公演総括その1
みなさま、こんばんは。
健康診断を終えたくまはちです。
身長が数ミリ伸びていました。
体重も順調に増えていました!
歳を重ねると「ゲッ」というところが増えますが、
身体と向き合う時間も大切だなと痛感しました![]()
* * * * * * *
さてさて、
12月4日(水)の稽古場の様子をご紹介しますね。
私は途中で退席したので、
後半はYさんノートを元にお届けします♬
中田生涯学習センターがライトアップされていました![]()
よく見ると、外壁にオリンピックマークが?!
事務室の窓口もクリスマス仕様![]()
久々に集結しました。
公演総括、しっかりやって締めくくるど―!
※公演総括とは…
いただいた感想やご意見を報告し合ったり、
キャストスタッフそれぞれの振り返りを
共有する時間です。次回公演に活かして行きます。
郵送でのアンケートもたくさんいただきました!
ありがとうございます。
私たちの何よりの糧です![]()
A4アンケートと共に、1枚1枚大切に読ませていただいています![]()
(遠くからどんちょうを応援してくれているyoneakoさん、ありがとー!)
サクサクでした♪
そして公演総括スタート。
衣装小道具チームの総括から行いました。
・着物に関する反省点がいくつかあった。
・NちゃんやK花ちゃん達、若いパワーにたくさん助けてもらった。
・いつもの公演以上の衣装の数だった。
・役者が身に付けて初めて見えてくることもあり、勉強になった。
・役者として、衣装小道具1つ1つに背中を押してもらった。
各自がいただいた感想やご意見などを共有しました![]()
・歌、衣装、小道具が良かった。
・舞台装置がキレイだった。
・手作りの猿のお面が良かった。
・ラストが印象的で考えさせられた。
・どんちょう公演が年間行事の一つになっている。
・若い世代は「方言が良く分からなかった」というご意見があった。
・年配の世代からは、「なまりがきれいすぎる」というご意見もあった。
・「長老」の衣装について。
・凝った舞台ではないのに、「里山」と「山奥の猿山」に見えた。
・「蓑」が効果的だった。
・自分の事を顧みるきっかけになった。
・キャラクターが際立っていた。
・生演奏に感動した。
・これからもいろんな題材を取り上げて行って欲しい。
・悲しいシーンも含めて、感情を揺さぶられ楽しめた。
・「いじめ」「パワハラ」など、現代社会の抱える問題にも通じるものがあった。
・誰とでも分け隔てなく向き合える、優しさと強さの大切さを感じた。
・猿がおもしろかった。
・男の人をぶん投げたのがおもしろかった。
・エンディングにいい意味で裏切られた。
続いて、照明の総括です。
・今回は36回路、約95シーンで、様々な方にお世話になった。
・「うたよみざる」を祝祭劇場で上演するのは初めて。
新鮮な気持ちで仕込み図を作った。
・仕込みもバラシも誰かしら入ってくれるようになり、うれしかった。
・最小限のあかりの数であれだけできた。
・「シュート」の作業を今回自分でできたのがうれしかった。
・「影」をいかに効果的に使い、シンプルな舞台を立体的に見せるかをこだわった。
・役者は自分の出ているシーンがどんな照明なのか分からないので、
DVDで見るのが楽しみ。
・ブログで見て、葉っぱの影などがとてもキレイだった。
・里山の狭い空間、山の奥深い感じが出ていた。
斜面の木を伐採する様子を再現するN也さん。
(N也さんの私有地の木なのです)
・傾斜舞台は仕込みの手間はかかるけれど、やはり良い。
・のれんがあって奥行きが出た。
・想定より早く舞台を組み立てられた。(自前の山台の使用が多かったからかも)
・きしみの原因の検証。
・けこみの草を垂らしたのは初めてだが、効果的だった。
・竹を活かす仕掛け。
・とあることに対する演出の心の痛み。
・カメムシ駆除対策。
・今後の課題。
・安定感のある舞台で、「じさま」「山一」も飛びやすかった。
・自然な流れの中で唄へ。
・セリフの中で唄えるような、セリフの流れが唄になるような作り方だった。
・「きれいに歌わなくていい」という演出の意向で、「大きく届ける」を意識した。
・感情が入ると速くなりがちなので注意した。
・シンプルなメロディーで覚えやすく、「うちでも歌った」というご意見をいただいた。
・J子先生がそれぞれの歌いやすいキーに合わせてくれ、
細かい音程の違いにも気が付き指導してくれた。
・生演奏で唄えるのは、とてもぜいたくな経験だった。
・演出がキャストごとに音源のCDを作成してくれ、とてもありがたかった。
などなど…。
次回の公演総括は来週水曜日です。
あと2回、しっかり振り返るど―!
