サントリーホールでホール・オペラ・アカデミーによる「ファルスタッフ」を5月10日(水)に観てきました。



ジョン・ファルスタッフ:レナート・ブルゾン(バリトン)

フォード:森口賢二(バリトン)

フェントン:櫻田亮(テノール)

医師カイウス:大野光彦(テノール)

フォード夫人アリーチェ:トモコ・ヴィヴィアーニ(ソプラノ)

ナンネッタ:天羽明惠(ソプラノ)

クイックリー夫人:牧野真由美(メゾ・ソプラノ)

ページ夫人メグ:鳥木弥生(メゾ・ソプラノ)

バルドルフォ:小山陽二郎(テノール)

ピストーラ:小野和彦(バス)

指揮:マルコ・ボエーミ 演出:レナート・ブルゾン

管弦楽:国立音楽大学オーケストラ

合唱:国立音楽大学合唱団


「ファルスタッフ」が“ヴェルディの最高傑作”と書かれていることがあるが、これはどうかと思う。でもある意味、これは最高傑作かも知れない。

ヴェルディ歌手のような声が求められるのはファルスタッフとフォードくらいで、ヴェルディにしては珍しいオペラブッフォ。しかもアンサンブルオペラ。遊び心がいっぱいに散りばめられた大好きな作品だ。


グスタフ・クーンやマルコ・ボエーミとともにホールアカデミーを育ててきたのはレナート・ブルゾンで、サントリーホールオペラにおいてヴェルディシリーズを上演してきた際も毎年、ブルゾンが中心的存在だった。

今回はタイトルロール役も演出もレナート・ブルゾン。


ホールオペラ形式でオケをバックに出演者は本格的な衣装をまとっている。

ブルゾンは70歳近いであろう。なので全盛期の声はないものの好色な鼻つまみものだけどどこか憎めないファルスタッフを余裕しゃくしゃくで演じていた。

感心したのはフォードの森口賢二さん。端正な歌声とブッフォの歌声を巧く使い分けていた。ブルゾンに取って変るような素晴らしい“ヴェルディバリトン”だった。


ナンネッタとフェントンには真のリリックな声が求められる。

日本人でこの役がやるなら最高に適役と思える二人、櫻田亮さんと天羽明恵さんがこの役を歌ってくれた。

櫻田さんは新国立劇場「ドン・ジョバンニ」でドン・オッターヴィオを瑞々しい声で歌ってそれ以来、注目していた方だが今回もその瑞々しいリリックテノールを披露してくれた。

天羽明恵さんのナンネッタも櫻田さん演じるフェントンとの掛け合いの伸びやかなロングトーンが最高。まさに理想のカップルだ。


クイックリー夫人の牧野真由美さんは滑稽な演技で場内を沸かせていた。

ページ夫人メグの鳥木弥生さんも文句ない出来。ラ・ヴォーチェの「ノルマ」でもお声はお聴きしているはずですが、本格的にお聴きするのは初めてだったかも?


このオペラは完全なるアンサンブルオペラで声の対比が面白さでもあるわけだが、アリーチェはもっと中音域が充実しているソプラノを選ぶべきであったであろう。

急病になったエヴァ・メイの代役でサントリーホールオペラ「ラ・ボエーム」のミミを歌った時はなかなか良かったんですが、今回のアリーチェに関しては必ずしも適役ではなかったように思う。



管弦楽の国立音楽大学オーケストラ、合唱の国立音楽大学合唱団ともに若さが溢れ、良い演奏会になった。

ぴかままさんこと大好きなオペラ歌手、「森川栄子」さんより“お酒”に関するバトンを受け取りました。

日本酒大国の新潟の“おのこ”としてはこのバトンを受け取らないわけにはいきませんメラメラ

受けて立ちました(笑)

以下


Q1.酔うと基本的にどうなりますか?

かなーり陽気なおじさんになります。

でもお酒が進んじゃうと、そのうちロレツが回らなくなって周りの人は何を言っているのか???なところもあるみたい。

基本的にそんなにお酒が強くないみたいですニコニコ


Q2.酔っぱらった時の最悪の失敗談は?

忘れもしない大学○年生の夏、まだお酒の飲み方というものを知らなくてその日も安酒を大量に摂取していました。


自転車に乗っていて、その私をよその誰かがバイクで追い越したんですね。

なんだかそれがむしょうに悔しくなって全力でチャリンコをこいでそのバイクの後を追いました。


全速力で後を追ったところ、道端にあるバス停に激突しました!!

