舞台裏 -91ページ目

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます🎍


本年も、劇団どんちょうの会をよろしくお願いいたします。


みなさまの心に残るお芝居をお届けできるよう、

精進して行きます!


みなさまにとって、幸多き一年となりますように。



(くまはち)

ビデオ鑑賞会の様子

みなさま、こんばんは。


干しエビの出汁が好きだと気付いたくまはちです。


6月頃「かっぱ寿司」で食べた海老ラーメンや、

最近作った白菜と干しエビの味噌汁…、

干しエビの出汁が沁みておいしかったのです。


カルシウムを多く含むし、骨粗鬆症予防に一役買ってくれそうキラキラ


いろんなレシピを試してみたいと思います。




* * * * * * *




さてさて、今回は12月18日(水)の様子をお伝えしますね。




某所にて、「うたよみざる」のビデオ鑑賞会が開催されました。

(撮影してくれたのはK昭さん)


照明の入った舞台を、正面からじっくり観られるので

この日を楽しみにしていました音譜




鑑賞のお供がズラリ♬




   

夕飯がまだの人のために、

M子さんがおでんを用意してくれていましたキラキラ

あったまりますねニコニコ




Cっとちゃんからも、おいしい差し入れをいただきました音譜




  

K昭さんからは大阪土産の「おこしゃんせ」。




  
R馬くんからは新鮮ないちご。まるで宝石箱のようでしたキラキラ


みなさん、ごちそうさまでした!




  
通し稽古でアレコレ動きながら観るのと違い、

アンケートでいただいたご意見など思い浮かべつつ、

集中して観ることができました。


稽古では視界に入れられなかった

あの人やこの人の動きや表情に大笑いしたり、切なくなりました。


ピアノの生伴奏が生み出す臨場感、

歌のハモリ、衣装の色合いの鮮やかさ、

照明の変化、音響による効果、

木々の陰が生み出す立体感、装置の奥行き…



これらが化学反応を起こし、

本当に「山奥」に見えた気がしました。


自分自身の良かったところ、課題など

公演後もなお発見がありました。

(舞台挨拶場面まで流れて、逃げ出したくなりましたあせる


次につなげるど―!




* * * * * * *




さてさて…


第65回公演の記事は、今回で〆とさせていただきます。


お付き合いいただきありがとうございました虹


観に来て下さった皆様、

支えて下さったたくさんの皆様、
改めまして、本当にありがとうございました!


最後に、公演パンフレット「舞台裏」に掲載した

演出のメッセージを引用します。




『寅さん 猿さん』


「山田洋次88本目の新作は何にしても楽しみ!」
シリーズ開始から50年・50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』
まさか再び新作が観れるとは!である。

「いま、僕たちは幸せかい?」との問いかけが、
今回の作品テーマになるそうだが、
不透明なこの時代を生きていく私たちのために、
昭和から現代に、寅さんがスクリーンに蘇る。

『男はつらいよ』どんなに苦しく悲しくとも、泣き笑い、
前向きに生きることの大切さも教えてくれた作品であった。

またそれに合わせたかのように、
少年時代を描く『少年寅次郎』が放送された。

山田洋次による小説のドラマ化であるが、
寅という人間の骨組みを作ってきた少年時代が、
愛すべき家族とともに丁寧に、そして感動的に描かれていた。

どんなにいいかげんで、どんなに破天荒でも、
人への悪意はそこにない。

人の心を溶かすフーテンの寅の秘密がそこにあったのである。

今回の上演作品である『うたよみざる』
岩手県西和賀地方に伝わる民話「猿婿入り」を素材に
『ぶどう座』の演出・劇作家である川村光夫さんによって書かれたものである。

民話は、村人が、娘を嫁にやると言ってサルをだまし、
末の娘を嫁がせた、人間の知恵をたたえた物語であるが、
川村さんは、それとは違った角度から
現代社会に鋭く切り込んだ寓話として描いてみせたのである。

猿と人との対比。
私たち人間社会の縮図を…。

そしてその中から、何よりも大切なものが見えてきます。

この劇を通して皆さんはどんな景色を感じてもらえたでしょうか。



* * * * * * *


それではみなさま、
よいお年をお迎えください。



(くまはち)

片付け&打ち上げの様子

みなさま、こんばんは。


公演から一ヶ月が経ちました。

どんちょうは現在「冬休み」中です。


「うたよみざる」ブログも残すところあと1回。

年が変わる前にゴールできそうでホッとしています得意げ


それではどうぞ~。




* * * * * * *




今回は、片付け&打ち上げの様子をご紹介しますね。

11月24日(日)、千秋楽の次の日です。





23日(土)の千秋楽後、

たくさんの方々のご協力のおかげで

予定より早くバラシが進みました。


ありがとうございましたキラキラ




  

