【31】ジャパンEVラリー白馬2019からの帰路_5南条SAで迎えた朝 | エコノミライ研究所のブログ

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「E」lectric「V」iecle(電気自動車)を通じて
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2、文化の未来
3、社会の未来
を探求して行きます。

2019年9月14日(土)、15(日)に亘り開催されたジャパンEVラリー白馬2019にGミーヴで参加した模様をお伝えし、

 

家路を目指す復路の模様をレポートの 5 回目です。

 

白馬村役場で53%まで充電した段階で日本海を目指しました。

17時6分、1箇所目の充電ポイント、道の駅小谷(おたり)に到着。小谷村界隈を過ぎますと、新潟県との県境に差し掛かり、糸魚川市へと国道148号線を只管(ひたすら)北上します。

E8北陸自動車道糸魚川ICより、600km超のEVロングドライブが始まります。

今回も日没後となってしまい、トンネルと橋を交互に進んで行くという半ば孤独なドライブとなってしまいます。

19時2分、次の充電ポイントである、新潟県の有磯海(ありそうみ)SA上り(富山県滑川市栗山松ヶ窪2913-10)までやってきました。

有磯海での充電時間が30分だったのは、この場所でも、若干、寝落ちしていたため、出発は午後8時過ぎとなりました。

西へ・西へと進む北陸道。冬シーズンの道路荒廃に備えて車線規制を施し、路面補修工事をする場所が多かったです。

20時45分、富山県小矢部市浅地171-1にあるところの、小矢部川SA上りに到着し、道中2回目の充電、夜食、小休止を取りました。

E8北陸自動車道富山エリアである小矢部川SA上りを、石川方面へと進み、国境(くにざかい)を通過する関係上、山々を貫くトンネルを、何か所も通過しました。連続するトンネルを、越えても越えても、次のトンネルが待ち構える、といった感じです。

 

夜11時を過ぎた頃に、加賀百万石の国府、金沢を通過。夜の灯りは眩しかったです。

そして、石川県加賀市美岬町ナ48番地外、石川県ゾーンの最南端に位置する、4箇所目の充電ポイントである尼御前SA上りにて、てっぺんを迎えました。

 

9月16日(月)午前0時10分、尼御前SA上りからの出発です。

 

尼御前SAの前に充電した、小矢部川SAで仮眠を取ったので、もうひと踏ん張り、63.5km先の南条SA上りまで頑張れると判断した上での出発でした。

加賀温泉郷、山中温泉の最寄り、加賀ICを過ぎれば、福井県まで、戻ってきたことになります。

石川県内の走行がそろそろ終わりに近づき、北陸地方最西端である、福井県まで戻りつつありました。石川県と福井県の県境エリアは、上り下り、左に右に、という状況はありますけれども、意外にも、連続トンネルのような状況ではなかったです。

坂井市丸岡町にある「女形谷(おながたに)」という名の付くPAも通過。すこうし調べて納得ですが、継体天皇ゆかりの地であるとのことなので、歴史探訪、温泉巡りのため、また訪問したいです。
この辺りでも、路面補修工事が実施されていました。上下合わせて四車線を、上手い具合に規制し、上り二車線か、下り二車線か、のいずれかを全面補修するために必要な工事器具備品も、年々、進化してきたことでしょう。
 
仏教界で大変有名な禅宗の総本山、永平寺へ行くための最寄りインターチェンジとなる、福井北ICまで戻りますと、旧越前国の中心地、福井市が最寄りとなる福井ICです。
福井市エリアを越えますと、再び上り坂ゾーンとなり、トンネルを潜(くぐ)りだします。
トンネルを潜った先は、製麺で有名な武生(たけふ)、眼鏡で有名な鯖江(さばえ)エリア。
 
そうこう(走行!)言っておりますうち
福井県南条郡南越前町下牧谷39にあるところの、南条SA上りに
9月16日(月)午前1時6分、無事到達。
 
道中、睡魔が度々襲っておりましたので、ここ南条で限界、EV用急速充電器の場所にクルマを停め、通算5回目の充電作業をしてトイレ休憩、記念スタンプ押しを済まし、クルマに戻るや否や、楊田家、ここで寝落ち致しました。

 

目が覚めたら、ビックリ!!

夜が、明けていました!