バス停は大破し、私は大きく投げ出されました。


「ゔ~ん、ゔ~ん」と、うなる私に慌てて友達が寄ってきて助けてくれました。

帰って裸になると体にバス停の形のアザがくっきり!!激突のすさまじさがわかります。


翌日、朝から大学の講義に出たんですがどうにも体が痛い・・・午後の講義をあぶら汗をかきながら受講し、終わった後、病院に行きました。

レントゲンととったところ・・・

鎖骨とあばら骨が骨折していました・・・。


その上、悲惨だったのは鎖骨とあばら骨はギブスができないんですね、それでコルセットを装着するんですが、このコルセットの形がブラジャーにそっくり・・・。

ちょうど夏場で薄着をしている時期だったので、ブラジャーコルセットが透け透け

ブラをしている変な奴と噂になったのは言うまでもありません。


他にも4年生の追コンの時に酔ってタバコを食べてしまったこともあります。

慌てた先輩が吐き出させてくれまして事なきを得ましたが、若い頃はほんと無茶を平気でしていました。

もちろん今はそんなことはございません。


Q3.最悪の2日酔いはどんな感じですか?

やっぱり大学時代、2日酔いならぬ3日酔いしましたよぉ。

便器を抱えて、吐きつづけました~出るのは胃液ばかり・・・苦しかったぁ・・・ショック!


Q4.今、冷蔵庫に入っているお酒の量は?

お酒は基本的に常備していないんですよ。

一人で家で呑むってことはまずないです。なので冷蔵庫に入っているのは料理用の日本酒とワイン、お菓子用のリキュール、ブランデーくらいでしょうかねぇ~。


Q5.好きな銘柄は?

新潟人と言えば、久保田と八海山!!

久保田の万寿は純米大吟醸なのですが、コレほとんど白ワインですね。とってもフルーティです。お値段もいいお値段ですが。


八海山はちょっと辛めで好み。


よその県のお酒になりますが、富山の立山もキリッとした味で好きです。


でも一番好きなお酒は白ワイン。

ワインは銘柄には特にこだわりませんが、辛口の白ワインを冷やしてクッと呑むのが好きです。

ワインは体質に合っているのかワインを呑んで悪酔いした記憶がありません。


Q6.最近飲んだ店は?

お店ではないですが、昨夜サントリーホールでホールアカデミーによる「ファルスタッフ」を観て、この幕間に白ワインをいただきました。


基本的に観劇中眠くなってはいけないので、お酒はいただかないのですが「こうもり」や「メリー・ウィドウ」などオペレッタを観た時なんかは華やかな気分になってシャンペンが呑みたくなって飲んじゃいますね。

昨日もそんな感じでウィンザーの陽気な女房達の小粋ないたずらに大笑いし、愉快な気分になってワインが飲みたくなりました。


Q7.よく飲む、もしくは思い入れのある5品

5品までは限定できないですかねぇ・・・。


思い入れのあるお酒はTeru氏からいただいた「MET」ですね。


ヴァーグナー「ニーベルングの指環」の「ワルキューレ」で父ヴォータンに背いたブリュンヒルデに対して、「杯にお前がMETを注ぐこともない」という歌詞があるんですよね。

Teru氏は私が大のワグネリアンであることをご存知できっとこれを下さったのだと思います。


ぴかままさんからは「きっと激甘ですよ」と情報を頂きましたよね♪

実は昨年頂いたMETはまだもったいなくて飲めていないんですよぉ~。


銘柄は忘れちゃったけれど、昨年ぴかままさんから頂いたドイツワインも美味しかったなぁ・・・(‐^▽^‐)


Q8.ジョッキを渡す5人

どうしましょうかねぇ・・・Teru氏に受け取ってもらおうかしら???

実はお酒が強いらららちゃんという手もありますよね?