トラックに荷物を積み込み、小ホールはガラーンとしました。

さみしい…。




思い思いの場所で休憩。


その後、某所への搬入班と、小ホールでの照明班に分かれます。



私は照明班でした。


床をきれいに掃除し、照明バトンの下降後、

袖幕をバトンから外してたたんだり

照明コードを巻いたりしました。


こんがらないように巻くのためのコツがあるのですが、

いまだに難しい…ショック!




Yさんに教わりながら、灯体を吊るすことにも

チャレンジしました。




カラーフィルターをしまうYさん&Nちゃん。




この後バトンが元の高さに戻り、作業終了!




  

撤収前に恒例となった「ジャンプ」は、「お初」とのコラボ!




きれいに飛べましたDASH!



登米祝祭劇場のみなさま、

今公演も大変お世話になりましたキラキラ

ありがとうございましたビックリマーク




一方その頃、搬入班は某所へ到着し…




 

搬入&片付けも終了しました!




  

お昼ご飯は、「お食事処ポスト」さんにて。




  


  
片付けの際、こちらで食べるご飯も格別のおいしさです音譜




そして某所の片付け終了後、いったん解散。


夕方16:30、「すし処 いなせ」さんへ集合しました。




  

すごい人数ですキラキラ




  


  

お疲れ様でしたー!カンパーイ!




  


  


  

ごちそうの数々。どれも絶品でしたキラキラ




  
お疲れ様でしたービックリマーク




M子さんより、

いただいたご祝儀、差し入れなどの紹介がありました。


みなさま、お心遣いをいただきありがとうございました!




そして、一言挨拶のお時間。




  

・様々な場面で、「若手が中堅に成長した」「いい芝居づくりができているな」と感じる公演だった。


・衣装・小道具チーム、今回は若者の発想力が素晴らしく、制作過程も楽しかった。




  

・照明に興味を持ってくれる方もいて、うれしかった。

 

・衣装・小道具チームにたくさん助けてもらい、乗り切ることができた。




  

・衣装・小道具に専念するのは初めてだった。先輩達から「任せる」と言ってもらえたのがうれしかった。

 

・稽古の部屋とは別に、衣装・小道具チームの部屋で作業できたのが画期的だった。

 

・若手からいい刺激を受けた。




  

・二人のお姉さま方に支えてもらった。

 

・「お初」の瞬きがすさまじかった。


・今回初めて参加できて良かった。

 一からお芝居を創り上げて行くのを見ていたので、公演本番は感動した。




  

・13年前のDVDで、H紀さんの猿役の演技を見て勉強した。

 

・生の舞台の楽しさや怖さをまざまざと感じた。

 

・「今夜は浴びるほど」「飲めるな♬」

 



  

・小道具の「猿セット」を身に付けて演技できるのが楽しかった。

 

・13年前と同じ役だったけど、また違う感覚を感じた。

 

・「13年前よりも役が板について来た」と家族に言われた。

 

・今回は「専属ヘアメーク」さんの力が大きかった。


・カツラがフィットしすぎて2公演後も取れなかった!

 おくれ毛の処理など、本当に丁寧に整えてくれたNちゃん、ありがとう。

 



  

 ・今回は「引いてみる」がテーマだった。

 

・音響のAくん、某所に演出とこもって打ち合わせをしたり、見えないところでがんばってくれた。

 

・いろんな人が得意分野を持ち寄って作品作りをできるのが、演劇のいいところ。

 

・N元さんの「臼と杵」は、同じモデラーとして嫉妬した!

 

・「臼と杵」は、モデラ―3大技術「ウォッシング」「ウェザリング」「チッピング」を駆使した。

 

・ドライアイスマシーンの位置は一番舞台に近く、役者の演技吐息歌声が非常によく聞こえた。




  

・役者もスタッフも「全員が舞台にあがっている」かのような感覚がした。

 

・着物をビシッと着せてもらうと気合いが入った。

 

・ずっとやりたかった作品を今回お届けすることができて、うれしかった。


・お芝居を見ていてハッピーエンドを願っていた。

 

