大好きなオペラ歌手さんをもうお一人紹介します。
ソプラノの森川栄子さんです音譜


北海道教育大学札幌分校特音課程及び東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。
DAAD奨学金を得て1993年よりベルリン芸術大学に留学。現代声楽曲をアリベルト・ライマン、声楽をエルンスト・G・シュラムの各氏に師事。
1994年 ダルムシュタット現代音楽講習にてクラーニヒシュタイン音楽賞受賞。95年パウラ・リントベルク・サロモン歌曲コンクール第3位入賞。96年ガウデアムス現代音楽コンクール第2位、第65回日本音楽コンクール第1位及び増沢賞受賞。
1995年 ライマン「メルズィーネへの追作その2」(マンハイム)を初演。その後、ライマン「レディ・ラザルス」、リゲティ「アヴァンチュール」「新アヴァンチュール」「ミステリー・オブ・ザ・マカーブル」等の演奏で国内外において好評を博す。
1998年 シェーンベルク「ピエロ・リュネール」(東京)、細川俊夫「リアのヴィジョン」リーガン役(世界初演/ミュンヘン・ビエンナーレ)、ヘンツェ「ビーイング・ビューティアス」(ベルリン)、ブリテン「戦争レクイエム」(新日フィルロシア公演/指揮:ロストロポーヴィチ、小沢征爾)、ノーノ「生命と愛の歌-広島の橋の上で」(東響)に出演。
1999年 ツィンマーマン「軍人たち」マリー役(日本初演/東響)、シェーンベルク「グレの歌」ソプラノソロ(東京)に出演。
2000年 東京オペラシティ・リサイタルホールにおいて「B→C バッハからコンテンポラリーへ」シリーズ、ラッヘンマンのオペラ「マッチ売りの少女」(演奏会形式・日本初演/東響)、フェルドマン「ナイザー」(ベルリン/ヘッベルテアター)、デュサパン「メディアマテリアル」(フランス・ミュールズ市) 等の他、ハノーバー・エキスポ、ヒッツァッカー音楽祭のコンサート等に出演。
2001年 ディットリヒ「心の石」(ベルリン芸術アカデミー、世界初演)、ピンチャー「トワイライト・ソング」(ドイツ・室内音楽祭「Spannungen」)、シェーンベルグ「『架空庭園の書』からの15の歌曲」、ストラヴィンスキー「結婚」(東京・サントリーサマーフェスティバル)、シェーンベルク「弦楽四重奏曲第2番」「ピエロ・リュネール」(東京 他)等に出演。
2002年 A.ヴェルナーの新作オペラ(ミュンヘン・ビエンナーレ、世界初演)、フォークトレンダーの新作舞台作品(ラインスベルク、世界初演)に出演の他、南西ドイツ放送交響楽団との共演で、ラッヘンマン「マッチ売りの少女」のレコーディング及びコンサート(ザルツブルク、ベルリン、フランクフルト)、久保摩耶子のオペラ「羅生門」等へ出演。
2003年 ベルリン・コーミッシュオーパーにおいて、リゲティ「ル・グラン・マカーブル」にゲポポおよびヴィーナス役で出演、大好評を博す。
2005年 新国立劇場委嘱作品オペラ「おさん」(久保摩耶子 台本・作曲)小春役で「明晰な日本語が光る」と音楽の友誌上で絶賛される。アントン・ウェーベルン「カンタータ第2番作品31」(東京・サントリーサマーフェスティバル)等に出演
これまで現代音楽作品の初演に多く出演し、卓越した歌唱力と精緻な音楽性が高く評価されている。

また現代音楽ばかりでなく、モーツァルト「魔笛」夜の女王役、「後宮よりの逃走」コンスタンツェ役、ブリテン「真夏の夜の夢」タイタニア役等、通常のオペラのレパートリーや古典作品-バッハ「クリスマス・オラトリオ」「マニフィカート」やカンタータ、フォーレ「レクィエム」、マーラー「交響曲第8番」にもたびたび出演している。

現在ベルリン在住、ヨーロッパを中心に活躍している。

音楽家の登竜門、日本音楽コンクールで優勝され、ちなみにその時の2位は今、人気実力ともに備えた森麻季さんだったそうです。
現代音楽の巨匠アリベルト・ライマンにかわいがられた愛弟子さんだそうで、確かライマンと言えばクリスチーネ・シェーファーも門下生だったと思います。つくづくすごい人だ。

最初に森川栄子さんを存じ上げたのはファンのバリトン歌手小森輝彦さんのHPでよく一緒に掲示板に書き込みをしていたのがご縁だったのですが、その言葉の選択がまた天下一品に巧いというか、その表現力の豊かさ、面白さは腹を抱えて笑ってしまうほどなのです。

そして彼女のCDが手に入るというので買ってみました。
ラッヘンマンの音楽劇「マッチ売りの少女」。
でもソプラノが2人で同じようなことを繰り返しているらしく、いったいどちらが森川栄子嬢の声なのかわかりません。
この曲の演奏の際には唇をはじいたり、体を張った(?)パフォーマンスが求められたらしいです。

確か「私じゃない(NOT I)」世界初演では演奏の際、顔面黒塗りの口だけアップの画像が映写されるという演出で歌われたはずです。“現代音楽の歌姫”は辛いよ・・・ショック!

お料理がお上手なのも有名な話で、和洋中、お菓子、手作り豆腐や手作りお味噌までご自身で作られます。

そんな森川栄子さんの演奏を実際、生で聴いたのは1度だけなのですが、大変スリリングな興奮する体験でした!!
曲はウェーベルンの「カンタータ」。

「現代音楽」ってラジオなんかで聴いてみて「こんな難しそうな曲を歌える人なんて本当にいるの?」と不思議に思っていた私の猜疑心みたいなものが一掃されました。

巧い!ロケット

至難なウェーベルンの曲をまるで自然に呼吸でもしているかのように、いとも簡単そうに笑顔で歌われているのにびっくりしました!!!

小森輝彦氏によると「彼女ほど現代音楽が歌えるソプラノはヨーロッパにも数えるほどしかいないエキスパート」だそうです。
もちろん日本人では第一人者。

そんなにすごい方なのに素顔はとっても気さくでお茶目なお姉さまなんです。
もうすっかりファンですドキドキ