 

初秋とはいえ、夜でも蒸し暑かったため、エアコンを付けたまま、4時間も寝ており、その間の消費電力1.1kWh。次の充電ポイントまでの電力残量の不安を減らすため、10分程度の充電をし、ここ南条SAを後にしました。

 

午前5時40分、南条SAを出発します。

このとき、家の者は未(ま)だ、寝ていました。

夜が明けてきましたので見通しも良く、実質一人でのドライブでも大丈夫と判断した上での出発でした。

すこうし調べましたところ、この辺りは南越前町でして、平成の大合併の折に、旧南条町、旧今庄町、旧河野村が合併して、今に至っているそうです。

全長2760m、今庄トンネルに進入します。

E8北陸自動車道の大部分を利用して改めて思ったのは、トンネルが多い、ということでした。

トンネルが多い高速道路、E2山陽自動車道も、そのような印象があるかもしれませんけれども、

敦賀トンネル上り線3230mのように

全長が1kmを超える長大なトンネルの数では、日本有数の「トンネル高速」と謂えるかもしれません。

北陸自動車道のトンネルには、次のように

パスタの「ペンネ」みたいな形をした独特の入り口をしたトンネルもあります。

また、調べてみないと、確証したコメントができず恐縮ですが

トンネルの先端を尖らせているのは、

大雪時の積雪の影響を最小限とするために形作られたものなのでしょうか。。。

NEXCOさんに、いずれまた、問い合わせてみたいです。

ジャパンEVラリー往路でも、下り車線を利用したE8北陸自動車道ですが、

参加前に経路探索をしていたところ、倉敷からだと、距離的には遠回りだったため、

経路予測上、しばしば紹介されていた、E27舞鶴若狭道との分岐点である、敦賀ジャンクションが迫ってきましたので、

(同じ道を帰るのは、面白くない)と考えた楊田は

未だ寝ている家の者に相談なく、「舞若道」を選択したのであります。

この旅において、全行程の約半分もの距離を利用した北陸道とも、ここでお別れです。

福井県は、北部を「嶺北」地域、若狭湾一帯を含む南部を「嶺南」地域と呼びます。

先述した、南条SAのある南越前町よりも北エリアが嶺北ということらしく

敦賀市より南、といいますか、敦賀市を含む若狭湾エリアが嶺南地域でして、

嶺南地域は、実質的には近畿地区(関西エリア)なのであろう、と個人的に認識しています。

(違っていたら、ゴメンナサイ。)

紹介が遅れました。E27舞鶴若狭道であります。

岩籠トンネル1750mのように、全長1km超の長大トンネルも多いですが、地形的には、中央自動車道ほどの起伏差が無い、ということが意外な高速道路です。

敦賀南は、2017(平成29)3月に供用開始された最新のSIC(スマートインターチェンジ)です。

E27舞鶴若狭道は、当初は「舞鶴自動車道」という名称で、1987(昭和63)年3月から供用が始まって以来、舞鶴エリアまでは完成しましたが、

小浜エリアを抜けて敦賀まで続き、北陸道と接続する計画が承認・建設が実行され

2003(平成15)年3月、舞鶴若狭自動車道と改称され、2014(平成26)年7月、敦賀JCTと接続し、全線開通しました。

E27舞鶴若狭自動車道は、北陸地域の皆様にとって、E8北陸自動車道との代替路線という重要な社会インフラとなっている、と思います。

従いまして、現在のような対面通行による「暫定」2車線区間の多い高速道路なのですが、

全線片面2車線、都合4車線化の計画が承認され、現在も工事が続行されています。

倉敷市民である楊田家は、今回でジャパンEVラリー白馬への参加が2回目でしたので、

最初の参加時に利用した、山陽道、新名神、名神、中央道ルートでは物足りなかったので、

2回目の参加として、当初は山陽道、播但道、中国道、舞鶴若狭道、北陸道というルートを想定していましたが、

対面通行である「舞若道」は制限時速70km規制という道路の危険性が未知数でしたので、

2回目の参加時での往路では、山陽道、新名神、名神を経て米原JCT経由で北陸道、という無難なルート選択をしました。

そうこう(走行!)謂っておりますうち、次の充電ポイントである、三方五湖PAに到達です。

三方五湖PAは、ETC出入口もある多機能なパーキングエリアのようです。

充電待ちでは無いかな?

良かった!空いていました。

07、6:21、舞鶴若狭道三方五湖上り、区間51.6km、累積350.2km、残量42.0%、4.4kWh消費、30分充電、?kWh充電、83%、区間電費11.73km/kWh、累積10.33km/km

家の者、未だ寝ていましたし、自宅まで残り300km程の距離が残っていましたので、この風光明媚(ふうこうめいび)なパーキングエリアでの散策は、殆どできませんでした。

 

今回は、この辺りでキリがよいので、来週も、EVラリーからの帰り道の話題の続き、お伝えします。

 

引き続き、土曜日恒例、EVドライブに纏(まつ)わる話題、どのような話となるのか、お楽しみに!!

