コロナ禍の中で海外旅行が縁遠くなって恋しくもあり、少し思い出していました。
ダイエットコーチの仕事をする前、
私はレポーターの仕事をしていてありがたいことに外国に行く機会が多くて、その後も海外によく行っていて、振り返ってみたら今までに30カ国くらい旅をしていました。
その中には危険なエリアがあって、
死にかけたり、命が縮まった経験もあるので紹介したいと思います。
あくまで私の経験談です。
【危険な国ランキング5位】
メキシコ
レポータ時代に訪れました。
運悪く、成田空港が大雪のため飛行機が全部止まって、
成田空港の床に寝たのが前日。
本来はL.Aに行って、そこから船で南米に降りて旅をする予定が飛行機を急遽変更して、メキシコにGO!
メキシコ側はなんにも悪くないのですが、飛行機にのせた私の荷物はアイスランドに行ってました。
昔勉強していた拙いスペイン語で交渉するも、スタッフ全員無関心。
スーツケースがアイスランドで、手荷物だけで始まった旅。
メキシコでは船に乗って海を探索しましたが、普通に船で遭難しました。
スタッフの人はまたもや無関心。
6時間くらいどこかわからん海上を漂っていました。
街には行ってないのでギャング的な怖さなどは体験していませんが、
海外で船が壊れて連絡がつかないのは怖かったですね。
あと、椅子に座ったときに肘置きに手をおいたら20センチぐらいの蛾がとまってて、
完全にブニュッと握ってしまったとき、ゾッとしました。
毒があったら終わったなと。
危険な国ランキング4位
フィリピン
私が行ったのはマニラではなく、セブなのでフィリピンの中では治安がいい方だそうですが、私達学生はリゾートエリアでなく、ローカルエリアで暮らしたので、学校の先生にとても注意をされていました。
移動はタクシーで!とか知らない人についていかないとか。
毎日のように韓国人、日本人、台湾人の誰かしらがスマホなどを現地の人に盗られていました。
知人はジプニー(乗り合いトラック)で銃をお腹に突きつけられて、お金とスマホを盗られていました。中身のデータは全部消された上で、翌週に路上の店で売られていました。
狙われたら素直にスマホとお金を渡しましょう。ゴネたら撃たれます。どっちにしろ盗られるし、二度と戻ってきません。即座に諦めましょう。
私がいた1ヶ月弱の間にも同じエリアで2名亡くなりました。
おしゃれして、ブランド物のピアス(ぶら下がってるタイプ)をつけていた女の子は、オートバイに乗った男の人にすれ違いざまにピアスを奪われ、耳がちぎれました。
南国リゾートだからとおしゃれしてたら危ないよ。
街とかスラム街に行くときは5名以上のグループで必ず行動することです。
特に女性は危険。日常生活の行動は2人以上で。
私は事故にあって病院に通うため、1人で行動を余儀なくされたので、念のために肩掛けバッグにそこらへんで拾った鉄パイプを忍ばせてました。
タクシーは連絡先を聞いて、いつも同じ運転手さんにお願いしていました。
女ひとりで手負いなので、そのほうが安全。
あと、野犬が多くて、歩いていると付いてきます。何匹も。場合によっては何十匹もついてきます。
犬好きだからかわいいっておもうけれど、怖いのは狂犬病。
致死率100%なので触ってはいけません。狂犬病はフィリピンにはまだまだあります。
怪我をした森で助けてくれた皆さんは本当に優しかった。
セブ島はまた必ず行きたいと思うほど、楽しい場所でした。
でも、危険な場所ではあるので、気をつけて気を引き締めておいて損はありません。
安全でこそ、楽しい思い出になります(人生初めての手術をセブ島でした私がいうのはおかしいけど)
危険な国ランキング3位
ペルー
ペルーやチリ、ウルグアイあたりの海にはオタリアという巨大なアザラシみたいな生き物がいます。
オスは3メートル、300キロくらいあります。メスはもっと小さい。
仕事でその界隈を泳いでレポートということになり、
「オタリアは肉食?」と聞くと「イカとか食べるから大丈夫」と言われました。
思いっきりアンモニアを吸って、鼻をバカにしないと、あまりに臭くて海に入れません。
動物園の匂いの1000倍は臭い。野生動物が大量に生息しているエリアだから自然なことですが。
インストラクター的な人と船から海に入ると、巨大なオタリアが目の前でペンギンを食いちぎりました。
「げぇ!こいつら、人間食べるかもしれん!騙された!」とパニックになって溺れました。トイレの水より汚い海水をごくごく飲みました。
海の上で「サメにおそわれて腕を噛まれたら、絶対に腕を引いたらだめ。引いたら腕は食いちぎられる。押せ!押せば口が開くから逃げろ」というとても具体的なアドバイスも怖かったです。
もしかしたらどこかで役に立つかもしれないので、息子が大きくなったら伝えます。
あと、スラム街と白亜の豪邸街が汚い川ひとつ隔てて、隣同士にある場所に行きました。
右側にあるスラム街はトタン屋根で小屋ってほどの大きさもない。
切り立った崖にあって人間が住める環境ではない。水道も電気もない。
左側にある白亜の豪邸街は東京でも見たことがないような城のように大きく美しい。
水道、電気どころか防犯カメラにライトも完備。
小さな川一つ隔てて世界がまるで違うのです。
これだけ差があれば、スラム街の人々が川を渡って、豪邸街を襲ってもおかしくないと思うのですが、それができない理由がこの川の橋の上にあります。
なんと戦車が常駐しているのです。砲口は常にスラム街を向いています。