週末TVを観ていて3度ほど感涙汗しました。


最初は4月29日(土)日本テレビ系「シャル・ウィ・ダンス」

ソシアルダンスの経験のない芸能人がプロとコンビを組み、お互い競い合う番組なのですが、黙々とダンスに打ち込むTVでもおなじみのタレントの姿は感動。

演出に意図に上手くはまってしまっているようでひねくれ者の私としては悔しい気もするけれど、まぁそれはそれでよしとしましょう。


翌日30日のTVの報道で北朝鮮の拉致被害者、横田めぐみさんのお母様、横田早紀江さんが米ブッシュ大統領と接見できた様子が報道されました。


横田めぐみさんが新潟で拉致されたということもあって、新潟ではまだ「拉致事件」が「拉致疑惑」と呼ばれている頃から横田滋さん、早紀江さんのご活動はよく報道されていました。

そういった地道な活動がようやく米大統領まで動かそうとしていると思うと感慨はひとしおでした。


これもきっかけに過ぎなくて、めぐみさんをはじめとする拉致被害者の方々が日本に帰って来れる保証はまだどこにもないけれどそれでも大きな一歩でした。


3度目はTBS系「さんまのスーパーからくりTV」

泣き虫だった5才の少年が空手道場に入門してみるみる顔つきが違ってきます。

入門1ヶ月で初めての試合を迎えますが、練習の成果が見事に出て守備は完璧!

でも相手の攻撃の有効が決定打となり、審判で負けてしまいます。

悔し泣きをする5才の少年にまたも涙。



基本的に「純粋にがんばる姿」には弱いです。

誰しも心動かされる出来事だと思うけれど、人が一生懸命になる姿ってこんな美しいものはないですね?

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なんて素敵な経験だったんでしょう・・ペーター・コンヴィチュニー演出の二期会「皇帝ティトの慈悲」ドキドキ


指揮:ユベール・スダーン
演出:ペーター・コンヴィチュニー
ティト(ローマ皇帝):望月哲也
ヴィッテリア(先の皇帝ヴィッテリオの娘):林正子
セルヴィーリア(セストの妹でアンニオの恋人):幸田浩子
セスト(ティトの親友でヴィッテリオを愛する):林美智子
アンニオ(セストの友人でセルヴィーリアを愛する):長谷川忍
プブリオ(近衛長官):谷茂樹
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京交響楽団
モーツァルトの中ではイドメネオ同様、オペラセリアで上演機会が多いとは決して言えないこの作品。
世界一忙しい鬼才ペーター・コンヴィチュニーの手にかかるといったいどんな感じになるのだろうかととても楽しみにしていました。
日本でもコンヴィチュニー演出の「トリスタンとイゾルデ」「魔笛」が上演されたことがあります。
ただし海外の有名劇場の来日公演でチケット代も高く、これを観る機会が無かったのです・・・しょぼん
ZUSTÄNDE WIE IM ALTEN ROM
(この有り様では古代ローマと変わらない)
と白い緞帳に文字が書いてある。
序曲が始めると照明が消え、音楽も消える「おーい照明はどうしたんだ!」との叫び声。照明がまたついて演奏が始まると再び照明が消える「おーいいったい今日の照明はどうしたんだ!」と再び叫び声。
客席からは笑いが起こる。
そして序曲は始まった。
第一幕は白を基調にした回り舞台。
ヴィッテリアは自分が皇位に就くか、少なくとも皇后になることを望んでいた。
そこで自分に恋するセストにティト暗殺をそそのかす。
(今回の演出ではこの場面でティトはこの様子の詳細をしっかりと見定めている。)

舞台上には公衆トイレがあり、「殿方」との文字が見える。

出演者は実に細かい動きは指定されているようで、ヴィッテリア役の林正子さんは嫉妬に狂うあばずれ女を好演!(メークも怖い)。声の艶といい、張りといい申し分がない。
セストの林美智子さんもヴィッテリアにそそのかされ、親友の暗殺未遂まで至る心情の表現が実に巧み。

セルヴィーリアとアンニオはまるでおままごとの夫婦のように仲むつまじく食事の準備をしている。
幸田浩子さんのセルヴィーリアはどこかコメディチックで「ポパイ」のオリーブのよう。
アンニオの長谷川忍さんは初めて声を聴いたがなかなかよいメゾ。しかも美貌の持ち主。

「ティトの慈悲」という題名だが舞台上のティトは必ずしも慈悲深い人間ではない。セルヴィーリアを犯そうと試みたりする野性的な一面も・・・単なる「いい人」としては描かれていないのだ。

