舞台裏 -91ページ目

舞台写真その6

みなさま、こんにちは。


ふっと、インスタントのカレーうどんが食べたくなったくまはちです。

カップやレトルトではなく、袋に入ったインスタントのカレーうどんです。


子どもの頃、日曜の昼とかに食べていました。


ところが近所のスーパーを回っても見つけられない…。

なぜ…ッッ!!


気長に探したいと思います。



* * * * * * *




さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。




【舞台写真その6】




  

(地面に何か書いた「山一」。それは歌どころか、「丸でもなく三角でもないもの」でした。)

  

(がっくりとうなだれます。)

  

(とても人真似はできない、里の仲間にも入れない。)

  
(「んだからお前は、里さ戻れ。」)


  

(「末子」は「歌詠まなくともお前様、里の人よりずっと立派」と励まし、

 一緒に里帰りをしようと提案します。)


  
(みるみる元気を取り戻す「山一」。)


  

(里帰りの土産はつきたての餅です。)

  
(「猿」達が餅つき道具を持って登場。)


(「よいしょ」「よいしょ」と心をこめて餅をつきあげます。)

(旅支度の「末子」が登場。)

  
(餅をさわって「柔けえごど、赤ん坊の肌みでえだ」と歓声をあげます。)


  
(「山一」も触って「あっちちちち。」)



(どうやって持って行くか思案中。)


  

(餅を臼に入れたまま、背負って行くことにします。

 「こうすれば、つきたての餅を持って行けるべぇ。」)


  
(ふんぬぬぬぬぬ…!)


  

(「猿」達も「さすが山一」と歓声をあげます。)


(聟殿(むこどの)に惚れ惚れする「末子」さん。)

  
(「猿」達に見送られて、里帰りです。)


  
(「山一」の元へ嫁いできた夏、そして秋、冬を振り返ります。)


(「そして半年、今では桜」)


(半年間、労わり合いながら時を重ねてきた二人。)


  

(見つめ合う二人。)


  
(「誰がに見られたら笑われる」と照れる「山一」。

 「笑われだって、おらいいもん」と動じない「末子」さん。)


  
(「空は何して青いんだべ」「海もやっぱり青いっていうが、何してだべな」「…何してだべ」

 2人きりでのんびり語り合う…幸せな時間です。)



(きれいな桜の花を見つけた「末子」。

 「おらのために折ってきて賜れ」と「山一」に頼みます。

 

 これまで「山一」に対するお願いは、

 「長老」や「じさま」から言い付けられた

 「歌を詠んでもらえ」「里のしきたりを身に付けてもらえ」に

 関するものばかり。


 初めて「山一」に、心からのお願いをした「末子」なのでした。)




* * * * * * *



【振り返り】



・見たことがないほど落ち込んだ「山一」に、 「里の人よりずっと立派」と言い切ったり

 臼を背負った「山一」を見てのろける「末子」さん。いいお嫁さんです🎵


・「餅つき」のシーンが大好きです。

 特に、返し手のYさんの「よいしょ」は癒しポイントでした。

 「山一」が背負う時、一緒に「ぐぬぬ」となっている表情も好きです🎵


・どこをどう見ても本物の「臼」にしか思えないのですが、

 こちらはN元さんが発泡スチロールを加工して製作したもの!

 木目や使い古した感じ…「発泡スチロール職人」の技に驚愕したのでした。

 (ちなみに杵は本物です

  【訂正】杵もN元さん作の、発泡スチロール作品でした!

      M子さん、ご指摘ありがとうござざいました。


・「餅」もちゃんと臼の中に入っていました。(本物ではありません)

 「山一」が触った時、「のびた餅」がチラリと見えたでしょうか?


・今回はほぼ「山一」「末子」のシーンでした。

 「山一」の優しさ、「末子」のまっすぐさ…

 M貴ちゃんととあるミッションに備えながら、いい「夫婦」だなぁとほのぼのしました。


・コロスのみなさん、「猿」役から解放され「村人」へ変身します。




舞台写真その7に続きます。


(くまはち)

劇都仙台ミュージカルシアター公演「おかえり、ケヤキ食堂」を観て来ます!

