ビデオ鑑賞会の様子 | 舞台裏

ビデオ鑑賞会の様子

みなさま、こんばんは。


干しエビの出汁が好きだと気付いたくまはちです。


6月頃「かっぱ寿司」で食べた海老ラーメンや、

最近作った白菜と干しエビの味噌汁…、

干しエビの出汁が沁みておいしかったのです。


カルシウムを多く含むし、骨粗鬆症予防に一役買ってくれそうキラキラ


いろんなレシピを試してみたいと思います。




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さてさて、今回は12月18日(水)の様子をお伝えしますね。




某所にて、「うたよみざる」のビデオ鑑賞会が開催されました。

(撮影してくれたのはK昭さん)


照明の入った舞台を、正面からじっくり観られるので

この日を楽しみにしていました音譜




鑑賞のお供がズラリ♬




   

夕飯がまだの人のために、

M子さんがおでんを用意してくれていましたキラキラ

あったまりますねニコニコ




Cっとちゃんからも、おいしい差し入れをいただきました音譜




  

K昭さんからは大阪土産の「おこしゃんせ」。




  
R馬くんからは新鮮ないちご。まるで宝石箱のようでしたキラキラ


みなさん、ごちそうさまでした!




  
通し稽古でアレコレ動きながら観るのと違い、

アンケートでいただいたご意見など思い浮かべつつ、

集中して観ることができました。


稽古では視界に入れられなかった

あの人やこの人の動きや表情に大笑いしたり、切なくなりました。


ピアノの生伴奏が生み出す臨場感、

歌のハモリ、衣装の色合いの鮮やかさ、

照明の変化、音響による効果、

木々の陰が生み出す立体感、装置の奥行き…



これらが化学反応を起こし、

本当に「山奥」に見えた気がしました。


自分自身の良かったところ、課題など

公演後もなお発見がありました。

(舞台挨拶場面まで流れて、逃げ出したくなりましたあせる


次につなげるど―!




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さてさて…


第65回公演の記事は、今回で〆とさせていただきます。


お付き合いいただきありがとうございました虹


観に来て下さった皆様、

支えて下さったたくさんの皆様、
改めまして、本当にありがとうございました!


最後に、公演パンフレット「舞台裏」に掲載した

演出のメッセージを引用します。




『寅さん 猿さん』


「山田洋次88本目の新作は何にしても楽しみ!」
シリーズ開始から50年・50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』
まさか再び新作が観れるとは!である。

「いま、僕たちは幸せかい?」との問いかけが、
今回の作品テーマになるそうだが、
不透明なこの時代を生きていく私たちのために、
昭和から現代に、寅さんがスクリーンに蘇る。

『男はつらいよ』どんなに苦しく悲しくとも、泣き笑い、
前向きに生きることの大切さも教えてくれた作品であった。

またそれに合わせたかのように、
少年時代を描く『少年寅次郎』が放送された。

山田洋次による小説のドラマ化であるが、
寅という人間の骨組みを作ってきた少年時代が、
愛すべき家族とともに丁寧に、そして感動的に描かれていた。

どんなにいいかげんで、どんなに破天荒でも、
人への悪意はそこにない。

人の心を溶かすフーテンの寅の秘密がそこにあったのである。

今回の上演作品である『うたよみざる』
岩手県西和賀地方に伝わる民話「猿婿入り」を素材に
『ぶどう座』の演出・劇作家である川村光夫さんによって書かれたものである。

民話は、村人が、娘を嫁にやると言ってサルをだまし、
末の娘を嫁がせた、人間の知恵をたたえた物語であるが、
川村さんは、それとは違った角度から
現代社会に鋭く切り込んだ寓話として描いてみせたのである。

猿と人との対比。
私たち人間社会の縮図を…。

そしてその中から、何よりも大切なものが見えてきます。

この劇を通して皆さんはどんな景色を感じてもらえたでしょうか。



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それではみなさま、
よいお年をお迎えください。



(くまはち)