舞台写真その11
みなさま、こんばんは。
3連休、いかがお過ごしですか?
全国的にすっきりしないお天気のようですね。
カーテンなど大物洗いをしたいので、
梅雨明けが待ち遠しいです。
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さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
本来は「公演総括④」の様子をお届けするところですが、
クライマックスにふれる内容盛りだくさんだったので
先に「舞台写真」のご紹介を終えたいと思います。
あと2回は続きそうです。
【舞台写真その11】
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【振り返り】
・「ヤンマ」の叫びのシーンから一転、
次は「カブト」にバトンが渡されます。
・「ナナコ」を追いかけて、「カブト」は15年前の事故現場に到着。
「ナナコ」は「カブト」のカメラで、あの日の「ウラシマ」の写真を撮ろうとしたのでした。
父の顔を知らない「カブト」への、彼女なりの「クリスマスプレゼント」でした。
・15年前のあの日のことを「ナナコ」から聞かされます。
それは「カブト」にとって真実と向き合うということでした。
・ここから「ウラシマ」という人物の、恐ろしいまでの鈍さが露呈して行きます
・「ナナコ」は「ウラシマ」の大学時代の友人。
「ナナコ」は好意を寄せていましたが、「ウラシマ」は仲の良い友人としか見ていなかった様子。
「ウラシマ」にノートを貸したり授業の代返をしてあげたり、一緒に映画を見に行くなど
「両想い」と思われても仕方ないんじゃ…。
しかし、「ウラシマ」は他の女性(ムロマチ)と結婚。
新婚の「ウラシマ」は奥さん(ムロマチ)へのクリスマスプレゼントを一緒に選んで欲しいと
「ナナコ」に頼みます。うわー。
・高い腕時計を買う羽目になった「ウラシマ」。
「ナナコ」は自分も「プレゼントが欲しい」といいます。
「ウラシマ」は金欠を理由に断ったばかりか、のろけ話まで始めました。
いたたまれなくなった「ナナコ」は腕時計を奪って道路に飛び出してしまい、
二人は…。
・事故のシーンは、照明と音響効果が融合して臨場感あふれるシーンとなりました。
・回想シーンが終わり、「ウラシマ」の立っていた場所に向かって
写真を撮ろうとした「ナナコ」。
そこへ現実の鈍感男「ウラシマ」が腕時計を取り返しにやって来ます。
・気持ちが高まり、「私だって一度でいいからプレゼントが欲しかった」と
吐露して走り去る「ナナコ」。「ウラシマ」に気持ちが伝わった?!と思いきや、
「あんな高い時計、二つも買えないよ」と「ウラシマ」。こ、この男は…。
会場中から失笑が聞こえました。
・「クサナギ」もガックリ。
・残された「カブト」と「ウラシマ」。
結局「ウラシマ」は正体を明かすことはありませんでした。
・振り向いて、15年前の「ウラシマ」が立ち上がった場所にカメラを向ける「カブト」。
その時に撮った写真が、「クサナギ」への手紙に同封されていたものです。
果たして「カブト」は、真実を捕まえることができたのでしょうか。
・「ウラシマ」の無神経さや鈍さ、いかがでしたか?
演じていたN也さんも思うところが多かったようです
詳しくは「公演総括④」にて!
舞台写真その12へ続きます。
あの「チーム」も登場しますよ!