・S貴ちゃんがバラシのために駆けつけてくれて、うれしかった。




  
・例年よりスタートが遅かったが、前々から「またやりたい」と言っていた作品。

 それぞれの役割に対し、モチベーションを高く持って臨むことができた。

・大変な作品だったが、様々な方々が関わってくれたおかげで無事千秋楽を迎えることができた。


・今回で65作品目。反省すべきところは反省し、これからもいいお芝居作りをしていきたい。


・みなさんとにぎやかにやれて楽しかった。



  

助っ人として参加してくれたNちゃん、

今回初めて参加してくれたK花ちゃんに、

感謝の気持ちを込めて、花束を贈りましたブーケ1




衣装・小道具チームの一員として

稽古場はもちろん、公演期間中も様々な面で支えてくれました。


ありがとうございましたキラキラ




店主のK浦さんも一緒にパチリ。





R馬くん、差し入れありがとう!




歴代の「山一」達をパチリ。

打ち上げはその後も続き、大変な盛り上がりを見せたそうですニコニコ


K浦さん、ごちそうさまでした!




時系列で行くと、

この約10日後に「公演総括」へと続くのでした。




* * * * * * *




次回は、「ビデオ上映会」の様子をご紹介しますね。




「うたよみざる」のブログもいよいよあと1回です。

よろしくお付き合いくださいニコニコ




(くまはち)

公演前後アレコレ

 みなさま、こんにちは。


今年も残すところ10日とちょっととなりました。


年賀状書き、掃除や片付け、断捨離など

少しずつ進めて行くどー。

(自分に対する決意)


読みたい本やマンガもたまっているので、

年末年始にこたつで読むどー!

(寝ちゃいそうですが)




* * * * * * *



さてさて、 

今回は「公演前後アレコレ」をご紹介していきたいと思います。


筆者&Mカちゃん&Cっとちゃんカメラでお届けします。




Y子さんが楽屋に活けてくれました。

和みますキラキラ




  

公演前、お掃除をしたり客席を並べます。




公演の合間を縫って、照明や音響の微調整を行います。




  

会場や舞台装置に身体と心を馴染ませながら、

出はけのタイミングなども丁寧に確認しました。




「三人マスク姉妹」。



 

「山一」をコツンと叩いた棒。

(本物の枝デス)




  

   

食事時間はホッとするひとときです。

 カレーライスは人気があります。

とんかつ弁当の人から一切れもらうと最高です。

(お礼はカレーのルー)



Y子さんからのメッセージを発見して爆笑音譜


N也さんがいじられていますニコニコ




楽屋の様子をご紹介します。




    

今回は、着物&カツラもありてんやわんや。




  

助っ人で入ってくれたNちゃんの存在が、とても大きかったです!




  

H恵さんも髪のセットの助太刀に入ります。




  

カツラを装着前のM子ちゃんキラキラ




  


  


  

Y子さんに着物をビシッと着つけてもらい、

Nちゃんに髪をセットしてもらうことで、

それぞれの役が完成した気がします。


すぐ近くで寄り添ってくれた衣装メイクのみなさん、

ありがとうございましたキラキラ




  

「お客さん、今日はどうします?」

「無造作ヘアでお願いしちゃおうかなラブラブ




寝ぐせコンビではないですよー。




楽屋でのかけあいがおもしろかった2人音譜


(Cっとちゃんが「気のいい先輩」、Sさんが「かわいがられる後輩」風)




ドライアイス担当のN元さん台風


舞台の真後ろであるこの場所は、役者の息遣いもよく聞こえたそうです。




「3姉妹」完成。




「お初」がドンッッ!!!

「お仲」「末子」がピョンッッ!!


何事かと見つめる「山一」!!




 

「お初」がドンッッ!!!!

「家族」でピョンッッ!!!!




Cっとちゃんカメラも「じさま」の浮き浮きタイムを捉えていました。

まるで空中に浮かんでいるかのごとくです。




  

公演前の気合い入れタイム。


 


受付チーム&N元さん&K昭さん(撮影担当)。




2幕で「末子」が「水飲んでこよーっと」と

立ち去るシーンがありました。




楽屋に戻り、ガブガブと水を飲んでいましたキラキラ


「家族」や「長老」は話しかけることはせず、

そっと見守りました。


たくさん歌って動いた後だもんね。

がんばれ「末子」。




  

終演後、ロビーでお客様をお迎えします。




  

C聖ちゃん&S貴ちゃんを発見!




  
前回の「ナツヤスミ語辞典」で中学生役でした。

キラキラオーラがまぶしいですキラキラ




 

H紀さん&K代さんご夫婦も発見!