 

走行・充電等記録(復路)
2019年9月15日(日)
「充電番号、到着時間、区間走行距離、復路累積走行距離、充電場所、消費電力、電池残量%、充電量、充電後の電池残量%、区間電費、累積電費」の順に記載しています。
00、16:40、白馬村役場、0km、53%
01、17:06、道の駅小谷(おたり)、20.5km、残量49%、0.7kWh消費、13分3.97kWh充電、80%、区間電費29.29km/kWh
02、19:02、北陸自動車道有磯海IC上り、区間83.8km、累積104.3km、残量26.5%、6.7kWh消費、30分9.3kWh充電、91%、区間電費12.51km/kWh、累積電費14.09km/kWh
03、20:45、北陸自動車道小矢部川SA上り、区間61.1km、累積165.4km、残量40%、6.6kWh消費、22分6.1kWh充電、83.5%、区間電費9.26km/kWh、累積電費11.81km/kWh
04、22:43、北陸自動車道尼御前SA上り、区間65.8km、累積231.2km、残量25%、7.2kWh消費、26分充電、7.9kWh充電、81.5%、区間電費9.14km/kWh、累積10.91km/kWh
05、1:06、北陸自動車道南条SA上り、区間67.4km、累積298.6km、残量24.5%、7.2kWh消費、29分充電、8.0kWh充電、81.5%、区間電費9.36km/kWh、累積10.51km/km
06、1:06、北陸自動車道南条SA上り(2回目)、区間-km、累積298.6km、残量75.5%、1.1kWh消費、12分充電、1.1kWh充電、83%、区間電費-km/kWh、累積10.51km/km

07、6:21、舞鶴若狭道三方五湖上り、区間51.6km、累積350.2km、残量42.0%、4.4kWh消費、30分充電、?kWh充電、83%、区間電費11.73km/kWh、累積10.33km/km

 

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<バックナンバー>

 

ジャパンEVラリー白馬2019の思い出01_準備編(2019.9.13)

 

ジャパンEVラリー白馬2019の思い出2_エコノミライ研究所メンバーそれぞれの旅立ち(2019.9.14)

 

ジャパンEVラリー白馬2019_3Gミーヴ倉敷から出発(2019.9.15)

 

前の記事

【30】ジャパンEVラリー白馬2019からの帰路_4尼御前SAから(2020.2.29)


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【32】ジャパンEVラリー白馬2019からの帰路_6舞鶴若狭道を駆ける休日(2020.3.14)

 

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一般社団法人日本EVクラブは、2019年9月14(土)、15(日)に

 

ジャパンEVラリー白馬2019

 

を開催しました。

 

 

2019年9月14日(土)午後2時に倉敷から出発し、翌15日の早朝、無事に「ジャパンEVラリー白馬2019」2日目の第2回村男Ⅲ世カップEVアベレージラリーのスタート地点であるHakuba47の駐車場に無事、ゴールしました。
1:15時福石(1台待ち)66km
2:16時半三木(2台待ち)135km
3:18時宝塚北169km
4:19時桂川217km
5:20時菩提寺255km
6:20時半多賀(1台待ち)289km
7:21時半賤ヶ岳326.8km
8:22時半南条373.1km
9:23時半尼御前438.0km
10:0時半小矢部川500.6km
11:2時有磯海562km
12:4時道の駅小谷(おたり)638.1km
13:5時白馬村役場657.5km
往路ゴール:6時半Hakuba47_665.4km

 

今年も憧れのEVラリーにやっと参加することができた立場としては、このイベントがミライ永劫、継続して行って欲しい思っています。

 

[小川村アルプスライン展望台]

 

エコノミライ研究所

 

所長 楊田芳樹

 

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2018年にも楊田家Gミーヴで参加しました。EVラリー参加の際のご参考となれば幸いです。

 

2018年9月1日(土)、2日(日)に開催されたジャパンEVラリー白馬2018へ、初めて参加しました。 ジャパンEVラリー白馬2018、一般社団法人日本EVクラブ )その旅の記録を綴りました。

 

ジャパンEVラリー白馬2018へ参加します(2018.8.20)

 

ジャパンEVラリー白馬2018参加準備(2018.8.30)

 

ラリー前日のエコノミライ研究所メンバー(2018.9.1)

 

ジャパンEVラリー白馬2018走行記録発表(2018.9.15)

 

ジャパンEVラリー白馬2018の思い出1(2018.9.22)

 

ジャパンEVラリー2018白馬の思い出2(2018.9.29)

 

ジャパンEVラリー白馬2018の思い出3(2018.10.6)

 

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