それではみなさま、よい週末をお過ごしください。
(くまはち)
舞台写真その7
みなさま、こんにちは。
花に癒されるくまはちです。
公演でいただいた花を、職場の方がオアシスに活け直して下さり
職場や自宅で飾っています。
さすがにしおれてしまう子もいますが、
まだ大半が元気で楽しませてくれています♬
* * * * * * *
さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
【舞台写真その7】
(「末子」に、桜の一枝を折ってきて欲しいとお願いされた「山一」。)
(大事な餅を木に吊るせば虫が入り、地べたに置けば泥臭くなってしまう…
背負ったまま木に登ることにしました。)
(「んだらば、この花が」「もっと上の芯この花っこよ」)
(「ようし、したらば、この花が」)
(…と言ううちに、がりがりがりっと枝が折れ、
「猿は臼を背負ったまま川の中さ真逆さま。…だっぽぉん」)
(「しっぷぐ しっぷぐ しっでんでん
流れる 流れる しっでんでん 餅を入れた 臼が流れる」)
流れる 流れる しっでんでん 臼を背負った 猿が流れる」)
(「猿さんが 流れる命 惜しくはないが 後で泣く姫 くやしやかろらん」)
(「山一」が歌を詠みました。歌を詠めました。)
(「ぶぐ、ぶぐ、ぶぐぶぐ・・・・」)
(泣き叫ぶ「末子」。)
(「山一」が詠んだ歌を「末子」も口ずさみます。)
(「おら歌嫌んだ、嫌んだ嫌んだ、歌嫌んだぁ…」)
(「良ぐやった、良ぐやったぞ」
「長老」「村人」がやって来ました。)
(子どものように泣きながら、「おら歌嫌んだもん」と繰り返し、
「おら猿殿を死なせてしまった」と自分を責めます。)
(「おまえは立派に役目を果した」
「お前の役目は猿を騙くらがして手下にすること」と、
「末子」を労う「長老」。)
(「なあして生がしたまんま村さ引っ張って来ながった」
「あそごまで騙くらがしていながら殺してしまうなんてよ」
「これで村をおそわれる心配はなぐなった。万々歳よ」)
(「じさま」「姉様」達も駆け寄り、「末子」が無事に戻って来たことを喜びます。)
(「まだ終わってねぇ。めでたしでねぇ」)
(泣き崩れる「末子」。
「みよやみよ 知恵ある人のなす業を 臼を背負掛で猿流れけり」
と長老が歌を詠みます。)
(「村人」が悲鳴をあげ、後ずさりしました。)
(「さ、猿だ」「やっちまえ」と、木切れや石を「末子」に投げます。)
(「じさま」達は「末子」をかばいながら
「これはみんなのためだど言って山さ登ったおらの末娘」
「それを猿だどはあんまりだべ」と必死に訴えますが、
「妹を山へ登らせたはお前たちでねえが」と「村人」達。)
(「良っく見ろ、…その姿形を」と「長老」。)
(ゆっくり立ち上がり、振り向きます。)
(どこやら猿らしくなりかかっていた「末子」。)
(「村人」だけでなく、「家族」も後ずさり。
「おら猿でねえ。村の人間だ」と「末子」。)
(「これが人間に見えると言うならば、お前たちも猿になりかかっている証拠。
「やがてお前たちも猿になる。さあさ、どっちに見える」
「長老」「村人」が迫ります。)
(「猿と言えば末子が猿に」「人と言えば、おらだが猿に」「これはみんなおらのせい」)
(「末子かんにん かんにん末子」)
(少し歩き、「じさま」達の方を振り返る「末子」。)
(「じさま」達はどうすることもできず、あとずさり。)
(「じさま」達は泣き崩れて立ち去ります。)