セストが暗殺を考えるとき、「死」を暗示するバンダ クラリネットが舞台に登場。この演出からコンヴィチュニーがいかにスコアをよく読みこんでいるかもわかる。

アンニオとセルヴィーリアが恋人同士であることを知ったティトはセルヴィーリアを皇后にすることを諦め、ヴィッテリアを皇后にすると宣言する。
これを知ったヴィッテリアはセストの暗殺計画を止めようとするが時すでに遅い。
セストが宮殿に火を点けると舞台上のあちこちに炎が自動点火され、煙があがり照明が赤くなる。
剣を持ったセストが影武者の混じった4人のティトの一人を刺し殺すが、本物のティトは生きていた・・・。
一幕終了。
休憩中、ホワイエに出ると皇帝ティトが手を振って闊歩していた・・・コンヴィチュニーってなんて面白いことを考えるの!!
そのまま1階客席の最前列に座ったティトは2幕でこの席から歌い始める。
逆に火事騒ぎで顔に煤をつけたマエストロ、ユベール・スターンが舞台上から登場。
呆気に取られるうちに2幕は始まった。
舞台は焼け野原に・・・
出演者も民衆(合唱団)も煤だらけ。民衆の中に混じっていた子供二人が客席にティトを見つけ、「テイート!ティート!」と騒ぎ出す。
1階席の人は1階でどんなことが起こっていたのかわかったはずなので、かなり笑いは起こっていたが4階席の我々には何が起こっていたのかちっともわからなかったのが残念・・・。
おかしかったのは一度、暗殺で死んだ(?)はずのティトに心臓ラブラブが移植され、生き返ったティトはまるで“ロボット・ティト”!!!
突然アリアを韓国語、日本語、フランス語、ドイツ語でハチャメチャに歌いだす音譜
セストをはじめとする民衆が罪人らしく頭にカブリモノをして登場。
「ガオーッ!」という吠え声も勇ましくかわいい仔ライオンが二匹登場(これは何を暗示しているのだろうか?)
セストにじゃれついたりしている最中、ヴィッテリアが自らの罪を告白。
ティトはこれを許す。
カーテンコールで再び、序曲が演奏され出演者が面白おかしい振りつきで登場してくる。
ユベール・スダーンのモーツァルトはやっぱり素晴らしい!!
2週間前の「トゥーランドット」でもそうだが今回の東京交響楽団の音楽は非常に優れていた。
今は昔と違ってオペラと言えば「○△フィル」ではなく、東京交響楽団や新日本フィルのオペラの演奏がとても充実している。
ペーター・コンヴィチュニー演出に関しては賛否両論だろう。
純粋にオペラセリアを観たかった人には不満を持つ方もいただろう。
モーツァルトの作品の中ではこれほど上演機会が少ない作品を抱腹絶倒の物語に仕立て直したのは、「読み替え」ではなく、彼の徹底した、そして卓越した「読み込み」作業にあるのだと私は思う。
彼ほどの大物になるときっと演出助手が来日して本人が来日しないなんてこともあるのだろうが、プブリオ役の谷茂樹さんから終演後、「本物が来日して細かい稽古つけて行きましたよ。」とお聞きしました。
動きの多い演出でしたが日本人キャストはよくこれに応え、歌えていましたニコニコ

二期会は昨年の「フィレンツェの悲劇」のように音楽的にも演劇的にも大いに満足できる作品を上演しているが、昨年11月の「さまよえるオランダ人」などのように不発な作品も送り出している。
次回、公演の「蝶々夫人」のチケットも当日ホワイエで思わず買ってしまった・・・二期会の未来に賭けたい。
某クラシックの演奏会で有名指揮者に有名歌手が顔を揃えるということで終演後、楽屋口はサインを求める人の数々々々・・・・。

指揮者さんは特に超大物ということもあって、係員から「お一人様、サインは1点でお願いします。写真はご遠慮願います。」という案内があり、非常に迅速にサイン会が始まり、そしてすぐに終わった。

次に歌手さんたちののサイン会が始まった。
サイン会場となっている楽屋口で、ある“クラシックファン”と公言している有名ジャーナリストさんの姿を見つけた。
行列をつくって並んでいたファンと彼女は一緒にニコニコと写真を撮ったりして、歌手さんからはカンツォーネが出たりしてすごく和気藹々とした中でサイン会は終わった。はずだった・・・。

数日後、あるオペラファンのメッセージサイトに「その場に居合わせた有名ジャーナリストさんがご自身のHPでサイン会での仕切りが出来なかったスタッフの無能ぶりに怒りをぶつけています。」との書き込みがあった。
その怒りぶりとやらを彼女のHPの文章で読んでびっくり!