(くまはち)
公演総括③
みなさま、こんばんは。
6月の暑さがウソのように、7月は気温の低い日が続きますね。
まだセミの鳴き声も聴いていない気がします。
夏休み中もブログは続くと思われますので
気長にお付き合いいただけるとうれしいです
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さてさて、7月10日(水)の稽古場の様子をご紹介しますね。
お久し振りの教室2デス。
「カニタニ」チームのメンバー、「ウスイケ」役を務めたC聖ちゃん。
最初はまるっきり「初めまして!」だった3人。
そしてA花ちゃん&S貴ちゃんは、どんちょう初出演。
奇譚なく3人で意見を出し合い、ネタを出し合ううちに
「カニタニ」チームという個性豊かなチームになっていました
「C聖ちゃんが変わって行くのを見るのがおもしろかった」
「3人がお互いに影響し合いながら素敵になっていった」
「演技の幅がグンと広がった」
「裏ボスだった」
「アオタの手を払った後の仕草や敬礼など、アオタに対するリアクションが良かった」
「お客さんの視点を意識できていて、分かりやすい動きだった」
「C聖ちゃんが中心になって、3人が一つにまとまって行った」
「3人のバランスが良かった」
「自分たちで動きを考え、稽古場を盛り上げていた」
「演出が安心して任せられるほど、3人でアイデアを出し合い進化していた」
「ガラスに映った自分たちを観ながら、何度も動きを確認していた」
最初のシーンから「血管が切れそう」になるくらい、フルパワーで臨みました。
「動き」と「気持ち」に悩みつつ、助演出のK子さんや周囲に支えてもらいながら
楽しく思いきり演じることができたそうです
「アオタ先生とミドリ先生のおもしろみが良く出ていた」
「『私にとりつきなさい』がおもしろかった」
「『アオタ』に見せる表情と『中学生』に見せる表情の違いなど、
切れ味鋭く表現できていた」
「こんな先生いそうだなと思った」
「新しいパワーと共に影響し合えていた」
「演出の意図する方向にどうすれば近付けるか、真摯に取り組んでいた」
「怪談のシーン、照明とのコラボも相まって良かった」
「『ウニ』からの『ガリ』でネタもウケていた」
「安心して任せられる正統派の役者さん。いろんな役が見てみたい」
「ある時の稽古で急激に変わり驚いた」
「今回の役で、また一つ突き抜けた気がする」
「セリフに感情を乗せることができる役者さん」
「今回の公演で、多くの新しいパワー(客演の皆さん)と出会うきっかけをくれた」
「『ミドリ先生』に話しかけられるとうれしくなった」
「カブトチーム」のメンバー、「ヤンマ」役を務めたNちゃん。
「台詞が多くてビックリした」と言いつつ、とても早く台詞を入れてきました。
(なかなか台詞が出てこない時、「う~」と苦しんでいたのがめんこかったです)
物おじせずガンガン意見できるNちゃんに、一同ホレボレ
「稽古場では『ヤンマ』としても『Nちゃん』としてもパワーをくれた」
「脚本の読み込みが深い」
「分析の時点で芝居への熱意を感じ、すごいと思った」
「悩みながらもまっすぐ役に向き合い、表現できていた」
「最初に覚えた生徒の名前が『ヤマダ』」(by Sさん)
「動きやリアクションに違和感がなく、自然だった」
「ハマり役だったと思う」
「初めての参加なのにガンガン来るので、気をつかわず向き合えた」
「芝居に対する姿勢など刺激になり、学ぶところがあった」
「ハッキリ言ってくれるので、信頼できる」
「忖度のない人」
「すごく好き」
「ストレートなお芝居のできる人」
「毎公演、叫びのところが泣けた」
「どんちょう初参加なのに、稽古場での存在感が大きかった」
「共演できてよかった」
再演の際は「ナナコ」役で舞台を駆け回っていました
「ナツヤスミ語辞典」の照明操作は初めてとのことでしたが、
仕込みや調整、オペレーションなど、
Yさんのすごさを様々な場面で感じました。
劇場スタッフさんや多くの方達のお力添えをいただきながら、
様々な照明効果でお芝居に彩りを与えてくれました
今回工夫したのは
木にあたる照明を増やしたり、怪談の照明を作ってみたこと、
色を入れる位置を変えてみたこと、などなど。
会場に入ってから照明のシーンがどんどん増えて大変だったけれど、
楽しく取り組めたとのこと
「星球がホタルにも使えたのはよかった」
「照明は現場でしか決められないもどかしさがあるが、そこもおもしろみ」
「立体的に木をアレンジしてくれ、様々な変化を与えてくれた」
「照明が入るとテンションが上がった」
「年々パワーアップしている」
「ステージごとに照明のシーンをカットしたり、追加されたり
水面下での努力があった」
「空調の風によって枝葉が揺れ、そこに照明が当たる様子が良かった」
「役者は写真や映像を通してしか照明を見られないので、気になる」
公演総括④に続きます。
(くまはち)
舞台写真その10
みなさま、こんばんは。
「いだてん」熱が高まるくまはちです。
日本女子初の金メダリスト「人見絹江」さんの物語でした。
ダンサーの菅原小春さんが演じておられたのですが、
走るシーンは臨場感溢れていました。
思わず、「がんばれ、がんばれ」と声に出して応援してしまうほどでした。
次回も楽しみにしたいと思います
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さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
