大学で進路関係の講義を二回しました | 女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
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「その多彩な医師としてのキャリア、国際保健のキャリアを学生にしてくれませんか?」

「英語がどう医師のキャリアに役立っていくか学生に伝えていただけませんか?」

というリクエストはちらほらもらいます。

今年は看護学生向け1回と医学生向け1回を行いました。

(もう一箇所は日程調整がずれて来年へ)

去年の様子は以下です。


 

看護生の方は最近毎年行っている感じで、(私もなんとなく勝手もわかり、)国際保健に興味をもっているクラスだから、一生懸命聞いて一生懸命吸収して、ご自身たちの次の確実な一歩につなげておられる感じが滲んでいます。

また来年もお邪魔しますー。

 

医学生の方は初めて伺った先。

「低学年のうちにあらゆるキャリアの可能性を知っておいていただきたい」という設定のようで、若さ溢れるみなさま。

行く前に関係者から「まだ講義を受ける姿勢ができておらず、内職してたり、漫画を読んだり、質問もないなんてこともあるかと思いますが、personalに取らずに、お気になさらないようにしてください」なんて、忠告を受けながら臨んで、「まあ、興味のある人に何か届けばいいかな。今は興味なくてもいつかふと思い出してくれたらいいな」なんて、ちょっと自分の医学生時代を思い起こしながら、マイペースに講義に臨むこととしました。

 

で、当日、5人予想の出席から、20人となり、最終的には60人越え。

「一回は必ず出ないと行けない5回シリーズの4回目という要素もありながら、この人数は素晴らしいです。そして、この回が先生の回でよかったです」なんて言われながら、ワクワク。

出ないと言われていた質問も、講義中に一人、講義後に三人、メールで一人。

「大勢が前を向いて聞いていましたし、メモを取っている子も多かったです。これはとても珍しい。」とご担当者。

というわけで、私の講義がお役に立てたことは良かったと思いつつ、日頃は講師は苦労して学生は自ら損しているなあって感じ。でも、まあ、学年が進むにつれシャキッとすることでしょう。

 

質問1

医学生の間はどのように過ごしていましたか?

ー> こちら  こちら

 

質問2

英語はどのように習熟しましたか?

ー>

 

質問3

行政での仕事に興味が出てきました。WHOや厚労省での勤務を具体化したい場合さらに調べるべき情報源は何ですか?

ー>

https://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/internship.html

 

質問4

まだ志望したい科が見つからなくて困っています。今日の話で公衆衛生がダイナミックてことが分かり、興味を持ち始めました。それにしても、いつか志望する科は定まるものでしょうか?

ー> 初期研修医が終わる頃には自然に決まるので、心配しなくて大丈夫です。ちなみに、私の場合は こんな感じ

 

質問5

「強制入院」「隔離・拘束」を減らす効果的な方法は見つかりましたか?以前、病院実習で精神科病院へ初めて行き、六人部屋で全員拘束されていて衝撃を受けました。

ー> こちら  こちら  こちら

 

質問6

仕事への情熱はどこから来ますか?

ー> こちら

 

質問7

博士課程卒業後どうするのですか?

ー> こちら

 

二箇所とも「来年もまたキャリアの話を是非!」とのことですので、伺いますー。

来年はさらにもう二箇所から同内容でリクエストがあり、みなさまの多様なキャリアへの興味、国際保健へのキャリアへの関心向上に役立てれば嬉しいです。

来年のもっと専門的、学術的な話題では、「依存症に関するコメンテーター」「国際保健のコースの国際精神保健のコマ」が決まっております。学会発表も一箇所決まっており、もう一箇所は先日閃き、準備をしようと思っているところです。

 

いろんな機会と話題で人前で話すのは、フィードバックが何よりも楽しいですね。自分が成長できる機会です。