今回の旅行で、島田に宿泊したのは大井川鐵道のEL急行に乗車するのがメインイベントのためで、その前に島田市役所近くの中央小公園に保存のD51 101号機を訪問しました。
あまりSLには興味が湧かないのですが、以前にナメクジ形のデコイチについて調べた所、1~85、91~100号機がナメクジ形(86~90号機は標準形の先行試作機)という事が解り、この101号機は標準形の量産1号機だという事を知りましたので、ついでと言っては何ですが旅程に組み込む事にしました。
少し早い9時頃に宿を出て、保存場所に立ち寄ってみました。
朝早いので公園は無人でした。
記念すべき標準形デコイチの量産1号機は静かにたたずんていました。
公式側にはキャブに入る階段や上屋柱、柵も無く、理想的な撮影環境で、すっきりと撮影出来ますが、惜しむらくはランボードには転落防止の柵(?)が取り付けられています。
ここでも子供たちの遊具と化しているのがうかがい知れます。
今回は島田市 中央小公園のD51 101号機をご紹介しました。
またここで残念な事を書かなければなりません。
数ヶ月前にこの機関車のナンバープレートが折り曲げられた姿で発見され、公式側換算プレートも破壊されたと言う事で、保存会では島田警察署に被害届を提出すると言う事件が発生したそうです。
またも盗り鉄の犯行か、イタズラなのかはわかりませんが、何のボランティア活動に手を貸してもいない私が言うのも恥ずかしながら、手塩に掛けて大切に護っている機関車にこのような悪行を行い、保存会の方々の気持ちを踏みにじるような輩は許せないです。
また、Twitterにてこの機関車の保存会の方とのやりとりの中で、子供たちの危険な行為について、「ボランティア活動のさなかに機関車の上に登る事があるが、足場も悪くて足がすくむ。そういう場所に子供を登らせて落ちたら怪我ではすまないのに…」と言う旨の事をおっしゃっていました。(誠に勝手ながら引用させて頂きました🙇)
機関車の一番高い所で4メートル近くの高さになる所があります。家の屋根の上で遊ばせる親御さんはいないと思います。
小学生くらいになれば機関車の上に登るくらい平気になってきます。外で元気に遊ぶのは大いに結構な事ですが、そこで怪我でもするような事象が発生すれば、大切なお子さんが痛い思いをするのは当然の事ながら、ここまで大切に保存されてきた貴重な機関車の保存自体が危うくなってきます。
もしご近所に保存車両があり、お子さんをお持ちの方々がご覧でしたら、お子さんの危険な行為にはくれぐれも目配り、心配りをお願いします。
最後は重苦しい文章となってしまいましたが、この後はバスで新金谷へ行き、いよいよ大井川鐵道の旅へと向かいました。
次回はその様子をお伝えしたいと思います。
また最後となりましたが、保存会の方々のこれからのご健勝とご活躍をお祈りして終わりいたします。
撮影年月
2019年11月
場所
島田市 中央小公園
JR東海道線 島田駅北口から徒歩で15分ほど。
島田市役所の裏手にあります。
バスもあります。
しずてつジャストライン 金谷島田病院線 市役所前または郵便局前下車2~3分ほど。
本数は一時間に一本程度、乗車時間は島田駅から3分ほど。
他に島田市循環バスもあるようです。