【舞台写真その10】
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【振り返り】
・ハイテンションな「カニタニ」チームが去り、
今度はまたもハイテンションな「ナナコ」が登場。
今夜12時、銀河鉄道に乗って天国へ帰るのだとか。
どうやら「カニタニ」を探しているようです。
・「カニタニさんにとりつこうってわけ?」と真っ青な「カブト」達。
この時の「ヤンマ」の表情と悲鳴がたまらなく好きです
・「カブト」が生まれる前、父(ウラシマ)は交通事故で死んでしまい、
母(ムロマチ)も父の話はせず、アルバムもないとのこと。
だから、「カブト」は父の顔を知りません。
真実を知りながら逃げてしまう「ナナコ」と、
真実を捕まえるために写真を撮る「カブト」。
二人のやり取りや表情も見どころでした。
・「ナナコ」は「カブト」のためにとあることを思いつき、
「カブト」のカメラを奪って逃げてしまいます。
「カブト」も追いかけます。
・一人その場に残された「ヤンマ」。
そこへ「大人たち」が駆けつけます。
「逃げない」と決めた「ヤンマ」は、
「悪いことをしたら謝るか罰を受けるか」という信念の元、
自分のしたことや大人たちと対峙します。
・「ヤンマ」の気持ちを届けようと、
Nちゃんは必死に「思春期の女の子」の想いと向き合っていました。
そんなNちゃんの背中を押すために、
「ヤンマ」を追い込む役目の「大人たち」は厳しく
「逃げちゃダメ」「我慢しろ」と言葉を畳みかけます。
・「ヤンマ」が限界だと感じた「クサナギ」。
「玉手箱を開けるんだ」とストップをかけます。
それは「夏休みを終わらせる」ということ。
・「玉手箱ってなんだろう?」「夏休みってどんなイメージ?」
分析の時間でもっとも話し合ったことの一つでした。
「開けてしまうと現実に戻る」
「クサナギにとって『玉手箱』を開けるということは、俳優を諦めるということ」
「『夏休み』は年齢に関係なくあると思う」
「自分のやりたいことが思い切りできる時間」
など様々な意見が出ました。
・「ヤンマ」のまっすぐさ、自分の生き方を貫こうとする意志の強さ…
いろんな想いがないまぜになって、爆発します。
思春期の頃、誰もが抱いたであろう
「どうしてわかってくれないの?」というもどかしさ。
アンケートでも「共感した」「泣けた」とたくさん感想をいただいたシーンでした。
舞台写真その11へ続きます。
(くまはち)
舞台写真その9
みなさま、こんばんは。
私はここ一週間、半袖だけでは風邪をひきそうなので
カーディガンもはおっています。
東北南部の梅雨明け予想時期は
7月14日~28日頃とのこと。
もうしばらく肌寒い日が続きそうですね。
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さてさて、舞台写真の続きをご紹介しますね。
【舞台写真その9】
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【振り返り】
・「クサナギ」&「郵便やさん」ペア、3回目の登場。
この日も元生徒である「カブト」から手紙が届きました。
「郵便屋さんの帽子から手紙が出てくるのが楽しかった」と
言ってくれたお客様もいらっしゃいました
・「郵便屋さん」、動きが軽やか!
・松葉杖なしで「郵便屋さん」を追いかける「クサナギ」。…アレレ?!
元々俳優志望で、ドラマのロケ中アキレス腱を切る大ケガをし療養中でしたが、
実は完治していたようです。
元々おっちょこちょいの「クサナギ」。
ケガ以来、俳優としてのお仕事はお呼びがかからず…。
家にいるのが照れくさくて、治っていないふりをしていたそうです。
夢と現実の挾間で悩みつつ、彼もまた「夏休み」の真っ最中だったのでした。
・劇団内外でも、「クサナギ」に共感する人が多かったように思います。
「クサナギ」は、観る側にとって一番近い位置にいる人物だったのかもしれないですね。
・手紙を通して「カブト」と夏休みについて語り合います。
「夏休みが終わって欲しくない」という「カブト」。
それに対して「クサナギ」は
「終わらないことは恐ろしい。
好きなままでいたかったら、嫌いになる前に自分の手で終わらせるしかない」
と語りかけます。
「クサナギ」は自身の「夏休み」を終わらせようとしていたのでした。
・「郵便屋さん」はもう一通の封筒を「クサナギ」に渡します。
三年前と同じ、産休代用教師の採用通知でした。
「クサナギ」の夏休み終了を告げ、「郵便屋さん」は去って行きます。
・「カブト」の手紙には、とある人物が写った写真が同封されていました。
・「中学生&アオタ」シーンも3回目。
「アオタ先生」のケガがさらにひどくなっています
今回は空のプールに空中回転をして飛び込んだそうです。
・「ヤンマ」、プールの水を抜くこと3回目。
被害総額は約80万円くらい…。コラー!
全国ニュースレベルですね。
・「カニタニ」チーム、プールで遊ぶ気満々でした。(泳がないのかな?)
・さすがに「ヤマダさんは停学?!」と色めく「カニタニチーム」。
しかし、「アオタ」は「ヤンマ」達の保護者を学校に呼んだとのこと。
・元気がない「アオタ」。
ついに「ミドリ先生」に想いを伝えたようですが、 結果は…?!