みなさま、おはようございます。


今週、健康診断を受けるくまはちです。


胃カメラが怖いので、今年もバリウムを飲もうと思います。


みなさまはどちら派ですか?




* * * * * * *




さてさて、公演のお知らせです。




(画像お借りしています)


劇都仙台ミュージカルシアター公演
「おかえり、ケヤキ食堂」


公募で集まった市民54名で結成し

2018年10月に始動した劇都仙台ミュージカルシアター初公演。
舞台は仙台の「ケヤキ食堂」。
主人公と食堂を取り巻く人々の交流を、

街並みの変化や音楽・ダンスの移り変わりとともに

半世紀にわたって描きます。

 

開催日    2019年12月7日(土曜)、8日(日曜)


開催時間  7日(土曜) 18時~
        8日(日曜) 11時~、15時~
        (開場は各回30分前)


会場      日立システムズホール仙台 シアターホール


料金      【全席自由】
        一般 2,500円
        22歳以下・65歳以上 1,500円(当日は要年齢確認証提示)
        ※ 当日券は各500円増
        ※ 5歳未満入場不可


詳しくはこちらをご覧ください。→ 


「劇団ドリーム☆キッズ」さん出身の方々も出演!


第64回公演『ナツヤスミ語辞典』に出演して下さった

A花ちゃんも出演されます音譜

がんばれー!



ご都合のつく方はぜひ虹


(くまはち)

舞台写真その5 ※やっぱり写真多め

みなさま、こんばんは。


ようやく冬タイヤに交換し(てもらっ)たくまはちです。


今日はお天気も良く、お出かけ日和でしたねニコニコ


みなさまはどんな一日を過ごされましたか?




* * * * * * *




さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。




 【舞台写真その5】



  

(座る場所を整えてやる「山一」。)


  

(「…やっと、やっと二人になったなあ。」)


  

(「おら、なぁ。」「は…はえ。」 )

  

(!!!)

  

(里の娘を嫁にもらえば、青い海を見に行ける…そう思っていた「山一。」)

  

(「末子」も海を見たことがありません。)


  
( 「誰もおらのこと海さ連れでってくれねえもん」

  2人は一緒に海を見に行くことを約束します。)


  

(「言いだい事は何だって言ってけろ。」)

  

(「おら何も言う事ねえす。…ただなぁ。」と、

 「じさま」が言っていことを一生懸命思い出しながら伝えます。)

  

(「里帰りするその日まで里のしきたり身につけで、

 村のみんなに笑われないようにしてみせる。」と「山一」。)

(猿の面を取り、コロスとして「山一」を語ります。)

  
(「首を伸ばして、顎引いで。」

 「眼玉キョロキョロすんのもやめでけろ。」)


  
(「これを見でけろ聟殿(むこどの)」「ピタッ!」)


  

(「うまいうまい」と「末子」は大喜び。)

  

(「膝株(ひざかぶ)伸ばして…オイチニ、オイチ、ニ…♪」)

  

(人間の仲間になるために、笑われないために、

 「山一」も「末子」も一生懸命です。)

  

(疲れ果てて座り込みます。)

  

(水を飲みに行った「末子」。

 猿の面を取って語ります。)

  

(「こうして幾日かの日をすごしてゆくうちに、不思議や猿の姿はだんだん」しおれて」)


(「自慢の毛並みにもつやがなくなり」)

  

(「あれほど見事だった、谷越え枝渡りにも失敗することが多くなり」)

  
(「遂には木登りをしても力が入らぬためか、滑り落ちるようになってしまったけずおん」。)


  
(幕から他の「猿」達が心配してのぞいています。)


  

(「山一」が人間の仲間に入れば、自分たちも後をついて生活が向上するはず。

 倒れられては大変と、「元気を出せや」と励まします。)

  
(木から落ちた「山一」を笑い、からむ「猿」もいます。)


  

(睨みあいになります。)

  

(「これからの猿の幸せは、人間に近づいて暮らしを向上させてゆぐ事。」)

  

(いつの間にか寝返る「猿」もいました。)


  

(「この猿村はどうなる。つぶれてしまうぞ。」

 「時の流れよ。仕様がねぇべ。」)


  