疲れてさらに空腹だった歌手さんたちなのにいくつもサインをねだるファンなどがいたこと。歌手さんたちが空腹だったのでこれに同行したある歌手さんの夫が差し入れのお鮨を出演者の方々の口に配ってまわっていたこと。これを何の仕切りもせずに傍観していたスタッフの無能ぶり。
…これを糾弾する内容だった。

その有名ジャーナリストさんご自身だってそんなファンに混じって傍目にはかなりミーハーに写真を取り巻くっていたのに・・・。

私はそんな疑問をその場にいたものとして、そのオペラファンサイトの掲示板に書き込んだ。
「サイン会は和気藹々としていて○△さんだってファンに混じって写真などを撮っていらしたのに、そんなことを考えていらしたとは…理解に苦しみます。」と・・・。
同じ音楽ファンとしても一流のジャーナリストさんとしても彼女に好感を持っていただけになんだか残念だったのだ・・・。
ところが、そのオペラファンのメッセージサイトで彼女のことが話題になっていたことが、そのジャーナリストさんご自身の目に止まったらしいのである。
彼女は私の「理解に苦しみます」に対して実名で「戸惑ってします。」と正直にコメントされた。

そして、サイン会の時以外にも今回の演奏会ではスタッフの不手際がいくつも垣間見れたこと。こんな状態では歌手さんも出演に二の足を踏み、せっかくのクラシック音楽の企画も来年からどうなるかわからないという危機感を感じたこと。写真撮影もHPでの文章もジャーナリストとしての義務感からしたことだということなど話を聞けばそれなりに納得できる内容だった。

まさに「ボタンの掛け違い」でお互い気持ちの行き違いはあったようだ。
それにしても彼女ほどの影響力のある人がご自身のHPで書くようなことだったのだろうか?
彼女のほどの人なら直接、スタッフにこれを伝えた方が良かったのではないだろうか?
どうしてもそんな疑問が残る。

余りにも素晴らしい演奏だっただけに、なんだかそれに大きなケチがついたようでちょっと後味が悪い出来事だった。なんだか残念です。
ここ長岡では昨日、4月15日(土)から桜の花が開花を始めました。


4月の初旬までは雪が降ることもあるんですが、さすがに中旬。もう雪が降ることはありません。
本来はもっと早い時期にスタッドレスタイヤから夏用タイヤ(普通タイヤ)にタイヤ交換するのですが先週末は東京のオペラの森「ヴェルディレクイエム」とサントリーホールオペラ「トゥーランドット」。
その前の週は39.5℃の熱を出して寝込んでいました。

今日こそやるぞ!!

…と思ってとりかかった途端、お隣のお隣のカナちゃん(小学一年生)が遊びに来てしまいました。

彼女は幼稚園の時からお花の世話などをしていると寄ってきて、お花の手入れを手伝ってくれた心優しい女の子です。

でも今回の作業は車体のジャッキアップなどを必要とするちょっと危険な作業です。
「危ないよ!」「近寄っちゃダメだよ!」と言ってもなかなか理解してくれず、彼女に注意しながら、かつお話のお相手をしながらタイヤ交換をしたら通常30分で終わる作業が1時間半くらいかかってしまいました。

無事タイヤ交換を終えたところで大粒の雨が降ってきました。
はぁ~間に合った
…と今、胸をなでおろしたところです。

ようやく長岡にも春がやってきました!!
4月9日(日)午後4:00開演のサントリーホールオペラ『トゥーランドット』観てきました。

作曲:ジャコモ・プッチーニ(フランコ・アルファーノ補筆)
指揮:ニコラ・ルイゾッティ
演出・装置・衣装:デニー・クリエフ
照明:石井幹子
トゥーランドット:アンドレア・グルーバー
カラフ:ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ
リュー:スヴェトラ・ヴァシーレヴァ
ティムール:ジャコモ・プレスティア
皇帝:鈴木寛一
ピン:ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ
パン:ジャンルーカ・フローリス
ポン:櫻田亮