(「村の秩序を守るため、この事を語り草としてつたえていくんだぞ」と上機嫌の「長老」。)
(「ここで歌を一首」と得意の歌を詠もうとしますが…)
(歌が出て来ません。)
(「村人」を追っ払い、イライラしながら「長老」も立ち去ります。)
(「一つ猿が流されて 一つ娘が猿となる
波立つ川の向こう岸 二つの影が並び立つ」)
(「猿さん 猿さん お猿さん 何で臼など 背負いました
力のあるどご 見せるべど 情のあるどご 見せるべど
それで臼など 背負いました」)
(「はらり花びら浮かべて流し 姿かくしてかくれ水」
(「…暗いよう」)
(「やがて集まり早瀬となって 岸を削って走り去る
めぐりめぐってようように いつの間にやら淀となる
水は再び無口にかえり 魚と鳥との影映す」)
(「山一」「末子」が並んでいます。)
「あれあの大きなものはなに」)
(「あれが海 あれが波」)
(「あれあの光るものはなに」)
(「あれが空 あれが雲」)
(「ああ、みんなと一緒に、海を見たかった」)
(「むかしむかしが あったとさ 山には猿殿 おったとさ
見事に猿をたぶらかす 手柄話の物語」)
(「むかしむかしが あったとさ 里には爺さま おったとさ
猿を退治たそのかわり 娘なくした物語」
(ありがとうございました。)
* * * * * * *
【振り返り】
・川村光夫先生が「うたよみざる」を創作した時代背景。
現代に当てはめた時、どんなメッセージになるのか?
ラストシーンの「家族」の葛藤と悲劇。
「村人」や「猿」を演じる「コロス」の役割。
猿社会を描くことで見えてくる、人間のずるさ。
「歌を詠む」というキーワードから見えてくる、「差別」「人間らしさ」「猿らしさ」とは?
「猿」とは何を意味するのか?
家族側、村人側、猿側…視点を変えると様々な見方がある。
目に見える価値観はほんの一部であり、全てではない。
いろんな立場の人の中で本当に大切なことは何か?やってはいけないこととは何か?
など、「分析」でたくさんのことを話し合い、稽古を重ねて来ました。
辛いシーンも多かったですが、
「うたよみざる」というお話が持つメッセージを伝えるため
役者もスタッフもそれぞれの役割を全うしました。
・「ラストシーンの山一と末子の姿に少し救われた」
という声を多くいただきました。
・歌が多く登場したこの作品。
歌詞はもちろん、J子先生が作曲した素敵なメロディーも大好きです。
(まだ車の中でCDを流しています)
私が好きな歌は
「むかしむかしがあったとさ」(劇中何度も出て来ました)
「葦を束ねてつくよな雨に」(第二幕の最初、嫁入りした「末子」が歌いました)
「はらり花びら浮かべて流し」(水が生まれ、遠く海まで旅する様子を描いています)
です🎵
舞台写真、今回が最終回です。
ボリュームたっぷりになりましたが、
お付き合いいただきありがとうございます。
今後は
公演総括の様子、
アンケートのご紹介、
仕込みの様子、
舞台装置、
小道具アレコレ、
公演前後アレコレ、
打ち上げの様子、
などご紹介していきたいと思います。
年内にまとめられるよう、がんばるどー!
よろしくお付き合いくださいませ♬
(くまはち)
舞台写真その6
みなさま、こんにちは。
ふっと、インスタントのカレーうどんが食べたくなったくまはちです。
カップやレトルトではなく、袋に入ったインスタントのカレーうどんです。
子どもの頃、日曜の昼とかに食べていました。
ところが近所のスーパーを回っても見つけられない…。
なぜ…ッッ!!
