女医の国際精神保健

女医の国際精神保健

精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

米国五輪代表Martin Boyd氏のクリニックを馬が受け、私は(一部)見学しました。

 

下記の感じで、「総合馬術をやりたい!」ととある乗馬クラブで総合馬と3ヶ月パートナーを10月中旬に組みました。

総合の試合に行く人馬が何組もいるクラブで、皆の騎乗や指導も勉強になる上に、いろんな情報が入ってくるのも◎です。

 

 

その内の一つが下記で、こちらの講習会に自馬のお客さんが出席すると伺い、さらに私のパートナー馬も私の先生とのコンビで参加すると決まり、見学へ行くことにしました。

 

 

ちなみに、マーティンはパリ五輪も出場しておられました。

 

 

 

SNSには「ご自身の感想の範囲でしたら記載どうぞ」とのことで、「場面を切り取っての発信とか、切り取っての批判は困ります」とのことでした。

ブログは基本的に「私の感想」の域を出ないわけですが、今回も気をつけながら「経験」を書き残しておきたいと思います。

 

三日間バッチリ見学できたらよかったのですが、情報を得たのが直前すぎて色々調整は間に合わず、賞味5時間の見学でした。

しかも、総合のクラスではなく、障害のクラスしか見学ができませんした。

来年も開催しそうな雰囲気でしたので、来年は早めに情報をゲットして、都合つけたいです!

「引退競走馬」を応援するJRAは「引退競走馬で五輪に入賞したマーティンボイド選手」に依頼を続けると想像しております。

今回は馬を持ち込みも無料で、見学も無料で、誰からもお金を撮ってませんでした。

JRAの本気を感じます。

 

馬事公苑近所に住む友人に連絡しましたが、都合が合わず、会えなかったけど、下記のお店がおしゃれで美味しくてランチにお勧めですと教えてもらいました。

https://map.yahoo.co.jp/v2/place/_FUJJpNGKlI?fr=sydd_p-localspot-other-header_ls-ttl&from_srv=search_web

 

到着すると同じ乗馬クラブの方も旦那さんと一緒に観客席におられてご挨拶。

「さっきまで隣で戸本さんが指導してたよ〜」とのこと。

戸本さんは私ファンにて↓、「私の到着遅かった〜」感が増しました。

 

 

 

見かけたことある方がおられたので、多分、有名な障害の選手かな?

そして、下記にも登場する私を総合馬術ワールドに迎え入れてくれた先生もおられて、ご挨拶。彼もオリンピアン。

 

 

その場でとったメモをメモしてみます。

ー ワンコは保護をしてくれるけど、馬が障害物に当たっても気づかないから、馬が自分で自分の間違いに気づけるように、ワンコは外して飛んだ方がいいよ。

ー 折り返しで跳ぶと、馬は首や背中を使えないし、使わない方がいいよ。

ー 障害と障害の間は馬が首をストレッチできるように

ー 飛んでいる空中では馬が自由になれるように

ー 指を使って馬を丸くするflatwork

ー 馬体の長い馬はバランスが取れると飛びやすくなるのでflatworkは大事

ー 狭い障害は馬には早く上へ上がる練習になる

ー 広い障害は馬は平らに飛ぶ

ー 障害物にハの字の障害をおくと馬は前脚をたたむ練習になる

ー 障害物前の横木が見えると馬はゆっくりになり、次が早くなるのでbounce障害の要素が加わる

ー 障害を飛ぶフォームを想像しスローモーションで必要なことをやっていけるイメージ

ー 馬体が緩み柔らかい時が一番良いフォームで飛べる

ー 準備馬場でやることは、加速できるか、一定速度を保てるか、待てるか、右へ曲がれるか、左へ曲がれるかの確認

ー 総合の馬場の日の下乗りでの意識は肩が上がり、きこうが上がり、フレームがuphillになることを他の日より意識する

ー 垂直のダブルは狭く飛ぶこと

ー トリプルは馬が伸びやすい

ー 練習では試合よりも障害間を狭くして練習するのも良い

ー 最後の障害は「もう一個ある」という意識で行かないと失敗する

ー どんな障害も最後の一個はまっすぐ抜けたい

ー きつめの練習をした翌日はゆったりした単純な練習をすると馬の自信につながる

ー bounceやcross railは肩が上がる練習・オクサーは背中を使って飛ぶ練習・狭い間隔の垂直は頑張って飛ぶ練習

 

障害の選手たちのために、翌日跳ぶコースの下見を一緒に歩いて指導の場面もありました。

障害の特徴やそういう障害への馬の一般的な反応の説明やそれを踏まえての乗り方の解説付き。

何を考え、意識し、目印にし、コースを飛んでいくいかがわかり、Martinの頭に入った気分になれました。

そして、「それ私もやっている!」ことであることが分かり、私も自信を持って障害のコースを回ろう!と思いました。

 

全体を通して感じたこと。

ー 練習の目的を明確にして障害物を置く

ー 人の練習というより馬の練習が主 Exercise imrpoves horses.

ー 障害物を練習問題(馬への設問)として捉える。試合はその練習問題を発揮。

ー bounce障害は素早く動く練習になる

ー Martinの姿勢がいい!

 

合間にちょっと質問したりもして、小話もしたりしました。

なんとなくすぐお友達になれそうな雰囲気でした。

馬愛が溢れているからかしら。

「Where are you from?」ってのも聞かれて、私は日本に来てすぐの人だと思ったようでもありました。笑

英語の発音も混ざっているから、無国籍感あるってやつかな??

 

私がパートナー組んでいる馬君の当日の動画も後日見ることができました。

めちゃ頑張ってやっていて、馬君の能力と共に、その心意気に私は胸熱でした。

来年は私をEV65へ連れて行って!

 

良い勉強になり、良い空気に触れ、総合にますます取り組みたくなりました。ありがとうございました。

 

まとめた動画を見かけましたので、貼っておきます。

(私のパートナー馬も私の先生も私もちらりちらりと映っています)