リューを歌ったスヴェトラ・ヴァシーレヴァがとっても良かった!!
姿も可憐そのものだったし役柄にぴったり!
タイトルロールのアンドレア・グルーバーも迫力の歌声と威厳に満ちた姿が印象的。
ティムールのプレスティアもボローニャ歌劇場来日公演「清教徒」でその深々としたバスを聴いて以来でしょうか・・・相変わらずの美声に酔った。

ただヴィンチェンツォ・ラ・スコーラはもっとロブストな声のカラフをイメージしてきた人には肩透かしになったでしょうね。
彼ならではのアプローチでスピントなこの役を歌いきったのですが、「ラ・スコーラのカラフでは物足りない」という人がいても仕方ないと思う。
少し前に彼がピンカートンを歌う「蝶々夫人」がBS2で放映されたのですが、とびきりの美声だしこの役にはぴったりだった~つまり主役を盛り上げる役なんてのがぴったりみたい・・・。

ラ・スコーラには「華」がない。

以前テレビ番組で新3大テノールの一人に作家の林真理子がラ・スコーラに押していたが、それはどうかと思う。
要は主役をはれるようなタイプの歌手ではないのだ。
資質は十分に持っているだけにそれが惜しい。
ちなみに私自身はラ・スコーラのカラフ、嫌いではなかった。

演出は配布されたプログラムによると…
舞台上手にある四角形は、自然な姿、つまりカラフ、リュー、ティムールの家。下手にある球体は、トゥーランドットに象徴される寓話の世界。そしてその両者を結ぶのが、三角形の上でのピン、パン、ポンの典型的コメディア・デラルテ、或いは人形劇の世界で、この三人が何回も姿形を変えて現れます。
…というプランだったらしい。

ピン、パン、ポンと役人は顔面白塗り。
ピン、パン、ポンは舞台上を面白おかしく動き回り、時には山高帽をかぶり葉巻をくわえ「ボブ・フォッシー」スタイルを決め込む。
役人は狂言回し役で歌う場面になると舞台下手から「すすっ」と出てくる。
球体に乗ったトゥーランドットを回転させ客席に向かせたりするのも狂言回したる役人の役割。
あとの演出はいたってシンプルで特筆すべきことはなかった。

だが、だがである。

「リューの死」の場面で咽頭癌のためプッチーニ自身が亡くなり、これを若き作曲家フランコ・アルファーノがトスカニーニの推薦により補筆作曲され、この初演の際トスカニーニがこの場面で指揮棒を止め

ここの部分でジャコモ・プッチーニ氏は作曲を中断しました。

と聴衆に告げたのは有名な話。

今回の舞台でもこれをやっちゃったのである。
指揮が止まり、暗転。未完の部分はアルファーノによって補筆されたとの旨が字幕で出ると、譜面台が舞台上に出現し、衣装を黒のフォーマル衣装に替えたトゥーランドットとカラフが歌う完全なる「演奏会形式」になっちゃったのである。

ええ゙っ~そんなのあり???

って思ったのは私だけではないはず。
最後まで演出付で観たかったなぁ・・・。
4月8日(土)午後7:30開演 すみだトリフォニーホールでリッカルド・ムーティ指揮のヴェルディ「レクイエム」を聴いてきました。

ソプラノソロ:バルバラ・フリットリ
メゾソプラノソロ:エカテリーナ・グバノワ
テノールソロ:ジュゼッペ・サッバティーニ
バス・バリトンソロ:インデブランド・ダルカンジェロ

昨年から始まった音楽祭「東京のオペラの森」の今年のテーマは『ヴェルディ』で帝王リッカルド・ムーティがこの指揮を振るというので最も注目を集めた公演です。

個人的にも長い合唱人生で1年以上かけて練習をやった思い入れの深い曲。この曲に関してはスコアの細かいところまで体が覚えています。(本番後も数年は曲を聴くとやたら体が反応してしまい腹筋、背筋が筋肉痛になってしまいましたっけ・・・。)

ムーティのスタイリッシュな指揮棒さばきに見とれ、合唱の美しさ迫力に幾度も涙が出るほど感動し(臼木あいさん、萩原潤さんなど一流のオペラ歌手が一合唱団員として参加されているのはほんと豪華)、豪華なソリストのアンサンブルの美しさにうっとりしたとても良い公演でした。

このスコアの細かいところまでわかっている分、ムーティの指揮にバスソロとオケがついてこれずにコケちゃったり、一人だけ楽譜を持たないフリットリにソプラノソロで空白の場面があったりと幾点か「瑕」も見つけましたがそれでも立派な公演でした。