気長に探したいと思います。
* * * * * * *
さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
【舞台写真その6】
(地面に何か書いた「山一」。それは歌どころか、「丸でもなく三角でもないもの」でした。)
(とても人真似はできない、里の仲間にも入れない。)
(「んだからお前は、里さ戻れ。」)
(「末子」は「歌詠まなくともお前様、里の人よりずっと立派」と励まし、
一緒に里帰りをしようと提案します。)
(里帰りの土産はつきたての餅です。)
(「猿」達が餅つき道具を持って登場。)
(旅支度の「末子」が登場。)
(餅をさわって「柔けえごど、赤ん坊の肌みでえだ」と歓声をあげます。)
(餅を臼に入れたまま、背負って行くことにします。
「こうすれば、つきたての餅を持って行けるべぇ。」)
(「猿」達も「さすが山一」と歓声をあげます。)
(聟殿(むこどの)に惚れ惚れする「末子」さん。)
(「猿」達に見送られて、里帰りです。)
(「山一」の元へ嫁いできた夏、そして秋、冬を振り返ります。)
(「そして半年、今では桜」)
(半年間、労わり合いながら時を重ねてきた二人。)
(見つめ合う二人。)
「笑われだって、おらいいもん」と動じない「末子」さん。)
(「空は何して青いんだべ」「海もやっぱり青いっていうが、何してだべな」「…何してだべ」
2人きりでのんびり語り合う…幸せな時間です。)
「おらのために折ってきて賜れ」と「山一」に頼みます。
これまで「山一」に対するお願いは、
「長老」や「じさま」から言い付けられた
「歌を詠んでもらえ」「里のしきたりを身に付けてもらえ」に
関するものばかり。
初めて「山一」に、心からのお願いをした「末子」なのでした。)
* * * * * * *
【振り返り】
・見たことがないほど落ち込んだ「山一」に、 「里の人よりずっと立派」と言い切ったり
臼を背負った「山一」を見てのろける「末子」さん。いいお嫁さんです🎵
・「餅つき」のシーンが大好きです。
特に、返し手のYさんの「よいしょ」は癒しポイントでした。
「山一」が背負う時、一緒に「ぐぬぬ」となっている表情も好きです🎵
・どこをどう見ても本物の「臼」にしか思えないのですが、
こちらはN元さんが発泡スチロールを加工して製作したもの!
木目や使い古した感じ…「発泡スチロール職人」の技に驚愕したのでした。
(ちなみに杵は本物です)
【訂正】杵もN元さん作の、発泡スチロール作品でした!
M子さん、ご指摘ありがとうござざいました。
・「餅」もちゃんと臼の中に入っていました。(本物ではありません)
「山一」が触った時、「のびた餅」がチラリと見えたでしょうか?
・今回はほぼ「山一」「末子」のシーンでした。
「山一」の優しさ、「末子」のまっすぐさ…
M貴ちゃんととあるミッションに備えながら、いい「夫婦」だなぁとほのぼのしました。
・コロスのみなさん、「猿」役から解放され「村人」へ変身します。
舞台写真その7に続きます。
(くまはち)
劇都仙台ミュージカルシアター公演「おかえり、ケヤキ食堂」を観て来ます!
みなさま、おはようございます。
今週、健康診断を受けるくまはちです。
胃カメラが怖いので、今年もバリウムを飲もうと思います。
みなさまはどちら派ですか?
* * * * * * *
さてさて、公演のお知らせです。
(画像お借りしています)
劇都仙台ミュージカルシアター公演
「おかえり、ケヤキ食堂」
公募で集まった市民54名で結成し
2018年10月に始動した劇都仙台ミュージカルシアター初公演。
舞台は仙台の「ケヤキ食堂」。
主人公と食堂を取り巻く人々の交流を、
街並みの変化や音楽・ダンスの移り変わりとともに
半世紀にわたって描きます。
開催日 2019年12月7日(土曜)、8日(日曜)
開催時間 7日(土曜) 18時~
8日(日曜) 11時~、15時~
(開場は各回30分前)
会場 日立システムズホール仙台 シアターホール
料金 【全席自由】
一般 2,500円
22歳以下・65歳以上 1,500円(当日は要年齢確認証提示)
※ 当日券は各500円増
※ 5歳未満入場不可
詳しくはこちらをご覧ください。→ ★
「劇団ドリーム☆キッズ」さん出身の方々も出演!
第64回公演『ナツヤスミ語辞典』に出演して下さった
A花ちゃんも出演されます![]()
がんばれー!