・「カニタニ」チームのテンションはMAXを迎えます。
舞台写真その10へ続きます。
(くまはち)
公演総括②
みなさま、こんばんは。
今日は七夕ですね。
あいにくの曇り空ですが、今夜は天の川が見えるかな?
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さてさて、7月6日(土)の稽古場の様子をご紹介しますね。
公演総括②スタート!
A4アンケートをじっくり読ませていただくN氏。
ハガキのアンケートも追加で1枚届きました
ありがとうございました!
M子ちゃん&S貴ちゃん参戦。
周囲からいただいたご意見を共有しました。
「若手とベテランのパワーが融合して楽しめた」
「ヤンマのその後が気になった」
「アオタ先生とミドリ先生のバランスが良かった」
「クサナギ先生のリアクションを観ていたら、いつの間にか銀河鉄道が来ていた」
「中学生チームの中に混じりたかった」
続いて、「アオタ先生」「モモヤマ」「クサナギ先生」「ヤンマ父」の総括を行いました。
どんちょうのほぼ創立メンバーであるSさん。
約20年振りの出演でした。
(初代「アオタ先生」です。二代目はH紀さん♪)
「ミドリ先生」や「中学生たち」とのかけあいなど
包帯まみれになりながら、全力でぶつかり合いました
「愛情あふれる先生だった」
「稽古場で様々なネタを試していて勉強になった」
「稽古が終わるたびに演出に演技の確認をしていた」
「お芝居に対する姿勢はさすがだった」
「アオタ先生と中学生、お互い化学反応を起こしながらパワーアップして行った」
「普段からおもしろい人」
「熱量がすごかった」
「モモヤマ」役として、「ムロマチ」のアシスタント役を務めました。
通し稽古を繰り返すうち、カメラマンチームの関係性が
より見えてきたとのこと。
中学生チーム(主に「カニタニ」チーム)との追いかけっこやビンタなど、
別室での稽古に熱が入りました。
公演の宣伝部長でもあるN氏。
ポスター掲示の依頼を若手チームの力を借りながら
今回もがんばってくれました。
そして、ポスターを掲示して下さったり、
チラシを置かせて下さったみなさま、
ご協力いただき本当にありがとうございました
「N氏の一途さ、一生懸命さが『モモヤマ』らしかった」
「興味のある対象へのまっすぐさが、役と重なった」
「『こういう人なら幽霊を信じていそう』と思えた」
「『後輩感』があった」
「後半の『ムロマチ』の想いをくみ取るシーンは、
カメラマンチームの関係性を表す大切なシーンだった」
「クサナギ先生」役として、お芝居の始まりから終わりまで
2時間もの間、出ずっぱりでした。
「夏休みの数日間の出来事」を、お客さんに一番近い位置で見守りました。
それぞれがデリケートな問題に向き合い、
真実を見つけようとしている「元教え子」達。
彼女達からの手紙を通して、「クサナギ先生」もまた
変化して行く様子を熱く演じました
どんちょうのお芝居に客演して下さる度、
お芝居を盛り上げてくれるH紀さん。ありがたい存在です。
音響のAくんが稽古の度に熱く応援してくれ、
「オレ、頑張らなきゃ!」と背中を押してもらえたそうです
「適役だった」
「感情が声に乗る役者さんなので、ストーリーテーラーにぴったり」
「色モノキャラも好きだけど、今回も好き」
「きちんとリアクションしてくれるという安心感があった」
「声や表情などとても温かみがある」
「セリフのないところでもリアクションし続けていた」
稽古中、様々な役者の代役を務めてくれたのですが
「クサナギ」役が一番楽しかったとのこと
「中学生」の代役をやる時、M華ちゃんが台本を持たず、
動きまできちんと入っていたことに衝撃が走りました!
K則さんも「演出を30年やっていて初めて」と驚くほど。
今公演、スタッフとしてお芝居を支えてくれました
4月下旬から参加してくれ、役者として参戦することに!
そしてどんちょうに入団。
初めての役者で戸惑うことが多かったと思いますが、
演出や共演するNちゃんから愛あるゲキを飛ばされつつ
進化して行きました。
「久々に演出しがいがあった」
「演出があきらめても、Nちゃんはあきらめなかった」
「そこへS貴ちゃんが追い打ちをかけていた」
「ハートが強い」
「ヤンマとヤンマ父、いいコンビだったねと言われた」
「本当の親子に見えた」
「顔面が良く動くところなど、ヤンマとクセや動きが似ていた」
「よく通るいい声だった」
「衣装が背中を押してくれていた」
「いろんな役を見てみたい。これからが楽しみ」
公演総括③に続きます。
舞台写真などの更新もがんばるどー!
(くまはち)