(「みろ、山の木はあらかた伐りつぐされで、おらだのすみかも食物もあとわずか。

 もう山の暮らしもおしめえよ。」)


  

(「山一」の様子がおかしいことに気が付き、木の枝でごつん。)


  
(寝ていたようです。)


 

(「お前にもしもの事があればよ、おらたちの夢も希望もなくなってしまう。」

 そこへ、末子が鼻歌を歌いながら戻ってきました。)

 
(歌を詠んでもらうことを思いついた「末子」。)


(「歌 歌 歌を詠んでけろ♩」) 

(「五七五に七六♬」)


(「かもにけりにかろれん♪」)

  
(「かもにけりにでんでろれん♪」)


  

(「猿」達も出てきて歌います。)

  
(「歌うのはもうやめろ 

 歌がよめても人にはなれぬ

 人真似出来ても人にはなれぬ」)


  

(「猿しか歌えぬ山の歌うたえ」「…山一!」)

  
(地面に何か書いた「山一」。果たして「山一」は歌を詠めたのでしょうか?)




* * * * * * *




【振り返り】




・ 祝言を挙げた「山一」と「末子」。

 二人きりになった時の照れたやり取りがなんとも初々しく、こちらもニヤけてしまいました。

 演出もこだわったシーンです。


・最初は「海へのあこがれ」から、里の娘をもらうことを思いついた「山一」。

 今は「末子」と一緒になれたことがうれしいようです。

 それは「末子」も同じ。

 「猿」ということに捉われず、心の優しい「山一」に笑顔を見せ、心を通わせます。

 一幕ではどうなることかと思われた「猿婿入り」でしたが、何やらいい方向に行きそう…?

 

・「歌は里の文化だ。その歌ができるようになったら、里人の仲間さ入れてもいい。」

 「長老」から言われた言葉を胸に、「山一」を人間に似せようと「末子」は一生懸命です。

 「山一」も期待に応えようと一生懸命。

 でも「人の期待に添うため」「人に笑われないため」の努力は、疲弊させます。

 「人間らしさとは?」「猿らしさとは?」を問いかけるシーンだったと思います。




舞台写真その6に続きます。



(くまはち)

舞台写真その4

みなさま、こんにちは。


公演から一週間が経ちました。

早いものです。


今朝は最低気温が-6℃だったとのこと!

真冬並の寒さですね。


車の窓も凍るはずです。


温かくしてお過ごしくださいね。




* * * * * * *

 


さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。




【舞台写真その4】




  

(「猿」たちが長持だんすに集まって来ました)

  

  

(長持だんすに近寄り、蓋を開けると…)

(花嫁衣装を被いだ「末子」が現れました)



  

  
(「山一」も登場。)


  

(「お前はおらの大事な姫こ」)


  

(「末子」をみんなで歓迎します。)

  
(猿村にはめったにお客はやって来ません)


  

(「来る者といえば、ノコギリか鉄砲を持った奴ばかり」)


  
(本当は客好きで、淋しがりやで話し好きだという「猿」達)


  

(「さぁ、嫁入りだ―」)

  
(にぎやかな花嫁行列です)


  


  
(長持歌を歌い出す「猿」もいます)


  
(「今日は晴れてのお嫁入りだなえ」)



(「結び合わせて縁となるなえ」)


  

(「猿が人間につかまったという話は数多いが、

 人間が猿につかまったというためしはない。

 …はではで、世の中も変ったものよ。」)




* * * * * * *




【振り返り】




・「末子」、いよいよ嫁入りです。第一幕とは違い、

 第二幕は「猿」達が「末子」を大歓迎するシーンから始まります。


・「コロス」のみなさん、今度は「猿」として登場。

 腰を落とし、膝を曲げるのが基本姿勢。「嫁入り」のシーンは特にきつく、

 袖にはけるとしばらく動けなくなるくらいハードですが、満面の笑みでニコッ!

