長い。
 
 
追記

バイデンのスピーチ。とても素晴らしい。

「自分の好む人が選ばれる時だけ国を愛するということはできません、自分の意見と同意する時だけ隣人を愛するということはできません。アメリカの選挙は、公正で透明性があります。その結果に信頼しましょう。」

やっぱりいい大統領だったな、、、

 

悪夢

最近のメディア、金曜日の社長の言葉、そしてブックフォーラムで散々トランプが大統領になる前提で話されたことで心の準備をしていたとはいえ、やはり今朝はショックだった。。。。

 

 
そして、昨日いろいろ調べて計画していた実験も悉くうまくいかず、、、、

 

久しぶりに大学のストリートフード「Yatai」でイカ焼きを頼んだ。

 
圧倒的にトンカツ弁当が人気だったけど、イカ焼きもイカがプリプリでおいしかった。。。
Stick´n Sushiの元オーナーのハーフジャパニーズの一人が始めたお店で、もう10年近く経つけどいまだ人気。
 
しかし皮肉なことに、予測通り株は爆上がりし、私の投資信託もたった1日で12万円も値上がりし、年金口座は20万円も跳ね上がった。いずれも寝かしているお金なので、利益を確定するつもりはないけど。(もっとも、年金口座は年金者になるまで手をつけられないのだが。)
トランプは減税を公約しているので、それに対する好反応であろう。
しかしこれで本当に得するのは富裕層で、さらに貧富の差が広がると思われ、トランプの支持層が期待していることではないと思う。
 
数日前に、興味深いポストが流れてきた。
ヨーロッパの各国で、トランプかカマラハリスどちらに投票するか、という調査結果である。

 

デンマークが圧倒的にカマラハリスへの投票率が高い。

 
よりGDPの高いスイスの方が順位が結構下なので、必ずしも経済的状況が傾向を決めているわけではないと思う。
それにしても、ヨーロッパの中でもこれだけ差があるとは。ハンガリーとかセルビアはわかるけど、スロバキアもそうか、、みたいな。
 
日本など、トランプによって関税が上がればより経済的に厳しくなるだろうし、防衛は完全アメリカに依存していて、アメリカを優先させたいトランプになって防衛に対する懸念が増しており、実際NHKニュースでは、それを懸念する産業界の方々のコメントが見られたが、それでもトランプを支持する人もそれなりにいるのは、国益ではなく、イデオロギーの問題なのかな、と思う。
 
デンマーク人も、国益に関しては、前回のトランプ政権の時もなんだかんだ実害はあまりなかったのでそこまで悲観しているわけではない。トランプはNATOを嫌いだけど、アメリカの軍事産業も大きいので、なんだかんだ寄与率を下げないと思うし。
何かを変えれば、別の弊害が出てくるだけなので、そうそう大きく何かを変えることはできないはずである。
ちなみに、アメリカで中絶を違法にした州は、産婦人科医が集まりにくくなり、お産をみれる医者が少なくなって困るようになったらしい。
 
デンマーク人がトランプを嫌がっているのは、政策よりも人間性のせいだと思う。
人を尊重せず、自分の思い通りにならなければ協力したくない。
相手に対するリスペクトを基本としているデンマーク人にとっては、トランプは本当に嫌なタイプなのだろうと思う。
だけど逆に、そういう民主主義的な価値観にお腹いっぱいで、強く引っ張ってくれるであろうリーダーを求める人にはトランプは好ましく映るのかもしれない。
 
これからの4年間とても気が重いが、せめて、ほとんどの人がトランプをよく思わないデンマークにいて良かったと思う。

パフィン

今日の陶芸クラスは、造形物をやるというので、急に言われてしばらく何を作るか考えあぐねたが、ちょうど傷心になっているパフィンを作ることに。
 
フェロー諸島で購入したガラス製のパフィンが埃で汚れていたので、お湯で洗ったら、接着剤でくっついていた足の板がパカっと剥がれてしまい、ちょうど実験でポリマーの硬化をやっていたので、残った材料で接着させようと実験室に持ってきて直そうとしたのだった。

 

 
しかし1日経ってもまだ固まりきれず、しかもポリマーが流れていてそこについていたので、それをとり、クランプを緩めて立たせ、その後別の作業をしていたらパフィンにぶつかってしまい、落として割ってしまったのだった。

 

ガーン、、、、、

 
そんなわけで、パフィンの写真を取り込み、見ながら成形を始めた。

 

おっ、割とすぐにそれらしき形に。

 

でも、真正面からの形も整えないと。。。

 

頭が大きめなので、胴体に粘土を足し、、、

 
それから、ドライヤーで表面を乾かし、底から粘土を掻き出した。
そうしないと、乾かないそうである。
 

完成

 

初めてにしては上出来?

というか鳥があまり難しくないかもだが、、

 

デンマークらしくみっちり教えてくれるわけではなく自主性が問われるけど楽しい。

来週から、茶器作製を始めたい。