特に合唱には感動しました!!
子音の処理の巧さはさすがプロだな~って思いましたし、ppもffも緩急自在で日本でこれほどのレヴェルのヴェルレクが歌えるのはプロの声楽家が集まった彼らならではでしょう。

サッバティーニは来日する度に上京しその歌声を聴いているの彼の好・不調もなんとなくわかるようになったのですが、今回は必ずしも万全ではなかったよう。
いつもの比類なき美しいppにいま一つ輝きがない。

ソリストで最も良かったのはバルバラ・フリットリですね。
最終曲「Libera me」はとりわけ圧巻でした!!
中音域の充実ぶり、ppの天使の声のような美しさ、間違いなく世界のトップレヴェルの実力派ソプラノですね。
その上美貌も兼ね備えているんだから天下無敵なソプラノ~夫君ナターレ・デ・カロリスとの楽屋でのアツアツぶりも微笑ましかったです♪

熱が出た~

39.5℃!!


ん゙~数時間前までは死ぬかと思うほど辛かったよぉ(T_T)
会社で社長がそばでゲホゲホ咳をしているから嫌な予感はしたんだぁ~・・・。

ホントこういう時に一人暮しは切ない・・・せめてもの救いはお隣が内科医院であるということ。
それがとてもいいお医者さんなのだ~。

先生は受診の際に必ず言う…

花、FLOWER、がんばってますか???

「先生、こちらは高熱で話をするのも辛いのに、なんてお茶目なの!」と私はいつもそう思う。

以前よくお花が盗まれた。植えるとその先から根こそぎ持っていく。
私は大きな看板を作った…

盗んでいったお花を見てあなたは美しいと思いますか?

あなたは心の寂しい人ですね

その看板をお隣の先生はしっかり見ていたのだ。

先生のご夫妻も植物がお好きでお庭をきれいに手入れされておられる。
でもやっぱり私と同じように朝、起きると花がコンテナごと無くなっていたなんてことが度重なって、同じような思いをされておられたのだという。

花好きはそんな共通する思いを持っているのだ。嬉しくなる!!

来週末は東京オペラの森の「ヴェルレク」とサントリーホールオペラ「トゥーランドット」である。
熱が出るのが来週じゃなくてホント良かった~。
しっかり養生して治します!!
大好きなオペラ歌手さんをもうお一人紹介します。
ソプラノの森川栄子さんです音譜


北海道教育大学札幌分校特音課程及び東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。
DAAD奨学金を得て1993年よりベルリン芸術大学に留学。現代声楽曲をアリベルト・ライマン、声楽をエルンスト・G・シュラムの各氏に師事。
1994年 ダルムシュタット現代音楽講習にてクラーニヒシュタイン音楽賞受賞。95年パウラ・リントベルク・サロモン歌曲コンクール第3位入賞。96年ガウデアムス現代音楽コンクール第2位、第65回日本音楽コンクール第1位及び増沢賞受賞。
1995年 ライマン「メルズィーネへの追作その2」(マンハイム)を初演。その後、ライマン「レディ・ラザルス」、リゲティ「アヴァンチュール」「新アヴァンチュール」「ミステリー・オブ・ザ・マカーブル」等の演奏で国内外において好評を博す。
1998年 シェーンベルク「ピエロ・リュネール」(東京)、細川俊夫「リアのヴィジョン」リーガン役(世界初演/ミュンヘン・ビエンナーレ)、ヘンツェ「ビーイング・ビューティアス」(ベルリン)、ブリテン「戦争レクイエム」(新日フィルロシア公演/指揮:ロストロポーヴィチ、小沢征爾)、ノーノ「生命と愛の歌-広島の橋の上で」(東響)に出演。
1999年 ツィンマーマン「軍人たち」マリー役(日本初演/東響)、シェーンベルク「グレの歌」ソプラノソロ(東京)に出演。
2000年 東京オペラシティ・リサイタルホールにおいて「B→C バッハからコンテンポラリーへ」シリーズ、ラッヘンマンのオペラ「マッチ売りの少女」(演奏会形式・日本初演/東響)、フェルドマン「ナイザー」(ベルリン/ヘッベルテアター)、デュサパン「メディアマテリアル」(フランス・ミュールズ市) 等の他、ハノーバー・エキスポ、ヒッツァッカー音楽祭のコンサート等に出演。
2001年 ディットリヒ「心の石」(ベルリン芸術アカデミー、世界初演)、ピンチャー「トワイライト・ソング」(ドイツ・室内音楽祭「Spannungen」)、シェーンベルグ「『架空庭園の書』からの15の歌曲」、ストラヴィンスキー「結婚」(東京・サントリーサマーフェスティバル)、シェーンベルク「弦楽四重奏曲第2番」「ピエロ・リュネール」(東京 他)等に出演。
2002年 A.ヴェルナーの新作オペラ(ミュンヘン・ビエンナーレ、世界初演)、フォークトレンダーの新作舞台作品(ラインスベルク、世界初演)に出演の他、南西ドイツ放送交響楽団との共演で、ラッヘンマン「マッチ売りの少女」のレコーディング及びコンサート(ザルツブルク、ベルリン、フランクフルト)、久保摩耶子のオペラ「羅生門」等へ出演。
2003年 ベルリン・コーミッシュオーパーにおいて、リゲティ「ル・グラン・マカーブル」にゲポポおよびヴィーナス役で出演、大好評を博す。
2005年 新国立劇場委嘱作品オペラ「おさん」(久保摩耶子 台本・作曲)小春役で「明晰な日本語が光る」と音楽の友誌上で絶賛される。アントン・ウェーベルン「カンタータ第2番作品31」(東京・サントリーサマーフェスティバル)等に出演
これまで現代音楽作品の初演に多く出演し、卓越した歌唱力と精緻な音楽性が高く評価されている。