(くまはち)
舞台写真その5 ※やっぱり写真多め
みなさま、こんばんは。
ようやく冬タイヤに交換し(てもらっ)たくまはちです。
今日はお天気も良く、お出かけ日和でしたね![]()
みなさまはどんな一日を過ごされましたか?
* * * * * * *
さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
(座る場所を整えてやる「山一」。)
(「…やっと、やっと二人になったなあ。」)
(里の娘を嫁にもらえば、青い海を見に行ける…そう思っていた「山一。」)
(「末子」も海を見たことがありません。)
2人は一緒に海を見に行くことを約束します。)
(「おら何も言う事ねえす。…ただなぁ。」と、
「じさま」が言っていことを一生懸命思い出しながら伝えます。)
(「里帰りするその日まで里のしきたり身につけで、
(猿の面を取り、コロスとして「山一」を語ります。)
(「首を伸ばして、顎引いで。」
「眼玉キョロキョロすんのもやめでけろ。」)
(人間の仲間になるために、笑われないために、
(水を飲みに行った「末子」。
(「こうして幾日かの日をすごしてゆくうちに、不思議や猿の姿はだんだん」しおれて」)
(「あれほど見事だった、谷越え枝渡りにも失敗することが多くなり」)
(「遂には木登りをしても力が入らぬためか、滑り落ちるようになってしまったけずおん」。)
(「山一」が人間の仲間に入れば、自分たちも後をついて生活が向上するはず。
倒れられては大変と、「元気を出せや」と励まします。)
(木から落ちた「山一」を笑い、からむ「猿」もいます。)
(「これからの猿の幸せは、人間に近づいて暮らしを向上させてゆぐ事。」)
(いつの間にか寝返る「猿」もいました。)
(「この猿村はどうなる。つぶれてしまうぞ。」
「時の流れよ。仕様がねぇべ。」)
(「みろ、山の木はあらかた伐りつぐされで、おらだのすみかも食物もあとわずか。
もう山の暮らしもおしめえよ。」)
(「山一」の様子がおかしいことに気が付き、木の枝でごつん。)
(「お前にもしもの事があればよ、おらたちの夢も希望もなくなってしまう。」
そこへ、末子が鼻歌を歌いながら戻ってきました。)
(歌を詠んでもらうことを思いついた「末子」。)
(「五七五に七六♬」)
(「かもにけりにかろれん♪」)
(「かもにけりにでんでろれん♪」)
歌がよめても人にはなれぬ
人真似出来ても人にはなれぬ」)
(「猿しか歌えぬ山の歌うたえ」「…山一!」)
(地面に何か書いた「山一」。果たして「山一」は歌を詠めたのでしょうか?)
* * * * * * *
【振り返り】
・ 祝言を挙げた「山一」と「末子」。
二人きりになった時の照れたやり取りがなんとも初々しく、こちらもニヤけてしまいました。
演出もこだわったシーンです。
・最初は「海へのあこがれ」から、里の娘をもらうことを思いついた「山一」。
今は「末子」と一緒になれたことがうれしいようです。
それは「末子」も同じ。
「猿」ということに捉われず、心の優しい「山一」に笑顔を見せ、心を通わせます。
一幕ではどうなることかと思われた「猿婿入り」でしたが、何やらいい方向に行きそう…?
・「歌は里の文化だ。その歌ができるようになったら、里人の仲間さ入れてもいい。」
「長老」から言われた言葉を胸に、「山一」を人間に似せようと「末子」は一生懸命です。
「山一」も期待に応えようと一生懸命。
でも「人の期待に添うため」「人に笑われないため」の努力は、疲弊させます。
「人間らしさとは?」「猿らしさとは?」を問いかけるシーンだったと思います。
舞台写真その6に続きます。
(くまはち)
























































































































































































































