ここのところDr.フォイヒテ女史の授業は依存症について。
前回と、前々回はアルコールとドラッグについて学びました。
今日はドラッグのテストでした。
ヘロインは副交感神経を刺激するので瞳孔が狭くなり、それ以外のドラッグはすべて瞳孔が開くという違いがあるのをきちんと勉強しておいたので、いい点数取れました。
ヘロインは覚醒というより鎮静させる効果があるんですね~。

授業は自殺について。

ドイツの年間自殺率は1万人。
日本の3分の1程度です。
しかも中高年から老人にかけての自殺が多く、いじめによる自殺については触れませんでした。
日本ではだいぶ昔から(自分たちが子供のときから)社会問題になってるというのに。
ドイツではエピデミック的な広がりを見せていないようです。
なんでだろう、とても不思議な感じがしました。

それから自分の診療所に自殺願望の強い人が来た場合の対処:
警察を呼べ。

これにはびっくり。
警察にそんなこと頼めるのですか~?
命に関わることで自分が対処できないのであるから、警察を通して精神科へ入院させてもらうなり何なりしろ、と。
ドイツのおまわりさんも大変なこった。

もしくは、どうしても一人で帰ると言うなら一筆書いてもらう。
「私はあなたを引き止め、精神科へ行くよう強く勧めた、それにもかかわらずあなたは家へ帰ることを決断した」みたいなものにサインしてもらう。
何かあった時の予防措置ですね。

一番穏便なのは、家族が迎えにきてもらってその足で精神科へ行くことなのでしょう。

老人の自殺率が高いことについて、自分の老後を考えてかなり気分が重くなったりしてしまいました。
夫より先に死ぬか、足腰元気なうちに夫が死んで日本へ帰るとか、あ~、あたしの老後どうなるの?