1985/8/28 髪切りデスマッチ記事⑥「週刊ゴング 1985/9/19」より | 時系列でみる! 極悪同盟 ダンプ松本 ファンブログ

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極悪同盟(特にダンプ松本さん)のプロレスを時系列で整理します。思い入れのある雑誌処分のためブログに残して廃棄します。「テーマ別」で時系列で閲覧することができます。妄想で書くこともしばしばですが1年(+α)かけてやる予定です

1985/8/28 髪切りデスマッチについて、1985/9/19号の「週刊ゴング」の記事がありますので引用します。

 

 

 

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千種無念の髪切り処刑 松本に血染めのKO敗

血ダルマ、泣き叫ぶ千種の髪に、極悪同盟のハサミが、そして松本のバリカンが無情に切り刻まれた-。


その瞬間、悲鳴に近い叫び声が大阪城ホールに沸き起こり騒然となった――――。
長与千種がダンプ松本にKOされ血ダルマとなったあげく、 バリカンで髪を切られるという惨劇が起こったのだ。あまりにも凄惨な光景に少女ファンも声を上げて泣いた、泣いた・・・。 

 

松本にハサミを打ちつけられ 千種の額は、真っ赤となり、 戦意喪失気味。立つのがやっとという感じであった。
ダウンからフラフラの状態で立ち上がる千種をみかねた副審のジミー加山が、タオルを投入。だが千種はそのタオルを振り飛ばした。「まだまだやれる!」 というアピールだ。


だが出血が激しくついに力尽きる。特別レフェリーのH・トレスのカウントに千種は立ち上がれない。無念のKO負けだ。 松本の勝利! これを見たブル中野、コンドル斎藤らの極悪同盟は狂喜乱舞。リングにかけ上がった。額から鮮血がほとばしる千種の黒髪に不気味な微笑を浮かべハサミを入れた。 

 

さらに松本のバリカンが唸りを上げてザックリと髪を切りきざむ。この残酷な髪切り処刑に、 12000人余りの、特に少女は泣き叫ぶ。 「やめて!」 その黄色い悲鳴は、ホールを圧した。
 

試合は過去の因縁を清算すべく文字通りのデスマッチで行なわれた。場外ドロー、リングアウト勝ちがなしというルールだ。 先にリングに入場したのは長与。 続いて松本が極悪同盟の兵隊を伴なっての登場だ。ここで松本は千種に対して心理的揺さぶりをかけた。それは松本が自らマスクを被って登場。ゴング前に早くも千種をカク乱したのだ。 

 

松本の作戦は完璧だ。先制攻撃をかけた千種のスタミナをロスさせる目的か? チェーンで千種をメッタ打ち。さらに松本の無法行為は続く。 フォーク、 マイクを握って乱打。
千種は松本のラフ・ファイトに応戦したが、ペースを狂わされてしまい技が続かない。18番技のサソリ固めにしても松本のパワーに返されてしまう。 千種は松本のハサミでの一撃で額から大流血。千種は惨敗した。 試合後、極悪同盟にハサミで黒髪を切り落とされた千種は、 リング上で「私は負けていない」 と泣いてアピールした。その表情は悔しさの涙でいっぱいだった。いかにも無念そうだ。


額にタオルをかけ同僚に抱きかかえられ千種の背はしょう然としていた。
松本に不覚の敗北を喫した千種は翌29日、大阪市内のホテルで記者会見を行ない復讐を誓った。前夜、美容院で整髪をしたという坊主頭姿でてれながら
「ダンプへの恨みは忘れません、髪が延びたころ必ず大阪のファンの前で再戦して雪辱を晴らしたい」
早くも千種は打倒松本へ闘志をみなぎらせたのだ。

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4ページ割いての髪切りマッチの特集記事です。

タオルを投入したジミー加山は副審だったのですかね。てっきり長与のセコンドなのかと思っていました。

翌29日にはわざわざ坊主頭で会見があったんですね。

 

さて写真を拡大してみます。

 

(ダンプ松本に無惨にもKO負けで敗れた長与千種は試合後、マイクを握って「私は負けていない」と泣いてアピール。ライオネス飛鳥、ジャガー横田、立野記代らが千種を抱き起したが、千種の表情は無念そうだった)

 

(松本は極悪同盟の兵隊を伴って登場。自らマスクを被って千種を挑発した)

 

(モンスター・リッパー(写真後方)も松本のセコンドについて、ゲキを飛ばした)

 

(極悪同盟に髪を切り落とされた千種の怒りは凄まじかった)

 

(松本は頸動脈絞めで千種を攻め立てる。松本のパワーは脅威だ)

 

(「これでもくらえ!」とばかりに松本のカウンター・キックが千種にヒット。千種は吹っ飛んだ)

 

(松本の凶器攻撃の乱打を浴びた千種は、額から鮮血がほとばしった。松本は容赦なく攻撃した)