H紀さんは13年前の再演に「コロス」役で出演下さり、

その演技は語り草になっていますキラキラ

「血が騒いだ」とのこと!




  
2公演終演後、あらかじめバラシの流れについて確認しました。



マスクにお絵かきしたCっとちゃん。

ネコかな?




いただいた差し入れで人気だった

「くりにいちゃん」「いもねえちゃん」。




もぐもぐタイム中、楽屋に見知らぬ男性が!?





…と思ったら、

公演の合間もカツラを装着し、さらに帽子をかぶったN也さんでした。


「無骨な、農作業中のおじいさん」という設定なのか、

周囲に方言でからみまくっていました。




「誰?!」と一瞬固まるYさん。




  
「おじいさん」は何やらつぶやきながら、

舞台の点検をして回っていました。




* * * * * * *




次回は、「片付け&打ち上げの様子」をご紹介しますね。



「うたよみざる」のブログも残すところあと2回です。

よろしくお付き合いくださいニコニコ




(くまはち)

舞台装置&小道具

みなさま、こんにちは。

 

今日は朝から曇り空が広がり、雨が降って来ました。


朝起きても真っ暗だし寒いしで、布団から出るのが辛いですね。


みなさまはパッと起きられますか?

 



* * * * * * *




さてさて、

今回は舞台装置&小道具をご紹介していきます。




  

   

舞台全景写真です。




  

  

舞台を色鮮やかに彩ってくれた木々です。

(N也さん提供による本物の木デス!)




  
上手と下手両側に木を設置するスペースがありました。


上手側のスペースには、小道具をこっそり置いていました。

(じさまの布団、山一を叩く棒、末子の猿の面)




  
仕込みではこんな感じでした。





落とし穴ではありません叫び
(下手側は木を設置後、装置チームが穴を塞いでいました。)




  
こちらの竹も優しい緑で舞台を彩ってくれました。




重しを乗せています。




雑草ちゃんもいい味を出してくれました。




  

   

ギャラリーから見た風景。



  

「親子劇」に欠かせない、のれん幕。

「どんちょうマーク」がポイントですキラキラ




下手側ののれん裏。




  
長持や笠、ちょうちんがスタンバイ。




  
蓑、川の布、「村人」セット。

早着替えができるよう、蓑をかけられる仕様にしてくれましたキラキラ
装置チームの心遣いがありがたやー。




  

上手側ののれん裏。




「山一」が木登りで使用する脚立。




餅つきで使用する杵がスタンバイ。



スモークマシーン。




  
音楽担当であるJ子先生の特等席。

拍子木と板ささらという和楽器も見えます。




ドライアイスマシーンとドライアイス。

(N元さんの特等席)




ホースが舞台の方までニョロニョロ伸びて…



舞台後方にひょっこり顔を出しています。

(目立たないよう暗幕で覆われています)




  

「猿」の面。

(表と裏側)




「猿」達の衣装。




  
「山一」の衣装。


お面はもちろん、

アームウォーマーやレッグウォーマーを装着すると

スイッチが入ったとか。


衣装チームの愛が込められています。




臼や杵。




  

「発泡スチロール職人」のN元さんが、本気の仕事をしてくれました。

裏側にも美しい木目があります。




「末子」の花嫁衣装は、M子さんの家に伝わる200年前のもの。




可憐なかんざしは、K花ちゃんこだわりの作。


M子さんから

「姉様たちが末子のために作り、嫁入りの時心をこめて挿してあげたかんざし」

というエピソードを聞いた時、心が震えました。


「まさか自分たちの代わりに末子が」

という葛藤、

「無事でありますように」

という願いが込められています。


このかんざしのおかげで、

ラストシーンに気持ちがつなげることができたと思います。


二幕の前、楽屋で「お初」「お仲」が「末子」の髪に挿し、

送り出していました。




Cっとちゃんセット。


名前が分からないのですが、「草抜き」のシーンの時

「じゃらじゃら」と鳴らしていた和楽器。


そして「末子」にプレゼントした花束。




  

「じさま」のかつらと水筒。




ゴムボール、フェルト、毛糸、方眼紙を駆使して

Nちゃんが一から作り上げてくれました。


あまりにジャストフィットして、公演の合間も

「じさま」の頭から離れてくれなかったとか。





「末子」のお手玉。




「長老」の杖。




様々な方のご協力やお心遣い、工夫、遊び心の元、

今回も素敵な舞台装置や小道具などが舞台を彩り、

役者の背中を押してくれました。



ありがとうございました!


次回は公演前後の様子をご紹介しますね。



(くまはち)