また現代音楽ばかりでなく、モーツァルト「魔笛」夜の女王役、「後宮よりの逃走」コンスタンツェ役、ブリテン「真夏の夜の夢」タイタニア役等、通常のオペラのレパートリーや古典作品-バッハ「クリスマス・オラトリオ」「マニフィカート」やカンタータ、フォーレ「レクィエム」、マーラー「交響曲第8番」にもたびたび出演している。

現在ベルリン在住、ヨーロッパを中心に活躍している。

音楽家の登竜門、日本音楽コンクールで優勝され、ちなみにその時の2位は今、人気実力ともに備えた森麻季さんだったそうです。
現代音楽の巨匠アリベルト・ライマンにかわいがられた愛弟子さんだそうで、確かライマンと言えばクリスチーネ・シェーファーも門下生だったと思います。つくづくすごい人だ。

最初に森川栄子さんを存じ上げたのはファンのバリトン歌手小森輝彦さんのHPでよく一緒に掲示板に書き込みをしていたのがご縁だったのですが、その言葉の選択がまた天下一品に巧いというか、その表現力の豊かさ、面白さは腹を抱えて笑ってしまうほどなのです。

そして彼女のCDが手に入るというので買ってみました。
ラッヘンマンの音楽劇「マッチ売りの少女」。
でもソプラノが2人で同じようなことを繰り返しているらしく、いったいどちらが森川栄子嬢の声なのかわかりません。
この曲の演奏の際には唇をはじいたり、体を張った(?)パフォーマンスが求められたらしいです。

確か「私じゃない(NOT I)」世界初演では演奏の際、顔面黒塗りの口だけアップの画像が映写されるという演出で歌われたはずです。“現代音楽の歌姫”は辛いよ・・・ショック!

お料理がお上手なのも有名な話で、和洋中、お菓子、手作り豆腐や手作りお味噌までご自身で作られます。

そんな森川栄子さんの演奏を実際、生で聴いたのは1度だけなのですが、大変スリリングな興奮する体験でした!!
曲はウェーベルンの「カンタータ」。

「現代音楽」ってラジオなんかで聴いてみて「こんな難しそうな曲を歌える人なんて本当にいるの?」と不思議に思っていた私の猜疑心みたいなものが一掃されました。

巧い!ロケット

至難なウェーベルンの曲をまるで自然に呼吸でもしているかのように、いとも簡単そうに笑顔で歌われているのにびっくりしました!!!

小森輝彦氏によると「彼女ほど現代音楽が歌えるソプラノはヨーロッパにも数えるほどしかいないエキスパート」だそうです。
もちろん日本人では第一人者。

そんなにすごい方なのに素顔はとっても気さくでお茶目なお姉さまなんです。
もうすっかりファンですドキドキ