今週の自然療法の授業は、尿検査についてでした。
この尿検査はトラディッショナルな尿検査という名前がついています。

体に負担をかけずに、代謝異常や内蔵の状態などを調べられると言われ、病院の検査ではなかなかみつけられない慢性膵臓炎なども、この検査で見つけられるそうです。
状態を検査できる臓器は

腎臓、腸、粘膜、心臓、血液循環、肝臓、胆のう、膵臓

方法は、6本の試験管に尿を入れ、3本目~6本目に様々な薬品を入れていきます。
2本目:薬品なし、湯煎にかけるのみ(腎臓)
3本目:ニーランデル試薬 (腸、粘膜)
4本目:エールリッヒ試薬 (心臓、血液循環、胆のう)
5本目:水酸化ナトリウム (膵臓)
6本目:硫酸 (肝臓)

まずは薬品を入れた状態で濁りや色の変化が無いか調べます。
そして、2本目から6本目を湯煎にかけます。
(窓を開け放してたのにも関わらず、教室中がものすごい臭気に襲われました)

2分後湯煎からおろして、濁り、色の変化を見ます。
しばらく抗生物質を飲んでいたという生徒の3本目はみごとに灰色から黒い沈殿物でよどんでいました。ようするに、抗生物質が腸や粘膜に負担をかけていたと判断できます。

また、沈殿物の色によっても、タンパク質や炭水化物がきちんと代謝されているかどうかというのもわかるんだそうです。

さて、私の尿検査。
$ドイツで自然療法士目指す! Heilpraktiker in Deutschland-10.6.16.2
手前が私の。奥がドイツ人の。

先日誕生日を迎えた私。
ドイツでは誕生日の人がケーキなどの差し入れをするのが恒例になっていて、ここはいっちょ寿司でも持っていくか!とはりきって巻き寿司を持っていきました。
ラモス先生もクラスメートも大喜びで食べてくれました。
だって、ドイツの寿司屋は値段が高くて有名だし、そんなにおいしくないし。

そしてこの尿検査時のラモス先生のコメント:
「あんなに健康的な食事をとっているあなたの検査結果は私の予想した通り!どこにも異常が見当たらない理想的な結果よ!」
ですって。

確かに毒々しい色にもならなかったし、沈殿物もほとんど出ませんでした。
みんなの羨望のまなざしが!いや、なんだろう、あれはしらけてたのか?
「私はあんまり肉を食べません、大豆製品が好きだから」
と言うコメントを述べさせて頂だきましたが、確かにここのところ、肉が苦手です。
鶏肉はまだしも豚や牛の焼けた匂いに我慢ができないことも。
ここ数週間は、日本で学んでいたマクロビの本を読み返したり、野菜のレシピを検索したりしています。
息子もほとんど病気になりませんが、そういえば彼は肉よりも魚メニューのほうが大好き。
安易な結論になっちゃうけど、やっぱり病気の原因は肉と食品添加物なのだろうか。

検査薬も薬局で手に入るらしく、子供の体調不良などもこの検査で、体に負担をかけること無く調べられるとのこと。
自分の体調変化を調べるのにもってこいだな~と思いました。
とってもおもしろい実験でした~!