 

・「猿」の衣装、色合いが鮮やかで映えますね。

 一部の衣装は衣装小道具チームが染めたそうです。

 「猿の衣装一式を身に付けると、スイッチが入る」とH恵さん。


・「山一」の衣装も、バランスと動きやすさを追求し

 何度も改良されました。こだわりが詰まっています☆

 

・「末子」の花嫁衣装は、M子さんの家に伝わる200年前の花嫁衣裳だそうです。 
 よく似合っています♪


・今回、「長持歌を歌う」という大役を仰せつかったH恵さん。

 見事にやり切ってくれました。

 (公演2日目の23日、大ホールでは「みやぎ長持歌全国大会」が開催されていました!)




舞台写真その5に続きます。



(くまはち)

舞台写真その3 ※写真いつもより多め

みなさま、こんにちは。


今朝の寒さも格別でしたね。

布団から出られないくまはちです。


聞いたところによると、今のところ

インフルエンザ患者は子どもより大人の方が多いそうです。


マスク&うがい&手洗いに力を入れるど―あせる




* * * * * * *

 


さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。


【舞台写真その3】



  

(なす術がなくなり頭を抱える「じさま」)

  
(「夜逃げでもするほか仕方ない」と言う「じさま」に「村人」が反応)


  

(猿の仕返しを恐れる「村人」)


  


  

(ここで「長老」が登場)

  

  

(「じさま」の思い付きを「名案」と称賛します)


  

(「猿をだまして人間の手下にし、嫌な仕事をやらせてしまえば人間は安泰」と。)

  
(コロス6人が「知ったかぶりの顔」「悪い顔」「キョトンの顔」など、全身で盛り上げます!)


  

(猿を仕込んで手下にするのは誰がやるのか…)

  

(期限はあと二日)

  

(隅の方で末っ子の「末子(よてこ)」がお手玉をして遊んでいます)


  
(「やはりこれは、誰かに嫁に行ってもらわないと…」)


  

(みんなの視線が「末子」に集まります)

  

(阻止しようとする「じさま」)

  

  

「長老」がなだめ、「村人」が脅し、逃げ場がなくなります。

  

(「おらが行く」と「末子」)

  

(「誰か行かなければ、待っている猿殿がかわいそう」とのこと)

  

(すかさず「長老」がおだてます)

  

(「村人」が「末子」を笑い、末子もみんなが楽しそうなので一緒になって笑います)

  
(「猿が歌を詠めるようになったら、里人の仲間に入れてやる」と言う「長老」)


  

(「村人」だって歌が何なのか知りません)

  
(「歌は人間の文化だ。歌を詠むことで、猿が猿でなくなることをねらいとしている。」)


「川上に花の林があればごそ 花の筏が流れつぐらん」(詠み人知らず)

「親思うよでこが山さ分け入りぬ 松の雫に袖ぬらすらん」(長老)


(ここで「長老」が読んだ2首がステキでした)

  
(「袖…?」歌を聞いて自分の袖を見る「末子」がかわいいデス)


  

(泣き崩れる「じさま」と励ます「末子」。ナデナデ)


  
(「久し振りの振る舞い酒を鱈腹(たらふく)飲めるな」とうれしそうな「村人」)


  
(「山一殿って、どったなお方だんべ」と期待に胸を膨らませる末子)


(約束の日は雨降り。みの笠をつけてコロス登場)

(人身御供の定法にのっとり、山祇様の社殿へ)

  

(「村人」にかつがれて、長持だんすは山を登って行きます)

  
(ざっざこざんざん ざあざあ)


  
(「じさま」と「姉達」も複雑な思いで見守ります)


  
(コロスが第一幕をしめくくる歌を歌います)



「災難よけに貢もん 人身御供は 末娘」

「村のためだと追ったでで 死のがいきよが あと知らぬ」



(歌いながら伴奏するJ子先生)


(舞台は無人となりました)


【第一幕 完】 


ここで休憩10分。




* * * * * * *




【振り返り】


・長老の描いたシナリオ通りに進んでいくのが怖かったです。


・「村人」のやり取りや表情の変化が見どころでした。

 そして身を守るためならば、「弱い立場の人」を犠牲にしようという

 人間の弱さや集団の怖さが見えたシーンでした。


・第一幕のラスト、舞台袖でコロスの皆さんが

 協力して早着替えをしていく様が見事でした。

 

・第一幕は出ずっぱりだった「じさま」。

 第二幕は「山一」「末子」にバトンタッチ!



舞台写真その4に続きます。



(くまはち)