戦車に乗っている方に話を聞くと、
取材に慣れているのかふざけて砲弾のスイッチを押すふりをしたりしています。
ピースサインをしたりしていますが、砲弾のスイッチ側の手はキープして動かしません。
衝撃の光景でした。
「この人がボタンを押したらスラム街は一気に吹き飛んでしまう」
そう思うとピースサインにイライラしてなんとも言えない気持ちになりました。
このスラムに住む人にはなんのチャンスもない。
日本にはここまでの差はありません。
誰かに自分の行動で家族や親族ごと殺されることはありません。
自分の環境に感謝しながら日本で頑張ろうと思いました。
危険な国ランキング2位
日本
私の生まれ育った場所の福岡県で具体的にどこかはいいませんが、振り返れば治安はよい方ではなかったかなと。ここに関しては旅行でなく、住んでるので期間が長い分、旅行者には関係ないこともあるかもだけど。
2位なのは、私が小学生のときに誘拐されたからです。
ショックなあまり、記憶が吹っ飛んでいますが、新聞に載ったのと私が連れ去られた森はなくなりました。
それ以外にも、海辺で某国の悪口を言うと麻袋に入れられて誘拐されるとか、暴走族が海辺で喧嘩を始めると近隣の家は専用の連絡網があり、雨戸を閉めたりしないと襲われるとか。
小学生がシンナー吸ってるとか、お祭りの出店の裏に怖い人達の事務所があるとか。
小学生だった下校時に、近所の病院の前に車が止まってて、何気なく中を見たら、血がだらけの人が意識なくて乗っていたり。。。(そこから血が苦手です)
私が高校生のとき、陸上部だったのですが、試合で肉離れを起こして、病院に運ばれました。
待合で診察を待っていたら、腕に包丁が突き刺さったコックさんが入ってきて「すみません!ちょっと先いいですか?」と言われたり、私の診察の前の患者は警察官が3人ついていて、手錠がついている人でした。
診察中は「入院しなきゃいけないけど、うちの病院で女子高生が入院なんてしたらおそわれるから入院は無理」と断られたり。
その病院は西日本で一番外科手術の腕がいいそうですが、患者さんがいろいろなので、経験が積めるんだろうなぁと思いました。
自転車(鍵しめてる)は高校生までに12台盗まれたし、家に帰ってきたら泥棒が出てきて鉢合わせしたりと。
これが当たり前だったものですから、東京に来て自転車が取られなかったり、コンビニでてもビニール傘がちゃんとあることに驚きました。
東京怖いって聞いていたけど、必ずしもそうでないかもなぁと。
東京で、唯一怖かったのは、見ず知らずの黒尽くめの男に自転車で追いかけられて、家までつけられておそわれかけたのの1回だけ。
大好きなふるさと。
今ではすっかり様変わりして、住宅街になり、治安もよくなったそうです。
危険な国ランキング1位
エクアドル
堂々1位のエクアドルは桁違いの危険さでした。
まず空港から出たら銃を持っている人がたくさんいる。
銃と言っても長い銃(名前がわからんけどライフルみたいなやつ)
アジア人とわかるとターゲットになりやすいので、帽子をかぶって髪の毛が見えないようにする。
アジア人はお金をもっているイメージらしい。
更に「女性」とわかっても狙われるので地味な服にズボンのみ。タクシーに乗るときは、後ろの席で荷物はおしりの下か足元に。
買い物袋なんか外から見えたらタクシーごと襲われるそう。
助手席をふと見ると、フロントガラスにいくつかの穴と蜘蛛の糸みたいにヒビが。
通訳の人に聞くと「銃だね」と。
助手席で狙われたら死ぬ。
頼んでもないのにバキバキのカーチェイスをしながら目的地へ向かうタクシー。
お土産屋さんに行くのも日本人経営のところにいかなきゃ危険らしくて、完全に民家のお土産屋にたどり着く。家に入るのに石のゲートが3つもあり、その度にインターフォンを鳴らして入る。
日本語が通じてホッとするも、それを狙った詐欺だったら怖いななんて考える。
お土産屋さんはきっちりしたところでレポートをして終了。
近所の街に厳重警備をしながら向かう。
街の人はなんにもする様子なく、座っていて「何をしてるの?」ときいたら、
「なんかすることってある?」と聞かれる始末。
拍子抜けするくらいのんびりとしていて、壊れかけたトラックの荷台にたくさんの人が乗せられていく。
歌を歌ったり、楽しそうな様子なので「何をしにいくの?」ときいたら「出稼ぎでゴミを拾いに行く」とのこと。
その街の人は客観的に見て劣悪な環境といっていい場所だったが、驚くべき明るさで楽しそうで、日本のことを考えさせられました。
番外編になりますが、
ニューヨークに行って一人でUBERに乗ったら、運転手がずっと話しかけてきて、マンハッタン島を抜けました。私が文句を言ったら、知らない場所で急に「降りろ。金は払え」とのこと。Google Mapでずっと自分のいる場所を追跡して把握していたので、それでなんとかマンハッタン島まで戻ってきましたが。日本人とわかると、文句を言わないだろうと、自宅に連れて行くとんでもない人もいるそうです。
気をつけて!
他にも飛行機トラブルとかいろいろ緊張が走る点はがありますが、海外旅行は得るものも多く、度胸がつきました。
ツアーで行けば安全だと思うのですが、自分で調べていくのも旅の醍醐味です。
全体を通して思うのは、外国では日本と同じ感覚はやめたほうがいいですね。
夜や深夜着の飛行機は危険です。特に女性一人は。明るい時間に到着しましょう。